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9月26日から自宅に戻り、10月2日に山に戻る予定です。長いことブログををお休みしていた間にいろんな事があって書きたいことが一杯あった…でも書けなかったです。書く気がしなかった…というのが本音かも。やはり、体調不良は心にも影響します。話は変わりますが…「フーテンの寅さん」のDVDを数本まとめて借り、自宅で鑑賞していました。昭和のよき時代…自分が子供だった頃の時代がよみがえってきました。ものもらい(物乞い?乞食)現在では使わない言葉です。が、実家の勝手口に立っていたりしたとき…母に「放っておきなさい」と注意されたにもかかわらず、母の目を盗んで、おむすびを作りそっと渡したりしたことや、捨て犬を拾ってきては、「飼って欲しい」と泣きわめき…「駄目」と一喝されても子犬を物置に連れて行き、母には内緒で餌を運んだりしたものです。近所の畑のお婆さんが麦踏みをしていると、おもしろがって「やらせて欲しい」と頼んでみたり…天真爛漫そのもの…子供達の遊ぶ場所も大体決まっていて、年齢の大きな子が小さい子の面倒をよくみていた。あれから何年の月日が過ぎたんだろう…昭和は遠くになりにけり…人情と暖かみがあった時代だったなぁ…今では電車に乗って辺りを見回すと、目を閉じて音楽を聴いている人、本を読んでいる人、寝たふり?をしている人…殆どの人が携帯をいじっている…いろんな意味で生活は便利になったと思う…でも、便利さを追求する反面、人が失ってしまったものもあるのではないか…なんて寅さんのDVDの影響?かな…それとも私が、古きよき時代を懐かしむ年齢になったっていう事か…台風…心配ですね。
2012.09.30
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「凡小」という言葉が仏教にある。と、以前、聞いたことを思い出しています…人間は弱くて小さい存在であるという意味で、弱くてすぐくじけて孤独を感じ、涙する姿…小さい存在なのに大きく振る舞おうとしています。欲望から生まれた虚飾の姿…この虚飾の姿を自分だと思い混み、虚飾の自分を演じている。本当はコンプレックスだらけの自分…その自分が背伸びをして、歯を食いしばって頑張っている。頑張れば、頑張るほど苦しくてたまらない。自分だけが「弱い」と思い込み、目に映る全てのものは自分より立派で強い存在に思えます…「何とかしなくちゃ」と自分にムチを打つ。そして…心にバリケードを作ってしまい、自分を守ろうとする。気がつくと、いつも独りぼっちの自分がいるばかり…一生懸命生きようとすればするほど心が萎えてしまう。この萎えてしまう心こそが、「凡小」であることの証であるし、宝物だと云う…赤とんぼ…自由にどこへでも飛んで行けそうだなぁ…ちょっぴり羨ましい気がした。赤とんぼをボンヤリ見つめていたら…なんだか泣けてきた。ああ…もう、こんな季節になっていたんだ…長い間、留守にしていたんだなぁ…ごめんね。
2012.09.29
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