きざし昇の雑記帳

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2006.01.31

こんなの出ました　　霊能者1

(2)

テーマ：小説書きさん！！(609)

カテゴリ：オカルト的な・・・

テレビで霊能者？が登場することが多くなってきたような気がします。

たぶん、ユリゲラーなどのオカルトブームの洗礼を受けた世代が、番組制作の主流になったのでしょう。
オカルトに対する反応が、胡散臭いモノから楽しめたらいいジャンにカ～ルク移動したのでしょう。
　オカルト現象もシャレとして楽しむのはいいですが、霊能者の能力基準なんてありませんから、これから胡散臭い連中も大量に出現することでしょう。

******

爆発的なオカルトブームで、生放送特番が放送されました。。。

司会者 　「FBIでトップクラスの実績を持つ、聖職者でありますジャック神父をスタジオにお向かいして、失踪者捜索を公開生放送でお送りいたします」

司会者 　「ようこそ、ジャック神父。神父は以前日本で布教活動をされていて、日本語もちろん日本文化にも詳しいということですね？」

神父　「ハイ、日本に12年滞在して、20年前にアメリカに帰国しましたデス」

司会者 　「いつもは通訳を介在していますので、微妙なニュアンスが伝わりにくかったと思われます。

早速ですが、スタジオには、娘さんが突然失踪されたご両親が来ています。
　すぐに失踪された娘さんの霊脳捜査を開始したいと思います」

ドラムロールのなか、人のよさそうな神父が大写しになってＣＭになった。

ＣＭが終わると、失踪者の両親と思われる人と神父が話し込んでいる。
すかさず涙ながらに話す母親に対して、優しく手を差し伸べた神父の手をアップで写す。横にいた父親らしい男性は、神父が母親を優しく抱きしめるのを複雑な顔をして見ているのがリアルで、うまく生放送の魅力が出している。

神父　「oh！　！！　ママさんの持っているフォトグラフのガールが見えていますデス！　髪の美しい女性あるデス。　
　オオ　どうしたのでしょう・・・涙声でテレホン・コールをしているデス。
ちょっと待ってくださいデス。。。。。いま、女性の話していることと同じく話すデス。」

「おじちゃん・・・・わたし・・・わたし・・・わかる？　ウッ・ゥゥゥ
わたしよ・・・わかるでしょ・・・・・・・・・・oh－コールをあわててやめました。　どうしたのでしょ。。
何か言っています。。。早くボケろ・・・どういう意味ですか？

また、テレホンコールを始めました・・・・
おばあちゃん、わたし・・・わかるでしょ？わたし・・・・そう、アキコよ。

ユア・ドーターはアキコさん？　ですかデス？」

母親　「いえ、違います。。。。トモコです」
　なんとも不思議そうな顔をしている。

神父　「またまたコールをやめましたデス。
Oh　またコールしています、テレホンが大好きなのですねーハッピーな女性ダ！それにハンカチーフを口に当てています。。。ヤマトなでしこのエチッケトですね。

ちょっと待ってクダサレ・・・今度ははっきり聞こえますデス。
おばあちゃん・・・ごめんね。わたしだけど、わかるよね。。。。

oh!　私感激しました！！　なんと、お年寄りに優しい女性なんでしょ。
天使のようだ。。
きっと、寂しい人にホットなコールをしているんですね。。。。

母親　「いえ、あ。。。。ありがとうございます」
　手に持ったハンカチを握り締めているのをカメラが抜く。
　画面からスタジオの空気が伝わってくる。

神父　「グード　よく聞こえます・・・・間違いなくお伝えできそうデス。
　おばあちゃん・・・大変なことになっちゃたの・・・・ウン・大丈夫だよ・・・・・・・・お父さんもお母さんもどこかにいっちゃったの・・・そうなの、それで・・・学校まで怖い人がやってきて・・・・
早く借りたお金を振り込めと怖い声でいうの・・・お金がないともうわたしダメみたい・・・・

　涙声で言っていますけど、どういうことなのでしょう？
　ママ、心配しないでください。ドーターは、おしゃれをして、お金に困っていないように見えますからネ。ダイジョーぶデス！」

司会者 　「この次の展開はCMの後にお送りします！。。。。

誰だ！こんな正直な神父を連れてきたやつは ・・・・」

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