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May 20, 2007
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カテゴリ: 普通の日記





田植えをコンスタントに毎年やったことがある人がどれくらいいるのかはわからないが、あれはかなりの労力を要するものだ。長靴や帽子をかぶって体験的にやっただけの人ならわからないかもしれないが、毎年やるとなると体験では見えてこない様々な苦労が見えてくるというものだ。
私は物心ついた頃から田植えを手伝っているのだが、やはり子どもの頃と今とでは田植え1つとってみてもそれに付随する苦労や見えない努力というものは雲泥の差があるというものだ。今年は特にその傾向が強く、苦労の耐えない田植えだった。





まずは苗を田んぼに運んでくる作業からなのだが…そのような運搬には必ずと言っていいくらいに軽トラックが登場することになる。父さんが主戦力なので私はサブなのだが…できれば私だって何かの役に立てないかと色々思案した結果、軽トラックを運転して苗を運ぶ係りをかって出た。しかしここで問題が1つ…
私は確かに免許は持っているが、MT車はもう3年近く運転していなくてかなり不安な滑り出しだった。まずはエンジンがかけられないことから始まった。「クラッチを踏む」という行程が頭の中からすっかり飛んでいってしまっていて、いきなりの大恥をかいたものだった。思い出すとそう難しいものではなく、華麗な(あくまで主観)運転を披露できた(笑)

その時にトラブルが起きた。
苗というのは植える前の段階で風に吹かれてしまうと葉の先が変色してしまい収穫時に多少なりとも影響が出たり、何よりも見栄えが良くないというデメリットがある。雨にもそこまで強いものではないので田植えの時期にはハウスの中で苗を保管することになる。私の町の制度がそうなのかどうかはわからないが、田植えに必要な苗をハウスで育てるということには大変な労力がかかる。普通ハウスでは季節が異なる野菜や果実を温度調節して育てるという目的があるのだが、田植えに使う苗には温度調節の必要がそれほどなく、ただある程度の雨風を防ぐという目的にしか活用されない。1年でただ一時期苗を保存しておく為だけにハウスを建てるということは建設的では決して無い。農業を営んでいる比率が高い地域になればなるほどこの流れは顕著で…私の町も例外ではなかった。
なのでそれを効率的に解消する策として、大きな田んぼや畑を持っている地主的な人に苗の管理を一任してそこからいただいた後に田植えを行うという方法が取られた。その地主的な人物は毎年変わるようで…今年は3年前にいただきに行ったところとはまた別のところだったのを記憶していたものだった。

事件というのはそのハウスの中で起こった。今年わが町は例年以上に雨が降ったせいか地盤が非常に緩んでいた。なんとなくハウスの前がぬかるんでいるように見えたのだが…気にしないで苗を取りにハウスの中にトラックをつけた。
















見事ぬかるみにはまりました_| ̄|○







もう何をやっても抜け出せない。ハウスの横に停めてあった車を使いロープで牽引する作戦に出たがロープが弱すぎてぷちぷち切れる始末だ。もうどうしようもなくなくなって日も暮れてくるし途方にくれていると、父さんがやっと新しいロープを持ってきてくれた。それでマックスパワーで牽引するとやっと抜け出すことが出来た。2かんめを運ぶ所要時間はトラブル含めおよそ1時間半だった、普通なら往復10分の道を…だ(苦笑)


そんなわけで無駄に時間を割いた結果やっと田植えをする準備が出来たのでようやくかかることにした。勿論夕方になってしまったので次の日に持ち越しだ。





まぁ紆余曲折ありながら3反終わるのに6時間かかることになった。面白かったのは田植え機が3反終わった瞬間に使命をまっとうしたかのように動かなくなったことだった。この田植え機は毎年トラブルを爽やかに運んでくる問題児なので今年もやらかすのではないかと注意していたのだが、今年は途中で止まらずに完全燃焼して真っ白に燃え尽きたようだった(笑)

様々苦労はあったが農家の一大イベントである田植えを終えることが出来た。一日中屈んでいたので腰が痛くて痛くて仕方ないのだが、綺麗に晴れた中でする田植えは気持ちよくてまたいいものだと思ったものだった。
少年が向かいの川で釣りをしていて、鳶が空を旋回している。なかなか絵になる風景だったのだ、実に情緒深い。近くの川でばしゃばしゃ騒いでいる魚に興味を示さなくなっただけ大人になったということなのかもしれない(笑)













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Last updated  May 22, 2007 12:11:55 PM
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