
勿論、自分はパン党だという方もいるだろう。
そういう方は、海外での生活が割りと楽になるかもしれない。
さて、このご飯。
最近でこそNZでも電気釜を見かけるようになり、質さえ我慢すれば"白米"を食べられるようになった。
文字通り"白い米"である(笑)。
これは、豪州から入っている陸稲でSunriceなどと言う名前で何処のスーパーでも売っている。
このSunrice、普通のNZで売っている電気釜で炊くと炊き上がりが真っ白になる。
いわゆる、日本のお米の白さと違い本当に"白い"のである(笑)。
日本の米はどちらと言うと半透明がかった白さで、昔の銀シャリにあたる。
NZに移住した当時は、この"白米"しかなかったので我々はこの米をスーパーで買って食べていた。
ある時期から日本食食材店で、アメリカ産のカルフォルニア米を販売するようになったので、それを食べていた時期もある。
しかしそれにも満足せず、ある日 米の個人輸入を思い立ちオークランド税関に問い合わせた結果、日本から米の輸入が可能である事がわかった。
それからしばらくの間は、日本から船を使って日本米を輸入して、仲の良い友達に分けてあげて大変喜ばれた事もある。
しかし、日本米は美味しいがやはり値段が・・・。
その後は韓国米を購入して食べていた。
これはカルフォルニア米の一種だが、値段も安いし味も日本食食材店で売っているものより美味しいのある。
米を炊くは炊飯器は日本から持ち込んだものだが、この炊飯器をNZで使うにはトランスフォーマーで電圧を下げてやる必要がある。
ちなみにNZは240V ACの3極プラグである。
しかし、ここで問題になるのが消費電力。
通常炊飯器は消費電力が1000W前後のものが多い。
昔のものは800W前後であったが、最近の炊飯器は1000Wを越える機種も多々ある。
我が家の炊飯器は3年前に日本で買ったものだが、消費電力は1200Wと記載されている。
でもし日本の炊飯器をNZで使おうとすると、その消費電力に対応するトランスを持って来なければならない。
実はこれが結構高いのである。
多分実効消費電力1000W以上のものは3万円くらいするのではなかろうか?
今我が家には1000Wのトランスがあるので、今はそれを使ってご飯をたいている。
正論からいえば、消費電力に対して2割ほど要領不足だが、そこは機器の安全許容限度を見込んでそのまま使用している(苦笑)。
さて、前述の"白米"。
オークランドに出向いた時に、前述の韓国米を買いだめして帰ってきたりしていたが、先日ストックが切れてしまい、久しぶりにスーパーで売っているSunriceを買って見た。
ところがこれが結構美味しいのである。
色は以前のままだが、炊き上がりもふっくらとして以前のようにベッタリとした感じがない。
どうしてだろう? 米の種類が違うとはとても思えない? 同じである。
そこでハタと思い当たったのは炊飯器の違いである。
考えてみれば、以前使っていたのは、もう10年以上前の古い機種なのである。
所が今使っているのは最近のお釜なので、どうやら悪い米でも美味しく炊けるようである。
例の厚釜とか深蒸らしとか言う機能が付いた機種である。
実際、昔は豪州米でおにぎりを作るとボロボロと米がこぼれたものであるが、新しいお釜で炊いた豪州米のおにぎりは時間が経っても以前の様にポロポロにならなくなった。
このお陰でランチにおにぎりを持ってゆけるようになったのは嬉しい限りである。
日本の技術力に感謝!!
P.S. さて今度はおにぎりに入れる梅干をなんとかしなければ。
WB
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