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スタンリー・キューブリック監督の、かなーり昔の作品です☆
生まれる前です^^
この映画はかなり有名なので、ビデオ屋でレンタルしようと手に取ること数回。しかし結局借りられず。理由は、「何か残酷そう・・・」
何しろ「ウルトラバイオレンス」ですから(ーー;)
ウルトラって、何。どんだけのもんなん。ネットでさくっと調べても、何だかスゴイ感想が。中には不快感から吐きそうになった人もいるらしい。どうやらこの映画は、「歴史に残る大傑作」か、「最悪の変態映画」にパックリ分かれてしまうよーだ。
吐きそうって・・・・・・。一体どれほどの残虐シーンがあるのだろうか。私は一般的ウケする映画が好きな人間なので、感想が後者になる可能性大だ。
一回目、冒頭の「裸体イス」でドン引きし、その後に続く浮浪者のシーンで止める。
しかし、もう何年も気になっている映画だったので、ここで止めたら後で後悔するような気がして、震えながら再開。
毎晩暴力やレイプに明け暮れる若者アレックスは、ある日仲間の裏切りによって逮捕される。懲役14年の刑を言い渡された彼だったが、政府の研究の実験台になり刑期を短くしてもらうことに。しかしその実験とは、人間が善悪を選ぶこともできなくなるような非人道的なものだった・・・。
感想。面白かったデス。
キモチワルイって言う人がいるのは多分、猥褻な形のテーブルや置物だとか、猥褻な絵画のインテリアとか、登場人物の奇妙な衣装とかのことなんだろうな。
確かにこの映画が作られた時代にこのよーな演出は、人々をぎょっとさせただろう。しかしそんな時代にこれを作ったキューブリックはスゴイのかも知れない。
恐れていた暴力シーンも、見るに耐えないような部分はどこにもなく、今のハリウッド映画のほうがよっぽど残酷だと思った。
早送りとかスローモーションとか、想像のシーンをちょろっと入れるのとか、キューブリックらしくていいなぁ。「シャイニング」の、双子の霊が一瞬画面に映るとこ、めっちゃ怖かったの思い出す。カメラワークが他の映画と違って独特な感じなのが良い。
この映画は若者の暴力性を無理やり抑えようとする過程を描いているのだけど、一体何が言いたかったのかというと、社会統制をうたって行なわれている政治やら戦争やらは、アレックスがしている行為よりずっとずっと残酷なんだぜ、ってことではなかろうか。
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