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先に述べましたように、いつも不安感を持ち続けていると、情緒能力を使い過ぎることになり、情緒能力の疲労と疲労による情緒の減退が起きてきます。すると、不安に対する無力感が起こり、悲しい気分になったり、突発的に強い不安感が起きてきたりするようになります。うつ状態やパニック障害となっていくのです。
このような情緒能力の減退は、徐々に現れる場合もありますが、突然の悪化として現れる場合もあります。不安を感じつつも、勉強や仕事に頑張りを示していた人が、急にやる気をなくすことがあります。人に対して明るい表情や態度を示していた人が、急に泣き出したり、悲観的になったりします。不安があっても頑張るという無理な生活が続くことで、我慢の限界に達して、精神的な安定が急に崩れてしまうのです。このような無理を重ねた結果起こる急激な変化を破局(カタストロフィー)と言います。

Dで表されています。しかし、楽しいことや安心出来る環境にあることで、喜び表現が出来るようになります。ようやくAまで戻ることが出来るわけです。
続く。
YouTubeチャンネル「情緒の育ちを考える」
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