鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2023年04月27日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

37 鴎座通信句会全句データ(互選用)
●互選選句5句。 (全句のなかから5句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切  4 29 24 時必着 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・類句などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。

2023 4 26 日 鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

37 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 薔薇のトンネル区議選はこちら

2 こころ曇りや泰山木は日を高み

3 茶柱の立つまで待てぬ桜餅

4 山樝子の記憶の中に馬車がいる

5 一日一善よそよそしくて君子蘭

6 廃炉なのアスパラガスは出たばかり

7 板橋は住みやすき街二輪草

8 リハーサルなしでこれ程鳥の恋

9 竹皮を脱ぐ人生の行間に

10 列島の桜尽くしの旅景色

11 おまえもか猫なで声の恋鴉

12 花散るや手押しのあなたあすのわれ

13 母の齢まだ越えられぬクレマチス

14 修行僧地獄耳かも亀鳴けり

15 遮るもの何にもなくて代田かな

16 娘二十パスタくるくる山椒の芽

17 満天星の壺ねえさまとかくれんぼ

18 木の芽雨妻励まして励まされ

19 花は葉にハムのパックの剥がれない

20 花冷は友の手指を摩りたり

21 ウクライナ国を離れる雨が泣く

22 自由のなかの不自由や花ちらし

23 払暁や煌めくしぶき蜆舟

24 小心なすみれかたまる木の根方

25 八重桜森進一のたらこ口

26 花びらまとう倒木のやすらぎ

27 黄砂来る西郷どんの犬怒る

28 逝く春や心のドアの鍵外す

29 リハビリリハビリ年寄りの遠足

30 雉よ啼くな親子喧嘩はしょうもない

31 ドライブの眼にとびこむ山の藤

32 春の宵その無秩序の美しく

33 言い訳はしないつもりよ十薬よ

34 恋ならばぺんぺん草のぺんほどの

35 仏壇の黒一点も柏餅

36 忙しや今日は紫雲英を編む仕事

37 薔薇咲いて寺の鬼門に棘光る

38 新緑や上野の鐘の余韻まだ

39 皇室の歴代引き継ぐ蚕棚

40 句音痴と方向音痴獣交る

41 思ってもみない老化よ牡丹の芽

42 突風の中蛇穴を出たものの

43 春風や隣の席から外国語

44 木の芽流しバスは新人ドライバー

45 玉手箱座の封切るや晩春に

46 苧環やいつうとうとと文庫本

47 惜春を色とりどりに花見山

48 デモなき日本せめて残花のブルースを

49 罌粟坊主再生医療お試し中

50 迷いなくあなたに着地飛花落花

51 春惜しむ雲の欠片が焦げている

52 向日葵やライムライトを聴きながら

53 晩年の伸び代二寸枇杷すもも

54 制服の袖の指先一年生

55 江の島のタワーも霞む焼栄螺

56 花一輪手漉きの和紙のポチ袋

57 告白に相好の笑み花菜漬

58 青饅の会話ちぐはぐ箸休め

59 花に酔い痴れ木道を逸れるなよ

60 塀を越へ取ってくれろと夏蜜柑

61 切株に珈琲二つ桜蕊

62 こいのぼり霞ケ浦の右ひだり

63 さくら餅はやっぱり伊勢屋軽い鬱

64 東京ジャーミイ春ショールの色々

65 植木屋の鋏の音や風光る

66 スーパーに父似の人や草だんご

67 始めての家出木香薔薇の頃

68 つげの花縄文人の口笛に

69 呼び鈴を押してしばしの昼の蝶

70 断捨離はプロにまかそう養花天

71 朝寝朝酒やけくその年金

72 沸点の変わらぬ世界竹の秋

73 ぶらんこに座るやたちまち遠い日へ

74 私の渦その真ん中に捩花

75 卯の花の青春切符長岡へ

76 恋なんて捨てればいいの木の芽和え

77 日焼け止めを持たせ遠足四年女子

78 四月一日補助輪付のヘルメット

79 桜の下ベンチがあって長話

80 春深し三文判の落とし物

81 滅びたる戦の名残り桜鯛

82 沈没の前に脱出労働祭

83 捩花の卑弥呼正子とねじりけり

84 空に散り海に散り桜貝になる

85 春の恋メビウスの輪のひとまはり

86 東京暮色忍者パスタとカレーパン

87 桜蘂降る味のないガムのよう

88 乗込鮒 ( のつこみぶな ) を諸手に笑むや男の子

89 春雷や太宰の墓に美少年

90 妹と実家の整理薫る風

91 呼ばれきて森のこぶしの傷みよう

92 これよりは貧乏草の浄土です

93 怠けるな立浪草が押し寄せる

94 再出発は新緑の上野山

95 風薫る色とりどりのランドセル

96 露座仏を袈裟斬りにする春の雷

97 子に託すこと何もなくて亀鳴いて

98 羽ばたいて飛んでみたいな夏の空

99 桜しべ舞い散るなかを走りたり

100 八重桜散るさいの目に一をたし

101 チャットgpt河童咬みつく雲の峰

102 「五類なり」美人マスクの夏の陣

103 点滴点滴ブランコと思う母

104 いかのぼりフラフープなら人並に

105 モーツアルト聴かせ育てて初桜

106 不文律安倍晴明春満月

107 猫車積まれし脇の白牡丹

108 カレンダー四月になってウオーキング

109 雛罌粟や今も晶子の母性観

110 聖五月掃除機変えて模様替え

111 赤飯はレンチンなれど初鰹

112 推敲のペン取り落す目借時

113 つくしんぼ明日は絶えず新しい

114 どっと乗る笑みひかえめやはなみずき

115 外は雨卒業式の武道館

116 変貌の地球やいつか春きざす

117 いぬふぐり老いてますます情熱家

118 この世でもあの世でもなく焼野原

119 カリウムもセシウムも公魚の天麩羅に

120 スカイツリーを遠見の空の花吹雪

121 蕨手の無茶な指切りにこにこと

122 八十八夜よく熟れていた杏子 

123 花影を踏みて家路の我が娘

124 花散れば人もまばらにただの川

125 気がつけば日焼けヒリヒリもう遅く

126 伝えたいことは山ほど蓬餅

127 移動日の自分に贈るチューリップ

128 暮の春今日を限りの二割引き

129 春日傘予定なくても薄化粧

130 満天星の花散り初むる選挙あと

131 連弾の子の指ずれてつくしんぼ

132 向こう風すいと泳ぎて揚羽かな

133 攻めの姿勢新じゃがを茹でている

134 上り鮎に子らいっせいに「がんばつて」

135 余生とはまだある未来桜の実

136 選挙ポスターどれも歯を見せ街薄暑

137 風光るすえこ笹とは妻の名で

138 外干しのなき九十戸霾ぐもり

139 笑うとき肩を上下に夏きざす

140 戦争をしているロシアに鳥帰れぬ

141 マイナンバーいらないけれど五月来る

142 薫風や死ぬまでハッピー五七五

143 疵のある大黒柱昭和の日

144 やどかりの冒険地球はまるいのか

145 諦めぬ夢引つ提げて春の旅

146 春昼やマラソンランナー平河門

147 隠世に旅立つ人や別れ春

148 水子もう五十になろう桜まじ

149 レタスちぎる国境なんぞなきように

150 ももさくら散ってしまってBランチ

151 戦車を走らせ地球生きている

152 憲法記念日あちこち探す虫眼鏡

153 雨あがるふわりと桜浮かびけり

154 踊るのは男が相場君影草

155 平和とは笑顔キーウに咲くさくら

156 勿忘草初恋だけでいくつある

157 堂々と昼寝昼酒暇は敵

158 風紋を崩し眼下の日本海

159 どちらかが出て行くのならみどりの日     

160 昭和から吹いてくる風牡丹園

161 がんの告知受けたるその日杏花村

162 徳利を狸と囲み亀鳴けり

163 報国寺に抹茶一服竹の秋

164 たんぽぽをほめ湯波をほめ母笑う

165 行間に脱線の文字目借時

166 「大谷と同じだよ」白いスニーカー

167 人の世の挫折いくつもシャボン玉

168 山梨が優勝春の甲子園

169 花筏組んで解れつ太平洋

170 三十の介護人生ひこばえる

171 料峭や閉店多き本屋さん

172 使わないホットカーラー昭和の日

173 花冷やちらと振り向き猫がゆく

174 欠点は魅力のひとつ夏ちかし

175 解禁のバス前席の一年生

176 花見酒主役転じて道化役

177 白蓮白シャツ一歩後退して前へ

178 客寄せのデコポン売りは熊本弁

179 ゼロ歳も百歳もいま目借時

180 青空の青独り占め花水木

181 投壜の中の嵐よ花薊

182 行間を埋めることなき昭和の日

183 時間というかたまり閉じるシャボン玉

184 遮断機が下りないように山笑う

185 目借時なかなか抜けぬ躾糸

186 観梅や青鮫のごと迷い込み

187 桜蕊コンビニ弁当覗かれて

188 風通しの悪い神社や白つつじ

189 泣き相撲さくら蘂ふる浅草寺

190 楊貴妃桜スマホの窓に幽閉す

191 土佐弁で始まる朝 (あした) 花みずき

192 菖蒲湯や八十路の背中しゃんと伸び

193 アマゾンの闘う労組春の宵

194 風紋の襞の連なる啄木忌

195 快晴へホールインワン揚雲雀

196 菜の花やぎゅっと手つなぎ歩く児ら

197 遊説の美辞に浮かれてチューリップ

198 夕映えのワイングラスに春の虹

199 くっさめの三千世界つちふりぬ

200 白壁を緑に塗るかオーイ夏

201 揺れるたび強くしだれて柳の夏

202 山笑う大言壮語の選挙戦

203 花びらの光を散らし百千鳥

204 同じ愚痴何度も言われ暮の春  END


鴎座通信句会 はウイズコロナ時代の新しい句会として注目されています。新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として継続します。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月 24 です






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Last updated  2023年04月27日 06時23分26秒
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