November 2, 2010
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すでに50歳を越えているのに、肩にどでかいパットでも入っているようなごっつい体型をしております。その訳は強豪旭川龍谷高校柔道部出身でありインターハイにも出場した経歴を持つくらいの柔道家であったからです。

今はもう柔道界を引退して、休みの度に川をさまよい歩き、フライフィッシングで「鱒」を釣り上げております。聞くところによりますと、道北地方の釣り師の中ではかなり有名人でもあるようです。

もう20年も前の事ですから時効ですが、釣り初心者二人で「岩尾内湖」に注ぎ込む渓流で一緒にヤマメを釣り、閉店後の花の友で天麩羅にして食べました。
この時のヤマメは本当に美味しくて日本酒に合う最高の肴だったのですが、後日この魚は川では通年禁漁であるサクラマスである事を、ベテランの釣り師に聞き飛び上がるくらいに驚いた事を今でも覚えております。

その時はわたくしも「これ本当にヤマメ?ヤマメなら身体に斑点があるんじゃない?」と、つたない知識ながらも俊坊に聞いたのですが…

俊坊は顔色一つ変えず自信たっぷりに「これは“銀系ヤマメ”だ!うん」と、断言しましたので、わたくしもヤマメにも色々種類があるんだと納得して、川で釣っているのを警察に見つかると問答無用で御用となる“サクラマスの幼魚”を安心して食べたのでした。

数年後に俊坊にその時の話を聞かされたのですが、実はその時は自分もまだ初心者でまったく分からなかったけど、年下であり、又、自分が釣りを教えている大初心者のわたくしになめられてはいけないと思い「はったり」をかましたのだそうです。

俊坊が「俺は捕まっても、自営業だから全然平気だったけど、熊は自動車学校の先生だったから現行犯で逮捕されていたら“首”だったなぁ~」と、焼鳥屋で呑みながらからから笑っておりましたが…

もし…を考えると、わたくしの人生はまったく違った道を歩くことになっていたのかも知れませんね、まぁそれはそれで良いのですけれど…そうなると子供達は生まれることはなく、そうなると卓球をすることもなく…

今頃は「プレハブ卓球練習場」ではなく、土木工事現場の「プレハブの飯場」で毎晩TVを見ながら呑んだくれていた事でしょうねぇ~

まぁその方が似合いそうでもありますけど、自動車学校を首になることもなく、その後何とか家族が出来て現在に至っておりますが、今後は今よりも少しでよいから気楽に生きて行きたいので、俊坊を見習って…

周囲の方々に気が小さい事を見破られないようにジャブのように小出しに「はったり」をかましながら何とか生き抜いていきたいと思っております。

しかし、何をするにも「自信あり」が大事な事です。もちろん自信を裏付けるための「本気の努力」は必須ですよ、だって自分自身に「はったり」は通用しませんからねぇ~





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Last updated  November 2, 2010 12:44:50 PM


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