リスボン、市電博物館を見て、雨の断続的に降る中をホテルに戻って休んでいた。
リスボンの普通の夜
雨が軽くなってきたので、夜遊びに。
いや、夕食に行きます です。
ロッシオ広場裏手あたりのレストラン街をのぞいてみる。
大衆的なお店ではグループ客だけで楽しんでいるし、高級そうなお店は入りたくないし、
一人でレストランに行くのはあまり楽しくない。
あちこちさまよっている割には、どこも気が乗らない。
お得意のバーでの立ち食いかな?
と、 気に入ったバーも、なぜか見あたらない。
スーパーで買って、部屋で食べる?
帰国まであと2晩しかないのに、 そんなこと考えたくない。
困ったときのケバブ屋さん。
あった!
缶ビールもあったので、ここで立ち飲み食い。
陽気なトルコの若者たちのお店だった。
ここの隣は、小さなおみやげ風の瀬戸物を売っている。
キリストと13人の使徒の 瀬戸物は、
真面目なものに混じって、よく見ると、
飲んだくれて、おどけたものも飾ってあった。
こんなはしゃいだ最後の晩餐でもいいのかしら?
ケバブは安くておいしいのはいいが、
今度はお腹いっぱいで、困ってしまった。
このままでは帰れない。
いいバーはないか?
と探し回るが、なかなか見あたらない。
強い酒をクイッと飲むようなお店があったが、ボクには合いそうにない。
フィゲイラ広場の裏通りをぐるっと回ったら、
立ちんぼのお姉さんに寄ってこられた。
ごめんなさい。そういう気分でないもので。
この辺にも、歩き方に書かれた安ホテルがあったけど、
環境の点も考えて載せない方がいいのではないでしょうか?
スーパーで、ミネラルウオーターとか、おみやげになりそうなチョコとかを買う。
日本の情報が見たいけど、ネットカフェもこの町にはないみたいだ。
※
あきらめて、ホテルのあるフィゲイラ広場 に戻る。
広場に面して、カフェっぽいお店が、ホテルの2-3軒隣にあった。
広場にテーブル席、お店の中もテーブル席を勧められたが、
ボクは、カウンターでの立ち飲みを選んだ。
「白ワインを!」
お金は商品と交換で支払う。
「いてんご」 ?
???
いてんご 、、、、、
※ ここでちょっとポルトガル語講座
1 ウ ンノ UM
2 ド イス DOIS
3 ト レ イス TRES
4 ク ワ トロ QUATRO
5 シィ ンコ CINCO
6 セ イス SEIS
7 セ ッチ SETE
8 オ イト OITO
9 ノ ービ NOVE
10 デーイス DEZ
スペイン語やイタリア語に似た数字の数え方。
「イテンゴ」 なんてないぞ?
彼はにこにこして、
「 日本人ですか? 」 と聞いてきた。
YES! と答えながら、ボクも 「ブラジル人ですか?」
と聞くと SI! だったかな、 「はいそうです」 だったかな。
ちょっと待て、
いてんご って、 1.50EURO のこと?
「日本語わかりません。」 とか言いながら、日本語と英語とポルトガル語の奇妙なコミュニケーションが始まった。
店員が何人もいる中で、 彼は結構人気者だった。
彼の受け答えの合間合間に声をかける。
彼は、 大泉村にいた。 と言う。
彼は、埼玉にも居た。日本にいた5ヶ月間でいろんな事をしたそうだ。
たぶん、日本語にうまく適応できなくて、日本を去ったのだろう。
このカフェに来て、まだ半年。
ポルトガル語 は 上手だ。
ブラジル人だから、当たり前か。
楽しい夜になった。
「彼は英語がしゃべれる」 と 紹介してくれたウエイター。
でも、彼は、ボクの相手するより、さっさと、掃除に入ってしまった。近寄ったら、少しは相手してくれたが、
「掃除の邪魔するな」 と怒られてしまった。
彼はオーナーだった。
彼も英語はしゃべれるじゃないか!
※ ※
青い鳥はすぐ近くにいた。この晩と、次の晩もファドからの帰り、 ここで飲んだ。
実際は、翌朝も 朝食とコーヒーを飲みに寄ったが、彼らは居なかった。
「カザ・ダス・ビファーナ」 というのがこのお店の名前。オーナーが教えてくれた この名前の由来は
ビファーナ のお店。
ビファーナ って、何?
実は、煮豚のサンドイッチ なんです。店頭でぐつぐつ煮てるスープ、なんだろうか と思っていたらこれでした。
この日は食べられなかったけど、翌朝食べに行きました。
すごく親しくなったわけではないけど、
この写真は翌晩のもの。最初は彼らは写真をいやがっていたが、
オーナーが許してくれて写真に入ってくれた。
オーナーの写真ピンボケで、ごめんなさい。
ポルトガル人とは、もっと早く、積極的に話せばよかったな!
(反省でしゅ)
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