きざし昇の雑記帳

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2005.08.13

怪談・・・第2話「金縛り」その2

(2)

カテゴリ：オカルト的な・・・

　お盆を迎えるころになりました。

　心霊現象ファンの人にとっては、新しい体験ができるんじゃないでしょうか。
話では、この時期は地獄の釜が開いて、わんさかと地上に不成仏霊があふれ出てくるらしいです。確かに、私の寝ている部屋のそばの道が、深夜にザワザワしているような気がしないでもないですナ。。。

　私は、死神が存在するかは知りませんが、不成仏な霊が存在していることは否定できないような気がしています。だからドウなんだということはないんですがね。

　霊界の法則に、「意識」の法則があるそうです。

　この「意識」の法則とは、自分が対象を意識するとその対象が現れて、意識をしなければ現れないというものです。例え目の前にあるものであっても、意識をしなければそれは存在しないことになります。
　これは、波長同通の法則とか意識の共鳴原理とも言われているもので、霊界という異次元を理解するには大切な概念になります。

　お盆になると、皆さんが霊魂などに対する意識が普段よりUPするでしょ。
　この意識は、一種の波長としてあなた自身から発信されます。

　あなた自身から発信される波長が、その未知のエネルギー存在と近い周波数であれば、当然、同通(共鳴）しやすくなります。この同通(共鳴）したときに、見えたり聞こえたり、感じたりすということになります。この原理を使って、エジソンが霊界通信機の研究をしていたということです。　

　またこの原理は、祈りの効果の原理でもあるんです。貴方自身が、真の心で意識を発信することで、貴方の真の心の波長に同調する霊存在と同通することが可能になります。そのことで、貴方の心掛けを霊人に気に入っていただければ、インスピレーションといわれるスタイルで、色々なアドバイスが示されることになる・・・そうです。
　逆を言えば、悪霊の憑依も、この原理が働きます。貴方がたいへん欲深ければ、それにピッタリの強欲な霊存在が、親しく貴方に寄り添って来るんです。そうなると、その霊存在の影響を受けて、さらに欲深くなります。

　皆さんも一度は目撃したことがありませんか、お酒に飲まれて人格が変わってしまったように見える人を。。。目つきが変わるとか、目の色が変わるというのを感じたことがありませんでしたか。
　暴れるのを専門にしている酒乱は、怒りの紅い色。性格的に陰湿だと感じる酒乱には、緑色の感じを受けたと思います。緑の目は、ヘビに代表される猜疑心の現れだと聞いています。
　この現象も、酒乱になった者が、不成仏霊と同通（共鳴）した結果なんです。ですから、酒乱を遠くから観察するれば、どんなB級ホラー映画より怖いものです。
　緑色に目の色が変わったら、大きなトカゲやヘビがその酒乱と二重写しに見え、チョロチョロと舌を出しているそうですから、心霊現象に興味のある人は一度お試しあれ。。。。ただし良く見ようとして、あまり近くに寄らない方がいいですよ。

　でもね、これらの現象も、もともと本人の心の中の一部が、不成仏霊の憑依を受けて顕在化したものです。だから、本人の責任と言えばそうですが、もし当人がそのときの記憶を完全に消失しているようなら危険です。
　一時的にしろ、完全憑依を受けて人格が乗っ取られたことになります。その頻度が多くなるにつけ、不成仏霊の人格乗っ取りを受ける時間が長くなることで、憑依されている者は、人格崩壊を起こし非常に困ったことになるでしょう。

　おお怖い。。。。なんたってこの世で一番怖いのは、お化けよりお金の無いことと、おかしな人の予測不能な行動ですからね。

　「霊存在と意識を使ってコンタクトができる？」　こういう話題は、科学的根拠がないとか乏しいとかなんて、常識人？を自認する方々が言われます。

　しかし、科学的手法で発見・証明される、さまざまな科学的法則や原理というヤツは、人間が見出すまで存在していなかったのでしょうか？
　そうではないですよね。。。すでにある科学的原理・原則にやっと人間が気付いたというのが順序です。
　人間の認識力が、ようやくその科学的発見に気付く程度までUPしたんですよね。
　大威張りで、科学的だと言うのもドウでしょうか。。。冷静に考えて、現代科学で解明されている出来事を、１００年先の未来から見たらどんなレベルのものなんでしょうか。
　現代の科学的常識なんて、まだまだ神話・迷信的な思い込み要素が多くあるかもしれません。素朴な興味があります。たぶん１００年先には、宇宙人やUFOの存在の有無は決着がついて、誰も話題にすらしないかもしれません。

　いずれにしても、人として、少しは謙虚さがなければ始末に困ることになることはよくあることですね。私も油断しないようにします。

　霊魂が不滅だとか、死ねば何もかもなくなるなんて、誰でも死んだら分かることですから、あんまり青筋を立ててがなりあう問題ではないでしょう。それより、お盆の時期ぐらいは、霊魂のことを考えて、より精神が安らぐ効果がある方向で楽しむのが、一番オイシイと思いますよ。

　なんたって人間の持っている素敵な能力に、想像力と創造力というのがあるでしょ。それらの能力を活性化するには、好奇心が一番です。そのためには、不思議なことを、知的に楽しむことがお手軽でお勧めです。

　さて、科学的根拠がまるでない、私の金縛り体験の続きです。

　前日の金縛りのせいで、私は体が疲れていましたが、頭は妙に冴えていました。
　その日の部屋の雰囲気も、いつもとどこか違っています。
　一言で言えば、空気が重いです。部屋の空気も昨日同様に黄色っぽく感じますし、蛍光灯がジ～と変な音をたてしばらくすると、不規則に点滅するようになりました。
　蛍光灯の寿命が来たのかもしれませんが、草木も眠る丑三つ刻。生暖かい風に乗って、遠くから「ゴ～ン」と寺の鐘が・・・（昔であっても、深夜に鐘をたたけば、近所から苦情が出ると思うんですが）　同じようなタイミングで、私の部屋の蛍光灯が点滅したんですよ。雰囲気があるでしょ。

　誰でも寝苦しい夜には、悪夢を見る経験されていると思います。
　悪夢といえば悪夢ですが、今晩もみごとに金縛りになちゃいました。

　今回も私の両肩をワッシと掴むと、真上から唸り声をあげて押さえ込んできます。

　出たナ～　妖怪・肩押さえ。。。。私の体がズンズンベッドに沈み込む感覚があります。

　しかし、金縛りの定番である全身硬直はせずに、フォールをされて、スリーカウントされている状態なんです。

　負けるのは嫌です。。。蹴りを入れようとしたら、私の両足首を掴むヤツがいました。今回は助っ人がいたんです。
　助っ人が、足首を掴む感触がはっきり分かります。三本指で爪が伸びています。どういう訳かこの助っ人は、なんかオドオドしていて、気の弱そうな奴みたいな気がします。私が関西弁ですごんだら、それだけで逃げだしてしまいそうなヤツです。

　私は、肩と足首を押さえられて、腰が持ち上がったエビ反り状態でもがいていましたら、全身に悪寒が走りだんだん全身硬直してきました。その後の記憶がないんです。。。。
　寝ぼけているにしては、リアルでしょ。実際に経験したことなんです。
　しかも今回の金縛りは、もの凄く臭かったんです。。。ドブの臭いです。

　でも、なんでワザワザこんなことをする（なる）んでしょか？
　意味が分からないんです。私がなにか霊的存在の気に障るようなことをして、抗議の意味でやって来たんでしょうか？　確かに人言うことを聞いていないと、小学校時代から怒られていますから、金縛りにでもしないと真面目に耳をかさないかも。。。

　金縛りは、レム睡眠と深い関係があるとも言いますが、人の睡眠にレム睡眠とノンレム睡眠があるのが分かっているだけで、なぜ２つの睡眠があるのかも、そもそも人の睡眠の科学的解釈もされていないらしいです。

　誰でも、気がついていないのか忘れているのか、不思議な経験はしていると思いますよ。

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