ヨーロッパの新幹線網、ドイツICEとTGVが相互乗り入れ
フランスは、タリスとかユーロスターとかTGVの派生車種のみ国内乗り入れしていた。
が、ついにドイツの高速鉄道ICEが、2007/6/10よりフランクフルト・パリ間に乗り入れすることになった。反対にTGVは パリ・シュツットガルト間に乗り入れる。
これによって、それぞれ4時間少々掛かるが、国境線がどんどん消えていく気がする。
ヨーロッパの鉄道は、それぞれの国によって、電圧が異なったり、右側通行だったり左だったり、システムが異なっているのだが、
TGVタリスが最初にこの問題を乗り越えた。
AVEも線路幅を、スペイン式の広軌でなく、乗り入れを考えたTGVと同じ幅にして、将来の乗り入れに備えている。
イタリアへもTGVはミラノまで乗り入れてはいるのだが、以前ボクも、トリノからパリへ乗車したが、山越え単線区間を走るTGVは、とろとろ走っていて、とても特急とは思えないスピードだった。2国間に話し合いはしたものの当分工事が始まる見込みはないそうだ。
web上の記事では書かれていなかったが、日経新聞夕刊2007/6/9付けでは、
ICEが近くロンドンにも乗り入れるとの観測記事も書かれていた。
TGVを多用する旅はあまり好きではないが、航空機よりは鉄道の旅の方が好きだ。
うまい利用方法を考えて、旅のバリエーションを広げるために利用したい。
便利になることは、ヨーロッパ人のように長い休みが取れない日本人には
かなりの朗報だ。これからは貧乏人の方が航空機を利用する時代になるのであろうか。
※ 下記の記事(産経新聞)と写真(AP)を参照しました。
仏TGVと独ICE、相互乗り入れで「敵」は航空機
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070526/erp070526002.htm
25日、パリ東駅にそろって到着する独ICE(左)と仏TGVの列車(AP)
仏独両国の誇る「新幹線」が相互乗り入れ-。フランスの首都パリとドイツのフランクフルト、シュツットガルトを結ぶ高速鉄道、仏TGVと独ICEの一番列車が25日、ドイツの各都市を出発した。
パリ-フランクフルトはICE、パリ-シュツットガルトはTGVがそれぞれ最高時速320キロで走る。これまで鉄道での所要時間は両路線とも6時間程度だったが、4時間前後に大幅短縮される。本格運行は6月10日から開始する。
今回の相互乗り入れにより、航空機との競争が一段と激化する。独メディアによると、初日の25日は停車駅での写真撮影などの影響で約30分遅れてパリ東駅に到着したという。(フランクフルト 時事)
(産経web 2007/05/26 17:35)
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