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2017年07月18日
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みなさま、こんにちは。
暑い毎日ですね。

すっかりお久しぶりになってしまい、ごめんなさい。

九州北部で起きた集中豪雨の被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
特に被害のあった日田と浮羽は、私にとってもご縁の深い場所で。

日田は中津江村にアムリターラ田んぼがありますし、浮羽はかつてハーブ園と田んぼがあった場所。
とりあえず、ご縁のある方で大きな被害にあった方はいなかったようで、田んぼも無事で少しほっとしました。

しかし、現在も多くの方が避難され、行方不明の方の捜索が続いています。
どうか、1日も早く平穏な日々が訪れますようお祈りしています。



今発売中の「婦人画報」の養生日記に出ています。



私の一週間のすごし方を、日記風に載せて頂いています。
スマホで撮った画像もいくつか。
よかったら読んでみて下さいね。

もう1つは、セミナーのお知らせです。

8月5日(土)「浮島ガーデン 京都」で私のトークイベントを開催いたします。
「真実のナチュラルコスメを知って、美しく健やかに」と題しまして、ナチュラルコスメとケミカルコスメの根本的な違いから、化粧品の役割、裏ラベルから化粧品を読み解く方法、選び方まで2時間かけてたっぷりお話させていただきます。

■日時
8月5日(土)15時~18時(トークイベントは15時~17時頃)

■参加費
2,000円(1ドリンク付き)


お電話にてご予約を受け賜ります。
浮島ガーデン:075-754-8333
*30名様限定のため先着順となりますこと、ご了承下さいませ。

■会場:浮島ガーデン 京都 〒604-8074 京都府京都市中京区富小路通六角上る 朝倉町543
http://ukishima-garden.com/kyoto/


今年も誕生日を6月のおわりに迎えまして、いよいよ最後の40代の一年が始まりました。

もちろん、肉体的にはそれなりに変化は感じるのですが、表層的な部分と違い、自分のコアなところっていうのは、年齢で変わるわけじゃないんだなってのはだんだんと分かってきました。

思いというのはパワーがあります。
自分の年齢に対して偏見があると、それが現実にも影響を与えてしまうのです。
「この年齢なんだからこうありたい!」という向上するための目標を持つならいいんですが、この年齢なんだからとあきらめたり、マイナスに感じていると、その思いに即した現実がどんどん形成されていくように思います。

年齢は忘れません。年齢は生きてきた歴史なので、大切にします。
でも年齢に関する偏見は出来るだけ持たないようにしたいです。


もうここからは、むしろ年齢を自慢していくような、
まるで長寿地域のフンザの高齢者のような気分で生きようと思います!!(ちょっと早いか(;´∀`))



さて、今年に入って血管関係の本を3冊立て続けに読んだこともあって、現在何度目かの血管ブーム中。
動脈や静脈が大事なのは、いわずもがなですが、注目すべきは毛細血管ですよね。
このブログでも、何度か赤血球の話や、毛細血管(微小循環)の話は書いていますが、今までは毛細血管の中を流れる赤血球の変形能(小さく自身を折りたたむ能力)にばかり注目していたのですが、今日は毛細血管自体のことを書いてみたいと思います。

まず、毛細血管の驚愕のプロフィールからいってみたいと思います。

1、人間の体は骨と筋肉を除くと、80%が血管

2、体中の血管をすべてつなぐと、なんと地球2周半分の長さ!

3、全身の血管の99%が毛細血管!


ご存知の方も多い事実ですが、こう改めて聞くと、毛細血管ってすごいなって思いますよね。
考えてみれば、ちょっと皮膚をすりむいただけでも血が出てくる。
わたしたちの体の中身って、要するに毛細血管で形成され、毛細血管に育まれていると言っても過言じゃないですよね。

ketsukan4sss.jpg

気持ち悪いと思われる方がいたらすみません。
こちらは全身の血管の標本の写真です。
毛細血管の細さは髪の毛の10分の1。
本数は100億本ほどもあるのです。

こんな風に、わたしたちの体って毛細血管がびっしりと張り巡らされているわけです。
太い動脈のような、切れたらすぐ命にかかわるような血管ではないですが、動脈と静脈の間をびっしり網目のようにつないで、細胞に酸素を届けて二酸化炭素を回収し、わたしたちが食べた栄養素も全身に運びます。
毛細血管にも物質の通しやすさや、血管壁のすき間など個性があり、その個性がフィルターのように通す物質をより分け、必要な栄養を届け、老廃物を回収してくれます。


また、毛細血管が広がったり縮まったりすることで、体温調節もしているので、冷える冷えないなど、いわゆる「血流」とは主に毛細血管次第なのです。



動脈や静脈は、硬くなったりつまったりする問題はありますが、加齢で数は減りません。
ところが!です。
毛細血管のほうは、加齢で数が減るのです。


毛細血管の数は40代からだんだんと減ってきて、
60代にはなんと4割も減っているそうです!!
ガガガーーーン!



「人は血管と共に老いる」と言った19世紀の内科医がいましたが、本当にその通りなんですね。
毛細血管が減ると、細胞への栄養補給や老廃物の回収がうまくいかず、動脈も劣化しますし、新陳代謝や細胞の再生がうまくいきません。
冷えるし、むくみ、炎症が起きたり、免疫が落ちたり、、、肩こりや肌荒れも引き起こします。
粘膜も弱くなり、肌も乾燥し、シワやたるみも増えます。

毛細血管は消える前にまず、「ゴースト血管」という状態になるそうです。
加齢に加えて、生活習慣が悪いと弾力性が失われ、血管が狭くなり管はあるのに、血液が流れていないのがゴースト血管です。
血管がゴースト化すると、そのあとは脱落して再生されなくなり、だんだんと絶対数が減っていくそうです。
うわーーーーーーー(;O;)


2016年に大阪大学が発表した毛細血管の研究によると、毛細血管が減ると薬の効き目が悪くなることがわかりました。
毛細血管が衰えていると薬が行き届かない場所が多く見られたとのことです。
これは薬での実験でしたが、要するに食べ物やサプリでも同じことかと思います。

生活習慣が悪いと、若い方でも血管がゴースト化していくようです。
たしかに、5年前断食合宿に行った時に、多くの方の指先の毛細血管をスコープで見ているのをモニターで見ましたが、かなりの方の指先の毛細血管が、標準より少なくなっていることに驚きました。
もしくは、血管があっても血流が見られない血管も多く見ました。

最近、全然自分の血管画像見てないんだけど、大丈夫かなーと思って、先日久しぶりに血管を見る専用顕微鏡で、指先の毛細血管を見てもらいました。

ketsukan3s.jpg

5年前に見た時より、ちょっと自分ではいまいちだなーと思ったんですが、あらゆる現代人を見ているスコープのメーカーの方から見ると、結構良いほうらしいです。
血流もはっきりと見えました。
まず、この真っすぐなヘアピンのような形をしている正常な毛細血管が、働き盛りの現代人ではなかなか見られないんだそうです。

指先の毛細血管の顕微鏡画像で、どういう傾向が分かるかというと、下記のようなことだそうです。(画像はブルークリニック青山のページよりお借りしました)

ketsukans.jpg

ketsukan2s.jpg

実に面白いので、今このスコープを買おうかどうしようか、悩み中(笑)

さて、ゴースト化し減ってしまった毛細血管にがっかりすることもないようです。
毛細血管はいくつになっても、生活習慣次第で増やすことが出来ます。

私なりのさまざまな探求を、次回から書きますねー!


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Last updated  2017年07月19日 00時03分06秒
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