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     Tokyo Lovely の‘回顧録’です。

   時代錯誤もありますでしょうが、ご笑読頂ければ幸いです。



england1


Lovelyの回顧録;一昔前の思い出かも。
2008年01月17日
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カテゴリ: 定年後の夫婦

早朝に病院で娘と待ち合わせていた。
娘の受付を済ませ、私は7号棟のエレベーターホールにあるソファにいて、看護師さんからの連絡があるまでそこで待っているように、と言われた。
娘は今回の治療で麻酔を使うので、診察後ベッドでしばらく休んでから帰宅するのです。
何も心配はなかった、数時間休んで、麻酔が覚め,出血が無ければ昼食を食べて帰宅です。
私は下の売店へ行って本を見てそれから朝食、モーニングセット、を頼みゆっくり食事をしました。
エレベーターホールのソファに戻り少し待ってから看護師さんに案内された。
娘はベットで点滴を受けていた。
「足が冷たいから、ホカロンを布団に付けてくれる、疲れているのに眠れないの」と言った。
ホカロンを入れてから娘の足をつかむと、冷たかった。
私の暖かい両手で娘の両足をつかんで、足を暖めてあげた。
私は自分の母のことをふっと思い出した。
母が入院していたときのこと、そのとき母は意識があまり無かったようで、ただ寝ていましたが、ベットから落ちないようにしているのか、体をベットに拘束してあった。
これでは手足が思うように動かせない、可愛そうだわ手足をさすってあげよう、と思ったのです。
私は母の両足を両手でかわるがわる擦りました。
母の足は乾燥していた、がさがさとした足だった。
私が冬になると必ず乾燥してがさがさになるのが、母のこの足と同じ、母譲りの、乾燥肌の足だ、と思った。
娘の足はしっとりとして、すべすべしていた、少し温かくなってきた。
点滴をしているのでじっとしているうちにウトウトと寝ているようでしたからソッと手を離した。
旦那様のTさんが来た。
恵里子が元気そうでいるので、冗談を言ってはしきりに笑わせていた。
やはり夫婦が一番いいのでしょう、それはそうですよね。
ひとしきり話すと、お仕事があるからと、出て行かれました。
昼食がくると少し食べてはまた休んでいたが、食べ終えるとまた少し寝ていた。
先生がみえて、今日の診察の結果のこと、薬、次の診察のことなどをお話下さった。
帰る支度を始めると主人が来てくれた。
「もう大丈夫よ」と娘。
『家まで送るよ』と主人は言って一緒に来た。
私は帰りに病院内にあるお花屋さんを見た、いつもこの病院へ来るとこのお花屋さんを見るのが楽しみでした。
そして今日も買ってしまいました、自分へのご苦労さま、の気持ちを添えて。

クリスマスローズ ヘレボルス リビダス です。
ヘレボルスリビダス.jpg







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最終更新日  2008年01月18日 15時43分09秒
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