鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2021年11月28日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

20 回鴎座通信句会 全句データ (互選用)

俳句で免疫力アップ。新型コロナウイルス感染症に負けないで頑張りましょう。第20回鴎座通信句会は42名208八句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人・顧問などに依頼しました。また投句された方の互選も行います。
●互選選句五句。 (全句のなかから五句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切  12月3日24時 必着。 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・ 類句 などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。2021 年11月29日        鴎座俳句会 代表 松田ひろむ 第二十回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 朝寝朝風呂勤労感謝の日

2 七五三 ( こん ) 精神 ( せいじん ) ( ) ( には ) にて

3 紅葉狩頭を空にする時間

4 女子会の夫を肴にきりたんぽ

5 旧家とはトイレ遠いよ冬が来た

6 日本列島感染ゼロへ黄落期

7 過ぎゆきてまた気にかかる帰り花

8 富士からの入日遮り芒原

9 冬ぬくし先考の居る庭木立

10 「お風呂沸きました」立冬の電子音

11 ときどきは団栗に貸す掌

12 夕暮れてワイングラスで新酒汲み

13 オリオンの数式を解く霜夜かな

14 ずかずかと来る誕生日竜の玉

15 丹精を父に教わる菊の花  

16 甘党が揃い茶の花日和かな

17 股倉に似たる大根まだ売れず

18 現世はジグソーパズル斑霜

19 小抽斗し隅のルージュを宇津田姫

20 暮の秋喪中はがきの少なからず

21 守口漬の大根なんと二メートル

22 マトリョーシカ厚着の過去が解されて

23 耳鳴りも長き付き合ひ残る虫

24 人呼べば犬がふり向く冬の道

25 冬紅葉わたしの嘘はあなたの嘘

26 金木犀芳香放てる微風かな

27 かわたれに子規の目線の白障子

28 白障子開けてやんごとなき自由

29 ぜったいに動かぬ目高冬の水

30 寝て起きて動いて食ふて十二月

31 返り花人差し指でささないで

32 ハンドルもブレーキもなく枯野ゆく

33 ひだる神落葉浄土の道なりに

34 十六夜月雲間めがけて走る走る

35 チェーンソーに風花おりる里の山

36 本当は来たくなかった枯野かな

37 縞馬の縞の法則林檎熟る

38 枯れ野きてメダカを道連れしたくなる

39 蜜柑むくもっとも暇な小指かな

40 火に油お詫びメールや十二月

41 暦買う我は 一村 ( いっそん ) 夫はモネ

42 柿食らう風天の猿人滅ぶ

43 一葉の絶たれた恋路照紅葉

44 今日からは暖房点けてお湯出して

45 雪女淋しいときは甘えてよ

46 挨拶よりまずは一献温め酒

47 一握の鬱煮大根のほっこりと

48 どこまでも漂う軽石そぞろ寒

49 銭湯に富士をかくまう神無月

50 幸せは空一杯のいわし雲

51 紅色に光を変えて落葉風

52 山茶花の垣根を高く心にも

53 短景や雨戸の穴の逆さ富士

54 ほどかれてゆく冬帽子細き指

55 退屈な手足日向ぼこの子猫

56 ロシア風のマフごすろりの女の子

57 母の晩年われの晩年烏瓜

58 どぶろくをミルクと幼な飲みたがり

59 柚子実る十三年は短くて

60 靖国の英霊 ( ) ( ) ( ) ( ) ( くじら )

61 冬はじめ黄色の薔薇を探索に

62 国破れ物乞ひマスクし道に座す

63 見においでぶどう紅葉と富士の山

64 掘り返す浅間泥流雪蛍

65 空残し寒灯入る石畳

66 修繕の足場に揺らぐ寒昴

67 式部の実思いでぽろぽろ飛び出して

68 捨てられし 人形 ( ドール ) ぷかぷか冬の海

69 舌頭に生まれる一句薬喰

70 倦怠と無聊を隠すマスクかな

71 ぜんざいの甘味さっぱり冬うらら

72 寝で待ちて病棟ロビー冬曙

73 寒けれど芋チップスに恋の列

74 計るたび縮まる体あんぽ柿

75 雪椿海坂藩の母ならば

76 高速と新幹線に売る冬田

77 おでん煮るまた筆順を教えつつ

78 自分史に林檎の蜜を少し入れ

79 寂聴逝く憲法に似る丸き顔

80 骨のみにあらず煮凝のするどきは

81 挨拶はまだまだだけど蜆蝶

82 銃口の遠き照準烏瓜

83 甘酒屋昼から人の声むせて

84 まほろばのチャペルの鐘や憂国忌

85 現世とあの世の境日向ぼこ

86 喜寿過ぎて遊びせんとや雪蛍

87 混じり合う鯨の涎汚染水

88 地下街の人も鼠も冬支度

89 フライパンオムレツ作り今朝の秋

90 山粧う針葉広葉織りなせり

91 一日が短編小説雁渡る

92 梟や俳句の知恵を借りました 

93 ウェディングフォトの一団芒原

94 百均の暮らしに慣れておでん鍋

95 真知子巻どんな海苔巻冬ぬくし

96 どうしても金の溜らぬ冬の鵙

97 菊花展そっとスマホに持ち帰る

98 シャリシャリと米研ぐ音の新しき

99 秋刀魚焼くただ焼くだけと言いながら

100 草もみじ土竜除けには悩まされ

101 七五三親子とけあう第一歩

102 古里の秋継ぐや継がぬや修行僧

103 連ドラの盛られし初回おでん鍋

104 手袋のどの掌たりとも皆違う

105 川音を塗り替えて行く錦秋

106 鳩居堂に香を求め時雨傘

107 寒き朝体に響く骨の音

108 新牛蒡母の匂いの台所

109 白秋忌孫の来て良し帰って良し

110 最終便風邪のウイルス乗って来る

111 映えという言葉あやつりカイロ貼る

112 秩父夜祭口が見上げる屋台かな

113 冬の雷妻の言葉を聞き違え

114 縁側の息の合わない蜜柑二個

115 幾度の寒雷胸に白寿尽く

116 枯芙蓉甘え上手になれぬまま

117 黒海鼠掴めないけど食べられる

118 油揚がうどんに二枚冬に入る

119 秋がない取り越し苦労のひまもない

120 飴一つ喉のムズムズ咳止める

121 アララギの歌人の書斎冬ぬくし

122 外は木枯らし期限の切れた非常食

123 日の短か腰痛のあり頭痛あり

124 古包丁の切れ味勤労感謝の日

125 無数のガス漏れ十二月八日

126 一葉忌過ぐ珈琲は粗挽き派

127 帰る子に蜜柑もたせる日曜日

128 手袋の拳の形崩さざる

129 人間に臍じゃがいもにクレーター

130 晩年といわるるは死後シクラメン

131 マンモスの吐息連山紅葉す

132 クエ鍋に誘われて父若返る

133 生きるとは好きで嫌いで着ぶくれる

134 カップ麺カップ焼きそば文化の日

135 耳痛く風からからと枯芭蕉

136 尾白鷲子は仰向きて口を開く

137 天神様朱の太鼓橋池に映え

138 来る秋を信じつつじの伸びさかん

139 手の届きそうなところに烏瓜

140 レトルトのおでんの夕餉夫の留守

141 煮凝や先の見えない頼りなさ

142 冬のメダカ確かめに来る原発廃炉 

143 また変える座右の銘や神の留守

144 初霜や天気予報士季語を添え

145 太陽を浴びて自由な赤とんぼ

146 やわらかきギターの調べ落葉降る

147 印影の ( ふち ) の欠けたる憂国忌

148 不景気をおかめが笑ふ酉の市

149 寄せ鍋に今日一日を語り出す

150 七五三パーテーションでお参りし

151 老うたびに打算が消える鰯雲

152 少年は解を求めて冬銀河

153 わさわさと息しらしら枯蓮

154 眼を病んでこころ開いて石蕗日和

155 ややこしい姉妹であれば花八手

156 ぐずる児も黙る太鼓や七五三

157 マスク以外 なんにもせずにひと日 過ぐ

158 錦木の昭和が消せぬ男の背

159 髪巻きて夜長の老いをさらしけり

160 逆さまの箒勤労感謝の日

161 点滴と二人三脚冬温し

162 枯蟷螂愛が無償になる前に

163 紅葉散る真・行・草に変異株

164 冬温し病気自慢を聞いてやる

165 銀杏降り積む自分史は袋綴じ

166 改憲の闇が咳き込む冬の雷

167 幼子のつぶらな瞳冬帽子

168 陽の匂い地べたの匂いふかし芋

169 四苦八苦人はときどき凍蝶に

170 焼き芋の二分の一の熱さかな

171 針穴をゆっくり通り冬の富士

172 日向ぼこここが夫との指定席

173 風花や好きな服から捨ててゆく

174 病棟の小さな鏡冬の揺れ

175 風呂吹は自己流だけど夫婦の日  

176 奪衣婆も一息つくや小春空

177 冬青空二十三区を走る猿

178 校舎よりブラスの響き冬銀河

179 後ろ手にエプロン結び鰤起し

180 冬帽子一寸斜めに町に出る

181 冬温し老犬ひがなうとうとと

182 立冬や朝の薄茶の旨かりき

183 ネーミングで勝負している冬苺

184 ひとつとして同じものなき朴落葉

185 見せられぬ素顔マスクが外せない

186 白鳥を数え喪中欠礼を数え

187 都心へ通う禅寺塒の冬鴉

188 身にしむや散歩の道も人避けて

189 日記果つ小さな文字まで読み返し

190 中傷の北窓塞ぐNETの世

191 ゆびきりは嘘のはじまり日記買う

192 我が魔女に毒りんご焼く妙な老い

193 日向ぼこAB型の五黄の寅

194 冬の陽に牛のゲップのメタンガス

195 あるときは人に疲れて七五三

196 味見する栗の入りし菓子の数

197 皇帝ダリア すっとく立ちて 咲きにけり

198 補聴器をはずししじまの深き秋

199 黄葉にぽつり踏切現れぬ

200 枯芙蓉喧嘩するよう枯れている

201 一陽来復八十過ぎもサユリスト

202 小春日のスロージャズなら踊る猫

203 花に替へ散歩帰りのほうれん草

204 毛糸玉は地球のひ孫そのひ孫

205 デイサービスのバスを降 ろされ冬夕焼

206 熱燗や荘内なまり心地よく

207 湯豆腐の静まりに息動かざる

208 首里城の散骨めきて神の旅


は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月二十六日 です

ご注意!「コロナ」は病名でも感染症名でもありません。太陽の光冠のことです。






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Last updated  2021年12月01日 11時17分34秒
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