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ただし、生来の情緒の現われ方をそのままにしておくか、通常の対応をしていると、特定の情緒表現が多い子どもは、その情緒を多く表現します。その結果、その表現能力が伸びることで、生まれつきの情緒的傾向が強化されることになります。しかし、特定の情緒が強く現われるからといって、その表現を抑制すると、ますますその情緒が増えてしまうことがあります。例えば、緊張性の情緒が強くて、頑固になってしまった子どもの場合、通常の働きかけは、頑固さを抑えるというものです。しかし、頑固さをなんとか抑えようとしても、子どもは親の抑制に固く反抗し、よけい固くなってしまう危険性があります。また、興奮性の情緒が強く、落ち着きなく動き回る子どもの動きを抑えようとすると、子どもの不満が募り、ますます落ち着きなく動き回ってしまうことになりかねません。
特定の情緒が強い場合は、他の情緒能力を高めることで、その情緒を緩和することが大切です。緊張性の情緒の場合、その固さを和らげるためには、興奮性の情緒によって動きを引き出すと固さが緩和されます。また、リラックスする情緒によって、固さを柔らかくすることが出来ます。先述のように、強い情緒を抑制するというやり方は、得策とは言えません。特定の情緒が弱い場合は、その発現頻度を増すことで、その表現能力を伸ばすことが大切です。ただし、ゆっくりと情緒能力を伸ばしていくことが大切です。それは、次の理由によります。
YouTubeで最近、見られるようにしました。
子どもの性格1-1
https://youtu.be/fxo2U6UN1O0
子育てに困っている人向け。子どもの性格を変えることで、子育ての苦労を軽減する考え方の簡単な説明。本の紹介。
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子どもの性格2 3つの情緒
https://youtu.be/nVc_gGzAt_s
子育てに困っている人向け。3つの情緒について説明しています。
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子どもの性格3 性格と発達障害
https://youtu.be/Y8yUZ0H-tis
子育てに困っている人向け。性格と発達障害の関係について説明します。
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子どもの性格4 情緒発達と性格の形成(1) 新生児期
https://youtu.be/_K5J7mOSh-Y
子育てに困っている人向け。意識を明確にするために、緊張・興奮・弛緩のサイクルが大切。
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子どもの性格5 喜びの発達と興味 (2)乳児期前半
https://youtu.be/wZmszl8IstM
子育てに困っている人向け。固い喜び、活発な喜び、リラックスした喜びについて。
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子どもの性格6 リラックスした喜びと愛着(3)乳児期後期
https://youtu.be/2Y9Uurc4SXI
子育てに困っている人向け。リラックスした喜びが、愛着関係にいかに重要かを説明します。
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子どもの性格7 情緒不足
https://youtu.be/LgkSgNqbS18
子育てに困っている人向け。情緒不足で、意欲が乏しく、生きるのが楽しくない子どもの説明。
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子どもの性格8 固い情緒
https://youtu.be/qbHb9eY94Lo
子育てに困っている人向け。固い情緒が優勢な子どもの性格とその問題点を解明。
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子どもの性格9 活発な情緒
https://youtu.be/wTNDnpTmu9c
子育てに困っている人向け。活発な情緒が優勢な子どもの性格とその問題点を解明。
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子どもの性格10 リラックス情緒不足
https://youtu.be/e9jW9rEfbVk
子育てに困っている人向け。リラックスした喜びが出ているけれど、不足している子どもの不安の現れについて。
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子どもの性格11 リラックス情緒過剰
https://youtu.be/qqtLMs2TG9w
子育てに困っている人向け。リラックスした喜びが十分に出ていて、心が安定した子どもの問題点。
常識的判断も情緒が支えている 2025年11月26日
情緒起源の認知(2) 2025年11月19日
情緒起源の認知 2025年11月12日
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