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西洋オダマキ今日はピアノのレッスンに行ってきた。曲を演奏する時は一般的に右手で旋律を弾き、左手で伴走を弾くが、少し慣れてくると右足でペダルを踏んだり放したりしながら演奏する。楽譜に最初からペダルを踏むタイミングが書いてあるものもあるがその記入がない楽譜でも音を繋げたり、響かせたりするために常時ペダルを使っている奏者が多い。今まで私は和音が変わる時にペダルを踏みかえると理解していてそのようにしていたが、今までのレッスンではそのことについてあまり厳しく指摘されなかったが、本日はペダルを放して踏むタイミングがずれていて音が途切れると指導されたが大変難しくてよく理解できなかった。要するに次の和音に移る前に踏みかえるのでは音が切れてしまうので新しい音を指で弾くまではペダルは踏んだままで音を出すために指で鍵盤を弾いたときに足を放して踏むということで大変難しいことだった。理解が良くできていなかったので実際にもよくできなかったし帰りの道すがりもとても難しいことで出来ることではないと思って帰ってきた。家に帰ってきてネットで「ペダルの踏み方」で検索したらいくつものサイトで踏み方について説明してくれていた。それらのサイトを繰り返して読んでいたら今日の先生の指導も良くわかってきた。レッスンでは少しも理解できなくて実際にも全然できない生徒をみて先生も呆れかえっていたと思うが、次回までにマスターして眼を見張らせてやろうと思った。
2025.04.27
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庭のシャクナゲアメリカで暮らす娘の話だとアメリカでは健康食品(サプリメント)を摂取している人が非常に多いとのことだが日本でもかなり増加してきている。摂取する主な動機は疲れやすい、活力がない、若々しくなりたい等、今より健康になりたいと思って摂取している人達が多い。果たして効果があるのであろうか。効果を感じている人達もいるかもしれないが実際にはほとんど効果がないのが実情だと思う。成分的にはビタミンその他、体によいと思われる成分が様々に組み合わされて含まれているのだと思われるが、理論上の効果が実際に体内に入って効果をあげるかどうかは別である。数週間服用すれば効果があるかないか自覚できるものだが、効果がなくてももう少し服用したら効いてくるかもしれないと継続している人が多い。同じような商品に育毛剤(毛生え薬)があるが、これも実験室や動物実験などで多少の効果が認められたのかもしれないが人体には殆ど効果がないのが実情である。数週間で効果がないことが分かっても使用期間が短いからかも知れないと継続している。ある商品は日本一使用されている育毛剤だと宣伝しているが、それは効果があるということでなく売れているというだけで効果の実証は何もない。健康食品も育毛剤もいかにも効果があるかのように宣伝されているが、その効果は上述のように実証されていないのが実情である。健康になりたいとかふさふさ髪になりたいと切実に思っている方々には頼みの綱なのだが、実際に効果があるケースは少ない。そのような製品だが人々の期待感に応じて非常に高価に設定してあり、高ければ高いほど効くと思わせて巨大な利益を上げ、大きなビルを建てている。健康や髪は誰もが熱望することだが、効果があるのか否か、消費者は冷静に判断して対処していく必要があると思われる。
2025.04.26
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キンギョソウ 黄色と赤色昨日、枕と体調についてブログを書いたら「だいちゃん」から枕が高すぎる場合、低すぎる場合の弊害等を詳述したサイトを紹介して頂き、枕が如何に人の健康に関与しているか改めて勉強させられた。知らずに健康に悪い枕を使用し続けて、頭が痛いとか顔がむくんでいるとか背中が曲がってきたという人もいる。健康に対する正しい生活法を確認しておく必要があると思った。まず食事である。腹八分が昔から健康によいと言われてきた。しかし現在は飽食の時代と言われており食べ物は溢れている。その中から野菜とか海藻等、自分が食材の種類や量を選んで食べるバイキング方式がよいと思う。これは外食の場合も自宅の場合も同じである。自宅の場合は今までは作ってくれる人のことを考えて出されたものを残さず食べることが美徳とされてきたが、今はその中から自分が必要とするものを適量食べるのがよいと思う。次は体を動かすことである。朝夕の体操、ウォーキング等の軽いものから、水泳、バーベル上げ等の筋トレ、ランニングなど少し負荷が大きいものまであるが、軽いものでも毎日続けられるものがよいと思う。その次に重要なのは、休息、睡眠である。6-8時間の睡眠時間の確保が必要である。忙しい人は睡眠時間5時間とか4時間しかとっていないが、個人差があるとは言え、休息してエネルギーを充満させるには最低6時間は必要だと思われる。睡眠時には部屋の環境や寝具、枕などを調整して快適に眠れるように調整する必要がある。不眠症の方は遠慮なく、医師に眠剤を処方して頂くか、薬局で購入して服用するのがよい。今は良い眠剤が開発されており、その人に合った眠剤なら快適な眠りが得られるものである。確かに上記、食事、運動、睡眠が健康には重要だが、それよりはるかに重要なのがある。それは心である。仏教の教えに「身の財よりも心の財第一なり」というのがあるが、それは健康に気を付けて立派な体を作ったとしても、心に財を積んでいなければ何にもならないということで、「心に財を積む」を現在風にいうと「心の財とは、心の豊かさを指し、誰からも信頼されるような人間性の輝きや、人を敬う誠実なふるまい、また、どんな困難にも負けない強い心など」と説明されている。健康になりたいといっても目的がなければ少しの体調不良でもすぐ落ち込んでしまうかも知れない。健康になって人々のために尽くすのだという明確な目標があれば、心が自分の体をリードしてくれることになる。心を変革し鍛える事こそ健康の真髄と考える。
2025.04.25
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小雨の中で咲いていたボタン私はいびきをかいたり、睡眠時に息をしなくなることがあるとのことで、気にしていたが、テレビである専門家が、そのような症状には低い枕の方がいいと述べていたので、低い枕にしたらいびきが少し減ったとのことだった。しかしそれと関係あるかどうか分からないが、起床時何とも言えないだるさや倦怠感があり、健康食品(サプリメント)を色々試してみたが、どれもなんの効果も認められなかった。高齢になったので細胞が老化して筋肉や神経が衰えて働きが落ちた結果で仕方ないことなのかなと思っていた。このまま機能が落ち続けてやがて廃人になってしまうのかなとも思った。その起床時の何とも言えないだるさは辛いけれど諦めるしかないのかなと思っていた。最近普段使っている低くて薄い枕が崩れてきて中から綿がとび出てくるような状況になったので家に沢山ある枕の中からどれか選んで使おうかなと思ったが、今の枕を捨てるのも勿体ないと思って、紐で縛って使ってみることにした。もともと薄かったので二つ折りくらいにしても普通の枕位の高さだった。ダメなら捨てるとしてとりあえずひもで縛ったその枕を使ってみることにした。そしたら朝の何とも言えないだるさが消失したのである。一回だけなら偶然ということもあるので3日間試してみたら3日とも著名なだるさはなくなったのでそれは低い枕のせいだったと思った。妻は枕がまた高くなっていびきがひどくなったと言ったがいびきは自分では分からないので、実際の所は分からない。歳のせいでどうすることも出来ないと思えることでも、ちょっとした改善で朝のだるさが解消することがあるので、他にもそのようなことがあるかもしれない。日常生活を謙虚にみつめなおしてもっと健康的になりたいと思った。
2025.04.24
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チューリップとパンジーローマカトリック教会のフランシスコ教皇(88歳)が4月20日の復活祭のミサで挨拶した翌日の21日気管支肺炎のために死去なされた。教皇はアルゼンチンの首都ブェネスアイレス生まれでイタリア系移民の子として生まれた。2013年に高位聖職者の互選による「コンクラーベ」と呼ばれる選挙で南米出身者として初めて教皇に選ばれた。12年に及ぶ在位中貧しい人や弱者に寄り添い世界の平和を訴えてこられた。2019年には長崎、広島の被爆地を訪れて核兵器廃絶を訴え、東京で東日本大震災の被災者と面会して激励して下さった。信者14億人のトップとしてその使命と責任を心肝に染めておられ、宗教の狭い枠にとらわれることなく、生命を尊び、平和を希求しておられ、イスラム世界との関係構築も進め、2019年には歴代のローマ教皇として初めてイスラム教発祥の地であるアラビア半島を訪れている。21年には過激派組織「イスラム国」の暴虐にさらされたイラクを初訪問して宗教の壁を越えて世界中の人々に希望と指針を示して下さった。今年2月にはトランプ大統領が進める不法移民の強制送還を「深刻な危機で、人間の尊厳を傷つける」としてトランプ大統領に再考を促した。国際問題では壁ではなく、橋を築こうと訴えてきたが、ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスの戦争を終結させることが出来なくて、心苦しい状態であの世に行かれたが、それは後世の者に託された課題と考え、戦争終結に向けて私達一人一人が熱き情熱で対処し、戦っていかなければならないと思った。
2025.04.23
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本日の庭の一角、前方からシバザクラ、スイセン、わずかに咲き始めたツツジ、その後方に咲き始めのシャクナゲ、その後方が白いハナミズキ、左に見えるのは椿何年ぶりかで以前読んだ「人は死なない」の2回目を読了した。著者は東大救急部の教授で連日超多忙の中で生と死について考察した本だった。霊についての研究、スピリチュアリズム、についても幅広く事例を紹介してくれて結論は、寿命がくれば肉体は朽ちるが、霊魂は生き続けると考えているとのことだった。人生が今生だけのものなら悪いことをしても死によって全てが御破算になってしまうので自分勝手なことをしてしまうが人間には良心がある。それはあの世があることを体のどこかで感じているからではなかろうかと述べていた。霊魂は永遠の生命だが、今生は各自80歳とか90歳とかの寿命がある。今生でのその短い期間をどのようにして暮らすのか。自らの仕事や振る舞いを通じて他者のために尽くしていれば死によって肉体が滅んでも、スムーズに霊に引き継がれる。著者の矢作先生は救急部の教授として患者さんのために日夜心血を注いで診療に当たっていたが、救急部教授就任直後は医師や看護師、その他の医療技術者が我を捨てて患者さんのために全身全霊で尽くしてくれるか心配だった。教授命令で厳しい指導を行うべきなのかとも考えたが、まずは自分からと、率先して診療活動に打ち込んでいたら、スタッフの一人が、そしてまた一人が我を捨てて患者さんに尽くしてくれるようになり、今では全員一丸となって仕事に当たっているとのことだった。人は皆、理性と直感のバランスを取り、自分が生かされていることを謙虚に自覚し、良心に耳を傾け、足るを知り、心身を労わり、利他行をして、今を一生懸命生きられたらと思っている。死を冷静に見つめ、穏やかな気持ちでそれを迎えたいと結んでいた。私もそのような気持ちで死が迎えられたらいいと思った。
2025.04.20
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【中古】人は死なない−ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索−価格:814円(税込、送料無料) (2025/4/18時点)楽天で購入ハナニラ今回は「人は死なない」の著者 矢作直樹さんの家族について書きます。矢作さんのお父さんは会社勤めでしたが矢作さんは感ずるところあり医師になり、東大医学部救急部教授で救急医学分野では最高位まで上り詰めた人でした。両親もそれは誇りに思っていたと思いますがお父さんはタバコを止めてから太りだし、会社の検診で糖尿病を指摘され、心臓も精査が必要と言われたので精密検査のできる病院を受診するよう何度も勧めましたが受診してくれなかったとのことです。労作時胸痛が強くなって会社を辞めた時にはかなり強く勧めましたがやはり受診しないでうっ血性心不全の状態になってから矢作さん達がやっと専門病院に入院させましたが、入院後数日で虚血性心不全で亡くなってしまいました。お父さんが無くなった後お母さんは子供達からの「一緒に住みましょう」という提案を断り一人で暮らしていましたが、入浴中心臓麻痺を起こし湯船の中で亡くなってしまいました。東西随一の救急医学のスペシャリストのご両親が図らずもその恩恵に浴することなく、不本意の死を迎えたのではないかと思われ、申し訳なさと後悔の気持ちでいっぱいになったとのことです。一般患者さんに夜も昼も全力で救命のために心血を注いできたので、体が空くことがなかったとはいえ、両親にたいする思いやりが足りなかったのではないかと思いました。父や母が自分に対して様々な援助をしてくれたことが次々に浮かんできました。親が亡くなった時には矢作さんだけでなく誰でもが感ずる感情だと思いますが、一人で亡くなったお母さんに対してもっと強く同居を勧めればよかったのではないかなど色々後悔していたようです。しばらく経ったある日、知り合いの霊媒師からお母さんに会ってみませんかと言われ、半信半疑で母親と交信してみたとのことです。母親が降霊してきた人は母親のしぐさや声の調子もそっくりで矢作さんが気にしていたことを聞いてみたら「何をくよくよしているのですか。そんなことは少しも思っていない。これからも仕事頑張りなさい」ときっぱりした口調で答えてくれたとのことです。「人は死なない」という本の題名は死んだと思った母親が実際は存在していたということで「死なない」という題名を付けたのかなと思いました。霊的現象を信じるか否かはそのようなものがあると信じている人には素直に入っていきますが、そんな馬鹿なことがあるもんかと思っている人には中々信じられないことで矢作さんはその問題について様々な考察を加えていました。
2025.04.18
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【中古】人は死なない−ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索−価格:814円(税込、送料無料) (2025/4/16時点)楽天で購入黄水仙今「人は死なない」を読んでいる。生きることと死ぬことについて自らが救急医として体験したこと、はたまた科学者として生命とは何かを追求し、登山で2度死の危機に遭遇して体外離脱体験したこと、宗教や霊についても書いており、宇宙の中での人間存在の意味を究めようとしている本だと思う。宗教については人が生きるよすがにしたり死ぬときの心の安心のために信じている人が多いと思われるが、2500年前生まれた仏教、2025年前のキリスト教、700年前のイスラム教の教えなど殆どは民衆の幸福が目的であり、争いのない平和な社会建設が目標とされてきた。それらの宗教の根本は同じ(万教同根)だったが、時代が変遷し、後継者争い等の中で一つの宗教の中に様々な宗派が生まれ、原理主義者も含めて我こそは正当であると言い張る宗派が多数林立し、各宗派は同門他宗派を攻撃、非難することになり、宗教戦国時代が現在も続いていると述べていた。人々の幸せを願うものが宗教であり、敵と思われる他宗派を攻撃することが、宗教の目的と考えている人がいるが、実際は人々の幸福を願って他宗派の者も含めて皆で協力していくのが宗教の目的ではないのかと述べていた。私もその通りだと思う。宗教の根本は愛であり民衆救済だと思う。時代と共に分派して各派閥同士で争っているが、それは正しい姿ではなく、お互いに宗教の根幹は何だったのかを見つめ直し、万教同根なのだから、枝葉の違いに拘るのは捨てて、皆でよく話し合い、協力しあっていくことが大切だなと思った。
2025.04.16
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ハナカイドウフランスギク昨夜のNHK午後7時30分からのクローズアップ現代を観た。ご高齢で独り暮らしの方や老々介護のケースなどにホームヘルパーさんを派遣する訪問介護事業所が次々と廃業したり倒産したり併合したりしているとのことである。全国ではその事業所がゼロになっている自治体も増えており、他の自治体から100kmの距離を通っているケースもあるという。炊事、洗濯、掃除、入浴、買い物などホームヘルパーさんの仕事は多岐にわたり、人材不足で高齢者や外国人に頼っている事業所もあるが、ここにきて急激に倒産が増えているのは昨年介護報酬を2%引き下げられたのが大きいという。元々介護職員の給与は低かったが報酬が引き下げられたので給与を引き上げることが出来ない。そうなると募集をかけても益々介護スタックが集まってくれない。そうなると倒産せざるを得ないという現状とのことだ。今103万円の壁が論議され、160万円くらいまで税金を払わないで働くことが出来るようになりそうだが、それによって税収が何兆円も減収になり、介護保険などに益々しわ寄せがくることになる。政治家の先生方は103万の壁のために奮闘して下さっているが、介護サービスを受けなければならない弱い方々のための介護報酬を財源不足で引き下げることと比べてどちらが重要なことなのか考えて頂きたいと思う。
2025.04.15
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紫木蓮 お彼岸の頃植えたジャガイモが芽を出してきた昭和町からみた富士山富士山はいつも変わりない姿を見せてくれている。紫木蓮は40年前に当地に引っ越してきた時に田舎の従兄の家から頂いてきたものだが、年齢と共に衰えが出てきて樹にも花にも活気が失われつつあるように感じている。ジャガイモの葉は生まれたばかりで生き生きとしている。やがて大きな葉を茂らせ太陽の光で光合成して根にジャガイモを実らせてくれる。人間も生まれた後次第に成長し、色々なものを作ったり消費したりしてやがて枯れてこの世から消えていく。全盛期には自ら営業したり、会社勤めしたりして生活の糧を稼ぎながら生活してきた。しかし年齢と共に衰えも来るし後進へのバトンタッチも必要でわが国では企業によって異なるが、50歳定年。60歳定年、65歳定年等が推移してきた。定年になったら職を辞めてその後は預金や年金に頼りながら生活するパターンがしばらく続いてきたが、近年急激な高齢化や人手不足問題が起こり、定年制を取りやめる企業が出てきた。今日の朝日新聞によると高年齢者雇用安定法の経過措置が終わり、本年4月から希望者全員の65歳までの雇用確保が完全義務化され、企業は「定年廃止」「定年引上げ」「継続雇用制度導入」のいずれかを選択しなければならなくなった。その一例としてファスナーメーカー大手のYKKグループでは2021年から定年制を廃止して辞める時は自分で決める方式にして自立と公正の方針で運営されているとのことだった。小林義昭さんは現在66歳、国際的に活動しており、帰国するまでインドネシアの現地法人の社長をしていた人だが、帰国後は富山県の工場で一正社員として働いている。2024年の厚労省の報告によると定年を廃止している企業は9247社で全体の3.9%、大企業での割合は0.7%で少ないが、本田や三菱ケミカルなどが廃止を検討しているとのことである。今は空前の人手不足で外国人労働者に頼っている事業所などが多いが、働ける高齢者を雇えば働いている人の年金はカットされるので資金不足と言われる年金の運用資金が潤うことになる。時代は変っている。昔は定年まで働いてその後は年金で暮らすという人が標準コースだったが、これからは定年が無くなるので、最後まで働いて結局年金は頂かなくてあの世に行かれる人が多くなるのではないかと思われる。
2025.04.13
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椿(太神楽)、数十年前妻が今は亡き書道の先生の旦那さんから枝を分けてもらって挿し木で育てた花アメリカ大統領トランプ氏の自国利益のみを考える迷走政策によって株価は乱降下している。中国に対しては145%の関税をかけ、それの対抗処置として中国はアメリカ製品に対して125%の関税をかけるという。これではもはや世界1,2を争う経済大国同士の貿易は成り立たない。トランプ氏は中国の習近平国家主席の求めがあれば対談の用意があると述べている。両国間の貿易がなくなれば世界経済に与える影響は甚大で、世界経済は困窮に陥るだろう。是非とも首脳会談を実現させて自国の利益だけでなく相手の利益もおもんぱかって正常貿易にたどり着いてもらいたいと思う。イスラエルのネタニヤフ首相はイスラム組織ハマスが約束通り人質を解放しないとして攻撃を再開して多くの死者をだしている。トランプ氏と習近平氏の対談同様、ネタニヤフ氏とハマス指導者との対談は絶対必要である。よく話し合わないで関税をかけたり攻撃したり報復したりするのは前世紀の人間がすることで、未だに話し合いをしないで、いきなり実力行使に出る指導者がいるのは情けない。イスラエルでは兵役予備兵が兵役拒否する動きに出ているとのことだ。トランプ氏もネタニヤフ氏も自分や自国のことだけを考えないで相手のことを思って早急に話し合いの場を作ってもらいたい。
2025.04.12
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君子蘭:昨年咲かなかったので株分けして土を入れ替えて植えなおしたら今年は見事に咲いた。昨日、血液透析治療をしている方で、左大腿を切断した72歳の男性が入院してきた。42歳頃から糖尿病の治療を開始し、65歳から糖尿病性腎症で血液透析を開始して、69歳で動脈硬化性血流障害で右下肢を切断し、今度左大腿を切断した。辛いことの連続だったと思う。その間、奥さんが病院への通院移送や精神的なバックアップなど並々ならない援助をしてきた。ご主人もそれに応えるべく体を鍛えなくてはいけないと、寝たきりながらバーベルやエキスパンダーを買ってきてもらってトレーニングしているとのことである。透析しなければいけない、足を切らなければいけない、と言われた時には、さすがに落ち込んでしまったが、奥さんの支えと励ましで乗り越えたとのことである。これから義足を作ってまず立つことの練習を始めることになるが、当院のリハビリスタッフと奥さんの励ましで、きっと成果を上げていくのではないかと思っている。
2025.04.11
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ボケの花昨日の朝日新聞投稿欄「声」に企業団体献金に対する私の投稿が掲載された。以下はその要旨である。献金する企業や団体は、支持する政党や政治家が政治活動しやすいように援助しているのであって、自分達に有利な政策を行ってもらいたいなどというやましいものではないと主張しているが、本音は自分達の主張を国会に反映させ、自分達や団体の利益が増すように働いてもらいたいという狙いがある。受け取る議員側は、ご厚志に感謝申し上げるが、贔屓することなく、国民のために最善を尽くしますと言っているが、心付けをしてくれた人や団体に感謝と返礼の気持ちを持つのは自然である。国会議員は国民の代表として全国民のために最善の政策を行っていくことになっており、一部の人や団体の利益になるような行政を行ってはならないという建前になっているが献金を頂けば、そちらの方に顔を向けて仕事をすることになってしまう。国会議員を堕落させるシステムだと思う。公開の強化や寄付額に上限を設けるなどの規制案も出されているが、そこまでしてその議員を堕落させる献金制度を温存する必要はどこにもない。企業や団体が純粋に政治を良くするために献金したいというなら、特定の政党や個人に献金するのではなく、例えば教育分野、健康・保険分野、老人・年金部門、災害復興・防衛部門などの改善・発展のために寄付してもらいたいと思う。
2025.04.09
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芝桜(シバザクラ)ある所に与太一と良子の夫婦が住んでいた。職場の上司の紹介でお見合い結婚したが意見が異なることが多い。与太一は勿体ないからと中々物を捨てたがらない。良子は古いものやいらないものは捨てて、良いものを買って、折角の人生なのだから楽しく暮らした方がよいと考えている。良子は老人二人暮らしなのに毎食ご馳走を食べきれないほどいっぱい作る。与太一は残しては勿体ないから「もっと量を少なく作るようにしてくれ」といつも言う。「良子は残せばいいのよ」と毎回同じことを言いあっている。床屋は自宅で良子がしてくれるというので50年以上してもらっていたが、やれ、刈り上げ過ぎたとか、カットしてないところがあるとか、染まっていないところがあるなどと文句を言うことが多い。でもよく考えてみると毎回、毎回背中を丸めながら一生懸命食べきれないほどご馳走を作ってくれる人はあまりいないのではないか。与太一にだけでなく自分の兄や夫を亡くした人や夫が施設に入っている友人等にも与太一に対すると同じように真心の料理を作って届けてやっている。良子は誰に対しても親切な人なのだと思う。背中にかゆみ止めの薬を塗ったり、目やにのための目薬だってさしてくれる。それなのに与太一は細かいことに拘っていろいろ文句ばかり言っていたのだと思う。二人とも年とってこれから来る死について話し合う時は、良子はいつも「貴方は何もできない人なので私が一分、一秒でも後に残って面倒見てやらなくてはね」と言っていた。でも現実はままならないもので、良子の方が先に逝ってしまった。与太一はよたよたしながら杖をついてセブンイレブンからおにぎりやパンを買ってきてひっそりと暮らしていたが、時々「しっかり食べていますか」という良子の声が聞こえてきた。この夫婦は妻が夫のために真心で尽くしていたが夫はよくわかっていなかったケースだと思われるが、これと反対に、はるかかなたの西の方に夫が妻のために全力で尽くしているカップルがあることが知られていた。良子も、その西方に住む夫君も尽くすだけで報われなくて気の毒のように思われたが、お天道様はしっかり見てくれていたのでその二人は実は幸せだったのだ。
2025.04.08
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キルタンサス結婚来、妻が散髪してくれることになったので、ずっと理髪店には行っていなかったが、髪が益々少なくなり染毛が難しくなったりしたので床屋さんに行った方がいいかなと思って、勇気を出して妻に言おうと思ったがしばらくは中々言い出せなかった。「自分は働いていなくて収入がないので床屋をしてその分稼いでいる」などと言って多分にいい気分でいたみたいなので、それを私が断るということは妻が老齢化して眼も悪くなり、染めるのも下手になってきたから断られたと悲しむと思ったからである。でも思い切って言ったら思っていたほどがっかりしないで「そう」と言ったきりで他は何も言わなかった。妻も段々高齢になり、散髪の仕事も大変になってきていたのかもしれない。理容師さんは女性だったが、流石にプロで妻とは段違いに上手だと思った。でも帰ってきて鏡を見たら染まっていない所が結構あってその点は妻とあまり違わないかなと思った。そのことについて妻は「髪がないので地肌についてしまうので染まってない所があるのは仕方ないのよ。でも右の耳の上はプロなのに刈り込みすぎておかしい」と言っていたが、次回からも床屋さんに行くことになると思う。53年間床屋をしてくれた妻には感謝している。
2025.04.06
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【中古】人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索 /バジリコ/矢作直樹(単行本(ソフトカバー))価格:843円(税込、送料無料) (2025/4/5時点)楽天で購入東大救急部教授の矢作先生の「人は死なない」という本を13年前に読んだが、あまり内容を覚えていない。高齢になり死が眼前にちらついてきた今、再度読んでみたくなり、改めて読み始めている。量子力学や相対性理論などの最先端科学と生命との関係、宗教の本質、臨死体験など様々なことが書かれており、マンション8階から飛び降りて助かった女性の飛び降りた前後の意識の状態など現在の医学的知識では計り知れないようなエピソードもちりばめられており、生と死について医学的側面、霊的側面から論じている大変深い内容で、前回読んだ時はあまり理解できていなかったのかもしれないと思った。人が必ず死ぬことは既定の事実である。しかし「死なない」とは詭弁ではないのかとも思ったが、霊魂とのつながりも考えて、生と死について考えに考えた末にこの題名で本を書かれたのだと思い、私も出来るだけ先生のお考えに近づくように努力ながら読ませて頂こうと思っている。地球を含めたこの宇宙は何故存在するのであろうかなどの難問にも挑戦しており、凄い本があったものだと驚いている。
2025.04.05
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昨日から日記を書くをクリックしても日記が書ける画面が出てこなくて色々からかいましたが駄目で疲れ切った状態で寝ました。ブログ友達のだいちゃんが教えてくれた方法で閲覧データーの削除をクリックしたら日記を書く画面が出てきました。感謝です。以下にその方法が載っています。https://plaza.rakuten.co.jp/hirobastaff/diary/202504020000/
2025.04.05
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チューリップが咲いてきた尿管結石の痛みを経験した後、その石が膀胱まで落ちてきたが、尖って、とげとげして、長細くて、尿道入り口を通過できなくて、痛みに苦しめられたので、その石を砕いて除去してもらうため、昨日入院して手術してもらい、今日退院してきた。術前に痛みを止めるために腰椎麻酔したので術後は坐位になったり頭をあげることが出来ず、朝までずっとベッドに上を向いて寝ていなくてはならなかったのがつらかったが、無事石がとれて一安心した。私が入院した病院は644床を有する県立の総合病院で、救急患者の受け入れが最も多く、医大と並んで県民に最も頼りにされている病院と言える。私は開業医に紹介されて同院を紹介されたが、受付から術前検査、入院予約などが非常に手際よく行われた。入院当日も受付、看護師の病室案内、手術内容の説明、手術室での痛くないですかの声掛けや、手術経過の説明、手術後病室に帰ってからの夜間の見守り巡回、医師の手慣れた技術と説明など、患者になってみて初めて知ることが多かった。皆さん大変親切で患者のために尽くそうという気持ちが現れており、感銘を受けた。私達の病院はその病院よりはるかに規模の小さいリハビリ病院だが、その病院を見習って、全員が一丸となって患者さんのために尽くす病院に育てていかなくてはと思った。
2025.04.02
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ラッパスイセン医師の仕事で重要なものに退院時に退院後に治療や経過観察してもらう医療機関に手紙を書いて今後のことをよろしくお願いすることがある。明後日退院する86歳女性に3か所紹介状を書いたが、そのうちの一通は甲状腺がんの経過観察をお願いする手紙だった。甲状腺がんと前立腺がんは予後の良いがんと言われており、早期に治療すれば5年生存率90%以上で、特別治療しなくて経過観察でも良いがんもあるという。しかし遠隔部や骨などに転移する悪性経過を示すものもあり、自分のがんはどのタイプかは専門医によく診断してもらう必要がある。私が本日紹介状を書いた女性の甲状腺がんは乳頭がんというタイプで全甲状腺がんの90%以上を占める良性のがんで、予後が極めて良い。この女性も3年前に手術を受けたがその後なんの変化もなく、今まで何か月に一回か経過観察で病院受診していたが、その都度異常なしと言われてきたのでもう受診しないでいようと思うと言っていたので、今回の退院後は一度受診してその後については何年後でもいいですかと聞いてくださいと手紙をお渡しした。癌と言ってもすい臓がんのように生存率が極めて低いがんもあれば甲状腺がんのように予後の良いがんもあることを知っていただきたいと思った。
2025.03.31
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第13回「日本医師会 赤ひげ大賞」受賞者決定について | 日医on-line https://www.med.or.jp/nichiionline/article/012026.html本日午後5時からのフジテレビ衛星放送「赤ひげ大賞受賞者」を観た。「赤ひげ大賞」には、福井県医師会推薦の中村伸一先生、愛知県医師会推薦の早川富博先生、大阪府医師会推薦の中村正廣先生、和歌山県医師会推薦の高垣有作先生、熊本県医師会推薦の間部正子先生が選ばれた。5名の先生方は皆さん僻地で地域住民に寄り添って医療活動を行ってこられた方々で、大変感銘を受けた。この賞は映画「赤ひげ」にちなんで名づけられた賞だが、その映画の原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』(新潮社ほか)で、江戸時代後期の享保の改革で徳川幕府が設立した小石川養生所を舞台に、そこに集まった貧しく病む者とそこで懸命に治療する医者との交流を描いたものだ。決して社会に対する怒りを忘れない老医師の赤ひげと、長崎帰りの蘭学医である若い医師・保本登との師弟の物語を通して、成長していく若い医師と貧しい暮らしの中で生きる人々の温かい人間愛を謳いあげた映画である。今回受賞した先生方は、時代は違えど住民の中で病気だけでなく、生活の面倒までみたりして友人のように暮らしており、訪問診療を行ったり、老人介護施設などを併設したりして病人や一人暮らしの老人たちが安心して暮らせるような環境を作ってあげたりしていた。皆さん結構ご高齢の方々が多かったが、医師とは何かを教えて頂いた素晴らしい番組だったと思う。
2025.03.30
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スイセン:春になったので地植えの花が次々に開花しだした昨日、今日と雨模様だが気温が高いので山梨大周囲の桜が一気に開花した。モクレンは2~3日咲いていたが昨日はすっかり散っていた。栄枯盛衰は自然の流れである。人間の生死も同じだと思う。今日は土曜日だが当番で朝8時半から5時半までの勤務だが、空いた時間もあるのでブログを書かせていただく。秋田大学の新山喜嗣(にいやまよしつぐ)先生は「人が死んだらどうなるのか」ということを研究していて色々な本を書いている。一般的には、生物学的に考えて、生きていた者の生命が無くなってしまうので、無になり、消えてなくなると考えられている。しかし宗教によっては宇宙全体が生命体であり、死によって肉体はなくなっても生命は永遠であり、宇宙生命の中に溶け込んで、縁に触れて肉体を伴った生命体として生まれてくる、と説くものもあれば、毀誉褒貶で、良いことをした人は天国に行き、悪いことをした人は地獄に落ちると教えているものもある。キリスト教などでは行いの善悪に関係なく、全ての人が懺悔すれば天国に行けるとしており、懺悔しなくても、慈悲深い救世主のお力で、信仰している者は誰でも天国に行ける、と殆どの人が信じている。日本人は無信心の人が多いので「死んだらそれで終わり」と思っている人が多いと新山先生は述べている。新山先生自身も「誰が何と言おうが、死んでしまったら終わりで無になる」と思っていたが、最近、「人がここにいたという特異点として、人がそこに死後も残存している」と考えるようになったとのことだ。死は絶対的なもので生き返ったりしないが、「その地域に生きていたという事実は消すことが出来ず、死んだからといって、無にはならないのではないか」と思うようになったとのことだ。死後どうなるかについては宗教家や様々な人が研究しているが、新山さんが場所とのつながりを考え、人は死後も残存しているのではないかと考えたのはユニークで、地についた考えのように思えた。地植えの草花などは冬になると枯れて一旦消えて無くなってしまうが、季節がくるとその場所に同じものが生えてくるのは、新山さんの考えを裏づけているのかなと思った。
2025.03.29
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庭のヒアシンスが咲き始めた日本では4月1日から学校の新学期が始まり、会社も新年度が始まる。旧年度はあと4日で、新年度に備えて特別何か準備しなくてはならないものはないが、4月1日から新しく若い女性医師が入職してくるので医局内の机の位置などを変えてその医師用の場所を作ってあげた。当院は私が入職した頃は高齢医師ばかりで、若い医師はいなかったが3年位前から徐々に若い医師が入ってきて、4月1日入職医師を加えると若手医師が4人に増えることになる。私はその新年度の4月1日を膀胱結石の手術で迎えることになるが、あと1年勤務が続けられるかどうか分からない。患者さんと話したり、励ましたりするのは好きなので、できるだけ続けたいと思っているが、今のように結石で苦しめられていると、活力レベルが落ちて、どちらが励まされる人間か分からなくなってきているので、体調の具合で今後のことは決めようと思っている。
2025.03.27
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40年前田舎から両親が甲府の我が家に移ってきた時持参した椿が今年も赤い花をさかせた。花好きだった母親の心を嫁が受け継いでくれた賜物だと思う。尿管結石は非常に激しい痛みで苦しめられることはよく知られている。その結石が尿管から無事膀胱に落ちてくれれば痛みは治まるが、膀胱内に落ちた結石が無事尿道を通って外に排泄されれば一段落で痛みの苦しみから解放されるが、尿道の中に詰まって尿道結石として苦しむこともある。尿管結石は一般に金平糖、もしくは栗のイガのようにトゲトゲしているので尿管を落ちてくる時も尿道を通りすぎる時も激しい痛みを伴うことが多いが、痛みなく無自覚で便器の中にポトンと排出されることもある。その反対に激しい痛みにのたうち回ることもある。私の場合はその後者で数週間前に激しい腹痛で苦しんだが、それが結石が尿管から尿管に落ちる時の苦しみだったと思われる。痛みの場所は尿管が通っている脇腹より少し背後の痛みが普通だがその時の痛みは心窩部なので、違うと思ったが今回の痛みと重ねて考えると尿管結石の痛みではなかったかと考えられる。今度の痛みは数日前からで排尿時に激しい痛みに襲われ、尿意を感じたと思ったら直ちに排尿してしまい1日に4~5回はパンツをはき変えなければならない状況になってしまった。昨日の昼休み泌尿器科に行って尿道カメラをして頂いたら横長のトゲトゲの石が膀胱の出口の所にあってそこを通過できなくて激しい痛みや突然の放尿を来たしているとのことだった。膀胱の出口にその石が触れると膀胱括約筋が開いて放尿が始まるがその石は横長で尿道の中に入って行けず痛みを継続させているとのことだった。大病院を紹介して下さったので紹介状を持ってこれから病院に行くところである。
2025.03.26
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二十一世紀への対話(上) 対談 (聖教ワイド文庫) [ 池田大作 ]価格:889円(税込、送料無料) (2025/3/24時点)楽天で購入SGI(創価学会インターナショナル)会長池田大作氏と人類如何に生きて行くべきかを常に提言してきた英国の世界的歴史家アーノルド・トインビー氏との対談集「21世紀への対話」が各国語に翻訳されて発売されてから本年3月20日で50周年になった。現在31言語に翻訳されており、世界中の指導者や知識階級に読まれている世界的な大ベストセラーである。英語版の表題は「Choose Life」で「人生の選択」という意味だと思われる。トインビー氏は滅亡する民族の3つの共通点として①自国の歴史を忘れた民族は滅びる。②全ての価値を物やお金に置き換え、心の価値を見失った民族は滅びる。③理想を失った民族は滅びる。と述べており、心の価値を見失わないで理想に燃えて21世紀を生きることが大切だと主張している人である。方や池田氏はSGI会長として仏法を基調にして世界の平和と民族間の友愛、全ての個人の幸福を願っての活動を展開している人で、この両者の対談は反戦、平和、個人の幸福を目指したもので、歴史、文化、経済、国境など、あらゆる方面に言及されており、とても役に立つ内容である。私も50年前、発売と同時に購入して、早速読んでみて、あまりに素晴らしかったので友人に送ってしまって、今、手元にないので、上記文庫本を購入して再度読み返してみようと思っている。ロシアのプーチン大統領や、イスラエルのネタニヤフ首相などが読んでくれていたなら今起こっている非人道的問題を起こさなかったと思われ、残念でならない。池田氏はこの対談の最後に、トインビー氏から、「世界中の指導者に会って、絶対平和主義の対談をして下さい」と託されて、その後各国首脳達との対談を次々と行ってきたが、その両巨人は既にこの世にいない。その考え方を引き継いでいきたいと思っている。
2025.03.24
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木蓮(モクレン)が咲いた。左は根元と幹の途中に咲いた花で右は幹全体に咲いた花である。幹の根元は割れてきて枯れてしまうのではないかと心配した時もあったが何とか今年も咲いてくれた。今から41年前、私が医学博士号を頂いた記念に植えたものだが本人が老体化すると同じように記念樹もかなり老体化してきている。昔は博士号はかなり権威があった、今では専門医の方が重要視されてきており、博士号はあまり重視されなくなってきているが、モクレンが咲くころになると博士号を取った時のことを思い出す。博士論文の題は「肝機能検査の軽微異常値の評価」で健診受診者の膨大なデーターを妻に手伝ってもらいながら集計して分析し、考察したものだが、何日も夜遅くまで計算していたことを思い出す。学位を頂いた時、指導教授から「学位は結果ではなくて、研究者として第一歩をふみだしたという意味だ。スタートだととらえて下さい」とのお言葉を頂いた。それはいつも思い出して、その後も学会などで発表してきた。先日3月16日にもリハビリ医療について発表してきたが、最年長の発表者だったと思われる。モクレンがよれよれになりながらも、毎年咲くように、私もよろよろしているが、最後に倒れるまでは研究心を失わないようにしようと思っている。
2025.03.23
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ムスカリ今日はお彼岸の中日で春分の日、昨日は雪が降ったが本日は良い天気で午前中ジャガイモを植えるための土地をスコップで耕した。その畑の隣にはムスカリが咲いていた。木蓮のつぼみも膨らんでもうすぐ咲きそうな気配になってきた。午後は南アルプス市藤田の両親のお墓に墓参りに行き、妹に逢った。それから櫛形市の亡き姉の長男が新築した家を訪ね、一緒に姉の墓参りをしてきた。帰りにはかなり遠回りになってしまったが昨年ジャガイモの種芋を買った青果店に行って昨年と同じ男爵を2Kg買ったが妻がメイクインも作ってみたいとのことでそれも6個買った。本日耕した畑に日曜日に畝を切って植え付けしようと思う。今までは義兄がいて、指導してくれており、ここ2~3年は呼吸が苦しくて酸素吸入しながらでも指導してくれていたが、3月1日に亡くなってしまったので指導してくれる人がいなくなり、私達も齢をとってしまったので、野菜つくりはもうやめようかと妻がいっていたが、本日スコップで耕すことが出来たので、私は続けるつもりである。ジャガイモに始まり、ナス、キュウリ、トマト、ピーマン、スイカ、白菜、大根を作っていこうと思っている。義兄がいなくなって張り合いがなくなってしまったが、義兄の弟子だった妻の記憶を頼りに、なんとか野菜を作って行こうと思っている。
2025.03.20
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今朝雪が降り、庭木も一面に雪で覆われたが昼前には殆ど溶けて椿もその姿を現した。今日は新人間革命21巻での山本伸一の行動と原理主義の関係について書かせて頂く。1975年(昭和50年)山本伸一はヨーロッパ歴訪して各国の指導者や文化人に会ったがパリ会館ではSGI会員に対して講演した。「仏法は宇宙の根本法則であり、信心に励むのはその最高の法則通りに生きることに他なりません。信仰の目的は万人の幸福と世界平和です。仏法を保った人間が人々の為、世界のためにどれほどの仕事ができるか私は行動で示して行きます」と述べ、世界狭しと行動していた。ローマではローマ法王と会談する予定になっていたが、宗門から難色を示され、中止になったことは以前書いた通りである。伸一は教義は異なっても対話していくことにより人間を守り、平和を築くことができると確信していて、キリスト教に限らず、イスラム、ユダヤ、ヒンズー教等とも対話を重ねていかなければ世界平和の大潮流を作ることは出来ないと痛感していた。しかし宗門はそのようなことは理解できず、邪宗との対等な立場での対談などもっての外との考えであった。各宗教には宗祖なり何らかの原典などが存在する。それは何百年、何千年前に口述筆記されたものでその時代には通用たかもしれないが、科学が発達して何百、何千年前の言説はそのまま受け取れなくなっているものが多い。それを近代的に解釈してその宗教の本質が受け継がれてきているのが現実だと思う。ところがイスラム原理主義やキリスト教原理主義者などが宗祖の言動をそのままの言葉で実行するのが正しい信仰者の在り方だとして暴動やテロを起こしたりしている。SGIの場合も700年前の宗祖の言葉や指導は「本宗の教えは世界最高なので他宗教は邪教として論破していかなければならない」と教えている。しかし世界最高の教えとは何か?それは人類を幸せにして世界を平和にする教えだから尊いのであって、宗祖の言説だから尊いのではない。伸一は利己的な自分を、人類のため、他人のために尽くす人間に変えていく教えが宗祖の教えのエッセンスであると確信していた。しかし宗門など原理主義的な考えの人達には宗祖の本当の心が見えておらず、伸一を本道から外れた人、日和見主義者と攻撃していた。本書を読了して、非難されていた山本伸一こそ宗祖の本心を受け継ぎ、不惜身命の行動をしていた人なのだなと心から思った。
2025.03.19
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白いガーデンシクラメン当院はリハビリテーション病院だが、脳卒中とか低酸素脳症などで意識のない患者さんも受け入れている。今私はそのような患者さんを6人受け持っている。一人はいっ頚により心配停止状態で発見されて医療スタッフが45分間人工呼吸して自己心拍再開したが一度低酸素脳症になっており、意識の回復はなく、気管切開して胃ろうを造り生命を維持しているだけの女性。もう一人はマンション5階から転落して右大腿骨切断、意識なく5年も同じ状態で推移している女性、他の4人は男性で、脳卒中後で声掛けと肩たたきで僅かに薄目を開けてくれることがあるが殆ど反応がない人たちである。私達の仕事は命ある者の命を守ることなので、肺炎などの感染症予防や、褥瘡(寝ダコ)予防、拘縮予防に努めている。声をかけてもそれに対する返事(反応)は頂けないが、その患者さんにとって最もよいと思われることをさせて頂いている。ラジオや音楽を聴いてもらっている人もいる。応答はないけれど、これからもスタッフ皆で話し合い、少しでも良いと思えることをしてあげたいと思っている。
2025.03.17
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屋内で咲いているゼラニウム本日、第51回県総合医学会に演題を発表してきた。昨年11月に本学会に演題を出すことを決めて私が当院に来てから4年4か月の間に受け持った症例342症例について主病名や、併存疾患、経過などを男女別、年齢別に集計して「各科連携してのリハビリ医療の実際」の演題名で、応募した。主として土日に集計作業などを行ったが受診者の平均年齢計算などは妻に手伝ってもらった。それらのデーターを纏めてスライドを作ったがそれは勤めから帰ってきてから夜間行った。膨大なデーターをまとめたが発表時間は6分以内なので6分以内で喋れるように何度も練習して本日に臨んだ。8時15分から最初の縁者として発表したが、自分でパソコンを操作してスライドを進めるのだが、操作ミスなのか2度ほどスライドが進まず困ったが担当者が直ぐ治してくれて大事なく進み、6分以内で終了することが出来た。思えば昨年11月から本日迄ずっと準備してきて本日の6分間の発表で全て終了して肩の荷が下りた。夜はカブス対ジャイアンツ戦を見ながら日本酒7~8酌飲んだ。美味しかった。今回苦労して研究をまとめたのでそれを生かしてさらにより良い診療を心がけて行こうと思う。妻は学会発表すると言ったら最初は「齢だから止めなさい」と言っていたが途中では計算を手伝ってくれたり、今朝も朝早く起きて私はあまり食べたくないのに朝食の準備をしてくれたり、会場に時間内に間違いなく着くように道順などを心配してくれたりしてありがたかった。
2025.03.16
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ー地味ながら玄関脇にひそやかに咲いているアセビ(馬酔木)いよいよ明日16日は第51回県総合医学会の日である。発表演題は80題あり、プログラムを見たら私は8時15分からの第一番の発表演者になっていた。8時15分と言えばまだ朝早いので聴衆は少ないかも知れないがしっかり発表してこようと思う。妻が「一番になったのは年齢順ではないの?」と言っていたが定かではない。私の演題は「各科連携してのリハビリ医療の実際」でリハビリテーションの歴史の説明から初めて自分が4年間に受け持った342例についての詳細検討を発表してくるつもりである。発表時間は6分と決められているので、時間配分が難しい。最初15枚のスライドを作ったが時間がオーバーしてしまうので13枚に減らしたが、それでも、もたもたしていると6分は直ぐオーバーしてしまうので時間内で収まるように調整している。内容は世界で最初にリハビリテーションという言葉が使われ始めたのは第一次世界大戦が起こった1910年代で、戦争で負傷した兵士たちの骨折や切断、義足などがリハビリの対象になった。日本でも1941年に起こった第二次世界大戦で負傷した人達に対する修復治療がリハビリの対象になった。そして1960年代には理学療法士法などが制定されて、小児麻痺や脊髄損傷、リュウマチなどがリハビリの対象になり、1980年代には社会福祉法などが制定されて脳卒中や運動器疾患、心臓病、呼吸器疾患などが対象疾患になった。2000年代には廃用症候群、指定難病、癌、認知症、その他の内臓疾患もリハビリ対象になり、2020年にはコロナ後遺症もリハビリ対象疾患に加えられ、現在ではほとんどすべての病気がリハビリ対象疾患として認められている。受け持ち症例342人を男女別に集計した結果、男性では脳梗塞、脳出血が多く、女性では腰椎圧迫骨折や大腿骨転子部骨折が多かった。男性では大腿骨転子部骨折が少なく、1例しかなかったが、女性では25例もあり、男女で大腿骨を骨折する場合その部位が異なることが分かった。ほとんどすべての症例が2つ以上の合併症を有しており、主治医は骨折に対してだけでなく、全ての病気に精通している必要があり、各専門医との連携が必要と思われた。また退院後の生活指導その他でソーシャルワーカーなど他職種との連携も必須である。など、一人の患者さんに対して全職種が協力して治療を行っていくことの大切さを訴えてくるつもりである。
2025.03.15
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妻が今は亡き習字の先生のご主人から枝を頂いてきて挿し木で育てた椿(侘助)1975年生まれで東京工業大学大学院生命情報専攻を卒業し、博士号を取得後、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立して、『脳科学者が考案 見るだけで自然と脳が鍛えられる35のすごい写真』『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』『世界一やさしい自分を変える方法』などを書かれた西剛志(にし たけゆき)さんが大変ためになる情報をWEBで公開してくれた。それは「口癖」を聞けば一発でわかる…「ヨボヨボ老人になる人」と「死ぬまでピンピンしている人」の決定的な差」「口癖」を聞けば一発でわかる…「ヨボヨボ老人になる人」と「死ぬまでピンピンしている人」の決定的な差 口に出すほど「老人脳」になる | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)上記青字をクリックすれば本文が読めます。である。それはいつも「疲れた」と言っている人はその言葉が脳に投影され実際に疲れ切ってよぼよぼの老人になってしまうが、もっと景気の良い言葉「さわやかだ」「調子がよい」「ありがたい」等の言葉を使っている人はそれが脳に刺激を与え、はつらつとした人になるとのことだ。口癖によってその人が決まるとのことで、周りをみたらマイナスのことをいつも言っている人はそのような人になり、前向きなことを言っている人は生き生きしている。言葉は外に向かっていう言葉と内に向かっていう言葉があるが、自分自身に言っている時の方が圧倒的に多い。自分を元気にさせる言葉を口癖にしましょうという内容だった。それは脳科学者の実験結果に基づいた結論だが、言われてみれば実験するまでもないことで当たり前のことだと思えるが実際に応用している人は少ない。元気ではつらつとした人になりたい方はこのWEB論文を読み、実行してみて頂きたいと思った。
2025.03.12
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庭のクリスマスローズ本日も「新人間革命第21巻」から1975年(昭和50年)5月27日山本伸一はモスクワ大学から名誉博士号を授与された後特別講演を行った。講演のテーマは「東西文化交流の新しい道」であった。「軍事、武力が外的な抑圧によって、人間を脅かし、支配しようとするのに対し、文化は内面から人間自身を開花、解放させるものであります。武力の基底に宿るものが破壊であるのに対し、文化の基底に宿るものは創造であります。いわば文化は調和性、主体性、創造性を骨格とした強靭な人間生命の産物と言えましょう。その開花こそが、武力、権力に抗しうる人間解放の道を開く唯一の方途であると私は考えます」日ソ両国の歴史やシルクロード等にも言及しながら平和に対するソ連の役割について言及し、「民族、体制、イデオロギーの壁を越えて、文化の全領域に渡る民衆という底流からの交わり、つまり人間と人間とをつなぐ『精神のシルクロード」が今ほど要請されている時代はないと思います」「いかに抜きがたい歴史的対立の背景があっても、現在に生きる民衆が過去の憎悪を背負う義務は全くありません。相手の中に人間を発見した時こそお互いの間に立ちふさがる一切の障壁は瞬く間に瓦解するでしょう。皆さんとは平和を共通の願いとする友と信じます」「経済を人間の幸福の為に使いこなしていく『心の豊かさ』の復活ーそこに宗教者の使命があると思います」と、はつらつとした、確信を持っての講演は講堂一杯の聴衆を魅了した。その翌日、コスイギン首相とも面談して、日ソのゆるぎない友情の懸け橋を作ったと言えよう。その後ソ連が崩壊し、ロシアが台頭してきてプーチン氏が大統領になった。ウクライナと領土問題で戦争を起こし、多くの死者を出している。山本伸一のモスクワ大学での講演は生かされなかったのであろうか。モスクワ大学で伸一の講演を聴いた人達はどのように思っているであろうか。伸一の心を受け継いでいつかロシアも生まれ変わって欲しいと心より願っている。
2025.03.10
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今朝の庭の黄梅(オウバイ)今日も新人間革命21巻からの記事である。1975年(昭和50年)5月山本伸一はヨーロッパ歴訪の一環としてソビエト連邦2回目の訪問をした。モスクワ大学ホフロフ総長からモスクワ大学名誉博士の称号を頂き、コスイギン首相と対談したりしたが、その他多くの文化人とも対談した。そのうちの一人に1963年(昭和38年)6月ボストーク6号で世界初の女性宇宙飛行士になったテレシコワ婦人委員会議長とも面談した。その時伸一の妻峰子が、家庭での夫と妻の役割について質問した時のテレシコワさんの答えは、「とかく男性は自分達が家を操縦しているつもりでいるが、実際は私達女性が操縦しているのです。その認識に立つことが大事です」と答えている。また同行した女性が「テレシコワさんは宇宙飛行士をしながら妻として母としても尽くし一人3役をこなしてきたが、そのためにどのような心構えで努力してきたのでしょうか?」と質問した。「妻の時は妻に専念し、母の時は母に専念し、宇宙飛行士の時はそれに専念しました」がテレシコワさんの答えであった。それを聞いた伸一は「人間は常にいくつもの課題を抱えているものだ。あれもしなければ、これもしなければとうろうろしていたらノイローゼになってしまう。全てやり切ると心に決めて、その時の課題一つ一つに全力で取り組んでいくことが大切だと思ったと書いていた。時間が違えばともかく、同時にいくつもの難題に襲われたら泣きたくなってしまう。それでも伸一は歯を食いしばって全てをやり切るのだと決意し願い挑戦して行くのですよと述べていた。テレシコワさんは3歳の時第2次世界大戦で父親が戦死している。その後母親一人でテレシコワさんとお姉さんと弟の3人を育ててくれたが、その母親への心から感謝は忘れたことはないと述べていた。もしこれが反対で、母親が死んで、父親が残って3人の子供が育てられるだろうかと思った。やはり女性は強いと思い、家庭の操縦は女性に任せておけばよいのかなと思った。
2025.03.08
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山梨県甲斐市の葬儀場から見た富士山今日義兄の告別式があった。空は晴れ渡り、宇宙の中に溶け込んでいった義兄を寿ぐかのように東の空には雪を被った富士山がくっきり見えた。電線が何本も走っていてあまりいい角度からの写真ではないが、富士の雄姿を観て頂く分にはいいかなと思って載せさせて頂いた。義兄は呼吸が苦しくなり、体力が衰えたということで、リハビリ目的で1月21日に当院に入院した。入院後呼吸は多少楽になったが、認知力の方がご飯を食べたのにまだ食べていないというような形で少し落ちてきていた。そのような時看護師がHさんは夫婦仲が凄く良かったみたいですねと言ってきた。どういう状況で義兄が看護師に自分の奥さん(私の実姉)のことを話したのかは知らないが、「私のかみさんは、多趣味で習字や絵画や小説を書くなどいろいろな趣味を持っていた。私も駅伝や園芸などの趣味を持っていたが、お互いが互いの趣味を尊重して仲良く暮らしてきた。いいかみさんだったが9年前に先に逝かれてさみしい」と言っていたとのことである。姉は身内の私達から見ると趣味の世界でも負けず嫌いで努力家ではあるが、自負心が強い余りに融通が効かないと思えることもあった。しかし義兄は一生懸命努力することを評価して他人にも「自分のかみさんは真面目で努力家だ」と話していた。夫婦で考え方が違ったり、趣味が違ったりするとお互いに攻撃しあい夫婦仲が悪くなって離婚することもある。夫婦で同じ趣味なら一緒に旅行に行ったり、映画を観たりして楽しいだろうが、その反対だと連れ合いは馬鹿々々しいことにうつつを抜かしていて困るなどと言い合いをするかもしれない。義兄の場合は言い合いをするどころか賞賛したりして姉を励ましていた。夫婦仲が良い家庭と悪い家庭があるが、その原因は「性格の不一致」と言われている。趣味も性格も一致している夫婦もあるかもしれないが実際には不一致の夫婦の方が多いと思う。そのような組み合わせの夫婦でも、仲良く暮らす秘訣は、相手がどう思うか分からないが、まず自分が義兄のように相手の性格や趣味を尊重することなのだなと思った。
2025.03.07
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3月1日に亡くなった義兄のお通夜に行ってきた。私達は我家の庭の野菜つくりを指導してくれたお百姓さんと思っていたが、息子さん達が編集したビデオをみたら、高校時代県下一周駅伝でキャプテンとして優勝した時の動画や40歳頃から県下一周駅伝の一般の部で北巨摩地区チームの監督として何度も同チームを優勝させていて、県下の駅伝協会の重鎮だったことを知った。60歳ごろまで会社勤めで電線を扱っており、それの絶縁のためにアスベストを使っていてアスベスト肺になってしまい晩年は酸素吸入しながらの生活だったが、通夜に参列してくれた人達の数の多さをみて幸せな一生だったなと思った。菊作りの仲間たち、釣りと旅行の仲間たち、駅伝の仲間たち、結構ご高齢の参列者が多かったが、お仲間たちと楽しく暮らしてきたのだなと思った。明日告別式で献杯の挨拶をすることになっているが、皆さんと仲良く、楽しく暮らしてきたと思われるおにいさんの人生は素晴らしかったと称えさせて頂こうと思う。合掌
2025.03.06
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新・人間革命 第21巻/池田大作【1000円以上送料無料】価格:838円(税込、送料別) (2025/3/5時点)楽天で購入昨夜今冬初めての雪が降り、庭木に僅かに雪が載っているが交通障害を起こすほどでなく、助かった。でも日本海側の各県で大雪に見舞われて困窮していることを思えば、申し訳ない気持ちになる。今日も新人間革命第21巻から記事を書かせて頂く。1975年(昭和50年)5月に山本伸一がヨーロッパ訪問途中でローマクラブ会長のペッチェイ博士と対談した時の会話である。日本の進むべき道が話題になった時、伸一は「日本は政治、経済の次元で世界をリードしていこうというのでなく、これからの日本は平和主義、文化主義の旗頭として国際社会や人類に貢献すべきです。つまり軍事大国、経済大国をめざすのではなく、平和大国、文化大国を目指して世界諸国との文化の懸け橋になって行くべきです。そのためにはグローバルな視野に立った人間教育、平和教育が必要になります。」と述べた。これに対してペッチェイ博士は「科学技術という巨大な力を持った人間がそれを意のままに行使した結果が今日の地球的規模での危機的状況を招いており、その根本原因は人間自身のエゴです。したがって人類の繁栄と幸福の為には人間を内面から変えていく必要があります。そのためには人間教育、平和教育が必要であり行動が重要であるとのお考えに全く同感です」の意を述べた。この両者の対談は5回行われ、ドイツ語、中国語など各国語に翻訳されドイツ語版のタイトルは「手遅れにならないうちに」で日本語版と英語版のタイトルは「21世紀への警鐘」で世界中の文化人や指導者層に広く読まれたと言われている。伸一の今回のヨーロッパ訪問の目的はペッチェイ博士と会うこともその一つだったが、バチカンでローマ法王と対談する予定もあった。しかしそれは仏教徒である伸一が所属する日蓮正宗ご僧侶トップの反対で直前で中止になってしまった。伸一は世界平和、人類の幸福を希求していたが、ご僧侶トップにしてみれば狭い教義に縛られており、邪宗であるキリスト教のトップと対談するとは何事かとお怒りになられたのだと思われるが、伸一の「世界平和を目指すうえでキリスト教との対話は極めて重要で、教義は異なっても対話して、人間を守り、平和を築く為の理解と協調を得ていくことは重要だ」との考えは理解してもらえなかった。宗教の閉鎖性を示す一面と思われたが、伸一はそれにもめげずにその後も宗教が違う世界各国の指導者達と対談を重ねていった。伸一は宗教のための宗教は無意味で、人類の平和と幸福の為に宗教はあると確信していたと言えよう。
2025.03.05
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3月になったがまだ寒い、それでも枯れ葉の中に芝桜が咲いていた。やがて青芝が出て5~6月頃には通常の花が咲くのだと思うが、これはその先駆けなのかと思われる。2月28日金曜日出勤して朝の回診を始めた頃から臍のあたりの激しい腹痛が始まって何とか患者さんの顔を見て回ってその後各看護師詰所に行って状況報告を受けるのだが痛くてたまらない。早々に済ませて外来のベッドで休ませてもらっていたが痛みは一向に良くならない。それまでに2回嘔吐して昼食はとても食べられず、12時半からの入院判定会議には何とか出席してその後は痛すぎて仕事にならないので、帰らせてもらうとにして自分で運転して帰ろうとしたら「そんなによれよれしていたら危険だ」と病院でタクシーを呼んでくれて家に帰ったが痛みは一向に良くならない。ずっと寝ていて痛みと不眠で辛いので夜睡眠薬を飲んで寝たら眠れて朝は腹痛が無くなっていた。有難かった。夢のような気がした。高齢になると何かの病気は死につながることが多いので、このまま痛みが取れないでそのまま命も終わってしまうのかと思えるくらいの痛みだったので、朝起きたら痛みが無くなっていたので、神に感謝しその日はおかゆが食べられた。その翌日、つまり昨日も良くなっていると思ったが、朝ご飯は殆ど食べられなかった。そして今朝も朝ご飯は3分の1位しか食べられなかった。腹痛はなくなったが食欲がないのでどこか悪いのだと思うので、血液検査やレントゲン検査などをして原因を調べていこうと思っている。
2025.03.03
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昨日義兄が突然亡くなってしまった。89歳だった。わが家の狭い家庭菜園で私の妻を弟子にして何十年と野菜つくりを指導してくれた人が亡くなってしまった。2~3年前までは小型耕運機を車に乗せてきてくれて地ならしから全てをしてくれていたが、アスベスト肺の悪化で酸素吸入が必要になり、直接畑仕事が出来なくなったので、私に事前にスコップで土起こししておくように言って、白菜を植えたり大根の種を播くときは酸素吸入しながら畝の切り方などを指導してくれた。そのことを思い出すと悲しくてどうしようもなくなる。人はいつか死ぬことになっている。自分だっていつ死ぬか分からないが、死別は悲しいものだとつくづく思う。私に残された期間も長くはない。悲しみは悲しみとして残された期間はどんなことがあっても精一杯生きていこうと思う。
2025.03.02
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「ああ上野駅」この歌を聞くと落ち込んだ時も、行く先が分からなくなった時も行く先が見えてくるという人が多い。この歌の流れは東北地方の中学生や高校生が就職列車に乗って東京の上野駅に到着して右も左もわからない東京で苦労して、辛い時、苦しい時には、上野駅を心のふるさととして頑張って行く物語である。私の場合は東北地方ではなく、静岡から鈍行電車に乗って東京駅についたのがこの歌の上野駅に着いたのと同じでこの歌を聞くと泣けてくる。心のふるさとがある人は強いと思う。SNSで高額の金をちらつかされて闇バイトに応募する青少年には心の故郷がないのかなと思った。今の世は豊かになって田舎から集団就職してくることもなくなったのかもしれない。ゲームをしながら楽しく暮らしてきた子供が多いのではないか。そんな世代の子供に昔の集団就職の歌はぴんと来ないかもしれないが、集団就職でなくても一人で名古屋とか東京、大阪などの大都会に飛び込んだ人たちにとっては心を揺さぶられる歌だと思う。私はもう高齢でこれからは短いが、それでも日々それそれの悩みや苦しみに襲われている。そのような時にはこの歌を歌って元気づけている。音痴で有名な私がカラオケボックスでこの歌を歌って91点を取った。もっと上手になって若者たちの心をゆすろうと思っている。井沢八郎が歌う画面の挿入のし方をあれこれ努力して見たが出来なかったので歌詞だけ挿入させて頂くああ上野駅の歌詞どこかに故郷の 香をのせて入る列車の なつかしさ上野は俺らの 心の駅だくじけちゃならない 人生があの日ここから 始まった「父ちゃん 僕がいなくなったんで母ちゃんの畑仕事も大変だろうな。今度の休みには必ず帰るから、そのときは父ちゃんの肩も母ちゃんの肩も、もういやだっていうまで叩いてやるぞ、それまで元気で待っていてくれよな」就職列車に ゆられて着いた遠いあの夜を 思い出す上野は俺らの 心の駅だ配達帰りの 自転車をとめて聞いてる 国なまりホームの時計を 見つめていたら母の笑顔に なってきた上野は俺らの 心の駅だお店の仕事は 辛いけど胸にゃでっかい 夢がある
2025.03.01
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寒い中に咲いていた仏の座山本伸一が3度目の訪中の最中に1970年(昭和45年)のカンボジアのクーデターから5年してロン.ノル政権は敗北して75年(同50年)4月17日に首都プノンペンは民族統一戦線によって陥落した。この時北京に亡命していたカンボジアのシアヌーク殿下と面会した伸一は内戦が終わったことを喜びカンボジアの将来について語り合った。伸一は常に「世界のために、苦悩する人々のために、自分に何が出来るのか、何をすべきなのか」を問いかけてきてこの時はカンボジアのために、シアヌーク殿下のために少しでもお役に立ちたいと思って中国内の行程をかなり変更して時間と労力をかけての面会であった。しかしこの後民族統一戦線の実験を握っていた極左のポル・ポト派が実権を握り、独裁者ポル・ポトの恐怖政治が始まったのである。都市部の人間は田舎に移住させ強制労働をさせて、反抗するものは容赦なく銃殺された。犠牲者は150万人とも200万人とも言われている。共産主義にかぶれた狂人が同じ民族の人を次から次に虫けらのように殺して行ったのである。シアヌーク殿下や伸一の心は如何様だったか想像もできない。シアヌーク殿下は79年(昭和54年)1月のプノンペン解放の後も91年(平成3年)11月まで13年に渡って亡命生活を余儀なくされた。伸一はカンボジアの平和と民衆の幸福を切に願って平和実現の道を考え続けてきた。伸一の熱情を受けて日本の創価学会青年部が寄付活動やラジオ28万台をカンボジアに送るなどして新生カンボジア王国の復興に貢献した。それらの様々な支援に対して、新生カンボジア政府は創価学会に対して建国貢献金メダルを贈った。(新人間革命21巻より)
2025.02.26
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今は寒波で寒さに震えている日もあれば、暖かい日もあり、天候的に体調管理が難しいが、実際には天候だけでなく、自分の体の調子や自分を取り巻く家族や近所、職場の状況などによって私達の体や心は様々に影響を受けて、「今日は調子よい」「今日は調子悪いなあ」などと様々に思って生活しているのではないかと思う。中村天風さんは「全てを前向きに考えてマイナスのことは一切考えないで生活しなさい。そうすれば幸福な人生を歩めます」と説いている。例えば歯のかみ合わせが悪くて物がよく噛めなくて食事が楽しくなくて辛い、そこで歯医者さんに行って歯を削って調整してもらったら益々ひどくなった。その様な時職場でトラブルがあり、心はむしゃくしゃしている。そこへもってきて右ひざが痛くなり、歩くのに杖をつかなれればならなくなった。かみ合わせの悪さから始まって様々な苦痛に襲われ、もうどうすることも出来なくて死ぬしかないと思って自殺を図ったが、助かって低酸素脳症で入院している辛い人生を歩んでいる人がいるとしよう。不幸の出発点は歯のかみ合わせである。最初の歯医者さんが修正してくれたが良くなっておらず、別の歯医者さんいったがかえって悪くなった。「どこに行っても治らない、希望がない」と落ち込んだのが不幸の発端だが、天風さん風に、積極思考で考えてみたらどうなったであろうか?歯のかみ合わせが悪く不幸だと思ってしまったが、その時点ではかみ合わせ以外はどこも悪くないので、自分全体が不幸だと思わないことが肝心だと思う。今までの2つの歯医者さんではダメだったが東京とか大阪とか大都市には優秀な歯科医がいるかもしれない。そこに行って治してもらえる可能性もあるのだ。簡単にあきらめないことが肝心だと思う。必ず治ると心で決めることが大切である。何度かの挑戦で見事に治すことができたら人生は逆転する。天風さんは「全てはうまくいくと考えて一生を送りなさい。それが人生と言うものです」と教えてくれている。心して生きたいと思った。
2025.02.25
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妻が飾ったひな人形今日は天皇誕生日である。天皇陛下は65歳になられて日本海側の大雪のことを心配なさっておられた。わが家では老妻が何十年と老人夫婦だけなのに今年もひな人形を飾っていた。私は新人間革命21巻を読み返していた。山本伸一の10年来の念願であった日中平和友好条約が1978年(昭和53年)8月北京で調印された。ここに至るまでに山本は周恩来首相や鄧小平と会談し、日本側では佐藤栄作、福田赳夫総理などと会談し、両国友好の金の橋をかけたのである。山本は自らが創立した創価大学に中国からの留学生6人を受け入れ、歓迎の宴や卓球大会に自らも参加して心から彼らの成長を願っており、日中友好にかける情熱は凄いものだったことがよくわかった。山本は中国だけでなく韓国、アメリカ、ソ連、インドネシアなどあらゆる国との友好、平和活動を続けていたが、日中国交正常化は形になったものとして多くの中国人に恩人として語り継がれている。私達が知らない山本伸一の活動はまだまだ沢山あると思われるのでこの本を通じてもっともっと知りたいと思った。
2025.02.23
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新人間革命第21巻を読んだ。佐藤栄作氏がノーベル平和賞を受賞した帰りにソ連のコスイギン首相に会って帰ってきてから間接的に両者会見の仲立ちをしてくれた山本伸一の所にお礼がてらに挨拶に来た時の挿絵である。佐藤氏は連続7年以上首相を務め、沖縄返還を勝ち取った根性と粘りがあり、非核三原則でノーベル賞をもらった信念の政治家だったが、支持率はあまり高くなく、非核三原則の持たず、作らず、持ち込ませずの内の持ち込ませずについては沖縄が返還されて日本のものになったら当然核は持ち込ませないはずなのに沖縄欲しさのあまり、返還されてからでも有事の時は沖縄に核を配備してもよいという条件を受け入れたのではないかという疑念もあり、ノーベル賞を素直に喜べない人も多く、ノーベル賞と言えば大変な賞なのに佐藤さんが貰っていいのと思った人も多かったと思う。私もそのうちの一人だった。しかしこの本を読んだら佐藤氏に対する見方が少し変わった。吉田茂さんを師とあおぎ、師の念願だった沖縄返還が実現した時は心から喜んだ報恩の人で、普段は無口で面白みのない人だが、ご夫婦で山本夫妻を訪ねてきた時にはざっくばらんでよくしゃべる人だったみたいだ。ソ連でコスイギン首相に会った時にはコスイギン氏が数年前山本会長に会っており、日本に帰ったら山本会長によろしく言ってくれと言づけられてきたとのことである。山本会長は中国、アメリカ、ソ連、ヨーロッパの国々のトップの人と対談をかさねており、資本主義国でも共産圏の国でも差別することなく、平和のための語らいを続けていた。その山本会長が、佐藤氏が吉田茂の大願である沖縄返還を師のために夢中で交渉してきたとの話を聞き、山本伸一も戸田城聖2代会長に私淑しており、師の願いや教えを命がけで守ろうとしてきたので、そのような思いでいる人は信用できると書いており、佐藤氏は信用できる人だと述べていた。山本は世界中の指導者や科学者、トインビー等の歴史学者などと対談を重ねて、世界平和を願い、その実現のための活動を続けてきたが、ロシアのプーチン氏やアメリカのトランプ氏とは世代が少し違うので対談していないと思う。山本伸一が彼らと会っていたら世界が今のようにはなっていなかったかもしれない。
2025.02.21
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まだ咲いてくれている胡蝶蘭昨年12月25日の新聞に写真入りで私の記事が載ったとのことでそのお祝いにと送って頂いた胡蝶蘭である。お礼をしようと思って配送してくれた花屋さんをあちこち探し、やっと、多分そこだろうと思われる花屋さんに電話して送り主の住所を教えてもらおうとしたら、やはりそこでも住所を告げずに立ち去ったとのことで、かなり手を尽くして探した結果なのでお礼をお送りするのは諦めた。その花が寒い時期をなんとか乗り越えて今も咲いている。その新聞記事と言うのは、「今も元気で働いている83歳常勤医師」と言う記事で、元気の秘密はなんですか?との質問に、回診で患者さんに「具合はどうですか?」と問いかけると患者さんから「元気です」と笑顔で答えてくれることが多く、その笑顔から元気をもらっています。と答えていた。それは本当の話で元気の源は患者さんである。しかし実際には熱が下がらないで苦しんでいる人もいれば、死にそうな人もいる。その人たちからは元気はもらえないので苦しい気持ちになるが、ベストは尽くすことはできる。元気にすることはできないが最後の手当をさせて頂いているのだと自分で納得できれば救われる。いずれにしても患者さんから元気をもらっているのである。忙しそうに働いている看護師や理学療法士達も同じ気持ちだと思う。私達から見ると患者さんはお客さんである。全ての人達に言えることだと思うが、各人はそれぞれのお客さんを持っている。魚屋さんや八百屋さんは美味しい魚や果物を提供してお客さんに喜んでもらう、それが生きがいではないかと思う。あと何年、この仕事が続けられるか分からないが、患者さんを励ますことができる間は何とか続けようと思っている。
2025.02.18
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今朝の朝日新聞フロントランナー小宮位之(たかゆき)さん(47歳)認定NPO法人つばめ塾理事長の小宮さんが今朝の朝日新聞Be面トップのフロントランナーとして紹介されていた。貧困家庭で育ち高校生活が続けられなくなった時育英会からお金を借りて何とか卒業した経歴がある。お金が無くて勉強ができない子供たちのために無料の勉強塾を立ち上げた人である。民間から募った寄付金で運営し、ボランティアの講師と共に高額な有料学習塾に行けない子供達のために一人一人の状況に応じた学習指導と生活指導を行っているとのことで、今八王子市内に4つの塾を運営しているとのことだが全国には同じような志の人達が運営している無料塾は50か所以上あるとのことである。主として英語と数学を教えているが必要に応じて歴史の講義もあるという。教科を教えるだけでなく、様々な場面で補助できるように奨学金やお米なども必要な子供には供与しているとのことである。そして小宮さん自身の生活は様々なバイトをして生活費を稼ぎ、奥さんも働いているので何とか生活できていたとのことである。今では理事長報酬として月額10万円もらっているが、営利事業ではないので生活できればよいと考えている。つばめ塾で学ぶ子供達にとって「無償で一生懸命勉強を教えてくれる大人たち」との出会いが財産になると信じている。そして「自分も人の役に立ちたい」と考える卒業生が一人でも増えることで、世界が1mmでも良い方向に動け」と願っているとのことだった。小宮さんも凄いが、寄付をしてくれる人達、ボランテアで教えてもよいという先生達、皆さんすごいと思った。このような活動を通じて優秀な卒業生が育ち、世界が少しでも良くなればいいと思い本日早々に記事を上げさせて頂いた。
2025.02.15
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81歳、現役女医の転ばぬ先の知恵 [ 天野 惠子 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/2/12時点)楽天で購入自分らしく老いを生き切る(「病気は自分で治す」を心がけると体はどんどんよくなる/70代、自分を実験台に老いのプロセスを研究中 ほか)日本で初めて女性外来を作った人私は結構長い間歯で苦しめられてきた。2年位前に奥歯にインプラントをいれてその後はしばらく良かったが、昨年10月左下犬歯や左前歯が欠けて治してもらってからかみ合わせが悪くなり、歯の間にものが挟まったり、物がよく噛めなくなってしまった。ずっと悩んできて歯医者さんにも行ったが中々良くならない。今日もあまり期待しないで歯科受診したら、自費診療でかみ合わせをみる装置があるので試してみますかと言われた。以前は5,500円だったが今は1,650円とのことだったのでお願いした。最初は歯全体の写真を撮り、その後かみ合わせた状態での写真を撮り、それらの写真をAIで分析してかみ合わせが悪い所をチェックして、高い所は削って、低い所はつけ足したりするとのことだった。凄い装置があるものだなと感心した。家に帰って噛んでみたらまだギシギシして完全ではないが前よりかなり良くなっていた。このまま慣れてスムーズに噛めるようになってくれたらありがたいと思う。他の医療分野でもあちこちでAIは使われるようになった。患者の苦しみを救ってくれる存在として色々な面で活用してもらいたいと思う。
2025.02.12
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山間の町大森町(島根県)今朝の衛星放送8時からの「石見銀山物語」を観た。石見銀山は2007年に銀鉱山跡として世界遺産になった島根県太田市大森町がその舞台だがそれは山に囲まれた小さな集落で年々人口が減り、子供も少なく小学校入学児が一人いるかいないかの消滅寸前の町だった。それがここ十年ぐらいで移住者が増え、子供が増えて、あちこちで子供の声が聞こえる活気のある町になり、少子高齢化で衰退の一途をたどっている町が殆どの現在、唯一人口が増え、子供が増えている町として紹介されていた。それにはそこで生まれ育った人達が一度は町を出ていくが、強い郷土愛から町に帰ってきて義肢や義足をつくる医療品を製造販売する会社を同町に建設し、古民家を改築して人が住めるようにした人の話が出てきた。その人の大森町を愛する気持ちは強く、他県で同業の会社に勤めていた時からいつかは故郷に会社を作り、人々を呼んで町を発展させたいと考えていたとのことである。自分を育ててくれた町の人々に恩返しをしたいと考えていたとのことだ。古民家改築には町からも補助があったかもしれないが、その社長さんが60軒の古家を自前で改築して移住者に提供したとのことである。二人目は東京で結婚して長男を産み二人目が生まれる時これからは大森町で暮らそうと移住を決めて5人の子持ちになりながら子供の憩いの家を作り町の子供達の育成に尽力している女性が出てきた。自分もこの町で色々な人達に可愛がってもらって育った。この町の子供達が楽しく暮らせるようにと色々な工夫をして、町の子供たちが皆、仲良く、明るく育つことに貢献していた。世界遺産になった時、観光客があふれ、町の機能がマヒしそうになった時、唯一のガソリンスタンド経営者がそれを畳んでしまい、バスや車の渋滞をなくして町の機能を復活させて、その息子は生活に困ってしまったが電気屋として町の配線や様々な修理などを行い、生きている限り、町を守るために尽くしたいと言っていた。父親の決断は当時はあまり理解できなかったが、今になれば、父は生活に困ってしまうが町のためにはそれさえ捨ててしまうという一途な気持ちに尊敬の念を禁じえないと言っていた。独身女性がこの町に移住してくることもあり、この町で盛大な結婚式を挙げ、子供達も参加して盛り上げていた。日本全国、殆どの町が衰退している中で発展していて子供達も増えている町があるとのことで、興味を持って観たが、それには心の底で、郷土を限りなく愛する人達がいたからなのだなと思った。
2025.02.11
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新・人間革命(第21巻) (聖教ワイド文庫) [ 池田大作 ]価格:838円(税込、送料無料) (2025/2/9時点)楽天で購入新人間革命 第21巻を読んだ。昭和50年(1975年)1月26日、世界51か国、地域の代表がグアム島に集い第1回世界平和会議が開催されてその席でSGI(創価学会インターナショナル)が結成された時のことが書かれていた。SGIは今では192か国300万人の海外の人が加入している平和思想、文化、教育の普及と核兵器廃絶、人権尊重、環境保護を目指している世界組織だが、それがマリアナ諸島南端のグアムで産声を上げたとのことである。そこで全参加者の総意として山本伸一がSGI会長に就任した。山本伸一は「世界の恒久平和を実現するためには万人に尊極無上の仏の生命を生み出す生命尊厳の哲理と万人を慈しむ慈悲の精神を人々の心に打ち立てなければならない。大宇宙も我が一念にあると教えているのが仏法である。世界広布は絶対にしなければならない」との決意で海外の同志等を激励して築いた金字塔が上記の加入者数である。この本を読むまではグアムでそのような歴史的な大イベントが行われたことを知らなかった。SGIについてもっと勉強しなくてはと思った。
2025.02.09
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ラブラブ思考で世界は変る [ 小林一久 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/2/6時点)楽天で購入20年位前に「ラブラブ思考で世界は変る」と言う本を書いた。今の世の中はウクライナーロシアの戦争は続いており、イスラエルーハマスの戦争は休戦中だがにらみ合っている構図には変わりない。トランプ氏がアメリカ大統領に選ばれアメリカファーストで自国アメリカさえ良ければ何をしてもよいという政策を実行し始めている。このような時、上記の本を読み返してみた。戦争は相手の領土を奪って自分たちだけ儲けようという魂胆である。それによって双方の人達が苦しみ尊い命が奪われている。これは国と国との争いだがその根底には個人、個人の自分さえ得すればよいという我欲がある。本書ではすべての根源は個人個人の心にあり、心の改革が必要であると説いている。ラブラブ思考こそ世界の争いを無くし、全ての人を幸せにする思考法であるとのことである。ラブラブ思考とはまず自分をとことん好きになりいたわり大事にすることである。「こんな自分なんてどうなってもいい」と自分を見捨てている人がいるが、このような人は犯罪を犯すことが多い。それではダメで、まず第一に自分をかけがえのない人間と思い、大事にすることである。そうすると同時に自分の周りの他人もかけがえのない人間として自分と全く同じように愛するのである。我儘を言ったり、アホなことを言ったり、ずるいことをする他人もいるかもしれない。子供は手のかかる子供ほど可愛いというが、親の気持ちになって他人を見るのである。そしてその他人を心から愛する。それがラブラブ思考である。目次を見ると人間の性格、能力がある人、ない人、嫌いな人との付き合い方、政治と地球革命、争いの原理など多方面に渡って解説しており、良くこれだけ調べたり思索したものだなと思った。この様な思考法を世界にどのように広めていくかの問題もあり、簡単なものではないと思うが少なくとも身の回りの人達がラブラブ思考で幸せになりそれを徐々に広めていくことが大切と思われた。
2025.02.06
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リハビリテーション診療update (日本医師会生涯教育シリーズ) [ 日本医師会 ]価格:6,050円(税込、送料無料) (2025/2/4時点)楽天で購入今「リハビリテーション診療update」を読んでいる。リハビリテーション医療は比較的に新しい分野でその内容は常にupdateされてきた。Rehabilitationと言うのは、復権とか復位と言う意味で体についていえば障害を受けた体を元通りに直すという意味になる。リハビリの歴史を振り返ってみると1941年に大東亜戦争がはじまり、戦地で怪我をした傷痍軍人の機能回復や義手、義足製作などに始まり、1965年に理学療法士、作業療法士法が制定され、ポリオ、リュウマチ、脳性麻痺、脊髄損傷などがリハビリ医療対象になり、1970年頃から脳卒中、頭部外傷なども対象になり、1985年頃から心臓病、呼吸器疾患が加わり、1998年には言語聴覚士法が制定された。2000年からは難病や廃用症候群が加わり、2010年にはがん、認知症が加わり、2015年には精神疾患、耳鼻科系疾患が加わり、2020年からはコロナ感染後遺症のリハビリも加わって、殆どの病気のリハビリが法的に認められるようになってきた。リハビリというと、骨折や脳梗塞、脳出血後の麻痺患者さんの機能回復と思っていた方もおられると思うが、今では心臓病以下精神疾患までほとんどすべての病気が保険点数的にリハビリ医療を認められており、リハビリ病院では殆ど全ての病気の患者さんを担当させて頂くことになる。一般病院では脳外科、循環器科、呼吸器科など各科が細分化されているが、リハビリ病院ではそれら各科の患者さんの内リハビリを必要としている患者さん全てを受け入れて治療することになる。9人いる当院の医師は各科の専門医なので、各科連携してコンサルトを受けたり、助言したりしながら治療を行っていくようにしている。リハビリはまだまだupdateしていく奥の深い医療分野なのでよく勉強しながら診療を進めていきたいと思っている。
2025.02.04
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