鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2023年07月22日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

新型コロナウイルス感染症を超えて 

●第 40 回鴎座通信句会の締切は 24 日です

新型コロナウイルス感染症は五類移行。やっぱり俳句で免疫力アップでした。

通信句会はどなたでも参加できます。多数のご参加をお待ちしています。 毎月開催)


●第 40 回投句締切  7月 24 24 時必着

投句先 松田ひろむ代表あて。 メール・FAXなどにて。 FAX03 - 3968‐0153

●作品5句まで(自作・未発表)

選句および講評は、松田ひろむ代表、石口榮(編集長)、後藤よしみ(副編集長)、小髙沙羅(同人会長)、白石みずき(Ⅰ欄同人)、鈴木砂虹(招待)が行います。

〇互選(任意) は参加全作品を鷗座俳句会のブログ https://plaza.rakuten.co.jp/kamomeza/

にアップしますので、各自(5句)を選句の上、メールまたはFAXで松田ひろむ代表までお送りください。(句番号・作品上五・選句者名明記。選句資格は投句者のみ。)

●選句締切 7月 29 日(必着)

選句結果・講評は 8月2日 までにFAXまたはメールでお返しします。また鴎座のブログおよびFACEBOOKにアップしますのでそれをコピーすることも出来ます。郵送はしません。

●句会参加費は 500 円。 (適宜、郵便振替、手渡しなどでお支払いください)通信句会の性格上、遠隔の方も参加できます。鴎座会員でない方も歓迎します。( 振替口座00100‐8‐485671 鴎座俳句会)     174-0046 東京都板橋区蓮根 3-12-27-110  鴎座俳句会

39 回作品 (互選高点句)○数字は点数  3点以上

1 21 墓なくてよしあじさいの毬あれば ⑦  松田ひろむ

1 43 どうしよう妻の水着が美しい 川崎果連

3 75 「つばなれ」の子のいやいやよ捩り花 安原南海子

4 19 沖縄忌日にち薬を信じない 石口りんご

4 33 ピカソにも青の時代よ七変化 荒井 類

4 35 保険証の話どこかでさくらんぼ 小平 湖

4 50 荒梅雨やラップの端が剝がせない④行成佳代子

4 68 夏座敷泣いた笑った生き抜いた 吉村きら

4 91 献血の出来ぬ齢や半夏生 高橋透水

4 103 父の日の着信音は大にして 宮 沢子

4 115 子の手品てんとうむしを解き放つ   川崎果連

4 163 江戸切子氷の響くカキクケコ 松田ひろむ

4 187 大き虹中村哲の笑顔入れ 鈴木ひろ子

14 17 歩き食い日焼けの臍にピアス二個 安藤草太

14 45 父の日の父は毛虫を焼いていた 古川塔子

14 61 忘れたき想いきしきし髪洗ふ 望月のぞみ

14 67 また一つ溜息残す沖縄忌 宮 沢子

14 69 母の日の花も私も元気です 古川和美

14 81 緩慢な思考回路に水を打つ 石口 榮

14 113 枝豆や口も八丁手も八丁   白石みずき

14 189 紫陽花や母を泣かせた二女が泣く 川崎果連 

松田ひろむ(代表)選

1 記念日と言えば胡瓜にマヨネーズ

特選 27 白玉や舞台の嘘がやさしくて/行成佳代子

35 保険証の話どこかでさくらんぼ

準特選 39 花槐(えんじゅ)水面に月のかけら散り/横山小鼓

準特選 53 おっかさんという蛍が飛んでいた/後藤よしみ

62 こんな日のトーストになら味噌キューリ

71 見下ろせる谷中銀座の夏の雨

75 「つばなれ」の子のいやいやよ捩り花

145 まどろみの香りを移すモンロー忌

187 大き虹中村哲の笑顔入れ

189 紫陽花や母を泣かせた二女が泣く

(選評) 特選にいただいた 27 「白玉や」の句。演劇はすべて「嘘」であるが、それは「実」を表現するためのもの。芭蕉に「虚に居て実をおこなふべし。実に居て虚にあそぶ事はかたし。」(風俗文選)の言葉がある。また近松門左衛門に「芸といふものは実と虚(うそ)との皮膜(ひにく)の間にあるもの也。」(難波土産)がある。句はそれを踏まえて「嘘がやさしい」と実感に引きつけている。季語の白玉のまろまろとした白さがたまらない。

39 「花槐」の句。エンジュの花はふさふさと白い。またその甘い香りは恋心をくすぐるという。「水面に月のかけら散り」は的確ではあるものの、なくはない表現であるが、ここでは花槐の取り合わせで艶のある句となった。

53 「おっかさんと」の句。「おっかさん」と蛍といえば、特攻基地となった知覧のことが思われる。ここでは「飛んでいた」という口語表現もやさしく的確であった。

1 「記念日と」の句。記念日といえば、結婚記念日であろうか。それも高齢となれば日常と変わらない。それが胡瓜とマヨネーズ。

35 「保険証の」の句。いま問題のマイナカード。紙の保険証を廃止するという無茶ぶりには驚くばかりだ。ただ句は「さくらんぼ」が可愛すぎるようにも思える。季語は一考か。

62 「こんな日の」の句。こんな日はどんな日だろうか。トーストに味噌キューリがいかにも日本人。ほほえましい夫婦の姿かも。

71 「見下ろせる」の句。「谷中銀座の夏の雨」はそうかと思うのだが、「見下ろせる」で「夕焼けだんだん」からの景と思えた。

75 「つばなれ」の句。いつの間にか十歳になったという思い。「つばなれ」の語の発見が手柄。

145 「まどろみ」の句。香りを移すが、やや思わせぶりだが、それもマリリン・モンローなら許せる。

187 「大き虹」の句。中村哲医師がアフガニスタンで銃撃により亡くなったのは 2019 12 4 日( 73 歳)だった。その思いと笑顔はいまも我々の虹である。

189 「紫陽花や」の句。子育ての苦労。母も泣くことがあった。句の二女が泣くは、その母が亡くなったことだろうか。紫陽花が切ない。






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Last updated  2023年07月22日 14時27分48秒
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