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市川市にカワウの大群1万羽、フン害に住民うんざり…巣にドライアイス投入でも解決遠く 千葉県市川市の「行徳鳥獣保護区」周辺にカワウの大群がすみ着き、管理する県や市に近隣住民からフン害の苦情が相次いでいる。県によると、保護区のカワウの生息数は2016年は3084だったが、23年には9627と3倍以上に増加。県は保護区の樹木を伐採するなど対策に苦慮している。カワウはウ科の水鳥で体長約80cm。環境省によると、1980年代以降、全国で増え、各地で漁業被害や営巣による悪臭、樹木の枯死などの問題が生じている。県自然保護課に寄せられている苦情は、「道路にフンが落ちている」「臭い」など今年度に入り数件あった。市川市にも臭いなどの苦情が複数あるという。県は保護区での営巣を抑制しようと、21、22年度、卵を冷やすドライアイスを巣に投入。23年度までに国道357号沿いの樹木の伐採や枝切りも行ったが、生息数は1万前後で推移している。保護区を見渡せる市の行徳野鳥観察舎からは、国道357号の塩浜交差点から千鳥町交差点まで、樹木にとまる数千羽とみられるカワウが確認できる。巣の多い木は枝葉が少なく、枯れてきているようにも見える。---ご存じのとおり当ブログでは時々鳥の写真をアップしていますが、私が野鳥観察を再開したのは2016年頃のことです。それ以前長い空白期があって、小学校高学年から高校生くらいまで野鳥観察をしていました(当時はカメラはなく、観察のみ)。日本野鳥の会には、23歳か4歳まで会員だったかな。その当時は、引用記事にある行徳野鳥観察舎にはよく行っていました。しかし、8年前に野鳥観察を再開してからは、実は一度も行っていません。私が中学生の頃はまだ京葉線がなく、この辺りには東西線しか走っていなかったので、東京湾の海岸沿いは駅から遠かったのです。行徳野鳥観察舎も、行徳駅から徒歩15分か20分かかった記憶があります。しかし今は、手前に葛西臨海公園と新浦安日ノ出海岸、先に三番瀬海浜公園、それに東京港野鳥公園という水鳥スポットがあって(東京港野鳥公園は、中学生の頃も何回かは行っていますが)、簡単に行けるので、どうしてもそちらに行ってしまいます。当時、行徳野鳥観察舎は蓮尾さんという名物のようなご夫妻が管理されていましたが、今もご存命かな。さて、それはともかく、私がよく行く前述の葛西臨海公園、新浦安日ノ出海岸、三番瀬海浜公園、東京港野鳥公園でもカワウは多いです。ただ、時々、「多い」というレベルを超越したすさまじい大群と遭遇することがあります。2019年11月3日葛西臨海公園同上2021年新浦安日ノ出海岸同上パッと写真が出てくるのはこのくらいですが、これ以外にも葛西臨海公園では、すさまじいカワウの大群が乱舞するのは、少なくとももう1回見ていますし、実は東京湾の沖合を飛んでいく豆粒みたいに遠いカワウの超大群は、もっとずっと頻繁に見ています。カワウは珍しくもない鳥なので、遠方の豆粒みたいな群れを撮影することはありませんが。葛西臨海公園や東京港野鳥公園でも、大量のカワウが止まる木はフンで真っ白になっています。ただ、普段見かけるカワウはそこまで多くはないので(それでも、それぞれの場所で数百羽はいるでしょう)、時々不現れるあのカワウの大群は普段はどこにいるのかなと思っていたのですが、行徳にいたのですね。しかし、最近は海鳥の糞害も結構多いようです。カワウの糞害は実は初めて知りましたが、東京湾沿いではウミネコ(カモメ科)の糞害はやく聞きます。本当は、鳥の糞は積もり積もれば資源です。ペルーをはじめ南米太平洋岸では、堆積して化石化た海鳥の糞の堆積物が「グアノ」という名で肥料として世界中に輸出されました。そういう意味ではもったいない話ではありますが、乾燥して集積しなければ資源にならないので、現状ではただの汚物でしかないのはやむを得ないところです。ちなみに、現在カワウは狩猟鳥に指定されています。私が子どもの頃はそうではなかったので、比較的近年に指定されたのだと思います。ただ、東京湾岸の横浜から千葉市までの間で、猟銃をぶっ放すことが認められる場所は、おそらくないと思います。どう考えても人に危険が及ぶ可能性が高いのは明らかですから。なので、なかなか解決は難しいでしょう。
2024.06.23
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その1としましたが、6月は東京近辺は、珍しい鳥の出現が少なく、見られる期間の短い旅鳥もいない時期なので、その2があるかどうかは分かりません。この時期は鳥にとっては子育ての季節です。6月9日石神井公園カイツブリが浮巣を作って雛がかえっていました。背中に雛を2羽乗せた親鳥(おそらく母鳥)。カイツブリ1号2号3号雛はこんな感じです。浮巣の上に雛が3羽いました。実際は4羽いるらしいです。同日調布市の深大寺にて深大寺境内の森にフクロウの親子が出現、という報道があり、見に行ってみましたが、折り悪く森の奥の方に引っ込んでいて、撮影は至難の業でした。これが唯一まともに撮れた写真です。巣立ったばかりの幼鳥です。親鳥は近くにいるようですが、見つかりませんでした。あとは、これが比較的マシな部類の写真です。6月16日高尾・御霊神社JR高尾駅に近い小さな神社です。なんでそんなところに行ったのかというと、アオバズクが繁殖しているとの情報を知ったからです。行ってみたら、高尾の近くというので森の中かと思ったら市街地の中の(緑は多いし、高尾山もすぐ近くではありますが)小さな神社です。境内の森も小規模で、本当にこんなところにアオバズクがいるの?と思ったら、いました。カメラマンが10人近く集まっていたので、すぐに分かりました。アオバズク。先のフクロウと同じ仲間、つまりフクロウ科です。アオバズク、繁殖したそうですが、成鳥1羽しか見当たりませんでした。体長はハトと大同小異程度の小型のフクロウです。(体形が太っているので、実際の見た目はハトよりかなり大きく見えますが)、深大寺にいたフクロウより、だいぶ小柄です。アオバズク。先週のフクロウよりずっと撮影しやすく、かなり多くの写真を撮れました。アオバズク、日本では夏鳥です。アオバズク。日本では、フクロウの仲間で頭に耳のような羽飾りのあるものを~ミミズクまたは~ズク、ないものを~フクロウと呼びますが、例外が2つあって、アオバズクは羽飾りがないのに「ズク」、北海道のシマフクロウは羽飾りがあるのにフクロウと呼ばれます。フクロウの仲間って、とても擬人化しやすい顔つきで、表情が豊かです。もっとも、その目つきから人間が感じられるのと同じ感情を抱いているかどうかは定かではありませんが。アオバズクアオバズクアオバズク
2024.06.16
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5月12日石神井公園鳥の写真ではありませんが、カキツバタがちょうど見ごろでした。アヤメ科のアヤメ、ノハナショウブ、カキツバタ、いつも区別を忘れてしまい、ネットで調べています。鳥と違って逃げないので、花の識別はそんなに難しくはない、はずです。肝心の鳥は何もおらず、ゴイサギくらいしか撮影できませんでした。5月18日秋ヶ瀬公園ホトトギスが盛んにさえずっていたのですが、声はすれども姿は見えず(いや、何回か飛ぶところは見たのですが、ファインダーには捉えられませんでした)、ついに撮影できず。代わりにオオヨシキリがいっぱいいました。5月19日葛西臨海公園こちらはキショウブが咲いていました。キショウブもアヤメ科ですが、外来種です。コチドリシギの春の渡りシーズンも終盤です。チュウシャクシギキョウジョシギキョウジョシギキアシシギ5月25日秋ヶ瀬公園この日もホトトギスが盛んに鳴いていたのですが、やっぱり撮影できず。オオヨシキリが結構近くで撮影できました。オオヨシキリ5月26日霞ケ浦・浮島湿原コジュリンとオオセッカを目当てに行ったのですが、見つかりませんでした。今回で4回目ですが、すべてフラれています。今までは他のバードウォッチャーには遭遇しませんでしたが、今回は団体さんを含めて何人かのバードウォッチャーと遭遇しました。どうもコジュリンを撮影できた人は、いなかったようです。セッカこれも湿原のあちこちで盛んに鳴きながら飛んでいるのですが、飛行中のセッカをファインダーに捉えるのは難しいです。セッカ。「ヒッヒッヒッヒッヒッ、カチカチ、カチカチ、カチカチ」と鳴きながら飛びまわります。キジまたしてもオオヨシキリオオヨシキリ。あちこちで「ギョギョシ、ギョギョシ」とさえずっている、仰々しい鳥です。オオヨシキリホオジロ。コジュリンも同じホオジロ科ですが、コジュリンの姿は見えず、ホオジロばっかりです。
2024.05.27
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5月の鳥写真です5月4日 葛西臨海公園アジサシがいっぱいいました。アジサシ日本は春秋の渡りのシーズンに通過するだけで、数は多いですが、見られる時期は限られます。アジサシキョウジョシギチュウシャクシギチュウシャクシギ5月6日東京港野鳥公園ここでも、またまたチュウシャクシギチュウシャクシギチュウシャクシギキアシシギコチドリタシギずっと葦原の中で採餌していたのですが、待っていたら一瞬だけ葦原の外に出てきました。5月11日葛西臨海公園メボソムシクイ。盛んにさえずっていたのですが、撮影できたのはこれだけ(涙)キアシシギ先週はアジサシの団体さんでしたが、今週はコアジサシです。アジサシは数は多いものの、日本で見られる時期は短いですが、コアジサシは夏鳥で、日本各地で繁殖するので、見られる時期は長いです。ただ、近年カラスに狙われるなどして、東京近辺ではコアジサシはほとんど繁殖が失敗しているようです。葛西臨海公園でも数年前に繁殖が見られましたが、途中で全滅しています。イソシギ、日本で見られるシギは多いものの、繁殖するシギは少なく、全国的に普通に見られる繁殖するシギはこのイソシギだけです。アオアシシギアオアシシギそして・・・・葛西臨海水族園、失われるのは樹木だけじゃない。「水辺の自然」エリアは5月19日で閉鎖うーーーーむ、水族館のリニューアルに伴って、多くの木が伐採されてしまうようです。子どもが小さい頃は、結構頻繁に水族館に入っていたのですが、最近は外で鳥写真を撮るばっかりです。しかし、水辺の自然のコーナーはよく覚えています。建物内に比べると人が少ない印象はありますが、葛西臨海公園の自然全体を考えると、廃止はともかく、その自然を壊して水族館をリニューアル、というのはどうかと思います。一応、伐採されるのは水族館の敷地内だけで、私が頻繁に足を運んでいる鳥類園や、公園西側(公園東側の鳥類園だけではなく、西側にも多くの渡り鳥が飛来します)の樹林が切られるわけではないようですが、公園全体として、森の面積が減少することは確かです。記事にあるように、樹木は一日にして成長はしません。35年かけて育った森を伐採して新しい水族館、というのは少々残念な話です。800本は移植ということですが、移植は木にとっても負担が大きく、何割かは枯れるでしょう。それに、森とは樹木(高木)のみで成り立っているものではありません。低木、下草、落ち葉や土壌、そこに住む様々な生物が一体となった生態系が森なのであって、高木は森の一要素でしかありません。高木だけを移植しても、森そのものを移植しているわけではないのです。
2024.05.18
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前回の続きです。3026m、乗鞍岳山頂乗鞍にはいくつかの小ピークがあり、その最高峰が剣が峰ですが、その南西には大日岳、屏風岳、薬師岳が連なっています。ただし、それらのピークは立入禁止ということです。左の遠方は木曽御嶽山です。木曽御嶽山。山頂には5分もおらず、すぐ下山にかかります。登ってきた斜面を見ろすと、北斜面は雪がありますが南斜面にはありません。山頂直下下りは速いです。ドローンを飛ばしはている人がいました。山の名前は調べていません。この辺りで昼食。感覚的に登山者よりBCスキー、BCスノーボードの人の方が多いようでした。下りは、登りでへたばっていたのかウソのように、とにかく超高速。あっという間に畳平より下の位置まで下りました。見上げると山頂ははるかかなたなのですが、人間の足で一歩一歩登っていけばたどり着けるわけです。BCスキーの団体が登ってきました。時刻は1時を回っていしたが‥‥。槍穂高連峰も見納めです。位ヶ原山荘が下方に見えてきた辺りで、笛練習。エコーラインに戻ってきました。実はバスの時間を間違って記憶していて、終バスまで1時間半ほど時間があったため、エコーラインを10分くらい下ったところ(位ヶ原山荘まで音が多分届かないであろう場所)で、追加の笛練習をみっちり30分ほどやったのでした。というわけで、乗鞍岳の写真は以上となります。
2024.05.06
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当ブログで告知をしていませんでしたが、本日5月5日演奏します。第5回 ラテンアメリカへの道 フェスティバル<お台場海浜公園 展望デッキ>5月5日14時/16時30分 キラ・ウイルカ(ステージプログラムはこちら)---さて、本題です。雪山シーズンもほぼ終わりになってきました。今シーズン最後の雪山は、乗鞍岳にしました。昨夏に登っていますが、もちろん無雪期と積雪期では同じ山でもまったく違います。8年前、2016年のゴールデンウィークに一度登ったことがあるのですが、その時はあまりの強風で頂上目前で引き返しています。8年ぶりに積雪期の3000m峰にアタックです。前日、新宿21時発の最終の「あずさ」で松本に行き、そこで前泊して、3日の朝、松本→新島々→乗鞍高原と乗り継いで、この時期の乗鞍岳の登山口となる位ヶ原山荘に着いたのが9時20分頃でした。無雪期は標高2700mの畳平までバスが行き、登山口から山頂までの標高差は300m余りしかありませんが、春山シーズンは2350mの位ヶ原山荘までしか乗鞍エコーラインが開通していないので、ここから標高差700m近くを登らなければなりません。新島々で乗鞍行きのバスに乗った人はあまりいなかったのですが、多くの人は乗鞍高原まで車で行くようで、そこから先はバスが4台、登山者もこんなに大勢でした。いきなり結構な急登。雪山ですが5月の快晴、暑いです。カヤクグリ。今回は登山優先で望遠レンズは持っていきませんでした。なので標準ズームの70mmで豆粒みたいにしか撮れませんでした。山頂が見えました。しかし雪が少ないです。なお、この同じ場所で8年前の同じ5月3日に写真を撮っています。それが・・・・・こちらになります。2016年5月3日、同じ日ですが、積雪量がまるで違うのが分かります。実は2016年もかなの雪の少ない年だったのですが。槍穂高連峰が姿を現しました。左端の尖峰が槍ヶ岳でしょう。どんどん登っていきます。が、暑いしキツイです。1か所、雪面に派手にクラックが口を開いていました。北アルプス。中央から右が槍穂高連峰。西窯尾根が見えるのでその先、写真左側が笠ヶ岳とか双六、三俣蓮華などでしょう。中央手前低い位置に焼岳が見えますが、すでに雪がほとんどありません。槍穂高連峰左端が槍ヶ岳、中央が奥穂高岳、その右が前穂高岳、奥穂の左手前に連なるのが(写真では分かりにくい)おそらく西穂高岳。旧コロナ観測所。その向こうは方角的に笠ヶ岳方面。(コロナといっても、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症のことではなく、太陽コロナの観測所です)背景に槍穂高連峰の山腹があるので分かりにくいですが、中央手前が焼岳。稜線に出ました。剣が峰の山頂はもうそこです。実は、8年前はここで引き返しました。そのときはあまりの強風のため断念したのですが、この日は快晴で風もほとんどありません。今回は、「引き返す」といすう選択肢はありません。山頂まで行くのみです。山頂には雪がなく、ここでいったんアイゼンを外しました。片手にピッケルとアイゼンをもって登ります。12時ちょうどに山頂に到着。積雪期の3000m峰登頂は過去2度目、前回はなんと前世紀(1999年、穂高連峰の涸沢岳3110m)です。四半世紀ぶり二度目の雪の3000m峰です。※山頂ではなく、単に3000mの高度に到達ということであれば、この間何回か積雪期に3000mまで到達してはいますただ、標高差700mに所要2時間半はなかなかスローペースです。どうしても同じ標高差だと積雪期の方が時間がかかる傾向は否めません。荷物は重く、アイゼンで足が重く、やや歩きにくい、ズボンの上のオーバーズボンで足の動きが多少制約される、といったことの相乗効果でしょうか。その代わり下りは速いですが。さて、次回に続きます。
2024.05.05
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4月29日、ゴールデンウィーク前半の最終日に奥多摩の三頭山に行ってきました。毎度の山に、スクーターで向かったのですが・・・・過去2回、檜原側から奥多摩周遊道路を都民の森に向かいましたが、今回は奥多摩湖側から行ってみました。奥多摩湖畔でトイレ休憩。いろんなバイクが止まっていました。で、都民の森に到着。檜原側から行くよりは大回りになります。自宅を出たのが7時頃で、到着は10時になってしまいました。登山開始が遅かったので、ペース速めで山頂に向かいます。丁度若葉が出始めたところです。山頂に到着。ここはまだ若葉がほとんど出ておらず、景色がまた冬です。暖かかったですけどね。もちろん笛も吹きました。ここで。ゴールデンウィークで登山者は多かったですが、ここを通る人はほとんどいません。もう1本F管のケーナを持って行ったのですが、写真を撮り損ねました。桜がまだ満開です。ムラサキヤシオだと思います。都民の森駐車場に戻ってきました。私の愛車。走行距離は約8200km、納車以来の通算燃費はリッター55.5km、今回のと門の森往復ではリッター60kmを超えています。帰りは檜原側に下りました。つまり今回初めて、奥多摩周遊道路を全部走ったわけです。三頭山はいい山ですし、都民の森からの標高差が500mで手頃なので、また行くでしょう。
2024.05.03
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4月の鳥写真は三宅島とその復路船上の分だけ先に公開していますので、それ以外の分です。4月7日秋ヶ瀬公園アオジ、冬鳥ですが、まだまだ健在でした。アオゲラアオゲラ盛んにドラミングを行っていました。カシラダカ。鳥撮影スポットから離れて笛練習していたら飛んできました。4月20日秋ヶ瀬公園この日は春の渡り鳥真っ盛りでした。センダイムシクイシロハラ、こちらは冬鳥です。撮影しませんでしたがツグミもまだいました。シメ、これも東京では冬鳥です。またセンダイムシクイ。焼酎一杯グイーと鳴く、酒のみ鳥です。いえ、違いますね、さえずりにそういう聞きなしを与えた人が酔っ払いに違いありません(笑)センダイムシクイこの日はこのほかにエゾムシクイが盛んにさえずっていたのですが、ついに撮影場来ませんでした。キビタキのオス。トリミングしてもちょっと遠かったです。真打、オオルリのオス登場も、やはり遠くて、しかも暗くと色があまり出ていません。オオルリオオルリ、一番きれいに色は出ているのですが、手前に枝があって、ややボケています(涙)オオルリ4月21日秋ヶ瀬公園二日続けて秋ヶ瀬公園へ。前日は晴天でしたが、この日は曇り。キビタキ・オス暗くて粗い写真ですが、前日よりかなり近い距離で撮れました。(トリミングはしています)キビタキ渡り鳥シーズンだけに多くのカメラマンがいたのですが、私はなかなか撮影できずシャッターチャンスを逃してばかりだったのですが、この時だけ、ぱっちり撮れました。しかも、この時は私の周囲には他にカメラマンがいなくて、私か撮れていないのです。もっとも、それ以外に散々、「他の人は撮っているのに私は見つけられず」という場面があったわけですが。キビタキ
2024.05.01
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前回の続きですが、船上からの海鳥の写真の前に昼食を食べたホテル海楽の前にトカゲがいました。伊豆半島と伊豆諸島のみに分布するオカダトカゲです。もっとも、かつてはニホントカゲと同一種だと考えられており、別種と判明したのは21世紀に入ってからのことです。オカダトカゲ先に書いたイタチ移入による影響を、鳥以上に強く受けており、相当数が減っているようです。さて、帰路の橘丸から撮影した海鳥の写真ですが、この日は波が高く八丈島の出航が遅れ、三宅島の出向も30分以上遅れたのは先に書いたとおりです。そのため、いつもより船はよく揺れ、またしぶきが頻繁に甲板にかかります。これに加えて、元々、船はディーゼルエンジンの振動があります。そして、東京湾に入るまでは、この日はおよそ16~17ノット(30km/h前後)で航行していました。それだけでも風速8m程度になりますが、この日は風もかなり強かく(だから波が高かった)、なおかつ早朝の三宅島大路池近辺での状況では、北風でした。竹芝桟橋に向かう船は北に向かうわけですから、合成風力はもっと強かったわけです。感覚的には、風速15~20m程度ではなかったかと思います。その中での撮影ですから、甲板上での撮影はなかなか難易度が高く、手ブレ、ピンボケ写真を大量に量産してしまいました。特に波しぶきが厄介で、塩水をまともに浴び続けたらカメラとレンズが壊れてしまいます。そのため、船上の構造物を盾にして、その後方に立って、かつカメラもよほどの被写体でない限りは、真横より後方にしか向けないようにして撮影しました。それでも、「ずぶ濡れ」こそ回避したものの、細かい波しぶきは何度も浴びています。そもそも自分の手、顔、メガネが潮でべとべとになり、また船の手すりなどは頻繁に波を浴びつつも常時強風に晒されているので塩が吹いています。結局、この日1日で2400枚もの写真を撮ったのですが、失敗写真を消していったら、かろうじて残した写真は900枚もなく、とりわけ船上での撮影は1700枚撮影中450枚程度という惨状です。トウゾクカモメ。右舷側は波が高く、風も強いので左舷側に行ったら、見てのとおり逆光で黒く潰れた写真しか撮れません。激しい波は少ないのですが、細かい波しぶきは常に飛んでおり、何度か行き来はしたものの、左舷側での撮影は短時間でした。その短時間の左舷側で遭遇したのがトウゾクカモメです。初めて見る鳥です。トウゾクカモメ。こんなに黒く潰れていますが、尾羽から延びる飾り羽と、羽の白黒のコントラストだけは判別できます。それでトウゾクカモメと同定できました。胴体が真っ黒なので、暗色型(トウゾクカモメの仲間は、腹と首が白い淡色型と全身が茶褐色の暗色型、その中間型がいます)です。名前が恐ろしいですが、他のカモメやミズナギドリ類を襲って餌を横取りする習性があるので、この名がついています。定番のオオミズナギドリ。オオミズナギドリ。腹は白く背中は黒い、頭は白いミズナギドリです。日本近海では圧倒的に最も多い海鳥です。アホウドリ。かつて絶滅寸前になったこともある鳥です。現在はどうにか危機を脱しているようです。アホウドリ。ミズナギドリの仲間と近縁(ミズナギドリ目アホウドリ科)ですが、とにかくでかい鳥てす。オオミズナギドリだって開翼長は1mを優に超える、相当に大きな鳥ですが、アホウドリは開翼長2mを超える巨大さです。アホウドリ、それにしても、日本人はこの鳥にずいぶん失礼な名をつけたものです。カンムリウミスズメ。豆粒みたいな写真ですが、ともかく初めて撮影する鳥です。三宅島沖の大野原島で数千羽単位で繁殖しており、周辺の海域にはよく見られます。カンムリウミスズメ。次はもっと近くで撮りたいものですが。オオミズナギドリハシボソミズナギドリ多分ハシボソミズナギドリ。ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリはたがいによく似ており、実際にはよくわかりません。識別ポイントを調べると、くちばしが黒くて翼の下面が白いのがハシボソミズナギドリかハイイロミズナギドリで、くちばしが白くてその先端が黒く、翼の下面は黒いのがアカアシミズナギドリだ、というのです。ところが、今回撮った写真のほとんどが、くちばしは白く(先端が黒いかどうかは不明)て翼の下面も白い。はてさて、このミズナギドリは何ミズナギドリなんでしょうか?答えは出ませんが、とりあえず3種の中で日本近海ではもっとも数が多い(かつ以前に撮影したことのある)ハシボソミズナギドリ、ということにしておくのが無難でしょう。ハシボソミズナギドリ。昨年と3年前の5月に三宅島に行った際は、ハシボソミズナギドリはごくわずかしか見られなかったのですが、今回はかなり多くのハシボソミズナギドリを見ることができました。ハシボソミズナギドリハシボソミズナギドリまたアホウドリが出てきました。黒いので最初はクロアシアホウドリ(全身が黒い)かと思いましたが、くちばしがピンク色なので(クロアシアホウドリはくちばしも黒い)、これはアホウドリの若鳥です。アホウドリの若鳥。いや、本当にかっこいいんですよ。オオミズナギドリ。三宅島を2時過ぎに出向した後、毛布を借りたり、お土産に買った魚を船内の冷蔵庫に預けたりした後、2時半頃から、途中でカメラのバッテリーが切れて予備のバッテリーに交換しましたが、ひたすら撮影し続けて、東京湾に近づいた5時頃に撮影を切り上げた時には、前述のとおり、手と顔はべとべと、メガネはしぶきを受けるために拭いてはいたのですが、視界がかなり白っぽくなっていました。メガネはトイレの洗面台で水洗いしてよく拭き、顔とてもよく洗い、更に水で濡らして絞ったハンカチとタオルで、カメラとレンズ、双眼鏡はよく拭きましたが、それで塩が全部落ちたかどうかは分かりません。でもこればかりは海鳥の撮影では宿命なので仕方がありません。というわけで、今回の三宅島関係の記事は以上となります。
2024.04.19
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三宅島で撮影した鳥(と哺乳類)の写真です。早朝、大路池にて。コマドリ(亜種タネコマドリ)かなり近かったです。トリミングなしの写真です。タネコマドリ。アカコッコ館の近くで、大路池まではまだ少し距離のある葉所です。早朝5時半過ぎのためまだ暗く、高感度でシャッタースピードが遅いため、あまり鮮明な写真にはなりませんでした。ただ、10分近く同じ場所でさえずっていたので、写真は大量に撮れました。(ピンボケ写真もありましたが)タネコマドリ、盛んにさえずっていました。大路池にはコサギ、アオサギ、ウがいました。ウはカワウだと思って写真を撮ったのですが、後で撮った写真を確認するとウミウのようです。タネコマドリ、2度目。これは大路池のすぐ近くです。先ほどより1時間後、6時50分前後。先ほどより距離が近く、夜明けから時間が経ってだいぶ明るくなりました。やはり7~8分同じ場所(その間に少しだけ動きましたが)でさえずり続けていました。タネコマドリ、トリミングしたら画面からはみ出しそうです。タネコマドリ、わずかに移動しましたが、先ほどと同じ個体です。タネコマドリ、さえずっています。タネコマドリ。更にさらにその1時間後、大路池からアカコッコ館方面に引き返す途中で3度目の遭遇です。タネコマドリ、7時35分過ぎ、今度はほんの1~2分しか姿を見せてくれませんでした。タネコマドリやはりさえずっています。タネコマドリ動画も撮りました。一度目の三宅島ではタネコマドリに完全にフラれ、2度目もかろうじて逆光の黒い写真を数枚撮れただけでしたから、今回はこんなにいっぱいタネコマドリが撮れて大満足でした。その代わり、アカコッコもイイジマムシクイもカラスバトもオーストンヤマガラもシチトウメジロも、モスケミソサザイも、ミヤケコゲラすら撮れませんでした。声は散々聴いています。カラスバトとアカコッコは何度か姿も見ているのですが、バタバタバタと飛び立って気が付く状態で、撮影はできませんでした。イイジマムシクイなんか、そこいらじゅうでさえずっているのに、姿は見られませんでした。オーストンヤマガラも、何度か鳴き声を追ったけど、ダメでした。ついでに、大路池にはいないと思っていたウチヤマセンニュウの声も聴きました。コゲラもシチトウメジロも(鳴き声は本土の亜種と変わらないので)いましたが、とにかく、撮りたいと思った鳥の声はすべて聞きましたが、すべてフラれました。その分の幸運がすべてタネコマドリに集約されたと考えれば、全然問題ないんですけどね。イイジマムシクイとウチヤマセンニュウは昨年、写真を撮っていますし。錆ヶ浜(阿古)まで戻って、メガネ岩近くにて。ウミウが数羽いました。メガネ岩の辺りも探鳥スポットたそうで、通りがかりの人にも「ムナグロがいるよ」と言われましたが(もっとも、ムナグロは本土でも渡りの時期になれば見られますが)、このウミウ以外見られませんでした。モズもいます。もちろん東京23区でも見られる鳥です。あとは、ツバメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ホオジロ、トビ、キジバト(カラスバトではなく)、アオサギ、コサギなど。何とかアカコッコを撮影できないかと、乗船ギリギリまで(船が遅れたので、本来なら出航時間の午後1時半の時点でまだ)歩き回っておりました。残念ながらアカコッコは最後まで撮影できませんでしたが(撮影する前に飛んでしまったのが何度か)、最後の最後でイタチが出てきました。実はこれもカメラを向ける前に逃げてしまったのですが、そう思っていたら引き返してきたのです。1980年代に本土から移入されて増殖しています。三宅島では外来生物で、鳥の捕食が問題となっています。イタチ。三宅島はバードアイランドとして有名なのに、もっと南の八丈島は野鳥観察の面ではそこまで有名ではありません。実は、今回撮影したタネコマドリにしても、イイジマムシクイはじめとする見られるの野鳥のほとんどは、八丈島にも分布しています。それなのに八丈島が探鳥スポットとして三宅島ほど有名ではない理由は、いくつかあると思いますが、戦前からイタチが導入され、その捕食圧によって鳥がだいぶ数を減らしたことが大きな理由になっています。三宅島にイタチが導入されたのは1980年代なので、八丈島よりは歴史が新しく、八丈島に比べれば鳥相への影響は小さいのですが、それでもかつてに比べれば三宅島の鳥はだいぶ減った、という意見もあるようです。それに、三宅島に行くたびに毎回イタチには遭遇しており、だいぶ増えているみたいです。その影響は今後さらに大きくなるかもしれません。なお、八丈島にイタチが導入された歴史的経緯を踏まえて作られた児童文学に「冒険者たち ガンバと15匹の仲間」があります。「ガンバの冒険」としてテレビアニメ化もされています。ただねえ、「冒険者たち」の中では完全悪役だし、実際外来生物として環境上問題はあるのですが、それにしても、とにかくかわいいのですよ。なお、八丈島や三宅島(その他に北海道にも)に移入されたイタチはニホンイタチであり、それらの地域では外来生物として問題をはらんでいるのですが、その一方日本本土では、ニホンイタチは外来生物※であるチョウセンイタチに圧迫された、分布域を狭めています。※日本国内でも対馬たけは元々チョウセンイタチが天然分布していました。橘丸乗船直前、桟橋でイソヒヨドリを撮影しました。これもまあ、本土の東京で見られる鳥ですが。帰路の船上で撮影した海鳥については次回。
2024.04.17
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またまた三宅島に行ってきました。昨年は三宅島で1泊したのですが、今回はこの時期に2日間予定を空けるのが困難で、夜行日帰りにしました。橘丸の2等船室は、往路復路とも10人部屋の乗客が私一人で、個室状態でした。ゴールデンウィークとか夏休み期間は超満員らしいですが、私はこの船に乗るのが4回目ですが、満員になったところを見たことがありません。レインボーブリッジをくぐりました。翌朝4時50分三宅島着。また夜が完全には明けきっていません。御蔵島、八丈島はどうか分かりませんが、三宅島で下船した人は、8割が釣り客で、鳥撮影目的の人も何人かはいるようでした。大路池のバードサンクチュアリに到着。大路池。2000年以上前の噴火口にできた火口湖です。三宅島唯一の湖で、島の簡易水道の水源にもなっています。大路池。周囲は照葉樹林の原生林で、バードサンクチュアリになっています。「迷い椎」だそうです。周りは照葉樹林。大路池バードサンクチュアリには「アカコッコ館」があります。大路池には何度か行ったことはあり、アカコッコ館の前も何回か通っているのですが、館内に入ったことはまだありません。大路池のバードサンクチュアリから三宅島一周道路の反対側に、森の中に入って行く道があります。そこも野鳥観察ポイントの一つらしいのですが、誰もいなかったのでここで笛を吹いちゃいました。大野原島バスでいったん錆ヶ浜に戻り、「メガネ岩」に向かいます。この日の復路の船は錆ヶ浜港から出ることになったので(入港2時間前にならないと、島内3カ所のどの港から船が入出港するかが決まりません)、錆ヶ浜近くのメガネ岩に行ってみることに島ました。1643年の溶岩流が海に到達した後、その溶岩が波の浸食によって2つの穴があき、その様子がメガネのようなので「メガネ岩」になったそうです。しかし・・・・・2か所目の穴は天井が落ちてしまいました。1959年の伊勢湾台風によるということです。実は、この周囲も野鳥観察ポイントとされているそうです。通りがかりの人が「ムナグロが来ている」とも教えてくれましたが、残念ながら空振りて、珍しい鳥は何もいませんでした。それにしても、三宅島は島内あちこちに海岸線に到達した溶岩流の名残があります。メガネ岩付近から錆ヶ浜付近を望みます。錆ヶ浜港に戻る途中。何故、駐在所しかない三宅島に白バイが?????どうも、何かのイベントのために本土から白バイが派遣されることがあるみたいです。ペーパードライバーだった頃は白バイを見ても何とも思わなかったけど、今はどうしてもドキッとします。歩いていても、できれば出会わない方が精神衛生によろしい(笑)昼食は錆ヶ浜港近くのこちらでいただきました。お昼のメニューに魚料理が見つからなかったので、こんなもので。帰りの船は、定時は13時35分発ですが、この日は波が高く八丈島の出航が遅れたということで、15分遅れの13時50分発、とアナウンスがあったのですが、実際にはさらに遅れて2時10分頃入港でした。今回は朝5時到着、午後2時出発、滞在9時間の三宅島でした。次はまた1泊したいなあ。さようなら、三宅島。三宅島はバードアイランドとして知られていて、都内有数の野鳥観察スポットではあるのですが、実のところ私が毎年のように三宅島に行くのは、それも理由の一つですが、やっぱり交通手段が船、というのが好きで行っているようなところもあります。船旅って楽しいですよね。というわけで、多分また行きます。野鳥観察という面の魅力はありませんが、大島も行ってみたいなあ。
2024.04.14
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桜を愛でてきたのか、お酒を愛でてきたのかはともかく・・・・・4月6日代々木公園代々木公園は桜がいっぱい。この日は天気は今一つの曇天でした。でも、雨さえ降らなければ良いのです。もちろん宴会です。「ロス・サバージョス」の仲間5人ほどでお花見演奏会(笑)私も笛はフルートまで含めたフルセット一式全部持って行きました。晴れていればもっと良かったんですけどね。この日は11時集合で夕方5時頃まで6時間の宴会でした。で翌日4月7日は朝から秋ヶ瀬公園へ。この日は「お花見」(宴会)ではありません。この日は早朝は二十三区内は雨でしたが、すぐに晴れました。やっぱり桜は晴れている方がきれいです。朝なので、さすがにまだお花見宴会の人はいません。春は人事異動の季節、私も異動いました。以前と同じ業務に戻っております。緊張の一週間が終わったあとの週末は、楽しいーーーー!桜だけでなく、菜の花も満開でした。春は、桜だけでなく、菜の花、これからツツジ、サツキ、アジサイ、次々と色々な花が咲くので、楽しい季節です。
2024.04.08
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3月30日葛西臨海公園あまり珍しい鳥はいませんでしたが、ホウロクシギがいました。ホウロクシギ日本に来るシギの仲間ではダイシャクシギと並び最大級の大きなシギです。ダイシャクシギと酷似しますが、翼の下側が白いのがダイシャクシギ、斑紋があるのがホウロクシギ。なお、葛西臨海公園にはダイシャクシギとホウロクシギ両方が渡ってきます。ホウロクシギホウロクシギお尻の下面がやや褐色を帯びているのがホウロクシギ、真っ白なのがダイシャクシギ。したがって、これはやっぱりホウロクシギです。実はホウロクシギは2羽いました。ホウロクシギホウロクシギがカニをゲット口元の方にもっていって・・・・・ゴクンとひと飲み。3月31日東京港野鳥公園オオジュリンのメス。ホオジロ科の冬鳥です。オオジュリンのメスオオジュリンのメスオオジュリンのオスオオジュリンのオスタシギが2羽いました。タシギタシギ
2024.03.31
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前回の続きです。車山乗越付近にて。方向的には北アルプスなのですが、槍穂高連峰ではなく、どの山か分かりません。はてさて・・・・・(正解は次の次の写真で)左端に見えるのは木曽御嶽山です。あれ、というこちとは・・・・・左端が木曾御嶽山ということは、先ほどの、中央やや右の山々は・・・・・、乗鞍岳でした!!北アルプス本峰は車山山頂まで行かないと見えないようです。四阿山、志賀高原から浅間山まで下山にかかります。下りは速いです。ただ、引き換えし点は風が強かったのでそこではお昼を食べず、少し下がったところでお昼を食べました。八ヶ岳連峰左端から東天狗、西天狗、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳私が登ったトレース(左側)と下ったトレース(右側)。樹林帯の中に入って笛タイム甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳。実は甲斐駒ヶ岳の右奥に、等倍の写真では北岳(多分)がかすかに見えるのですが、縮小しているこの写真では分かりません。蓼科山と北横岳。八ヶ岳って、南北15kmくらいしかない山なのに、その中に「横岳」が2つあるのです。そのため、こちらの横岳(ロープウェイのある方)は区別のために北横岳と呼ばれることが多いです。登山地図にも横岳ではなく北横岳って書いてあるし。スキー場の少し上にて。白樺湖。車山高原から2kmほどしかなく、30分くらい(夏道なら)のようです。ちょっと考えたのですが、トレースがない、バスが着くまで約30分(白樺湖にバスが着くまでなら40分)、最終バスに遅れたら最悪なので、おとなしく車山高原におりました。バス停の到着。茅野駅より八ヶ岳連峰を望む茅野駅で何故かオリオンビールを売っていたので買っちゃいました。
2024.03.26
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霧ヶ峰に行ったのですが、ちょっと失敗しました。車山の肩まで行くつもりが、冬季はその手前の車山高原(スキー場の入り口)までしか行かないのです。追い込みでそのことのまったく気が付かないままバスに乗って、降りるときに「あっ」と気が付きました。車山高原から車山までは、まあリフトを使えば山頂までほぼ歩かずに行けるのですが、それじゃ何しに行ったのか分からないので、歩いて登る、となると徒歩の登山者はスキー場には入れないので、車山山頂までは超大回りとなり、なんと往復6時間かかるそうです。そのため車山はあきらめて、途中の車山乗越付近まで行って戻ってきました。そのあたりまでトレースがあると言われて出発したら、なんと20分かそこら歩いたところでトレースは消え、あとはひたすらゲレンデの縁に沿って歩く。アイゼンはいりませんでしたが、ワカンは必須でした。行き、中央線は甲府付近で濃霧で視界がなかったので、こりゃ天気はダメかと思ったら、小淵沢を過ぎたら天気が回復し、霧ヶ峰付近も、雲は多いながら天気は悪くなかったです。結果的に、車山の肩から車山に登ってくるだけよりは、距離的にも標高差的にもいっぱい歩きましたが、それでもたいしたことはありません。車山高原のスキー場から車山山頂方面を望む。スキー場の外側に沿ってひと登りすると、眼前に蓼科山が姿を現しました。同じ場所から八ヶ岳連峰(南)横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山左側の柵の向こうが車山スキー場のゲレンデ。このあたりはトレースがあり、またゲレンデとの境界にこうやって杭があります。蓼科山と北横岳南アルプス左端が鳳凰三山、その右に甲斐駒ヶ岳と右端が仙丈ヶ岳鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳トレースがなくなり、ツボ足ではズボズボ沈むのでワカン装着。浅間山目の前に車山山頂のレーダードームが見えます。撮影場所から車山にまっすぐ登ればすぐ着くのですが、スキー場のゲレンデを横切って歩くわけにはいかないのです。正直なところ、この辺りは柵がなくて、どこまでがゲレンデなのかよく分かりません。多分木のあるところはゲレンデの外だろうと、基本的に木の間を縫って登ります。ただ、時々シュプールは見かけたので、入ってくるスキーヤーもいるのかも。車山乗越付近に到着。12時40分少し前、ここまでにしました。車山山頂まで直線距離ではすぐ近くなのですが、ルートとしては写真の右に下って、向こうで登り返して、更にあと1時間くらいかかるようです。インフォメーションセンターの話によると、ここから車山山頂までショートカットして登る人がいるけどやめてください、ということでした。ショートカットすれば多分30分かからずに着きそうだけど。以下次回に続く。
2024.03.24
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2月後半と3月初めの鳥写真です。といっても、2月は前回の記事以降、たいした写真はありません。2月24日葛西臨海公園モズスズメ目ながら、「小さな猛禽類」と言われ、非常に凶暴な鳥ですが、すごくかわいい鳥なんですよね。モズモズ3月2日秋ヶ瀬公園ヒレンジャク毎冬のように、秋ヶ瀬公園にはヒレンジャクが渡来しているのですが、この冬はなかなか飛来していませんでしたが、3月になり、やっと登場です。そして、こちらはキレンジャクです。コロナ禍がはじまる直前に東京港野鳥公園で撮影したことがありますが、秋ヶ瀬公園では初めて見ました。ヒレンジャクもキレンジャクもそっくりですが、尾の先端がヒレンジャクは赤く、キレンジャクは黄色なので区別できます。左上がヒレンジャク、右下がキレンジャク、2羽そろってニレンジャク(笑)ちなみに、アオレンジャク、モモレンジャク、ミドレンジャクはいません(笑)キレンジャクキレンジャクもヒレンジャクも、好物はヤドリギの実です。というか、少なくとも冬はヤドリギの実以外食べているのを見たことがありません。繁殖期に北方で、昆虫なども食べるようですが。で、あちこちの木に寄生しているヤドリギは、ほとんどレンジャクの糞から発芽したものだと思われます。(他の鳥もヤドリギの実を食べるけど)キレンジャク主に北日本から東日本で越冬するようです。キレンジャクキレンジャクレンジャクは、漢字では連雀と書きます。いつも群れて、単独で行動することがない鳥だからでしょうか。三鷹市に同名の地名がありますが、語源はこの鳥ではないようです。ヒレンジャクこちらは、秋ヶ瀬公園に毎冬渡来しています。(来なかった年もありますが)主に西日本から沖縄にかけて越冬するそうです。ただ、東京近辺で越冬する個体は、少なくとも近年はヒレンジャクが多いように思います。エナガ。尾羽がボロボロです。何かに襲われたことがあるのかもしれません。エナガ、上記と同じ個体です。エナガを正面から。再びヒレンジャクヒレンジャク。木の幹の間にたまった水を飲んでいるようです。ヒレンジャクヒレンジャク
2024.03.03
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その2があるかどうかは不明です。2月3日渡良瀬遊水池キジ。遊水池を横断する堤防上です。シメ同じく堤防上です。ベニマシコのオス。これが今回の目当てでした。ベニマシコは過去3回ほど撮影していますが、いつもメスは撮れるのですが、オスは若干ピンボケ気味になってしまうのです。今回今までで最も鮮明に撮影できました。それだけ至近距離で撮れた、ということです。ただし、すべてトリミングしています。同じく堤防上にて。ベニマシコ・オスベニマシコ・オスきれいな鳥だけにファンが多く、この時も私が撮影しているうちに6~7人のカメラマンが集まってきました。ベニマシコ、とにかく動かず一心不乱に食べ続けていました。コウノトリ。そしてこちらがこの時撮りたいと思っていたもう一つの鳥でした。コウノトリ。初めて渡良瀬遊水池に行ったとき(一昨年11月)に撮影しましたが、それ以来です。コウノトリ。元々日本に分布していた在来のコウノトリは、1971年に絶滅しています。農薬に由来する水銀などの影響が深刻だったようです。現在のコウノトリは、その後大陸産のコウノトリを移入したり、飛来したものを捕獲するなどして、飼育下で増殖したものが元になっています。ジョウビタキのメス。トリミングしていません。2月11日葛西臨海公園ウグイス2月12日秋ヶ瀬公園エナガエナガ。この時のエナガはトリミングしていません。至近距離まで接近できました。オオタカ。トリミングはしていますが、予想外の至近距離に降り立ったのでびっくりしました。オオタカオオタカ。同じ個体、同じ場所ですが、撮影場所を変えてアングルを変えています。オオタカヒガラ。山の中では珍しくはありませんが、都会に出てくることは珍しい鳥です。
2024.02.23
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前回の続きです。蛇骨山が目の前。蛇骨山の先の稜線。昨年10月に来たときは、一番先の鋸岳まで行きましたが、積雪期はいろいろ条件が違うので、今回は一番先まで行くのはやめました。景色が大幅に変わるわけでもないので。山の名前はちょっとほかりません。妙高戸隠方面の山々のはずです。北アルプス北部の山々浅間山主峰のガスが切れて、だいぶ晴れてきました。蛇骨岳からちょっと先に進み、仙人岳との中間点付近より仙人岳と鋸岳を望みます。この辺りで笛を吹こうと思ったのですが、風が強くて断念。四阿山だと思います。歩いてきた外輪山稜線。往路は南側から南斜面を見ていたので雪が少なかったですが、北側から北斜面を見ると、結構雪が付いています。蛇骨山に引き返す途中。笛は、蛇骨岳近くの樹林帯(風がない)で吹いたのですが、寒くて手が厳しくて、その場所では2曲で断念。蛇骨岳から黒斑山に戻る途中の稜線にて。浅間山の主峰。雲がなくなりそうでなくならない。現在は噴火の警戒態勢レベル2なので、主峰には登れません。黒斑山まで戻ってきました。活火山なので、観測機器と、急な噴火の場合に避難を呼びかけるための放送設備があります。黒斑山とトーミの頭の間で、登山道が林内と崖っぷちに分かれるところがあり、ほとんどの登山者が林内を歩くため、崖っぷちの登山道に出て、そこで笛吹き第二弾。途中雪が降ったりもしましたが、ここではあまり寒さを感じず。30分くらい吹いたかな。外輪山の北側から北斜面からみた積雪状況と、南側から南斜面を見た積雪状況の違いが、あまりに分かりやすいです。外輪山と中央火口丘(浅間山の主峰)の間、水は溜まっていませんがカルデラです。カラマツが多いようです。トーミの頭から下山、またドロドロ道を歩きます。この後さらに、下山時に往路とは少し違うルートを取ったら、そちらも前後100mくらい雪のない泥の箇所があり、結局アイゼンは泥だらけに。色々端折って、車坂峠に戻ってきました。バスは朝晩1往復ずつですが、午後の便(午後4時半頃発)の1時間以上前に戻ってきました。ビジターセンターでパンを食べたのですが、写真を撮る前に食べてしまったので写真なし(笑)いつか、噴火警戒レベル1になったら主峰の前掛山まで行きたいですが、その場合、このバス利用では日帰りは時間的に無理のようです。まあ、その時のことは、その時考えることにします。
2024.02.19
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2週連続登山で浅間山に行ってきました。昨年10月に行ったばかりですが、その時はまだ無雪期、今回は雪山です。雪山時期としては、コロナ直前の2020年1月以来です。コロナ直前つて、たった4年前なのに、遠い昔みたいですが。佐久平からのバスは満員。2台目も出たようです。車坂峠に到着浅間山とは反対方面。水ノ塔山、籠の登山など。かなり盛大に地肌が露出しています。雪が少ない。方向的には八ヶ岳のはず。先週入笠山から見た八ヶ岳は白かったけど、今日は黒い。山頂部が雲に隠れているせいもありますが。左奥遠方の山は、おそらく戸隠方面。右手前の山は、山頂部が雲をかぶっていますが、四阿山と志賀高原の山々のはずです。遠方は北アルプスのはず。槍ヶ鞘で目の前に浅間山がドーンと眼前に・・・・・現れたと思ったら、やっぱり頭に雲がかかっていました。トーミの頭への登山道。雪が、ない。けどシラビソの木々は樹氷で白いです。白い森雪がなくドロドロの登山道。アイゼンと、新品同然の冬靴がドロドロに。しかも、ここは下山時も通るのです。剣が峰トーミの頭に到着。浅間山は相変わらず見えません。外輪山の稜線。外輪山の最高峰である黒斑山に到着。2404m。なお、10月に行った時と同様、浅間山の前掛山は入山禁止です。一応今回の目的地はここだったのですが、また時間に余裕があるので、先に進むことにしました。この稜線を歩いてきました。このあたりの雰囲気は好きです。4年前に来たときは、もっと雪がありましたが。雲が切れてきました!以下次回に続く。
2024.02.17
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入笠山の続きです。秩父山地の主峰金峰山。この写真は縮小しているので分かりませんが、元の写真では五丈岩が見えます。南八ヶ岳の中心部。左端に硫黄岳、横岳、阿弥陀岳、中央が赤岳、権現岳と編笠山。八ヶ岳北部。中央が天狗岳、右端が硫黄岳。八ヶ岳の北端。中央左が蓼科山、その右が北横岳権現から天狗岳までの八ヶ岳主要部分。入笠山山頂を後に、さらに進みます。雪上にノウサギの足跡これは何の足跡でしょうか。大阿原湿原に到着。ここで昼食にしました。昼食後はお決まりの・・・・・。大阿原湿原から登山口に戻ります。復路はだいたい林道歩き。林道といっても雪て埋まっていますが。天気が良く、雪の林道歩きが楽しいです。積雪は凄く多いわけではありませんが、サラサラのパウダースノーでした。途中、八ヶ岳ビューポイントにて。左端が赤岳、中央は権現岳。実は、八ヶ岳の主要な山のうち、権現岳だけが未登です。その南の編笠山と西岳、北側の阿弥陀岳、赤岳から蓼科山までは登ったことがありますが。同じく八ヶ岳ビューポイントにて、硫黄岳、横岳、赤岳、権現岳。登山口に帰ってきました。八ヶ岳を正面に見ながらのスキーも楽しそうです。下山後、こちらでお風呂に入って帰路につきました。難易度は低く、簡単な山とはいえ、入笠山は絶景で大満足でした。
2024.02.11
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職場の同僚と、南アルプス最北端の山、入笠山に行ってきました。初心者向きの山として有名ですが、実は夏も冬も行ったことがなく、今回が初めてでした。公共交通機関でも行けますが、あまり交通の便が良くないため、今回は車(要スタッドレスタイヤのため、レンタカー)で行きました。ゴンドラリフトで一気に標高1780mへ。山頂駅にはアイスクライミング用の氷壁がありました。眼前に八ヶ岳連峰です。先日購入した新しい冬靴のデビューです。今シーズンは雪派からリスクないですが、月曜に関東甲信越一帯にまとまった降雪があったため、今はある程度積雪があります。登っていきます。入笠湿原。湿原といっても今は雪原ですが。山小屋山彦荘を通過。蓼科山と北横岳霧ヶ峰の車山。この写真では分かりませんが、オリジナルを等倍に拡大すると、山頂の気象レーダーが写っていました。入笠山山頂に到着。標高1955m、登山口からの標高差はわずかに175m。中央アルプス。右端がおそらく木曽駒ヶ岳と千畳敷カールでしょう。方角的に、中央から右は北アルプスの山々だと思うのですが、槍穂高連峰が分からないのでどれがどの山か分かりません。北アルプス北部の山。手前は諏訪湖です。南アルプスの仙丈ケ岳。この入笠山は南アルプス最北端の前衛山ですが、登山地図を見る限り、南アルプス本峰の山々と、登山道は(少なくとも一般ルートは)つながっていません。同じく南アルプス甲斐駒ヶ岳富士山も見えます。以下次回に続く。
2024.02.10
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1月の鳥写真第2弾です。1月27日秋ヶ瀬公園ルリビタキのメス。多分前回前々回と同じ個体でしょう。ルリビタキのメス。ルリビタキのメス。ウソのメスウソのオス。ウソは夏場には中部山岳地帯や北海道の亜高山帯で繁殖し、冬は東京近辺などの低地で越冬します。実は夏に中部山岳地帯で繁殖するウソは南方で越冬し、北海道やシベリアで繁殖した個体が東京などで越冬している、という説もあるようですが、果たして。ウソ。オスはこの赤いほっぺたが特徴的です。ウソ。アトリ科、つまりカワラヒワとかカナリアの仲間です。ウソ。ウソ。1月28日葛西臨海公園アカゲラ。秋ヶ瀬公園で何度か撮影していますが、この冬は葛西臨海公園にもアカゲラが渡来しています。アカゲラ。トリミングはしていますが、近いです。今まででももっとも近くで撮影できたアカゲラではないかと思います。アカゲラアカゲラ。
2024.02.02
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今年も鳥写真を撮影します。1月3日新浦安日ノ出海岸ウミアイサグーグルマップで検索した限り、この近辺に2輪を駐車できそうな場所が見つけられず、久しぶりに京葉線で行きました。珍しい鳥にはまったく遭遇せず。1月7日葛西臨海公園オスプレイが上空を乱舞(笑)いえ、ミサゴですけどね。(オスプレイはこの鳥の英名)ノスリミサゴ。オスプレイという航空機ははっきり言って嫌いですが、名前の元になったこの鳥は好きです。ミサゴミサゴ1月8日秋ヶ瀬公園ルリビタキのメス。年末に撮影したのと同じ場所、多分同じ個体ですが、この日はあまり近くまでは寄れず、結構なトリミングです。ルリビタキモズ1月13日代々木公園シジュウカラヤマガラヤマガラこの日は、笛練習メインで鳥撮影は付け足しでした。ヤマガラに餌をやっているおじさんがいたのですが、シジュウカラは決して寄ってこず、ヤマガラだけが寄ってくるのですね。(餌をやっているところは撮影していません)かつて、縁日などで芸を仕込んだヤマガラの見世物があったそうですが(私は見たことがありませんけど)、ごく近縁種同士だし、都市部ではシジュウカラの方が多いのですが、シジュウカラにそういう芸がないのは、人になつかないから、なんでしょうね。1月14日葛西臨海公園アカハラアカハラ。ツグミの仲間で、日本でも中部山岳地帯など寒冷地では繁殖していますが、東京では冬鳥です。セッカ珍しい鳥ではありません。東京近辺でも葦原などではよく見かけます。セッカ夏場は、芦原でよく「ヒッヒッヒッヒッヒッカッカッカッカッ」と鳴きながら飛びまわっています。動きが激しく、飛んでいるところを撮影するのはほぼ不可能に近いですし、降り立っても葦原にすぐ潜ってしまうので、撮影は容易ではありません。セッカ。見る機会は夏場の方が多い気がしますが、マトモに撮影できるのは、私の経験では秋冬ばかりです。セッカ
2024.01.20
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1月6日、四阿山を目指したのですが、タイトルに書いたトラブルで途中撤退を余儀なくなされました。北陸新幹線のはくたか551号は金沢行でした。私は上田までの乗車ですが。快晴です。ただし、北アルプス方面は雲が広がっていて見ることはできませんでした。雪は少ないですが、それでもちゃんと積もっていました。登山口到着がだいぶ遅れ、この時点で四阿山山頂まで着くのは厳しいな、という時間ではありましたが、とにかく登ります。斜度の緩い山で、アイゼンがなくても登れる状態でしたが、途中で一応アイゼンをつけました。ところが、アイゼンをつけて15分も登ったかどうか、というところで、急にアイゼンが外れてしまったのです。私の登山靴は前コバがなく後ろ側だけコバがあるタイプで、後ろ側がワンタッチ、前側はバンド式のセミワンタッチアイゼンを使っています。バンドで締めるので、アイゼンが外れる、という事態は久しく経験がありません。あれ、どうしたんだろうと思って足を見たらソールがはがれいました。そのせいでアイゼンが固定できなくなってしまったようです。こりゃどうしようもありません。登り始めのシラカバ主体の森から、ダケカンバ主体の森に変わってきたところです。天気は快晴、まだまだ余裕で登れそうな緩斜面が続きますが、ソールの剥がれた登山靴で登り続けるのは厳しいと判断し、泣く泣く撤退しました。アイゼンをつけても10分も歩かないうちに外れてしまうので、アイゼンを外して片足だけアイゼンで下りますが、ノーアイゼンでも下れる場所なので、あまり問題ありません。なんか、時間が余ったので笛練習をたっぷりしました。根子岳。こちらに登っていれば、アイゼン付けないで相当上まで登れたなあ。菅平バス停へと下ります。で、剥がれたソールの状態。全部がはがれたわけではなく、かかと部分だけです。いつもは予備の靴紐を持っていくのですが、今回は予備の靴紐を持たず、応急処置の材料がありませんでしたが、剥がれたのがかかとだけなので、歩行にはそれほど支障がありませんでした。アイゼンが外れる、という点だけが問題でしたが。しかし、このトラブルが起きたのが四阿山でよかったです。アイゼンがなくても下山にあまり支障がないですから。年末の谷川岳の上の方でこんなことになっていたら、少々ヤバかったかも。(もっとも、谷川岳のときは予備の靴紐を持っていたので、応急処置は可能でしたが)この登山靴は2009年に購入、2016年か17年に一度ソールを張り替えています。夏用の登山靴も、ほぼ同じタイミングで購入し、近い時期にソールを張り替えて、昨年新しい靴に買い換えました。冬用登山靴は、夏用と違って、あまり泥や土埃で汚れることもなく、見た目はきれいなので、あと1シーズン使ったら2度目のソール張り替えか買い替えをしよう、と考えていたところでした。というわけで、登山用品店で2度目のソール張り替えの相談したのですが、所要期間が2か月、部材が不足しており、場合によっては修理不能の場合もある、と言われてしまいました。修理に2か月かかったら冬山シーズンが終わってしまいます。やむを得ず、新しい冬登山靴を買いました。7万円以上。高~~~~い。でも、痛い出費ですが、2009年から14年も使えば、さすがに寿命でしょう。と、考えてあきらめることにしました。
2024.01.08
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12月の鳥写真の第3弾です。12月29日秋ヶ瀬公園この日はやや出遅れて出かけたのですが、まずエナガの群れに遭遇しました。エナガエナガ。このポーズは相当可愛いと思います。エナガただ、猛烈にすばしっこい鳥で、常時動き回っているので、実は肉眼ではその可愛さをあまり感じる余裕はありません。静止画で切り取っているからかわいいので、その場ではあっという間に飛んじゃいます。エナガ北海道のシマエナガが可愛さで有名ですが、本州以南のエナガも可愛いです。エナガエナガエナガエナガに続いてキツツキ祭りが始まりました。アカゲラアカゲラアオゲラアオゲラ写真は略しましたが、もちろんコゲラもいました。最後はルリビタキ祭りです。ルリビタキ・メスタイプ(メスまたは若オス)、以下すべて同一個体です。ルリビタキ、小鳥なので動きは早いですが、先ほどのエナガに比べれば、まだしも動きは落ち着いています。ルリビタキルリビタキルリビタキ
2024.01.05
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新年あけましておめでとうございます。前回の続きになります。「今年最後の山登り」ではなく「去年最後の山登り」になってしまいましたが。オキの耳からトマの耳を振り返ります。やっぱり登山者が多いですね。トマの耳アップ。トマの耳に引き返して山頂直前。トマの耳に戻ってきました。今度はトマの耳からオキの耳を撮影。彼方に富士山。すぐ目の前の肩の小屋まで下ります。ここで昼食を食べました。天神尾根は、肩の小屋から山頂までは緩い登りで、その下が急登です。一気に激下り。彼方の天神平スキー場までひたすら下ります。山頂方面を振り返ります。結構急登で、登りはいいのですが(いや、キツいですけど)下りは雪質の関係でアイゼンがあまり効かない時があります。天神平まで下ってきました。朝より雪面の陰影がよく気分かります。肩の小屋の下り始めが13時24分、天神平着が14時31分なので、1時間7分で下ってきました。笠ヶ岳・朝日岳・白毛門を再度撮影。ロープウェイでふもとに降りたら、15分後に上毛高原行きのバスが出るのですが、すでに長蛇の列。そこで、その更に24分後に出る上越線の上り列車に乗ることにして、ロープウェイ山麓駅から土合駅まで大急ぎで下ります。丁度バスが土合駅を通過するのとほぼ同時に土合駅に着きました。しかし、その土合駅は・・・・・・雪がほとんどないのでした。で、ここで実は時間があれば笛を吹こうと思ったのですが、そして、やろうと思えば10分くらいは吹ける時間はあったのですが、残念ながらホーム上に乗客が20~30人いたので断念。1日に列車がたった5往復しか止まらないので、30分早ければホームに乗客なんて一人もいなかったはずですが、列車が来る時だけは乗客はいっぱいいのです。今回は残念ながら登山道でも吹けず、笛は持って行っただけのデッドウェイトになってしまいました。で、土合→水上→高崎と乗り継いで、高崎から新幹線で帰宅。28日は職場の御用納め、前日29日は高校同期の仲間と忘年会で、この日は酒は控えようと思っていたのに、結局飲んでしまいました。350ml1缶だけですけど。
2024.01.01
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昨日ですが、谷川岳に登ってきました。元々は30~31日の1泊2日でもっと遠くの山に行こうと思っていたのですが、何日か前から31日は大荒れという天気予報が出ていたため、やむなく30日の日帰りに予定を変更しました。行き先はいろいろ考えたのですが、今年は暖冬で雪が少ないようなので、元々雪が少ない山は候補から外し、できるだけ雪が多くて日帰りできる山、と考えたら結局谷川岳になってしまいました。今年3回目(夏1回冬2回)、ふもとの国道291号線廃道歩き(夏冬1回ずつ)も含めれば、なんと年に5回も行っています。で、写真はありませんが、まず水上温泉に積雪が皆無です。これは記憶する限り、毎年家族旅行で水上に行っていた2016年1月以来の出来事ではないかと思います。そして、土合駅にすら雪はほとんどありませんでした。これは、2016年ですら、土合駅には多少は雪があったように記憶しています。天神平にて。谷川岳はさすがに雪景色ですが、かなり雪は少なめの印象です。笠ヶ岳・朝日岳・白毛門そして、例年とは登山コースも違います。例年は、天神平からの登り始めから熊穴沢避難小屋までは夏と冬でルートが違います。夏道は山腹を巻いて避難小屋で稜線に出ますが、冬はスキー場の脇をいきなり直登で稜線に出てから避難小屋に向かいます。ところが、今シーズンは夏と同じルートに冬道があります。熊穴沢避難小屋到着。屋根の上は積雪40cmくらいでしょうか。かなり少ないです。例年だと1月1周目の成人の日の三連休で、小屋の半分は雪に埋まっており、2月には全没しています。彼方にうっすらと富士山が見えます。その右側は秩父の山々のようです。だいぶ登ってきました。さすがに、この辺りはパッと見で「雪が少ない」という印象はありません。例年よりは少ないでしょうけど。肩の小屋到着。天神平を9時49分出発、熊穴沢避難小屋10時22分、肩の小屋到着12時7分でした。万太郎山から平標山に至る山稜と、左側は爼倉山稜トマの耳からオキの耳を撮影です。往路はトマの耳を通過して、一挙にオキの耳に到着。12時35分着。越後駒ケ岳と中ノ岳日光白根山と武尊山一ノ倉岳方面まで向かう人もいます。時間的に考えてテン泊でしょうか。中央から左にかけてが苗場山燧岳と至仏山万太郎山方面以下次回に続きます。当然年明けとなります、皆様よいお年を!
2023.12.31
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今月の鳥写真第2弾てす。第3弾もありますが公開は年明けになるでしょう。12月17日 印西市白鳥の郷と北印旛沼白鳥の郷は毎年行っています少し前にマガンが飛来という情報があったのですが、おらず、コハクチョウとオオハクチョウのみ゛した。コハクチョウ、周囲にいる小さなカモはオナガガモコハクチョウ盛んに飛んでいます。右無向いている1羽がオオハクチョウコハクチョウが飛び立つ姿はなかなか壮観です。続いて北印旛沼に移動しました。トモエガモの数万羽の大群が越冬しているというので行ったのですが、最初は西岸で探したものの、オナガガモとマガモばっかりでトモエガモは発見できず。続いて南岸に移動しました。いたいた、トモエガモの大群です。でも、超遠い。遊歩道をだいぶ歩いて近づきます。一斉に飛び立つ。ものすごい大群てす。数万羽ということです。トモエガモ飛んでは移動して、少しだけ近づいてきました。中にマガモが数羽いる以外はトモエガモです。しかし遠い。もう少し近くで見えないものか。・・・・・と思ったら近くのマガモの群れに1羽だけトモエガモが混ざっていました。写真中央の、他のカモより少し小さいのがトモエガモです。そうしたら、盛んに飛んで移動していた群れの一つが、比較的近くに着水しました。トモエガモの群れ。(手前にマガモのオス1羽、メス数羽が混ざっています)トモエガモの群れそれでも遠いですが、まあまあ何とか「撮れた」と言っていいでしょう。12月23日葛西臨海公園タシギタシギカワセミを撮影していた人(そんなに詳しくはなさそうな人でした)が「あのカモは10年ぶりに飛来した何とかハジロだってさっき誰かが言っていましたよ」というのです。何とかハジロ・・・・・?顔が見えないと分かりませんけど。顔を上げたらホシハジロじゃん、と思ったら、何人かのカメラマンが来て、「オオホシハジロだ」というわけです。なるほど、確かにくちばしの形が普通のホシハジロと少し違います。ホシハジロは冬の池や海にいくらでもいるカモですが、オオホシハジロそれと近縁ながら、アメリカ大陸原産で、ごくまれにしか飛来しないカモです。「オオホシハジロ」左「オオホシハジロ」、右カイツブリというわけで、すっかりオオホシハジロを撮影した気分になって、帰宅後に色々調べたんですよ。そうしたら、ホシハジロでもオオホシハジロっぽく見える嘴の形状は時々あるみたいなんです。しかし、ホシハジロはくちばしの先端に白っぽい斑点があり、オオホシハジロのくちばしにはそれがなく黒一色なんですね。で、この写真を見ると白っぽい斑点、ありますよね・・・・・(逆光気味で分かりにくいですが)そして、ネットで「本物の」オオホシハジロの写真を見ると、くちばしは、もっとはっきりと細長いんですね。何より、葛西臨海公園鳥類園のブログを見ると、この「オオホシハジロ」がいた辺りに「ホシハジロ1」と記録されています。というわけで、この「オオホシハジロ」の正体は、くちばしがややオオホシハジロっぽく見える、ただのホシハジロ、だったみたいです。残念。
2023.12.30
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渡良瀬遊水池12月2日駐車場でスクーターを止めたら、頭上にノスリがいました。ノスリミコアイサのメスタイプ同じくミコアイサ・メスタイプ鷹見台にて、ミサゴ。例のオスプレイの語源になった鳥です。チュウヒ。これも、日本語名のチュウヒより、英名のハリアーの方が有名かもしれません。チュウヒチュウヒ12月3日、前日の渡良瀬遊水地に続いてこの日は秋ヶ瀬公園。でも珍しい系の鳥には会えずシロハラシメ12月9日頑張って2週連続の秋ヶ瀬公園サンショウクイ。撮れたけど、マトモに写っていたのはこれだけでした。アカゲラ、これも何回か姿は見たのに撮影できなかったり、撮影したけどピントが合わなかったりで、取り逃がしていました。アカゲラ東京港野鳥公園イソシギハイタカハイタカどうしてもピントが合わず、仕方がないのでマニュアルフォーカスで撮ったら、やっぱり微妙にピントが合っていません(涙)ハイタカ今月は鳥写真第2弾あります。
2023.12.17
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少し時間が経ってしまいましたが、12月2日に渡良瀬遊水池に行ってきました。鳥写真が主目的でしたが、まずは風景写真より。この日は朝がやや出遅れ、家を出たのが6時50分少し前、途中トイレに行きたくなって道の駅ごかに寄って10分くらいタイムロスして、渡良瀬遊水池北口エントランス着が9時10分頃でした。北口エントランスの駐車場。だいぶ紅葉が進んでいました。時間的には前後しますが、帰路に寄った道の駅かぞわたらせより。ここからの写真が紅葉は一番きれいでした。同じく道の駅よりだいぶ先の鷹見台まで行ったら、英語とスペイン語と?語(何語か分かりません)の案内看板がありました。スペイン語は珍しいかも。群馬県の一部にはブラジル人が多いのは知っていましたが、ペルー人も多いのでしょうか。もちろん日本語の看板もありました。渡良瀬遊水池3回目にして、初めて「三県境」まで足を伸ばしてました。3県の県境は日本各地に多数ありますが、その多くは山であり、一部は川で、平地の陸地が三県の県境になっている例は少ないようです。もっとも、ここも元々は渡良瀬川が県境になっていたそうです。洪水対策で川の流れを変えたことで、陸地の県境になったということのようです。帰路は国道4号の途中から何回か渋滞があって、往路より時間がかかりました。
2023.12.15
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数千トン規模のイワシ漂着 撤去作業はじまるも終了のめど立たず あたりには腐ったような臭いが 函館市函館市浜町から日浦町にかけて大量のイワシなどが漂着している問題で、現地では午前9時から撤去作業がはじまりました。きょうは函館市や道、漁業関係者などおよそ100人が手作業で回収にあたっています。イワシが漂っている波打ち際では水が濁り、あたりは腐ったような臭いが漂っています。きょうは魚を拾いに来る人の姿はみられません。函館市では、回収した魚を焼却処分する予定でが、漂着したイワシは数千トン規模とみられていて撤去作業が終わる見通しはたっていません。---7日に大量のイワシとサバが漂着したと報じられていますが、冬の北海道とはいえ、早くも腐敗が始まっているようです。あの臭いはなかなか強烈です。動物が腐敗する過程で発する臭いは、哺乳類も魚類でもほとんど変わりません。じつは孤独死して何日も経った人の家を開けると、魚の腐ったようなにおいを発します。人間はイワシやサバよりはるかに体重が重いので、発する臭いもかなり強烈なのですが、そのイワシやサバも数千トンとなると、発する臭いのすさまじさは想像するに余りあります。それにしても、この種の怪現象の報に接すると、どうも「天変地異の前触れじゃないか」と思ってしまいます。もちろん、実際のところはそうとは限りません。「ナマズが暴れる」じゃありませんが、地震などの大規模災害の前触れにこの種の異常現象が少なからずみられることは確かですが、天変地異とは無関係にこういう現象が起こることの方がずっと多いですから。調べたところ、今回は函館ですが、津軽海峡を挟んだ青森でも、2018年、20年、今年2月と2~3年ごとに同様のイワシの大量打ち上げが起こっているし、それ以前にも各地で類似の現象が結構起こっているようですそしてもちろん、その後に天変地異が起こっているわけではありません(もっとも、この現象それ自体が十分に天変地異であるという言い方もできそうです)。今のところ、原因は二つの仮説があり、一つは群れが低水温にぶつかって仮死状態となり、そのまま打ち上げられてしまった、もう一つは、マグロやイルカ、クジラなどの大きな捕食動物に追われて逃げまどっているうちに海岸に逃げ込んでしまった、あるいは追われて過密状態となって酸欠死して打ち上げられてしまった、ということが考えられているようです。自然現象だからそのまま放置しておけ、と言いたいところではありますが、さすがに数千トンの魚から発する腐臭は相当のものでしょうから、人里近くではそのままにしておくわけにもいかないでしょう。対応する人の苦労は察するに余りあります。お疲れ様です。
2023.12.09
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11月の休日は演奏が忙しく、あまり鳥の写真を撮っていません。11月3日石神井公園この日は練習の前にささっと石神井公園まで行き、多分30分にも満たない滞在で、パッと写真を撮ってすぐ練習へ。当然珍しい鳥など撮れるはずもなく(笑)アオジ。今季初めての撮影です。ジョウビタキのメスジョウビタキ、メスジョウビタキ、メスオカヨシガモ11月5日秋ヶ瀬公園シメ。11月の秋ヶ瀬公園はフラれてばかりで、別の日にも行ったのですが、アカゲラがいたので撮った!!!全部ピンボケ(涙)でした。11月12日東京港野鳥公園イソヒヨドリのメスオスはきれいですがメスは地味です。でも、すごくかわいい。イソヒヨドリのメス11月はたったこれだけでした。
2023.12.01
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奥多摩の三頭山に行ってきました。朝6時半に家を出て(正直なところ、ちょっと出遅れ、この時間でもやや混雑している道もありました)9時半頃都民の森に到着しました。水とカメラ、双眼鏡はリアボックスに入れたものの、それ以外の荷物はザックに入れて担いだままスクーターを運転したものだから、実は、着いた時点で「腰がいてーなー」状態(笑)10月初めに浅間山に行ったときは、2000m超でも紅葉はまだまだでしたが。それから1か月近く経ち、今日は標高1000mの都民の森が紅葉真っ盛りでした。都民の森駐車場にスクーターを止め、三頭山へと登り始めます。往路は鞘口峠経由。11時ちょうどに三頭山東峰に到着。そのあと中央峰へ。更に西峰へ。実は3つのピークの中で一番低いのですが、何故か西峰が一番人が多いのです。一番景色が良いからでしょう。ゴールデンウィークに来たときは、ムシカリ峠から往復し、西峰だけしか行きませんでした。異常な暖かさの秋ですが、さすがに富士山は冠雪していました。雲取山2017m、東京都の最高峰てす。1531mの三頭山は、奥多摩湖の南側では最高峰ですが、奥多摩湖の北側には雲取山を筆頭に、その北側に芋ノ木ドッケ(1946m)、七ツ石山、鷹ノ巣山、天祖山、酉谷山など、1700m峰がいくつもあります。実は、東京都は意外に山国なのです。鷹ノ巣山。下山はムシカリ峠へ。山頂付近はブナを主体として落葉広葉樹林が広がっています。ブナというと白神山地など雪深い日本海側に多い木という印象ですが、奥多摩にも結構立派なブナ林があります。ただ、紅葉は終わりに近いです。ブナ林。下山するにつれてきれいな紅葉が増えます。例によって笛も吹きました。都民の森駐車場近くまで降りてくると、紅葉も一層きれいです。同じく駐車場近くから。これも東京都です。都民の森駐車場のモミジ。来てよかったです。例によって子のスクーターで来ました。走行距離は累計6200km弱。ここまでのトータルの燃費はリッター56.2kmです。ここで帰るつもりだったのですが、ちょっとだけ寄り道しました。都民の森駐車場から北に2kmくらい行ったところ、浅間尾根駐車場。ここが奥多摩周遊道路の最高地点、だと勘違いしてここまで行って引き返してきたのですが、どうもその先も登りだなあとは思ったのです。後で調べたら、最高地点はさらに先の風張峠駐車場でした。しまったーーーー!!また次の機会に行くことにします。帰りは、その浅間尾根駐車場から自宅まで、途中何カ所か渋滞にはまり、3時間20分ほどかかりました。DIO110の難いシートのおかげで尻が痛い、腰も痛い、のですが、考えてみると今まで居眠り運転はしたことがないのはもちろんのことながら、運転していて眠くなったことも一度もないのは、この硬いシートのおかげかもしれません。
2023.11.04
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デジタル一眼レフを買い換えたから、しばらく鳥写真のアップが途絶えていましたが、新しい望遠連レンズを購入したので再開しました。新しい望遠レンズはキヤノンRF100-400mm F5.6-8 IS USMで、新しいと言っても実は中古なのですが(長らくカメラとレンズは中古しか買っていません)、写り自体は前に使っていたSIGMA100-400mm F5-6.3と大同小異と思います。400mmテレ端での明るさはSIGMAの方が上です。ということは、SIGMAの方がよいレンズか?ひょっとすると、描写だけならそうかもしれません。ただ、EFレンズのSIGMA100-400mmをマウントアダプタを介してR50に装着すると、ピントに迷うときがかなり多いのです。迷わない時もありますが、飛んでいる鳥、機敏に動く鳥などはほぼ絶望的です。RF100-400mmも飛んでいる鳥はピントが迷うときがありますが、SIGMAのレンズよりピントは早いことが圧倒的に多いです。そして、重さが全然違います。SIGMA100-400mmは1.1kgほどあります。これも、400mmクラスの望遠レンズの中では、従前は最軽量クラスでしたが、RF100-400mmの重さは驚異の630g、R50のボディにこのレンズを装着した合計重量がなんと丁度1kgなのです。今まで、KissX7iとシグマ100-400mmで合計約1.7kgだったので、圧倒的に軽く、これまでのX7i+標準ズームの重量と同等です。この軽さは感動的で、山にもっていっても苦になりませんし、もう重いレンズには戻れません(笑)ただ、いいことばかりのRF100-400mm F5.6-8 IS USMですが、唯一の弱点はお値段が中古で8万円くらいしたこと。R50も7万円以上したので、本体+レンズで合計15万円以上です。ミラーレス機の装着するには、シグマ100-400mmは前述のとおり、ピントに迷うことが多いのが弱点ですが、一眼レフのEOSに装着するなら、ピントも描写も同等で、値段は(中古なら)だいぶ安いと思います。重いけど。というわけで、10月からの鳥写真はすべてR50+RF100-400mm F5.6-8 IS USMで撮影しています。10月7日浅間山黒斑山山の写真はすでに公開済ですが、実はこの時この望遠レンズも持っていきました。コガラ。山に望遠レンズを持っていく場合は、ウエストポーチに入れていくのですが、これまではそれがずっしり重かったのですが、1.1kgが0.6kgに変わっただけで、それがまったく重く感じないのは不思議です。コガラ10月14日東京港野鳥公園オオムシクイ昔はメボソムシクイの亜種とされて、事実上区別されていませんでしたが、最近は別種として扱われています。メボソムシクイは本州の1500m以上の亜高山帯で繁殖しますが、オオムシクイは北海道東部と千島以北で繁殖し、春秋に本土を通過します。メボソムシクイとは姿で識別は不可能ですが、鳴き声に多少の違いがあります。東京港野鳥公園のスタッフが「オオムシクイだ」と言っていたので、鳴き声で確認済だったのだと思います。オオムシクイ今まで撮影した「メボソムシクイ」の中にオオムシクイが混じっていた可能性はありますが、確認できないので一応初めて撮影でした鳥です。今シーズン、ヒタキ系の渡り鳥にフラれ続けて、まったく撮影できていませんでしたが、ついに遭遇できました。エゾビタキ。オオムシクイに続いてエゾビタキにも遭遇しました。エゾビタキ。地味だし、時期になれば都内の大きめの公園で珍しくはない鳥ですが、春秋の限られた時期しか見られないので、人気はあります。10月18日葛西臨海公園カワセミこの写真、ISO6400で撮影しています。EOSKiss7iでは、ISO6400は粗くてノイズが多くて、マトモな写真にはなりませんでしたが、R50のISO6400は、やや粗いですが、充分実用になる画質と思います。10月21日石神井公園キビタキ(オス)やはり暗くてISO6400になってしまいましたが、何とかみられる画質です。キビタキ(メス)キビタキ(オス)キビタキ(オス)10月28日三番瀬海浜公園ハマシギ。ずっと顔を水につけて採餌しているので、たまに顔を上げる瞬間を撮影するのは大変です。シロチドリ。個人的には、こうやって体を膨らましているシロチドリはとても可愛いと思います。本来の体型は他の千鳥と大同小異ですが、日本では冬鳥なので寒いときにこんな風に体を膨らませることが多々あります。他のチドリ類(例えばコチドリ、メダイチドリ、イカルチドリなど)は日本ではあまり越冬しないので、寒いときに体を膨らませるこのスタイルは、そんなに見ないように思います。ミヤコドリが大群になっていまた。ミヤコドリ。ハマシギ。翼の付け根、肩のところにわずかに夏羽が残っていますが、ほぼ冬羽です。トウネン。ハマシギ、ミユビシギより小さな、おそらく日本を通過するシギの中では最小だと思います。ミユビシギ。ところで、この日の三番瀬では、二度も惜しいシャッターチャンスを逃してしまいました。一度目は、見慣れない大きな海鳥が飛んでいたのです。カモメ類とミヤコドリが集まる干潟に降り立ちそうだったので、降り立ったら撮影しようとカメラを構えていたら、結局下り立たずに飛び去ってしまいました。あわてて撮影しようとしたら、肝心な時にピントが迷って撮影できず。肉眼と双眼鏡での観察が正しければ、多分カツオドリの仲間の幼鳥(全身が茶褐色だったので)ではなかったかと思います。三番瀬では、一昨年アカアシカツオドリが飛来し、私も撮影しましたが、また来ている、という情報は持っていませんが・・・・。ただ、何分写真がないので確実ではありません。大きさも飛び方もカモメ類とは違ったと思いますが・・・・(翼の長さはミズナギドリ類の可能性もありそうでしたが、ミズナギドリ類のように海面すれすれは飛んでいませんでした)2度目は、なんだか鳩が飛び立ったのです。いや、鳩くらいの大きさの鳥が。ドバトかキジバトか、と思って、近づいてきたのをよく見たら、鷹でした。ハイタカでしょう。あわててカメラを構えたら、ファインダーにとらえるより早く、産廃置き場(?)の塀の向こうに消えてしまいました。私が干潟の上にいれ、ば死角に入らず撮影できたのではないかと思うのですが、塀の近くにいたために、死角に入るのが早かったです。うーーん、残念。
2023.10.29
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先日浅間山・黒斑山の写真をアップしましたが、この際に主要な針葉樹の写真も撮ってきましたので、それをアップします。車坂峠が標高2000m近くあるので、そこはすでに亜高山帯針葉樹林の領域になっています。山登が好きな人で植物が好きな人は多いですが、高山植物の花が好きな人は多くても(もちろん私も好きでよく写真をアップしていますが)針葉樹が好きだ、という人はさほど多くはない気がします。針葉樹、それも亜高山帯の針葉樹は種類が少なく、局地的な分布の希少な種を除けば10種もないので、だいたいはすぐに覚えられます。まず、亜高山帯と言えば、代表的なのはモミの仲間です。本州ではシラビソとオオシラビソ、北海道ではトドマツがこの仲間です。シラビソの葉オオシラビソの葉オオシラビソシラビソは四国の石鎚山から宮城県の蔵王までに分布、オオシラビソは石川県の白山から青森県の八甲田山まで分布します。両者はたいてい混生していますが、亜高山帯の下部、また雪の少ない太平洋側ではシラビソが多く、亜高山帯上部、また雪の多い日本海側ではオオシラビソが多い傾向にあります。ただ、浅間山は太平洋側気候で雪はさほど多い山ではありませんが(と言っても1mやそこらは積もりますが)オオシラビソも結構多かったです。両者ともマツ科モミ属に分類されますが、モミ属の中では系統的にかなり離れており、シラビソの近縁な種は北海道のトドマツをはじめ、東アジアやヨーロッパ、北米に広く分布しますが、オオシラビソに近縁な種は、日本の近くにはまったくありません。唯一、オオシラビソに近縁な種は、なんと北米西部、米国からカナダにかけての太平洋沿いの山岳地帯に分布するアマビリスモミとされています。コメツガコメツガもまた亜高山帯に多い木ですが、どちらかというと亜高山帯下部に多いようです。九州の祖母山から青森県八甲田山まで分布します。カラマツカラマツの葉カラマツもまた亜高山帯の代表的な樹種です。ただし、上記のシラビソ、オオシラビソ、コメツガがどちらかと言えば陰樹つまり日陰でよく育つ木なのに対して、カラマツは陽樹、つまり日向でないと育たない木です。何らかの理由で森が消滅した後、真っ先に生える「先駆植物」の代表例ですが、いったん森が広がると、その中で子孫を残すことはできず、消えてしまいます。しかし、土壌条件の厳しい場所では陰樹がなかなか入ってこられないため、カラマツが勢力を維持し続けることがあります。土壌条件が厳しいというのは、具体的には例えば河川の周囲、湿地帯、そして火山の溶岩などです。というわけで、火山である浅間山には、カラマツは結構多かったです。もう一つ、浅間山には高山植物の代表格であるハイマツが分布しないため、ハイマツが生えるような環境にカラマツが多い傾向があるようです。シベリア東部では、近縁種のグイマツが、広大なタイガの森を形成しています。針葉樹の中では比較的珍しい、落葉する針葉樹です。ゴヨウマツ、またはキタゴヨウゴヨウマツまたはキタゴヨウの葉モミの仲間やカラマツもマツ科つまり広い意味ではマツの仲間ですが、その中ではいわゆる松と同じグループではありません。ゴヨウマツは正真正銘の松つまりマツ科マツ属に分類されます。ただし、一般にマツと言ってイメージするアカマツやクロマツが二様松、つまり葉が2本対になっているのに対して、ゴヨウマツは文字どおりの五葉松、つまり葉は5本が対になっています。ハイマツも同じ仲間です。日本の亜高山帯林では、高木にならないハイマツを除くと、マツ属の木はあまり主流ではないのですが、浅間山はハイマツが分布しないためか、ゴヨウマツがかなり多かったです。ゴヨウマツと、その変種のキタゴヨウ(北方系)とヒメコマツ(南方系)がありますが、場所から考えてヒメコマツではありません。キタゴヨウかゴヨウマツか、私には同定出来ないのですが、ネットで検索すると浅間山はキタゴヨウが多いとあるので、キタゴヨウなのかな。おそらくチョウセンゴヨウおそらくチョウセンゴヨウの葉これも、マツ属のなかの五葉松に分類されます。先ほどのゴヨウマツ(またはキタゴヨウ)より、かなり葉が長いので、おそらくチョウセンゴヨウと思われます。名前のとおり、朝鮮半島、それに中国東北、ロシア沿海州に広く分布します。日本では、最終氷期にはかなり勢力があったようですが、現在はあまり数が多くあません。さて、亜高山帯の針葉樹と言えば、このほかに前述のハイマツ、さらにトウヒをはじめとしたトウヒ属があります。しかし、前述のとおりハイマツは浅間山には分布せず、トウヒは分布しているはずですが、見つかりませんでした。北海道ではトウヒの仲間(エゾマツ、アカエゾマツ)はかなり数が多いですが、本州の山では比較的少ないように感じます。以前に他の山で撮った写真はありますが、それはまた別の機会にご紹介しようと思います。
2023.10.13
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この3連休は今日明日と予定が入ってしまい、初日の7日だけ山に行ってきました。どこの山に行くか、直前まで迷ったのですが、那須岳か浅間山のどちらかにしようと思っていたところ、那須岳は予報がよくなかったので、浅間山にしました。中央火口丘の前掛山まで行きたいところでしたが、公共交通機関を使った日帰りではちょっと無理なので、あきらめて外輪山の黒斑山までにしました。というか、着いてみたら、今は噴火警戒レベル2で前掛山までは登れないんですね。東京を朝出て、新幹線で佐久平まで、JR場に乗り継いで、海抜1970mの車坂峠まで行けます。晴天ですが、結構寒いです。車坂峠から上り始めてすぐのところ。まだ、紅葉の見ごろには少々早いようでした。今年は、先週までは8月の蒸し暑さで、9月をすっ飛ばして、いきなり10月末の寒さになってしまいました。気温はともかく、紅葉は季節に追いつけないのでしょう。車坂峠を挟んで向こう側に水ノ塔山、池之平湿原などが見えます。往路のJRバスの乗客の感じだと、浅間山方面に行く人よりこちらに行く人の方が多いようでした。車坂峠から外輪山まで1時間ちょっと、いきなり浅間山の中央火口丘がドーンと目の前に現れます。浅間山。前述のとおり、現在前掛山までは入山禁止なので、誰もここを登ることは出ません。外輪山と中央火口丘の間は、上から見下ろすと、笹原に針葉樹の疎林が広がっているようです。黒斑山に到着。標高2404m、車坂峠から1時間半余りの短いコースです。黒斑山から撮影した浅間山中央火口丘。少し雲が出てきました。ここでまだ時間は11時半なので、先に進むことにしました。この暇晴天でしたが、地面には盛大に霜柱が立っていましたし、木の枝には雪か霧氷がついていました。風が吹くとそれが舞い落ちてきます。歩いている限りは寒くはありませんが、じっとしていると結構寒いです。とても雰囲気の良い場所です。稜線上の登山道はまだ続きます。蛇骨岳を超えて、仙人岳へ。稜線歩きは気持ちいいです。仙人岳に到着外輪山の登山道を振り返ります。剣が峰、下界の街並みが遠方に見えます。蛇骨岳付近の登山道。向こう側に見えるのが、今回の引き返し地点である仙人岳です。もちろん笛も吹いてきました。下山は、ほぼ登りと同じルートでした。次に行くときは前掛山に登りたいなと思います。
2023.10.08
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今夏の山岳遭難、過去最多809人 コロナ禍明け影響か、富士山最多今年7~8月に全国で起きた山岳遭難は、昨年同時期よりも70件多い738件だった。遭難者数は809人で昨年から23人増え、いずれも統計が残る1968年以降で最多となった。警察庁が13日に発表した。夏場の山岳遭難はここ数年増えている。警察庁は、新型コロナによる行動制限が解除されたことに加え、コロナ下で密を避けるレジャーとして登山が広まった影響が出ているとみる。都道府県別の発生件数では、長野が最多の101件で、静岡が76件と続いた。最も多くの遭難者が出たのは69人の富士山で、2番目は秩父山系の41人だった。遭難者全体の2割超は60代だった。同時期の水難事故は昨年より6件少ない453件で、水難者は70人減って568人だった。遭難者の5割超は海で事故に遭った。死者、行方不明者は8人多い236人。中学生以下は16人で、11人は小学生だった。---この記事だけ読むと、山岳遭難809人対水難568人で、山岳遭難の方が危険であるかのように感じます。が、実際には違います。記事には水難事故の死者は書いてありますが、山岳遭難の死者数は書いてありません(おそらく実際の記事には書いてあるのだろうと思います。ネットには記事の冒頭部分しか掲載しないから、そこがカットされているのでしょう)。別記事によると、山岳遭難の死者・行方不明者は61人、負傷者は351人ということです。つつまり、遭難のうち死亡に至るケースは1割に満たないのです。もちろん、それだって充分に高率です。昨年2022年交通事故発生件数は30万件余りで、負傷者は35万6千人に対して死者は3千人に満たないので、交通事故に占める死亡の割合は1%にも満たないものです。だから、山岳遭難だって死亡リスクが低いわけではまったくくないのですが、水難事故は568人中死亡が236人というので、死亡率4割を超えます。桁が違うのです。考え見れば、それはそうなのです。山は、遭難しても、転落、滑落等で身体に大きなダメージを追っていなければ、必ずしも即死するものではありません。そこは地上ですから、とりあえず呼吸をすることはできるからです。しかし、水の中はそうはいきません。水に落ちた時、仮に身体のどこにもダメージを負っていなかったとしても、背が立たなければすぐに溺れる(窒息死する)可能性があるし、水の中では体温があっという間に奪われる、着衣のままでは体の自由が利かない、などの理由で、あっという間に死に至ってしまいます。難しいものですよね、元々すべての生命の源は海であり、人間の体の中だって、血液は海水と成分はほとんど同じと言われるくらい、海は切っても切れない縁がありながら、人間は海の中では1時間と言えども生きながらえることは難しいのですから。しかし、この夏、山岳遭難が多かったためニュースバリューが生じてしまったせいか、何でもかんでもやたらと山岳遭難が報道される傾向が著しかったように思います。死亡行方不明の事例が報じられるのは当然ですが、今夏は、軽傷や「疲労で動けなくなった」程度の無傷の事例まで、シャカリキになって報じていた印象があります。私は6年前に奥多摩の御岳山で骨折してしまったわけですが、もちろん当時私の遭難など、ひとかけらも報道などされていません。しかし、もし私が6年前ではなく、この夏に同じケガを負っていたとしたら、報じられていた可能性は低くはないように思います。富士山や北アルプスみたいに、遭難注目スポットではないので確たることは言えませんが。しかし、その一方で、登山の10倍近い死者を出した水難事故は、果たしてどこまで報じられたのかな、と思います。リスクの大きさを考えれば、水難事故こそ大々的に報じられるべきものだと思うのですが。引用記事に重要な、しかし見落としがちな言及があります。「遭難者の5割超は海で事故に遭った。」つまり、逆算すれば遭難者の5割弱は海以外の場所で事故にあった、ということです。海以外というのは、川、ため池、用水路などでしょう。山は、意図して登らなければ遭難しませんが、水難はそうとは限りません。柵のないため池や用水路、場合によっては道路の側溝などでも水難事故は起こります。釣りや水遊びに行かなくても、遭遇しうるのが水難事故です。都会ではなかなかそういうところは少ないですが※、農村部では、日常生活空間の中に水の事故に遭遇するリスクが、決して少なくありません。正常な判断力を持つ大人が日中であれば問題ないでしょうが、「子ども」「高齢者」「酩酊時」「夜間」などの条件が付くと、そうはいえなくなります。※ただし、「水難」には定義されませんが、都会にも水の事故が生じるリスクが大きい場所があります。それはお風呂。入浴中の死亡事故は、年間4000人以上に達しており、交通事故死者よりずっと多く、山岳遭難や、狭義の水難事故など比較の段ではありません。やはり大半が高齢者であり、そのため、高齢者用の低浴槽というものが存在します。というわけで、「海水浴」「水遊び」は夏場以外にする人は少ないですが、しかし水難事故は決して夏だけのものではありませんので、皆さんくれぐれも気をつけましょう。
2023.09.13
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職場の同僚と一緒に、金曜の夜から夜行日帰りで西穂高岳独標まで行ってきました。8年前に西穂本峰の山頂にも登っていますが、今回は同行者の経験と日程等を踏まえて。独標までにしました。上高地から西穂山荘に向かう登山道にて。に謎の同行者(笑)が先を進みます。というわけで、ニホンザルがいっぱいいました。秋の花であるトリカブトも咲いていました。西穂山荘に到着。ここまでずっと曇天でしたが、ここでやっと晴れました。しかし、向かう西穂高方面はガスの中です。笠ヶ岳も見えません。でも、独標が姿を現しました。西穂高の岩峰群が見えてきました。独標を眼前に臨む。独標に到着して、目の前のピラミッドピークを望む。西穂高岳に登るには、何カ所かの難所を通過しなくてはなりませんが、独標から向こう側への下りが最初の、そして最大級の難所の一つです。今回は同行者の技量、日程を判断して独標まで。独標まで、のつもりだったはずなのに、今回の行き先は独標までと決めていたのに、なんで私は向こう側から独標を撮っているんでしょうかね(笑)前回西穂高に登った時から8年経ち、その間に左足を骨折し、右ひざも痛いので、今も登れる自信はなかったのですが、ここが問題なく下れたので、多分今も西穂山頂まで登れるでしょう。独標に引き返して、眼前のピラミッドピークを撮影。うっすらと西穂本峰の姿も、姿を現しました。梓川流域と帝国ホテルの赤い屋根がよく見えました。下山です。独標までは初心者向けコースと言われますが、でも初心者向けにしては結構な岩場です。が、それでも反対側の絶壁に比べれば、斜度が緩いことが写真らも分かります。独標を見上げる。キアゲハがいました。もちろん笛も吹きました。往路は上高地から登りましたが、帰路は新穂高ロープウェイに出て新穂高温泉に下山、平湯経由で帰りました。次は独標止まりではなく、西穂高岳本峰の山頂まで行くことにします。
2023.09.10
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8月は端境期で鳥写真は低調です。ついでに、後半になってカメラが悪いのかレンズが悪いのか、ピントがあまり合わなくなってきました。8月4日会津駒ケ岳にて。ウソを撮影。絶好のシャッターチャンスだったのですが、ピンボケ写真しか撮れないうちに飛ばれちゃいました。望遠レンズは持って行かず、標準ズームの70mmで撮影。8月5日三番瀬ミヤコドリミユビシギミユビシギオオソリハシシギメダイチドリ8月12日東京港野鳥公園キアシシギセイタカシギ8月20日城ヶ島イソヒヨドリ8月23日東京港野鳥公園セイタカシギこの日以降、どうもピントが今一つ。イソシギキアシシギ8月26日三番瀬海浜公園ミユビシギ手前トウネン奥ミユビシギ。小さいミユビシギが、もっと小さいトウネンと並ぶと巨大に見えます。メダイチドリ8月30日代々木公園ハイタカ若鳥ですかね。ピントが合わないので、カメラを予備(以前に海水日けてしまったカメラ)に変えてみたら、もっとピントが合いませんでした(笑)上ハシブトガラス、下ハイタカ若?ハイタカ、ということにしておきましょう。デジタル一眼レフ1台は2016年、もう1台は2018年購入で、かなり古いです。望遠レンズは2017年購入で、レンズとしてはそこまで古くはない、と思うのですが、どうなんでしょう。とりあえずカメラの本体買い替えを検討中です。
2023.09.08
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先週末、暑い真っ盛りに城ヶ島まで行ってきました。夏休みに入ったら毎日昼まで起きてこない人を朝早く叩き起こして連れて行きました。城ヶ島大橋の手前でバスを降り、橋は歩いて渡りました。スカシユリが満開でした。スカシユリの群落。これは植栽しているものでしょうが、自生と思われるものもありました。さすがに、よく行く葛西臨海公園とは海の青さが違います。ここから海に降りられます。が、ここから波打ち際まで降りるのはちょっと大変なので、島の東端に移動しました。時間帯的に満潮からどんどん潮が引いていく時間帯で(この日は、大潮だったかな?干満差がかなり大きいときでした)、潮だまりが各所に。ハゼの仲間?イソギンチャク何でしょう。やはりハゼの仲間でしょうか。上記と同じ種類でしょうね。縦に黄色のラインが入ったこの小さな魚もいっぱいいました。魚、それも食用で流通していない魚は全然詳しくありません。なお、写真はすべて、普通の一眼レフに鳥撮影用の望遠レンズ(ただし、ほとんどワイド端の100mm)で水の上から撮影しています。こんな感じです。向こう側は房総半島。そういえば、もうじき関東大震災から100年ですが、城ヶ島は震災の時、1メートルくらい隆起しています。この辺りは、震災以前は満潮でも海の下だったかもしれません。向こうは大島です。ウミウ観察台まで行ってみましたが、もちろんウミウは一羽もいません(このあたりではウミウは冬鳥)。後で三崎港にカワウはいましたけど。暑さを予想して、できるだけ早く家を出て、朝の早い時間に歩くつもりだったのですが、9時半頃に着いたら、すでに結構暑い、11時になったらとんでもない暑さで、11時頃に撤収。三崎港まで歩いていきました。美味しい昼食をいただき、後は帰るだけ。下から見上げると、城ヶ島大橋は結構長いです。歩くとすぐですが。もう少し涼しければこれに乗ってもよかったのですが、また次の機会に(もっとも、私一人ならともかく、同行者と二人で次に来る機会があるかどうかは分かりませんけど)帰りは京急でぐーすか寝て帰りました。
2023.08.22
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昨日の山の日、また山に行ってきました。先週の会津駒ケ岳に続けて2週連続ですが、さすがに今回はかなり軽量級の場所にしました。毎年のように行っている、谷川岳の山麓、国道291号線の廃道歩きです。土合橋出会いから新道を20分ほど歩くと、広場に出ます。まだ歩き出したばっかりですが、いつもここで・・・・・・笛練習第一会場です。歩き始めはミズナラが多くてブナは見当たりませんでしたが、ちょっと歩くとブナ林に変わりました。新道から途中で連絡道で旧道に出て、一ノ倉沢に到着。ここまでは舗装されており、電気バスが走っています。白毛門。舗装道路は一ノ倉沢で終わりですが、その先もよく整備されていて、車が走れる状態です。一般車は走れませんが、JR東日本の軽トラックが入っているのは見たことがあります。JR東日本の送電線があるので、定期的に点検しているようです。巨大な葉っぱのホオノキ芝倉沢が見えてきました。このあたりで丁度標高1000mくらいです。堤防があります。芝倉沢の手前に崩落個所があり、ここから先は車が走行可能な道としては実質的に終点です。が、この先も人が歩くことはできます。そして、書類上の国道291号線は廃道とはなっておらず、現在も存在します。堤防の向こうに白毛門が見えます。堤防にせき止められて池があります。ここから谷川の山頂に向けて、登山地図には点線(難路)ですがいちおう登山道が記載されています。行ったことがないので、どうやって歩くのかは知りませんが。そして、ここが笛練習第二会場(笑)ついでにここで昼食にしました。この先は一段と道が荒れ、数百メートルごとに崩落箇所があります。ただ、「国道」(名目上は)として見るから道が荒れていると感じますが、登山道として見たら、よく整備されています。明らかに放置状態ではなく草刈り等の整備は行われています。(新潟県側はまったく整備がされておらず、人が歩くこともできない、というよりどこが道なのか、もはや不明になっているそうです)3か所目の崩落個所で時間が午後1時となり、時間切れで引き返しました。いつかは蓬峠まで歩きたいけど、引き返し地点から更に8km以上の距離があります。笛練習に時間を費やさなくても、日帰りは厳しいです。多分幕営装備がいるでしょうね。(峠に無人小屋はあるようです。)アジサイがまだ咲いています。何とかヒョウモン。タテハチョウの仲間です。3時過ぎに土合駅まで戻ってきました。(往路は水上駅から土合橋までバスだったので、土合駅八追っていません)台風が接近しつつあり、事前の予報はあまりよくありませんでしたが、結果的に予報は良い方に外れて、晴天の山麓歩きができました。
2023.08.12
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会津駒ケ岳の最終回です。池塘の間の木道を中門岳から会津駒ケ岳に引き返します。景色は素晴らしいのですが、この木道がなかなか曲者でして、前夜雨が降ったらしく、かなり濡れていて、非常に滑りやすい。それで前回書いたように駒ケ岳の山頂直下で転んでしまったわけですが、その先も滑りやすい木道が点々と続きました。ただ、晴れたり曇ったりで時々日が差したおかげで、引き返すときには、さらけている場所の木道はだいぶ乾いて歩きやすくなっていました。しかし樹林帯の中はあまり日が差さないので、復路もぴしょ濡れの木道が何か所かありました。モミジカラマツのようです。復路もコバイケイソウの大群落の間を歩きます。11時前に駒の小屋に戻ってきました。ここで昼食にしました。立派な山小屋です。小屋の前の池塘から駒ヶ岳山頂を望みます。往路より晴れています。11時15分頃下山を開始しました。往路と同じ道です。キンコウカの黄色いじゅうたん下る登山道。往路より晴れて明るくなっています。なんというか、アルプスの少女ハイジみたいなたたずまいです。もちろん、花の咲き乱れる季節は一瞬で終わってしまうのですが。北東方向への稜線。大戸沢岳だと思いますが、この稜線には登山道はありません。(冬なら行けるのかな)キンコウカの大群落。またまたキンコウカの花樹林帯に入って、オオシラビソの樹間から小屋を臨みます。ここからは樹林帯なのでひたすら下山です。途中海抜1650m付近のベンチまでは、傾斜も比較的緩いので、所々小走りでかなり飛ばしました。その下は急勾配なので、あまりスピードを出しては下れませんでしたが。ベンチの辺りを12時ころ通過し、登山口着は午後1時ころでした。小屋から登山口まで、下山は1時間50分くらいでした。お決まりの笛練習は下山後に。しかし、疲労のため口が動かず、最初の2曲くらいはまともに音が出ません(吹き始めは音が出ても、数小節で音が出なくなってしまいます)。おやつを食べ、水を飲み、3曲目4曲目くらいから、どうにかやっとまともな音が出るようになってきました。でも、その登山口から「毎日あるぺん号」の出る道の駅付近まで、更に30分ほど下ります。途中、ヤナギランが咲いていました。ヤナギランも山の花ですが、高山帯までは分布しないので、あまり「高山植物」扱いしてもらえません。ヤマユリなんかもそうですね。檜枝岐に到着後。もう8月ですが、まだアジサイが満開です。海抜900m余りでも、東京よりはずっと涼しいです。汗びっしょりだったので、お風呂に入って生き返り・・・・・・やっぱり山から下りてきたらこれですよ!!美味しかったです。というわけで、復路は午後3時半発の毎日あるぺん号で帰りました。
2023.08.09
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前回の続きです。いきなり会津駒ケ岳山頂に到着。小屋から山頂までは25分ほどで、時刻は9時でした。残念ながらガスっていて視界はありません。実は山頂手前の木道がびしょびしょに濡れていて、つるっと滑って両ひざ+左肘と両手が泥だらけ(笑)。登りだったので、汚れた以外はちょっと擦りむいたくらいで何もありませんでしたが。山地用は視界もなかったので、そのまま中門岳まで向かいます。駒ヶ岳の先でニッコウキスゲ(ゼンテイカ、北海道ではエゾカンゾウとも)が咲いていました。ニッコウキスゲの群生。8月だから、尾瀬沼、尾瀬ヶ原ではもうニッコウキスゲは終わっているんじゃないですかね。ここは海抜2000m超だけに、開花ば少し遅いようです。会津駒ケ岳から中門岳までは、2000mのなだらかな稜線上に高層湿原が広がっています。キンコウカ、ニッコウキスゲに続き、駒ケ岳から中門岳までの稜線はコバイケイソウの大群落が続きます。コバイケイソウの白いじゅうたん。コバイケイソウの花名前はコバイケ「イ」ソウなのに、たいていの人に「コバイケソウ」と呼ばれてしまうかわいそうな花(笑)何の花か分からなかったのですが、知人に教えていただきました。ネバリノギランだそうです。キンコウカ科だそうです。ハクサンフウロでしょうかね。正面が中門岳のようです。池塘の点在する湿原の中を中門岳に向かいます。ここが中門岳山頂?あまり山頂らしくありません。写真右手の方が明らかに高くなっているし、木道もさらに続いています。このあたりが中門岳の本当の山頂のようで、木道もここで行き止まりでした。標識等は何もなし。やってきた道を振り返ります。奥の中央左寄りが会津駒ケ岳。池塘の点在する高層湿原の続く稜線は、南北アルプスとはまた違って素晴らしい景色です。会津駒ケ岳山頂。正直なところ、会津駒ケ岳は、山頂自体はたいしたことはありません。小屋の手前から中門岳までの湿原の景色が素晴らしいです。行くなら絶対に中門岳まで行くべきと思いました。中門岳の湿原と池塘とオオシラビソの森。以下次回に続きます。
2023.08.07
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最近、毎年登っている山とか、何年ぶりに登る山などが多く、初めて登る山がしばらくありませんでしたが、久しぶりに初めて登る山です。会津駒ケ岳。尾瀬近傍の山で、いつか行きたいと思っていました。東京からは、毎日あるぺん号で登山口まで一直線でした。バスの到着した檜枝岐の道の駅付近から40分ほど歩くと登山口につきます。道の駅付近が海抜915mほどで、この登山口が1100mなので、ここまで180mあまり登っています。登山口発芽5時47分でした。登山口は階段です。(実はこの2枚の写真は下山時に撮影しました、朝は暗くて手ブレしてしまったので)登山口からしばらくは、けっこうなは急登です。山地帯、ブナを中心とする落葉広葉樹林を登ります。海抜1650m前後にベンチがあって求刑しました。正面はオオシラビソ、左はブナです。このあたりで山地帯から亜高山帯針葉樹林に入れ替わる、ちょうど境界線付近のようです。ダケカンバ。この時間は快晴でした。稜線に出ました。さっきまで快晴でしたが、だいぶガスが多いです。キンコウカが咲き乱れていました。キンコウカの間にある白い花はイワショウブです。コメント欄で甲斐駒ファンさんに教えていただきました。キンコウカキンコウカの黄色いじゅうたんです。駒の小屋が見えてきました。キンコウカの黄色いじゅうたんとオオシラビソと、その向こうは尾瀬御池に至る富士見林道の尾根。登ってきた登山道を振り返ります。池塘が見えます。駒の小屋に到着。時刻は8時36分、登山口からは2時間50分でした。登山地図のコースタイムよりは若干早いものの、計算すると1時間当たり標高差340m弱を登った計算。主観的にはかなり調子よく登ったつもりでこのペースと考えると、以前に比べるとだいぶ脚力が落ちました。小屋の前の池塘。ガスがわいて幻想的ですが、視界は・・・・。向こうにかすんで見えるのが駒ケ岳山頂です。ワタスゲが咲いていました。以下次回に続きます。(全3回予定)
2023.08.06
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ホームページ閉鎖の関係で、やたら長い文章を転載し続けていますが、今日は短めです(笑)夏場は東京近辺は珍しい鳥のいない季節なので、鳥写真も少ないです。7月2日葛西臨海公園ホウロクシギこの写真ではダイシャクシギとホウロクシギの識別が付きませんが、葛西臨海公園では6月からホウロクシギが記録されているので、これもホウロクシギです。ホウロクシギ7月21日乗鞍岳東京では珍しい鳥のいない時期ですが、高い山なら話は別です。乗鞍は軽い山登りなので重い100-400mmレンズを持っていきました。ただ、一番の目当てであったライチョウは遭遇できませんでした。ホシガラスホシガラス、畳平を出てすぐです。カヤクグリ。同じく畳平から、まだ舗装道路の間での撮影です。カヤクグリカヤクグリイワヒバリ。これは山頂直下での撮影7月29日 葛西臨海公園カンムリカイツブリ。珍しくはない鳥ですが、冬鳥です。今は7月、越夏個体のようです。7月30日 東京港野鳥公園手前キアシシギ、奥はコサギ。キアシシギの秋の渡りは8月末から10月初めくらいなので、若干早い個体かと思います。ササゴイ、実はとってもユーモラスな姿です。ササゴイ。
2023.08.04
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前回の続きです。剣が峰の直下には権現池があります。登ってきた道を見下ろします。眼下に頂上小屋があり、ここが丁度標高3000mだと表示がありました。登りの途中で眼下に見えるエコーラインの肩の小屋口付近でバスが3台停車し、団体が下車していたのが見えたので、多分どこかの学校の団体登山だろうなと思っていたのですが、予想どおり、中学生(多分)の団体が登ってきました。往路は海抜2702mの畳平から登りましたが、それだと標高差たった320mあまり、途中鳥写真などで時間をくったとはいえ、畳平からの往復だけでは、さすがに物足りないので、下りは位ヶ原山荘まで下ることにしました。乗鞍岳肩の小屋まで下ったところで、登山道は畳平への車道から分岐します。ハクサンイチゲの群落がありました。雪渓の近くを下っていきます。雪渓では雪上訓練をしている人、スキーをやっている人がいました。7月にスキーは楽しそうです。ただ、おそらく例年より雪渓の規模はかなり小さいと思います。この場所の雪渓は通常は通年消えることはありませんが、今年は果たしてどうでしょうか。秋には消えてしまうかもしれません。実は、この位ヶ原山荘まで下る登山道の周囲も高山植物の花が満開でした。アオノツガザクラシナノキンパイチングルマまたアオノツガザクラウラジロナナカマドウラジロナナカマドこのお花畑の真ん中で笛練習しました。写真では少し分かりにくいですが、登山道の両側がずっと花花花です。イワカガミ肩の小屋口バス停で登山道はいったんエコーラインの舗装道路と交差し、次に宝徳霊神バス停でまたエコーラインと交差します。その宝徳霊神バス停付近から山頂方面を撮影しました。そして、お花畑もだいたいこの辺りまでで、その下は樹林帯となって花もほとんどありません。樹林帯の中で咲いていた数少ない花、クルマユリ。位ヶ原山荘到着しました。ここは通年営業しており、またゴールデンウィークにはここまでしかエコーラインが除雪されていないため、ここから山頂まで登ります。標高2350m、山頂から670mほど下ってきた来たわけです。位ヶ原山荘付近は亜高山帯針葉樹林となっています。この辺りはこのあたりでとても雰囲気が良いところです。まだまだ歩きたりないところではありますが(2014年に登った時は、乗鞍観光センターまで徒歩で下山した記憶があります)、バスの時間等の都合で、ここからバスで帰ることにしました。最後まで天気はまずまず悪くなく、雨には一滴も降られませんでした。もっとも、帰路は東京に入って、立川付近で大雨が降っていましたけど。※鳥の写真も撮っていますが、後日まとめてアップします。
2023.07.23
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もっとも簡単に登れる3000m峰、乗鞍岳に行ってきました。2016年以来7年ぶりですが、その時は5月の雪山だったので、無雪期としては2014年以来、夏山シーズンに登るのは初めてです。実は職場の同僚と別の山に行く予定だったのですが、前日に同僚が風邪を引き、家族に発熱者が出た、というので急遽中止に。その時点では予報も悪かったので、私の分もキャンセルしてしまったのですが、夜になったら予報が回復傾向だったので、休みを取ってしまったこともあり、急遽単独で予定を組みなおしていってきました。雲は多めながら基本的に晴れで、花花花、花満開の素晴らしい山でした。8時ころ標高2701m、日本最高所のバス停である畳平に到着。気温9度、東京の猛暑とは別世界です。周囲は花満開です。チングルマ、各所に大群落がありました。イワギキョウと周囲の白い花はイワツメクサヨツバシオガマ今年は春から高温ですが、それでも残雪はありました。多分、例年よりはかなり少ないでしょうが。ヨツバシオガマ目指す乗鞍岳剣が峰。左端が剣が峰です。乗鞍岳エコーラインバスの終点は畳平ですが、実はその先、この山小屋(乗鞍岳肩の小屋)まで舗装道路は続いており、小屋の業務用車両は出入りしています。ただ、畳平からここまでは平坦な道なので、標高は畳平までとほとんど変わらないでしょう。ウサギギクヨツバシオガマ。いっぱい咲いていましたが、結構ピンボケ写真が多かったです。登りにかかります。畳平からの標高差たった300mしかありませんが、高度3000mなので、標高差の割には息が切れます。山頂までもう少し。2016年5月、雪山の時期に来たときは、ここまで登って引き返した記憶があります。もう目と鼻の先。標高差で50m以内、水平距離でも200mかそこらでしょうか。天気も悪くなく、あとちょっとなのに、なぜここで引き返したかというと、立っていられないくらいの烈風だったからです。で、山頂に到着。ごらんのとおり、だいたい晴れていましたが、雲が多く、遠方の視界はありませんでした。向こう側に木曽御嶽山があるのですが、見えません。山頂は神社になっています。以下次回です。
2023.07.22
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前回の続きです。笹原の中に針葉樹が点在しています。菅平を一望しながら下山。どんどん下っていきます。ウスユキソウ、あるいはその高山型のミネウスユキソウ。東屋まで下ってきました。ハクサンフウロウツボグサ。実は登山口から山頂まで、いっぱい咲いていました。ヤマハハコヤナギランでしょうか。登山口まで戻ってきました。まだこの先バス停まで標高差250mほど下ります。牧場には牛がいっぱい。登山口にはソフトクリームの売店があります。ソフトクリームもおいしそうでしたが、のども乾いていたのでソーダフロート。登山者が多くて、山の中では笛は吹けなかったので、下山後バス停までの途中でちょっとだけ吹きました。おまけ。今回は登山に徹して、鳥撮影は抜きのつもりで、望遠レンズを持っていきませんでした。ところが、そういう時に限って珍しい鳥が出てくるのです。往路、ジョウビタキのオス。冬なら東京近辺の公園でも定番の鳥ですが、通常日本で越夏することはありません。下山時。足元からバタバタばたっと飛び立って、すぐ近くの木に止まりました。ムクドリかと思ったのですが、よく見たらクロツグミの幼鳥でした。二度目の撮影ですが、以前にはすごいピンボケの写真しか撮れなかったので、マトモに撮影したのは初めてです。
2023.07.18
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この3連休は、本当は土日で北アルプスかどこかに行きたいところでしたが、昨日の土曜日は、東京こそまずまずの天気だったものの、関東甲信越は軒並み悪天候でした。事前にその予報があったため、土曜日は山は中止し、日帰りで菅平から根子岳に行ってきました。本当は四阿山まで縦走したかったのですが、諸般の事情によって根子岳で引き返しました。上田駅から菅平に向かうバスは、なんと立ち席もいる大混雑でした。学校の部活合宿らしい高校生?もいましたが、登山者もかなり多かったです。菅平ダボスのバス停(標高1330m)出発が9時25分頃で、登山口(1580m)着が10時5分か10分頃でした。更にひと登りして標高1757mの東屋着が10時36分東屋から下界を見下ろします。根子岳山頂方面。雲は多いながら晴れています。結構暑かったですが、もちろん東京の厚さとは比較になりません。風は涼しかったです。あっというまに山頂まで800m!と、いうのはぬか喜びでした。というか、何度か登っているので知っているのですが・・・・・シラカバの明るい林の中を登っていきます。テガタチドリかハクサンチドリ?山頂まであと500m。というか、先ほどのあと800mの標識から300mしか登っていないのですが、たった300mに30分以上時間がかかっています。ヨロヨロで足が進まない・・・・・というわけでもなく、どちらかの標識の距離がおかしいのです。山頂まではチシマザサを中心とする明るい開けた草原で、視界は抜群です。日差しは暑いけど。山頂まであと少し。12時7分頃山頂着。登山口からは2時間、バス停からは2時間45分くらいでした。眼前に四阿山。当初予定ではここまで行くつもりだったのですが、諸般の事情により根子岳で引き返しました。下山中にいつの間にか諸般の事情(笑)は沈静化してしまったので、後から考えれば四阿山まで行けなくはなかったのですが、でも結局は登山口でトイレに直行。雲が多くて北アルプスはあまり見えませんでしたが、それでも視界は抜群でした。前述のとおり、根子岳は山頂直下までシラカバとダケカンバの疎林と笹原が続き、亜高山帯針葉樹林はほとんどありません。多分山焼きをしたせいだろうと思いますが、向かいの四阿山が山頂まで鬱蒼とした亜高山針葉樹林におおわれているのとは対照的です。景色は根子岳の方がいいです。暑いけど。四阿山。まあ2回登っていることもあり(根子岳はもっと登っているけど)、今回はバスしました。明るい草原を下山していきます。以下次回に続く。
2023.07.16
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夏場は東京近辺ではほとんど珍しい鳥のいない時期ですので、鳥写真は低調です。6月17日葛西臨海公園トビ。ボラか何かの大きな魚をゲットしてご満悦。コアジサシ。かなり遠かったです。6月24日葛西臨海公園アオモンイトトンボアオモンイトトンボカワセミ、よくいる撮影スポットですが、久しぶりに撮影しました。カワセミカワセミカワセミ羽繕いしています。6月25日霞ケ浦・浮島湿原コジュリン目指して三度目のアタックも、またもふられました。ホオジロ(オス)ホオジロは沢山いるのですが、近縁のコジュリンがいません。セッカ、飛んでいるところはほとんどまともに撮れません。ホオジロ科の何か。ひょっとしてコジュリンのメス?と思ったのですが、後で冷静に分析すると、多分ホオジロ(メス)ホオジロのメス?ホオジロのオスオオヨシキリがいっぱいいました。葛西臨海公園にもいますが、芦原が広大だけに数もずっと多そうです。でも、芦原に隠れているので簡単には見つかりません。それでも、じっと芦原を観察していると、ポツポツと見つかります。オオヨシキリ「ギョギョシ、ギョギョシ」ろ鳴く、仰々しい鳥です(笑)オオヨシキリオオヨシキリホオジロのメスこれと、先ほどのホオジロ科の謎の鳥、あまり似ていない気もしますが、このあと日陰に入ったら、結構似ているので、さっきのも多分ホオジロのメスなんだろうな、と。このあと、午後に別の用事があったため、10時過ぎに引き上げてしまいました。午後まで丹念に探せば、近くの別の場所も探せば、あるいは、とも思うのですが、その前に熱中症でダウンしそうです。この日は時々雲がかかるのですが、日差しがでている間は暑く、持って行った500mlのポットの麦茶は2時間足らずの間に飲みきってしまいました。(主に増え練習の間に飲んでましたけど)
2023.06.26
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