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2006年08月18日
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先日、子どもや家族のことで悩みを抱える何人かの人たちと話をしていた時のことである。

今まで、それぞれが信仰する宗教のことなどを話すことはなかった。
たまたま「摂理」のことが話題になっていて、
「オウム真理教もそうだったけど、どうして若い大学生たちがあのような宗教まがいのことに惹かれるのか・・」という話になった。
私自身は特定の宗教を持っていないことは、この日記でも時々書いているが、
信仰を持つ人に対しては、私は好意的だ。
しかし、どう考えても理不尽で怪しいことを盲目的に受け入れることは、
とても危険なことだと思っている。


・・と、そんな話をした時に、一人の青年が口を開いた。
「実は、母が昔○一教会にはまってしまって、それが原因で両親が離婚寸前になったのです」

私は心底驚いた。
その母親とも何度も話をしているし、以前に別れ話があったことも聞いていたが、
それが原因だったとは・・。
それが口火となり、「実はうちのやつも・・」と、別の人も話し始めた。
その人は、宗教ではないけれど、
子どもの教育方針でとても極端な信念を持っているとのこと。
そのことで、家庭生活がとても窮屈なものになっていたらしい。

うーん、家族の悩みの影には、生真面目すぎる極端さがあるかもしれない。
私の知っているカルト系宗教に入っている人は、

その集団内では、みんな家族以上に親身に助け合うこともあるようで、
それがまた精神的に信頼感や安心感をもたらし、
いよいよはまってゆくのかもしれない。
しかし、そのことが一番身近にいる家族を悩ませているとしたら、
それはどのように受け止めているのだろう。

そのことで家族内で緊張感が生まれ、親子や夫婦関係もギクシャクし、
それが要因となって誰かにしわ寄せがゆき(たいていは子ども)
それがまた悩みの種となって、いよいよ宗教の力に頼ろうとしていったり・・。
つまり、悪循環に入ってゆくわけである。

そんな話を聞くと、私はまた自分の信念が強まるのを感じる。
「何事も極端は良くない」「バランスが大切」「ほどほどが何より」
うーん、この信念に固執するのも危険なのかな?





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最終更新日  2006年08月18日 15時34分55秒
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