全8件 (8件中 1-8件目)
1
急に駅弁が食べたくなった。予感がして,近所の「サミット」へ。当然のように「駅弁フェア」をやっていた…天才的勘ばたらきか?はたまた,この時期どこでもやっているのか?「鯵の押し寿司(大船軒)」をゲット。高校まで大船の近くに住んでいた頃,よく食べた懐かしき味。ついでに安さにつられ,ステーキ用牛サーロイン(1枚399円)も買ってしまった。たしかウチには,昨日が賞味期限のタラコと,干からびかけた小松菜が残っていたはず。さて何食って何飲もう…【飲んだもの】アラン・ビュルゲ,ブルゴーニュ・レ・パンス・ヴァン,2002色はブルゴーニュとは思えないくらい紫がかって濃い。木の香りと果実香と若干の熟成香がないまぜになって,まだ若い感じだがよい香り。苦味と酸味とうまみがほどよいバランス。果実的甘さは控えめ。総じて,かなり好み。食べ物とのお見合いの結果は1.鯵の押し寿司△ 江戸前の寿司にはよいが,押し寿司系の甘い酢に合うワインは,未だ知らない。2.牛サーロインステーキ(レモン・バター風味)△ ワインの線がちょっと細かった。ボルドーの方が合うだろう。3.たらこと小松菜のスパゲッティーニ○ これがいちばんよろしかった。
2006年04月30日
コメント(0)
3000円を切る価格でプルミエ。少し怪しみながら飲んだのだけれど…いやぁ,これが旨いうまい。熟成香・樽香がバーンときて,甘み・うまみもしっかり。酸味・渋み・苦味もほどよくて,葡萄の果実感も出過ぎない程度にちゃんとある。わさび醤油味にもちゃんと合う。こんなんばっかりだと嬉しいのになー。まだ売ってるかなー。【飲んだもの】ルシアン・ミュザール,サントネー・プルミエ・クリュ・マラディエール,2000【食べたもの】刺身(マコガレイ,シマアジ),マグロの握り,冷奴。
2006年04月29日
コメント(0)
アンジュといえばロゼ・ダンジュ。コンビニの甘~い酢飯には合うかも,と思って試したことがある。甘いものが苦手の私には,少々甘すぎた。赤も(赤は?)結構いける,ときいたことはあったのだけれど。これが昆布と醤油に意外と合うのだった。カベルネ・フラン90%だというのに,青臭さもない。ふくよかな熟成香,ほどよい酸味,わりとしっかりしたタンニン。もちろん甘くはない。結構いける。【飲んだもの】シャトー・ド・ブリサック,アンジュ・ヴィラージュ・ブリサック,赤,2001
2006年04月26日
コメント(0)
谷中と茗荷が店頭に並ぶと,初夏な感じ。茗荷をざくざくと切り,まだ脂ののっていない鰹の刺身にどさっとのせ,上からおろし金で生姜をすりおろし,酢と醤油をかけてざくざく混ぜ,わしわしと食う。ヴァルポリツェッラは,香りは弱く,熟したぶどうの果実味もほとんどなく,酸味が強く,アルコール感も強め,若干の苦味と微かなグルタミン酸の味がする酒。「ワインらしい味」を期待するとがっかりするかも。でも,ふだんの醤油味ベースの食事には,たいへんよろしい。とくに,生姜と鰹の味に合うワインは珍しい。値段も,本醸造の日本酒四合瓶と同じくらいで,財布にやさしい。【飲んだもの】カディス,ヴァルポリツェッラ・クラシコ・スペリオーレ,2003
2006年04月25日
コメント(0)
傘が桜の花柄になった。風で吹雪くのもいいけれど,雨と一緒に降る花も悪くない。うちの前に,一本大きな桜の木がある。花の色は純白に近い。ソメイヨシノより長く咲く別品種。今日の雨で,その木が花をたくさん降らせた。しばらくその木の下で,ぼうっと見惚れていた。【飲んだもの】ロベール・シュヴィヨン,ニュイ・サン・ジョルジュ,1997ニュイ・サンの名人だそうで。それなりに値が張った。すこし茶色がかった「けっこう寝ました」という色。期待に違わぬいい香り。熟成香に加え,ミルキーな香り。若干スパイス。味は,ちょっとボディが細めだが,酸味・渋み・かすかな甘み,いずれも上質。これが二千円台だったらねえ。あわせたのは―マグロの刺身。カブと豚バラの煮物(豚バラ角切りを下茹でした後,醤油・味醂・酒・水・少々の蜂蜜を加えた煮汁でカブと一緒に煮たもの)。カツオの刺身(生姜醤油)には負けてた…【読んだもの】奥田英朗「イン・ザ・プール」単行本が出たときに買ったはずが,ほとんど読まないうちに雲隠れ。続編の「空中ブランコ」を先に読んで,「どうしようかなー,もう1冊買うかなー,でもどっかに埋もれてるよなー」と悩んでいた(というほどでもないけど)ところ,文庫になったので買ってみた。ま,予想通りの面白さ。それにしても,彼に直木賞あげるなら,他の作品なんじゃない?
2006年04月11日
コメント(0)
葉桜を眺めながら歩道を歩いていると,後ろから自転車が「チン,チン,チーン」 こういうとき,思うこと。「ここは歩道。歩行者優先」「スピード出したかったら,車道を走ったらどうだい?」「だいたいだねぇ,口はきけないのかい?」「こちとら犬猫じゃあないんでいっ!」 思うまもなく,自転車は走り去っている。 う~む。【飲んだもの】 ルイ・ラトゥール,ブルゴーニュ,2003「うちは薄くつくってます」と社長が言ってはばからないルイ・ラトゥール。 たしかに普通なら,ロゼかと見まがうほどの色の薄さ。 それが2003といったら,色も濃い,香りも濃い,味も濃い。 さすがは死人も出たほどの暑さだった2003年のフランス。
2006年04月10日
コメント(2)
絶妙な香りのベルナール・ドラグランジュ,ボーヌ1990ラグランジュといっても,ボルドーのシャトー・ラグランジュではない。去年の蔵出しだそうで。何本か買いだめしたのだが,今日が最後の1本…なんといっても香りがすばらしい。果実香・樽香・お新香のような熟成香がまろやかに溶け合って,まぁるく広がる陶酔感。味もけっして派手ではないが,15年以上ねていたとは思えないほど元気。酸味,果実味,スパイスの味,そしてそれを支えるボディ,いずれもしっかりしている。しかも後味すっきり。造り手がいいのだろうけれど,1990年という年もよかったのかもしれない。同じものは,たぶんもう(同じ値段では)手に入らないだろうなぁ…他のヴィンテージも,ほとんど見かけないし。あわせたのは―マグロのブツ。小松菜と椎茸と豚バラと卵の炒め物(それぞれの材料からいい味が出るので,味付けは塩と醤油のみ)。
2006年04月09日
コメント(4)
「一澤帆布」が揺れている。 昔,中学生が肩からかけていた「ズック」のかばん―それを若干モダンにした印象の,ちょいとしゃれたかばんをつくる京都の工房が,「相続争い」でもめているらしい。 ここ20年ほど,三男が先代を継いで社長をしてきたところ,先代の死後,長男と四男が会社の株式の相続を主張,三男が裁判で無効を訴えたが敗訴,代表取締役を「解任」され,追放されたそうな。 内輪の事情はわからないが,従業員全員が三男についていって新会社を立ち上げ,長男の引き継いだ会社は休業状態というのだから,どちらに理があるかは一目瞭然。 一時期,「会社は株主様のため以外の何ものでもない」とおっしゃっていた輩がのさばっていらっしゃった。株主総会でそう言った舌の根もかわかぬうち「世界をとるぞ~」と叫んで逮捕され,その後どうしていらっしゃるのか…まだ小菅の拘置所にいらっしゃるのだろうか。 株主は,金さえもっていれば誰でもいい。個性など無関係。客である買い手もそれに準ずる(すくなくとも一澤の客の一人である私は,「よいもの」だと思えばすぐに浮気する)。 それにひきかえ,従業員はそうはいかない―ということを,元銀行員の長男氏が思い知ったかどうか。【飲んだもの】 フィリップ・ルクレール,ブルゴーニュ,レ・ボン・バトン1999 「ごつい」ワインをつくる人として有名だが,実は和食によく合う。生姜醤油にはとくに。【読んだもの】 福井晴敏「オペレーション・ローズダスト」ようやく読了。 久々に読みごたえあり。
2006年04月05日
コメント(0)
全8件 (8件中 1-8件目)
1