音響機器修理「京とんび」

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2014年10月31日
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カテゴリ: DIY

床下の湿気対策として「防湿シート」を設置してから 4年余りが経過したので、現状を報告する。

 結論が言えば、現在も快適である。床下の湿気に悩まされる生活とは無縁になって久しい。詳細は、「 6ヶ月経過報告 」と同様であるので参照されたい。また、防湿シートや粘着テープの劣化も認められない。

 ただし、注意している点が1つだけある。それは「 定期的な床下換気口の開閉 」である。

 元々は 冬季(11月-3月)の寒気対策として床下換気口 を閉じていたのだが、 長梅雨による床下の大結露 が発生した年以降、梅雨時期(6月-7月)も床下換気口を閉じるようになった。つまり、外気の湿度が低い時期だけ床下換気口を開けている。もちろん理由は、湿った外気が床下換気口から流入し、外気温よりも冷たい床下で連続的に結露することを防止するためだ。

 結局、防湿シートを設置して以降、1年12ヶ月中、6-7ヶ月は床下換気口を閉じた状態にしている。この作業は少々面倒だ。床下換気口を12ヶ月連続で閉じっぱなしにしても、床下が湿気る問題は無いようにも思えるので、これを今後のDIYの課題としたいと思う。

(おわり)






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最終更新日  2015年02月26日 16時01分00秒
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Re:【湿気対策】工務店では教えてくれない床下防湿工事(4年経過報告)(10/31)  
ume さん
はじめまして。Umeといいます。
京とんびさんブログでDIYの記事興味深いです。
私の家は湿気が凄く、改善方法検索していたらこちらにたどり着き、
床下の防湿シート工事を知りました。
今年、我が家も業者に頼んで行ってみようと検討していますが、なにかアドバイスがあればお願いします。 (2018年01月16日 09時50分54秒)

Re[1]:【湿気対策】工務店では教えてくれない床下防湿工事(4年経過報告)(10/31)  
京とんび  さん
ume さん
 京とんびです。
 メッセージをありがとうございました。


> 今年、我が家も業者に頼んで行ってみようと検討していますが、
> なにかアドバイスがあればお願いします。

 私見ですが、思いつく範囲で下記に回答します。万事免責に願います。

■施工方法について(既設の床下に防湿シートを敷設する場合...)
 ◎床下に端材やガラ、小石があると施工中にシートに穴があくため、事前に取り除く必要がある
 ◎基礎内壁面には土やコンクリートの粉塵が付着しているため、両面テープによるシートの貼付けが十分にできない場合がある。事前に十分な粉塵除去が望まれるが、作業性がが著しく悪いため、施工不良を考えると、シートの四方壁面は「棒状の錘」などで代替固定した方が費用対効果が高いと思われる
 ◎シート施工に万全な気密・水密性は不要。土間面の9割以上が防湿シートで覆われてていれば、十分な床下防湿効果が期待できると思われる
 ◎床板(特に合板)にカビが発生している場合は、思い切って張替えが望ましい(特に北側、山側、和室)。同時に床下に断熱材を追加施工するとトータルで割安に
 ◎費用等が許すなら、床板をはがして「防湿シート+土間コンクリート」を施工するのが作業性も良く望ましい。同時に床下に断熱材を追加施工するとトータルで割安に

■既知の問題点について(床下に防湿シートを施工後...)
 ◎梅雨時など、湿度の高い外気が通風口から床下に侵入すると、温度の低い床下で結露が生じ、防湿シート表面に結露水が貯まる場合がある。特に床下換気扇(そもそも効果に疑問)との併用には注意が必要である。DIY的対策としては、スタイロフォーム等の発泡断熱材を防湿シート上の一面に敷設することで、ほぼ解消可能と考える(未検証)
 ◎台風などで床下に雨水が浸入すると、蒸発以外の排水がないため、防湿シート上に雨水が貯まったままになる。浸水状況によっては、強制除去が必要である
 ◎同様に、シロアリ駆除の液体薬剤を噴霧する場合、余剰液が防湿シード上に貯まってしまう。このため長期間の高湿度による土台木材の腐食や住人への健康被害が懸念される
 ◎施工後数年間は、徐々に上部構造の木材の含水率が下がっていく(少し木が痩せる)ため、それまでは無かった箇所に「床の軋み、柱と壁の隙間、壁面の不陸」等の生じる場合がある。このため、程度によっては構造金物のボルトや釘の増し締め・増し打ちが必要になる

■工事委託及び業者について
 ◎防湿シート敷設の趣旨を理解し、快く受託してくれること
 ◎作業性が著しく悪いため、概して作業工賃が割高になること
 ◎手を抜かずにきっちりと施工してくれること(作業性が悪いため、職人的には手を抜きたくなること大)
 ◎施工前後の比較写真やムービーを納品してくれる(施主は見られないため)こと。施工品質の確保を考えると、有料であっても欲しい
 ◎防湿シート敷設の趣旨を理解し、より優れた工法を提案してくれるなら、なお素晴らしい


以上、ご参考まで。
(2018年01月17日 00時46分20秒)

Re[2]:【湿気対策】工務店では教えてくれない床下防湿工事(4年経過報告)(10/31)  
ume さん
京とんびさんへ
ご丁寧にアドバイスありがとうとうございます。
とても的確でわかりやすいです。
我が家は築35年の鉄筋コンクリートの建物です。書いていただいているように、床下は建築時の残材や石ころなどがたくさん散乱しています。
床の根太や束、床の裏側などにカビ発生しており酷い状態なので新たに交換が必要そうです。床の断熱材のグラスウールも湿気を吸っており床から落ちている箇所が多く、冬は床が冷たいので断熱材も新規に取り付けなくてはならないかと思われます。
1階部分全面を改修することになりそうなので、工事費用も高額になりそうです。アドバイス頂いたことを参考にして親切で丁寧な施工してくれる業者を見つけなければと思います。
どうもありがとうございます。 (2018年01月17日 16時14分38秒)

Re:【湿気対策】工務店では教えてくれない床下防湿工事(4年経過報告)(10/31)  
ume さん
1年前にコメントしましたumeです。
床下湿気対策工事を昨年12月に実施しました。
1階床をすべて解体し、防湿シートを張りその上にコンクリートを打設する工事を行いました。リフォーム業者も以前に同様な工事を行ったことのある業者だったため段取りも良く安心して行うことができました。我が家はRC造の住宅のため追加で内壁・基礎内側には発砲ウレタンを吹き付け断熱、結露対策も行いました。
工事代は予想より高額になり痛い出費になりましたが、今のところ床下からののカビ臭い匂いもなくなり室内・床下湿度も下がり建物内の湿気や結露も抑えられています。
年間を通してみないとまだ結論は出せませんが今のところは良さそうな感じがしております。

こちらのブログで色々と勉強させていただいて助かりました。ありがとうございます。
(2019年01月07日 10時45分26秒)

Re[1]:【湿気対策】工務店では教えてくれない床下防湿工事(4年経過報告)(10/31)  
京とんび  さん
ume さん
 京とんびです。

 床下湿気対策工事が完了とのこと、お疲れさまでした。
何事もなく、無事に1年間が過ぎると良いですね。

では、失礼いたします。 (2019年01月07日 14時39分50秒)

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