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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2008.08.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 JRが生み出した斬新なスイカは、いまJRと日本のビジネスを大きく変えようとしています。

 電子マネーの時代は始まりました。

 ”電子マネー・ビジネスのしくみ”(2006年5月 ぱる出版刊 竹内 一正著)を読みました。

 5つの電子マネーと新たなもう1つの電子マネーの、現状と今後を省察したものです。

 著者は1957年 岡山県生まれ、徳島大学工学部卒業、ノースウエスタン大学客員研究員として金属疲労を研究、1981年松下電器産業入社。

 磁気記録事業部にて、小型フロッピーディスクなど磁気記録メディアの新製品設計開発に携わり、NHK技研とハイビジョンビデオカセットの開発に成功。

 以後、アップルコンピューター、日本ゲートウエイ、メディアリングTCを経てビジネスコンサルタントとして独立しました。

 2001年に1R東日本が非接触ICカード乗車券「スイカ」を導入して、その利用枚数はすでに1500万枚を突破しました。

 ハイレベルなセキュリティーと高速で処理できる非接触ICカード乗車券は、その後JR西日本のイコカなど日本各地で次々と誕生してきています。



 社員証やマンションの鍵としても用途を広げています。

 一方、ソニーグループやドコモが出資して出来たビットワレットが2001年からサービスを開始しました。

 Edyは、電子マネーとしてすでに発行枚数1600万枚を超えています。

 サークルKサンクスなどのコンビニをはじめEdy加盟店は約3万店舗を数えます。

 ANAと提携して飛行機利用でのマイルをEdyに交換できる画期的な相互利用サービスがEdyの利用者を大きく増やしています。

 そこへ2005年、新たな電子マネーサービスが3社から打ち出されました。

 JCBのクイックペイ、UFJニコスのスマートプラス、そしてドコモのiDと、3つのクレジットサービスが、スイカ、Edyに戦いを挑む状況となりました。

 ここに「5つの電子マネー」時代が到来し、少額決済60兆円市場でのバトルがはじまりました。

 さらに、新たに6つ目のサービスがセブン&アイホールディングスから打ち出されました。

 現在、ひとつひとつの電子マネーサービスを見ると、前払いであったり後払いであったり、利用額に上限があったりと、それぞれで違っています。

 しかも、非接触式ICカードを読み取るリーダー/ライターには、互換性がありません。



 いったいどの電子マネーが覇権を握るか、今後が注目されます。








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Last updated  2008.08.20 05:45:50
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