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cozycoach @ Re:徳川忠長 兄家光の苦悩、将軍家の悲劇(感想)(11/20) いつも興味深い書物のまとめ・ご意見など…
2014.03.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 レイ・カ-ツワイルは著書の”ポスト・ヒューマン誕生”の中で、コンピュータが人類の知性を超えるときについて言及しています。

 映画”マトリックス”などで描かれてきたSFの世界が、現実になるかもしれないというのです。

 ”2045年問題”(2013年1月 廣済堂出版刊 松田 卓也著)を読みました。

 2045年に意識を備えたコンピュータが人類を支配するという、SF映画の世界が現実になるかもしれないといいます。

 松田卓也さんは、1943年生まれの宇宙物理学者・理学博士で、神戸大学名誉教授、NPO法人あいんしゅたいん副理事長、中之島科学研究所研究員です。

 1970年に京都大学大学院理学研究科物理第二専攻博士課程を修了し、京都大学工学部航空工学科助教授、英国ウェールズ大学ユニバーシティ・カレッジ・カーディフ応用数学天文学教室客員教授、神戸大学理学部地球惑星科学科教授、国立天文台客員教授、日本天文学会理事長などを歴任しています。

 レイ・カーツワイルは、1948年生まれの、アメリカの発明家、実業家、フューチャリストです。

 特に、技術的特異点に関する著述で知られています。

 マサチューセッツ工科大学在学中20歳のとき起業し、諸大学のデータベースを構築して大学選択のプログラムを作りました。



 技術的特異点は、強い人工知能や人間の知能増幅が可能となったとき出現するそうです。

 具体的には2045年にそこに達すると主張していて、これがいわゆる2045年問題です。

 フューチャリストらによれば、特異点の後では科学技術の進歩を支配するのは人類ではなく強い人工知能やポスト・ヒューマンであり、これまでの人類の傾向に基づいた人類技術の進歩予測は通用しなくなると考えられています。

 意識を解放することで、人類の科学技術の進展が生物学的限界を超えて加速すると予言しました。

 1章では特異点の概念について解説し、2章ではスーパー・コンピュータの実力について論じ、3章ではコンピュータのインターフェイスの最先端を概括し、4章では米国防省やEUが人工知能開発に巨額予算を投じる現状を紹介し意識を持つコンピュータは誕生するかについて論じ、5章では特異点後の人類の未来について展望し、6章ではITによる大量失業の可能性についても言及し、7章では2045年問題が欧米で注目されている背景を解説し人類の文明が繁栄をながらえるための方策について論じています。

 コンピュータの話はつい級数的なものになりますが、はたしてどうなのでしょうか。

1章 コンピュータが人間を超える日――技術的特異点とは何か
2章 スーパー・コンピュータの実力――処理速度の進化
3章 インターフェイスの最先端――人体と直結する技術
4章 人工知能開発の最前線――意識をもつコンピュータは誕生するか
5章 コンピュータと人類の未来──技術的特異点後の世界

7章 人工知能開発の真意――コンピュータは人類を救えるか






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Last updated  2014.03.03 09:26:06
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