大好き！ヨーロッパひとり旅

サンチャゴ・デ・コンポステラ　翌朝の散歩

ホテルの朝食を食べて、少しの間散歩に出る。
今日の予定は、国境近くの港町VIGOに泊まるか、
国境越えして、ポルトガルの古都PORTまで行ってしまうか決めかねていた。

とりあえず時刻表を確認すると、

サンチャゴ・デ・コンポステラ　　ヴィーゴ
７２２　　　　　各駅　　　　９３０
８１２　　　　　快速？　　 ９４７
９２２　　　　　特急？　　１０５２
１０４０　　　　各停　　　 １２３３
１１３９　　　　特急？　　１３０８

といった具合なので、散歩の時間をとると、１０４０と１１３９。
抜かれるわけではないので、１０：４０の各停に決めた。まあ、指定席でないので、散歩に時間が掛かれば、
次の特急でもいいか、といった具合だ。

まずは、昨晩のレストランとバルの場所を確認。
朝の旧市街は、配達の大きなトラックが広場という広場に、
何台も停まっていて、今一美しくない。
カテドラル・オブラドイロ広場から、旧市街の路地をあちこち曲がって、
ぐるっと右回りに歩いて、公園の手前の道を下る。
なんと、この道は我がホテルへ繋がる道だった。

博物館とか、修道院とかもあるが、今日はパス。
坂道の途中に、広い階段がいくつもある。
そこをおばあちゃんたちが、どっこいしょ、どっこいしょと登っていく。

足の不自由そうなおばあちゃんも登っていく。

なにがあるのだろうか？

ボクも登ってみた。

ん？

実は、

市場だった。もう朝の喧噪は終わっているようだけど、
この町のおばあちゃんたちは、毎日この階段を上って、
野菜とか、肉とか、魚とかを買っているのだ。

旅人のボクには市場はあまり用事のないところだが、
最近旅の途中でちょっと覗くことが多くなった。市民の生活に少し興味が出てきているのだけど、
まだまだ観察眼は育っていない。

今日もスペインの青空は、スッキリと青い。
(逆光で白く抜けていますが)
そろそろ、サンチャゴ・デ・コンポステラからお別れです。