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40代男性、左下4、遠心隣接面カリエス沁みる、時々痛い等の症状は出ていると思われるが、ご本人は気にしていない様子だ。この症例でも遠心だけに隣接面カリエスができている。4年前のレントゲン画像があったので、見比べて欲しい。前の記事でもご紹介したが、遠心:奥側に虫歯はできる。それは電流(プロトン)の向きが奥側にしか流れないからだ。before(4年前)after内部の象牙質はほとんど失われている。象牙質だけが失われるのはイオン化傾向が象牙質>エナメル質だからだ。3MIX+α-TCPCR再建
2023/12/21
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40代女性、右下4、セラミックインレー脱離セラミックはスーパーボンドでも接着性が悪く外れやすい。デンタルフロスを掛けたら外れたと言うことだったが、とっくに接着は効いていなかったようだ。着色が見られる。いくら儲かるからと言って、セラミックインレーの再製作など面倒なので、CRで再建の一手だ。因みにストリップスなど使っていない。では時系列でどうぞ
2023/12/12
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50代男性、左上2、自発痛-痛くはなかったので放置していたそうだが、神経はスレスレで露髄しそう。これも金銭的利益は追求しないので、神経を取ったり差し歯にしたりはしない。CRで埋めて終わり。
2023/12/11
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70代女性、右上2、カリエス根管充填後、差し歯にされるのがいやで放置していた。僕もイヤなので、CRで再建する。金銭的利益は捨てる。
2023/12/09
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50代男性、左下7、インレー脱離余程の咬合性外傷がなければ、CRでもかなりの期間持つ。CRでの再建はその場で終わるので、患者の常識でも、えっ、これで終わり?型取りとかしないの?とキツネにつままれたような顔をされる。そういう症例を少し唾液が多い方で充填処置は急がないと唾液がかかり失敗する。
2023/11/16
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40代女性、右下7、インレー脱離脱離して1週間ほど放置していたので、入らなくなった。よくある話で、歯は前方に傾斜もしくは移動しやすい。仕方がないので、CRで再建した。ストリップスは使わない方が上手くいく
2023/11/08
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70代女性、左下6、歯根破折、GA、自発痛-この症例は前回と同じ方で、上顎の対合歯はインレーだったので残っている歯冠の一部が破折したが、神経を取ってメタルコアを入れ冠を被せているこの歯は歯根が破折している。咬合性外傷による破折というよりは長年に渡る咬合力による経年劣化と言った方が良いだろう。https://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202309130000/破折と言っても完全離断では無いようだったので、α-TCPでクラックを塞いで延命を図ることにした。完全離断してしまったら抜歯再植するつもりだ。冠もコアも接着は剥がれて隙間ができている。これらを除去すると硫酸塩還元細菌の代謝産物の硫化水素系の悪臭がひどい。遠心根にクラックが見える。同拡大画像。患者は被せていても割れるのね?と言っていたが、その通りだ。神経を取った歯はトラブルと抜歯になる。この症例も通常治療では抜歯だ。患者は助かった、、と言っていたが、そう簡単では無い。α-TCP+3MIXラウンドCRコア築成後型取りして冠を作成する。ポストは無理だ。さらに破折を助長する。技工室でハイブリッド系の冠を製作する。ハイブリッド系の素材はCRと基本的に同じものなので、削るだけではなく、盛り上げる調整が可能なケースが多い。
2023/09/14
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70代女性、左上6、歯牙破折歯牙破折と共にインレーが脱離した。歯質は経年劣化し、ある時突然壊れる。長年の咬合力が少しずつ蓄積し、応力腐食割れの様相を呈する。特にインレーを入れるとそれは加速すると言っても良い。インレーに破折した歯質が付いてきている。歯質は少ないので、もう一度インレーなりクラウンで修復するには無理がある。するとすれば神経を取ってポストを差して型取りということになる。それも面倒だし、歯の寿命も短くなるので、CRで修復することにした。
2023/09/13
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50代女性、左上6、隣接面カリエス。左上7、4/5冠だつり一番後ろの歯の再建をするには直接CRを築成していくしかない。まだコンタクトの調整をしていないので途中までなのだが、専門家ほど、写真を撮るのも難しい場所にある歯をどうやって作っていくのか分からないと思う。ミラーテクニックはもちろん使うのだが、見えないところを見ながら作るしかない。見えないところを見ながらとはどういうことなのだろうか。実際に見えるのは少ない画像データなので、見えないところを頭の中で補いながら処置を進めていく。想像力の世界だ。
2023/08/22
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40代女性、右上4、歯牙破折インレーではなく自身の歯が部分的に破折していたので、その部分だけCRで再建した。隣接歯とのコンタクトは残っていたので、ストリップスは使っている。2つの角度からの画像をそれぞれ時系列でアップします。咬合面口蓋側
2023/08/21
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40代女性、左上7、CRインレー破折半分破折していたので、後ろ半分はそのまま使うことにして前半分をCRで再建することにした。一番後ろの歯にストリップスを使うのは難しい。はみ出る、コンタクトは緩くなるでいいことはない。CR積み上げ法で築成再建するのが最も早くて綺麗だ。では時系列でどうぞ
2023/08/19
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20代男性、左下6、近心隣接面カリエスこの歯もCRでの再建をするのなら、辺縁隆線を残し、ストリップスを使った方が早くかつ上手くいくと思う。一つ前の5番を傷つけ無いようにストリップスを使っている。これはCRを流し込む直前のストリップスの使い方。
2023/08/18
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20代男性、左上6、近心隣接面カリエスかろうじて辺縁隆線を残せるのならストリップス(隔壁)を使ってもよい。辺縁隆線はエナメル質なので、簡単に壊れてしまう。細心の注意が必要だ。では時系列でどうぞ
2023/08/16
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40代女性、左上4、セラミックインレー脱離ちょっとよく分からないのだが、食事中に外れたそうだ。ストリップス(隔壁)なしでのCR再建症例だ。積層法で積み上げていく方法は慣れれば難しくないと思う。使う材料道具はフリーページに載せている。
2023/08/11
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30代女性、右下6、冷水通+メタルインレーの2次カリエスで、ちょっとばかり深い。多分多くの歯医者は神経を取ろうとすると思う。CR充填など難しいので、長期的には自信はない。仮充填ということになる。今日もストリップスは使わない。多くの歯科医師にとっては、どうやってやるのか分からないと思う。
2023/08/08
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30代女性、外傷性の虫歯。ベーグルやバケットなど硬いパンやナッツが好きでよく食べるそうだ。隣接面にクラックが入ってそこから虫歯になる。咬合面もエナメル質がチッピングしていて、硬いものを食べている形跡が見える。今回は虫歯部分だけのCRでの再建だが、ストリップスは使っていない。このくらいの大きさだと使わない方が上手くいくと思う。では時系列でどうぞ手前側のチッピングしているハイブリッド冠もついでに修復。1次CR隣接面にフロスが入るように調整した。
2023/08/07
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80代男性、左下6、インレー脱離、野戦病院モードこっちとしては面白くない症例なんだが、患者本人としてもこのままでは面白くないだろう。ちょっと再装着も難しいようだし、その場で終わるしかないか。。しおしお症例。
2023/08/02
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40代女性、右下7、インレー脱離、クラックあり。ストリップスを使わない症例を特集しています。慣れれば簡単、確実なのだが、誰もやろうと思わないらしい。正常なコンタクト形態を得るのが難しいからだと思うが、それほど厳密でなければ、むしろ時間はかからない。
2023/08/01
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40代女性、左下4、CRの2次カリエスによる脱離CR充填というのは隣接面(歯と歯の間)を再現するのが難しい。通常はストリップスと言って、透明の帯状のプラスティックで形を作るのだが、これが難しい。足りなかったり、はみ出たり、丸みを再現できなかったり、ストリップスの厚さ分の隙間ができたりとなかなか上手くいかない。そこで、積み上げ法を使うのだが、この方法は非常に難しいので、歯学部でも習わない、一般的な方法ではない。しかし、これができないと超絶系のCRでの再建はできないと言ってもよい。2方向からの時系列画像でどうぞ。実像鏡像
2023/07/31
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40代女性、左上6、インレー2次カリエス最初からインレーなどにしなければこんなに歯質がなくならずに済んだのだけれど、これしかできない。これしか歯学部では教えない。となれば仕方もない。これで経済が回っているのだから。このサイクルから抜け出すのはさらにさらに難しい。悲しいことに、こんなルーチンワークすらまともにできない歯医者はいくらでもいるのだ。
2023/07/21
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50代女性、右上6、遠心カリエス、時々しみる遠心の隣接面に限局しているカリエスで、クラックも見えるし外傷性の可能性が高い。器具もギリギリ届くか届かないかの深い虫歯で歯肉と同縁くらいだ。スーパーテクニックとはいかなくとも上級編で、今回はストリップスを使ってみた。この程度のCRもできない歯科医師は多いと思う。
2023/06/17
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30代女性、右上6、メタルインレー2次カリエス前回のつづきですhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202306070003/この症例は歯肉縁下ではないので、また直視できるのでスーパーテクニックではないのだが、一般の歯医者的にはどうやってやるのか想像できないレベルだと思う。3MIX+α-TCPセメントを長期的に安定して機能させるにはCRダイレクトボンディングシステムの習熟は欠かせない。ストリップスを使わないで隣接面の形と隣の歯とのコンタクトを作る技法はここだけのものだと思う。3方向からの画像を時系列でアップする予定ではどうぞ頬側正像口蓋側鏡像咬合面鏡像
2023/06/14
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30代女性、右上45、2次カリエスこんなものでも一本1時間からかかる。しかも診療報酬は最低だ。誰もしたくないはずだ。僕もやめようと思う。気力体力の限界だ。かと言って、通常治療もできないほど手が壊れている。歯医者は廃業かな。。
2023/06/07
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30代女性、左下5、時々痛い。カリエスリスクは高く、広範囲に虫歯になる。痛くなってしまった歯は神経を取るしかない、と学校では習うが、実はそうではない。この症例はアップしたことがある記憶があるのだが、過去記事を探しても見つからないので、続きがあるのでアップしておく。
2023/06/07
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40代女性、右上6最近のCRは物性もボンディング材もよくなっているので、メタルインレーの代わりとしても問題ない。しかし、それなりに難しく、時間がかかり、材料代も安いとは言えないので、保険診療では合わないのではないだろううか。だから誰もしたがらないと言うのは事実だろう。今回は普通にストリップスを使っている。出血や気泡の混入に気を使う必要がある。コンタクトも緩くなりやすいのでそれなりに難しいと思う。では時系列でどうぞ
2023/05/27
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40代女性、左上7、遠心破折直視できないので、ミラーテクニックが必要になる。普通はグルッと削り倒してインレーにできれば良い方なんだが、セット時にも唾液がかからない様にしないといけないし、現実にはなかなか上手くいかない症例だ。多分CR充填が最も予後が良いと思われるが、時間がかかり難しいわりには保険では診療報酬が少ない。56年前から物価スライドしていない。自費治療でお願いせざるを得ないところだ。ミラー越しにはこんな感じに見える。
2023/05/15
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50代女性、左上3、CRの2次カリエス前歯のCR充填はこのサイトではあまり紹介しないわけがあって、それはフツウすぎてスーパーテクニックとは言えない、歯医者なら誰でもやっているからです。ま、それでも時々前歯のCR充填を見せろというコメントもあるので、アップしてみようかと思う。
2023/05/13
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当時30代女性、左下6、メタルインレー2次カリエスこの症例は2018年頃のもので、2021年6月以前の臨床系記事は全部消えてしまったので、再掲の意義はあると思う。インレーに限らずセメント合着系の修復物はそれほど長い経年を経ることなくセメントは効いていない。それは構造的な欠陥によるもので、型取りして作るものはテーパーを付与せざるを得ないからだ。一方CR充填にはその欠点はない。しかしそれにも関わらず意外に虫歯にならないことも多い。このことは歯科業界ではまだ知られていないが、それはセメントが脱離した隙間に硫酸塩還元細菌が生息することにより黒色物質の硫化鉄:FeSが代謝され、それに覆われることにより虫歯の進行が抑えられるからだ。虫歯は金属のサビと同じカテゴリーに属する電気化学的腐食であり、電子やイオンの歯質内外の伝導によって起こる。その伝導を阻害するのが電気伝導性のないFeSのような物質だ。しかしその隙間が大きい場合は嫌気性の硫酸塩還元細菌の生息には適さなくなり、好気性または通性嫌気性の酸産生菌が優勢になると虫歯は急速に進行する。この症例はその過渡期に相当する。(
2023/05/06
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20歳男性、右下6、7隣接面カリエス、咬合性外傷高校の頃野球をやっていた時、歯を食いしばって練習していた。今はそんなことはないがその頃のストレスが蓄積していたのだろうか。もしくはまだ食いしばる癖が抜けないのだろうか、また壊れ始めている。野球をやっていた頃の画像を探しているので、見つかったらアップ予定だ。CR充填の2次カリエスとも言える。向かって左側の7番の近心隣接面カリエスもついでに処置する。7番から処置する。ストリップスは使わない、というか使うことが難しい。
2023/04/16
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30代男性、左下5、咬合性外傷による虫歯歯ぎしり食いしばりなどがあると、隣接面にクラックが入りそこから虫歯になっていくことはままある。今回は、どの程度の虫歯を残しても大丈夫か?という話になると思う。少なくとも露髄するまで虫歯を除去する必要はない。この程度の軟化象牙質(虫歯)なら残しても良いというか、α-TCP(ハイドロキシアパタイト)で再硬化するかということを見て欲しい。まずは実像での before/after からbeforeafter鏡像写真拡大像、こんな感じでも良い。α-TCPセメントで軟化象牙質は再硬化する(虫歯は治る)。多重積層法でストリップスは使わずに築成する。
2023/04/05
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30代男性、左上5、遠心隣接面カリエス、自発痛ーよく上司に怒られる悪夢を見て歯ぎしりをしているらしい。脳内幸福物質セロトニンを作るのに必要なナイアシンを処方したが、肉や魚も食べた方が良い。必須アミノ酸のトリプトファンはセロトニンの原料だからだ。歯ぎしりや食いしばりなどの外傷性咬合があると歯に強い力が働くので、クラックが入り虫歯が進行しやすい。隣接面カリエスの多くはその裏に咬合性外傷が隠れている。この対策を取らないとまた再発してより悪いステージに進んでしまう。ナイアシン処方の他にはナイトガードと呼ばれるマウスピースしかないが、たまに開口になる方がいるので、要注意だ。虫歯とはこんな感じのチーズ様だ虫歯を取ったところ。マージン付近はしっかり虫歯を取って接着マージンを確保する。歯髄に近いところの虫歯を追求する必要はない。α-TCP(ハイドロキシアパタイト)で治るからだ。α-TCPセメントで覆髄積み上げ法でCRを築成する。慣れればストリップは使わない方が気泡も入らず、コンタクトも緩くならず、綺麗に仕上がる。
2023/04/03
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50代女性、右上6、インレー破折PMTC中にデンタルフロスをかけたら破折した。よくある話ではある。かなり昔のインレーらしく、インレーの下にさらにアマルガムが充填されていた。アマルガムは安定なので、わざわざ除去する必要はないと言われていたものだ。僕は外すがwこの症例もストリップスは使用していない。では時系列でどうぞ
2023/03/31
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現在15歳、左上5、隣接面カリエス前回のつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202303060000/急速進行型の虫歯で、1年でこんなになった。クラック(ヒビ)があるのだろうと思う。内部に少し色がオレンジがかっている部分が虫歯だ。beforeafter 1年後、とうとう穴が開いた。軟化象牙質(虫歯)は接着マージン部分だけしっかり取る。全部取る必要はない。α-TCPセメントで再硬化するのだから。世界中の歯科医師は虫歯の化学細菌説という与太話を頭から信じていて、虫歯(虫歯菌に感染している歯質)を取り残すと再発・進行すると思い込んでいる。露髄してでも必死こいて虫歯を偏執的に執拗に除去しようとするが、完全な誤りだ。虫歯とは、細菌とは直接関係のない電気化学的な歯の腐食で、金属のサビと同じカテゴリーに属する現象だ。虫歯の治療に細菌感染を防ぐという意味でのラバーダムをしても全く意味がない。アホかいな?wと思う。そもそもラバーダムのかからない歯肉縁下の虫歯はどないするねん?w 見せてんか?wあ、ちょっと興奮したw虫歯の治療に大切なのは漏洩のない辺縁封鎖性だ。隙間ができてイオンが出入りするというのが虫歯が再発する原因だからだ。今の所、ダイレクトボンディングシステムつまりCR(コンポジットレジン)による再建治療しかない。インレーはその素材にかかわらずダメだ。辺縁封鎖性はすぐに破れる。作成途中にアンダーカットがないように調製するというのがその根本原因だ。咬合力で開く方向に歪むので、どうしても接着剥がれが起こる。ま、現時点では通常のCR以外の歯冠修復というのは全てダメ、ということだ。露髄!wボスミン液で止血露髄部分拡大、赤い部分が歯髄。細管構造が残っていると思われる軟化象牙質は残している。再硬化する可能性が高いからだ。仮に細菌が残っていても3MIXで殺菌される。α-TCPセメント+3MIXで直覆1次CR咬合調整をして再建を終わる
2023/03/07
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現在15歳女性、この子は左上4、5がエナメル質形成不全があったせいか、虫歯になりやすい。9歳の時に左上5のエナメル質形成不全部分のCR充填治療をしたのだが、2〜3年ごとにCRが破折して2次カリエスを繰り返す。左上5も隣接面う蝕になり充填治療をしている。多分だが、外傷性咬合があるのだと思う。とうとう左上5の遠心部分も隣接面カリエスになったのだが、それは次回。2017/10/142020/09/022022/03/28beforeafterつづく
2023/03/06
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60代女性、左下7、クラウン脱離後放置金属冠が取れてしまって放置していた。上顎の反対側の対合歯は伸びてきて、新しく冠を作って入れるスペースはない。作るとすれば、残っている歯質をほとんど歯肉の高さまで削ってしまう必要がある。では、こういう場合はどうするか?口腔内で最小限歯を削り、歯冠を再現する。では時系列でどうぞ
2023/02/18
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40代女性、右上5、インレーの二次カリエスセメントが崩壊していて、隙間に細菌が繁殖している。黒いのが硫化鉄という細菌の代謝産物だ。この物質はイオン電導を妨げるので虫歯の進行は遅くなる。これを「虫歯の電気化学説」名付けている。以下時系列でどうぞ
2023/02/11
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30代男性、左上7、メタルインレー脱離ちょっと練習のつもりでCRでの再建をやってみた。ストリップスも使っていない、積層法だけだ。通常大臼歯部はCR充填はしない。上手くいかないからだ。だから型取りして口腔外で作りインレーにする。しかし練習すればできるようはなる。では時系列でどうぞ
2023/02/06
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50代女性、右下7、2次カリエス左端の右下8はスーパーテクニックシリーズでご紹介済みで、そのつづきhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202212220000/8番より奥ではないので難しくはないが、それなりに時間はかかる。唾液も多いし、充填には困難を極めるのは同じだ。
2023/02/02
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80代男性、左上1、歯冠部カリエスこの方は去年転倒して隣の右上1を破折して、再植したような気がするのだが、失われた歯冠部はその場でCRでフルレストアしているようだ。ここにはアップしていないような気がするので、もう少し調べて記事にしていなければアップしよう。その隣の左上1なのだが、クラックからなのかよく分からないが歯冠内部が虫歯になり破折した。今日はその修復だ。あまり見かけない症例なので、専門家には興味があるかもしれない。クラックに沿って破折してるし、象牙質は広範囲に虫歯になっているし、高齢者ならではの虫歯だろう。普通にマージン部分は新鮮歯質を出し、クラック部分は内部から裏打ちし、3MIX+α-TCPセメントで覆罩し、セオリーを無視し見かけは重視せず、再破折をしないように修復した。
2023/01/30
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80代女性、右上45、隣接面カリエス、自発痛-この年になるともう、痛みなど感じない。神経が出ているのか、死んでいるのかすらよく分からない。でも放置するわけにもいかなので、3MIX+α-TCPセメント+CRで充填治療をした。多分通常の神経を取るという治療すらできないだろうと思う。根管が狭窄していて器具が入らないからだ。こんなことをしても特に問題は生じないのだが、歯科治療の常識的にはあり得ないとはいえ、経験を積んだ老練な歯科医師には分かると思う。ま、そんなもんだろ。。wと。現代歯科医学とやらは実際にはこのようなケースを治療する方法もないし、こんなことをしても痛くなったりしない理由も分からないのだ。赤いのは歯磨き指導時の赤染液の色だ。露髄しているのどうかもよく分からない。これ以上いじっても仕方がないので、充填してしまう。
2023/01/29
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30代女性、左上5、近心カリエス、温冷水痛+温かいものが沁みてくると不可逆性歯髄炎と呼ばれ、処置をしても治らないので神経を取るしかないと言われるが、実はそうではない。インレー等の通常治療では漏洩が起こり症状は無くならないので、そう言われるだけなのだが、実は根本的な問題を見て見ぬ振りをしているだけだ。そもそも口腔外で抜き差しできるように作るインレーは簡単に漏洩が起こってしまうのが根本的な理由なのだ。漏洩が起こりにくいのは現状CR+ダイレクトボンディングだけなのだが、難しいわりには余りにも儲からないので、歯医者がしたがらないというだけなのだ。そもそもこの症例をインレー修復するとなると、多分上手くいかない。外部のエナメル質はある程度残っているが、内部の象牙質は大きく失われている。象牙質の虫歯は深部まで広がっており、全部取らないと再発するという誤った考えを追求すると多分露髄する。要するに神経は取るしか無くなる、もしくはそれに近い直覆というリスキーで面倒な処置をする必要性に追い込まれてしまう。ここで現在広く信じられている虫歯は全部取らないと再発するという考え方は、インレーやクラウン修復という漏洩を許容する修復法を前提としているからだと言える。多分、こういう考え方は、ここで初めて明らかにするものなのだが、世界中の歯科医師は気が付いていても公にできない立場にある。それを発表すると歯科医療の体系が一瞬で崩壊してしまう。要するに食えなくなる。失業して路頭に迷うことになるからだ。多くの現在と将来の患者のために、僕はあえてここで公にしてしまうが、虫歯は外部との電気的な遮断ができれば進行しない。これはここで提唱している「虫歯の電気化学説」を参照していただけると解ると思う。虫歯は細菌の出す酸とか酵素による溶解・腐食とは直接の関係はなく、電子やイオンと言った電気の流れによる金属の腐食と同じカテゴリーのものだ。要するにこれらの導通(漏れ)がなければ虫歯は進行しない。この症例も象牙質の虫歯は全部除去していない。辺縁漏洩の少ない、または無いと言えるCRボンディングシステムと象牙質の成分そのものであるα-TCPセメントを使えば虫歯は自然修復される。虫歯治癒のための原料そのものだからだ。
2023/01/26
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30代女性、右下4、遠心カリエス、自発痛+当院ではひどい凍みや痛くなってきた虫歯でも神経を取るケースはほとんどない。痛くなったら神経を取るしかないというのは抗生剤のなかった昔の話で、今はそうではないのだが、未だにほとんどの歯科医師は完全に洗脳されているので、そうするしかないと思い続けている。しかし3MIX+α-TCPセメントで覆罩し、CRで漏洩のないようにして再建するだけで症状はなくなる。この歯もそうなのだが、外側のエナメル質しか残っていない。内部の象牙質は大きく失われているが、神経は取っていない。世界中のほとんどの歯科医師は何が起こっているのか分からないと思う。ほとんど向こう側まで象牙質は失われている。覆罩珍しくストリップスとウエッジを使っている。
2023/01/25
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60代男性、左上8、CR2次カリエス歯医者にとって、親知らずを抜くか、保存するか?究極の選択だ。と言うのは、保険診療ではどちらも物価が現在の1/10だった昭和40年頃の歯科診療報酬の相場からほとんど改定されていない。抜歯は2,650円w、CR充填はこれも3,000円くらい。歯科医師にとって、治療に真面目に取り組もうというインセンティブなどあろうはずがない。どれだけ手を抜けるか?、どれだけ時間をかけずに済むか?それだけしか考えられない。僕はこのような治療に1時間かけているが、そんなことではジリ貧になる。歯科診療所の1時間当たりの売上は20,000円はないと確実に潰れる。ということは、抜歯も、CR充填も10分以内で終わるしかない。そんなことができるのか?抜歯は水物と言われ、10分で抜けることもあるが、1時間かかっても抜けないかもしれない。やってみるまで分からない。それなら10分は無理でも30分でいけるかもしれないCR充填を選ぼうか?ということになる。やほーニュースにあったが、なぜ歯医者が初診時にレントゲンを撮りたがるのか?それは埋伏の親知らずを発見して、埋伏抜歯の12,500円を稼ぎたいのだ、という、どうしたらそんな発想ができるのか?埋伏抜歯など、半日かかっても抜けないかもしれないのに、そんなことをしたがる歯医者など正常な神経をしていないだろう。サドかマゾかw歯医者が初診時に全体が分かるレントゲンを撮るのは歯周病病名があれば保険算定ができるから、というだけだ。僕の野戦病院ではこんな単発では赤字覚悟のCRばかりだ。見れば分かると思うが、時間をどこまでかけないか?それだけのCR充填、超絶手抜きの処置だということが判ると思う。いや判らんかw痛くなったら、抜歯だよ〜んwと言って帰すw痛くなったら抜歯でさらに儲ける(儲からんがw)。日本の歯科の保険診療とはこんなものだ。日本は歴史上大成功した究極の社会主義国という意味は歯科医師になって初めて身にしみて分かる。歯医者とは自分の身体をすりつぶして死ぬか、悪魔に魂を売るしかない職業だ。余程の覚悟がないと選んではいけない職業だと思う。大
2023/01/23
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40代女性、左上7、隣接面カリエスこの部分だけの虫歯は外傷性にできるクラックから発生すると考えられる。外傷性とは反対側の歯と強く当たるということで、歯の形状や傾き具合や歯ぎしり食いしばり、硬い食品が好きなどその原因は多岐にわたる。今回の症例は通常治療ではCR充填治療は困難な症例で、部分的なインレー修復も難しい。なぜなら外側のエナメル質は残っているが内部の象牙質は大きく失われているからだ。エナメル質だけを残して象牙質の虫歯だけを除去することは難しい。現代歯科治療の想定外と言ってもよい。通常は神経を取って被せるということになるが、それでも歯肉縁下までラバーダムもかけられないし、ラバーダムクランプでエナメル質が破折してしまうかもしれない。根管内に細菌が侵入しその予後は良くないだろう。エナメル質は残っているので、大きな虫歯には見えないかもしれないが、少し白っぽく見える部分は内部の象牙質の虫歯だ。エナメル質と象牙質の境界部分は健全歯質を確保しないと上手くいかない。まだもう少し3MIX+α-TCPセメントCRで再建
2023/01/22
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40代女性、右下3、咬合性外傷僕も来週から原隊復帰を果たしたいと思っているので、今日からリハビリです。隔離生活が長いと身も心も鈍るというか、寝たきりに近くなるフレイルという状態が見えてきてしまいます。・・この方、SLE、シェーグレン症候群、アトピー、大腿骨骨頭壊死など、自己免疫系の障害や治療に伴う副作用で入院加療されていて、退院したけど歯がボロボロになったということで久しぶりにいらっしゃった。こんな歯がたくさんあるので、もたもたしていられない。いつもの野戦病院だ。通常治療では神経を取って冠を被せるということなんだが、咬合性外傷のある方にそんなことをするとポストで歯根を破折させてしまったり、緩んで2次カリエスを招いたりしてしまうだけだ。歯肉縁下なので出血させないように新鮮歯質を確保し、歯肉をかき分けながらのCR再建だ。ステロイド大量投与されているので出血させると感染の危険性もあるし、ボナロンも投与中だ。こんな時どうする?一般の歯科医師には手が出ないだろうが。。
2023/01/08
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12歳男子、右下6、遠心カリエス通常の隣接面のない部分には虫歯はできにくのでこの症例はレアケースと言える。通常あり得ないケースの場合は咬合性外傷によるものが第一に疑われる。この子もまたサッカーをやっているそうだ。噛み締めがあるのかもしれない。咬合調整時にも遠心辺縁隆線付近に強い当たりが認められた。レントゲン写真ではかなり大きなカリエスによるものと思われる陰影が認められる。後はうちでは通常のCR充填なのだが、一般には神経を残すことも難しいかもしれない。外傷性クラックは認められる。
2022/12/28
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前回は通常治療でもなんとか神経を取らずに部分的な銀歯になっただけですみそうな症例だったがhttps://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/202212190001/今回は違う。痛みが出ていて、誰が見ても神経を残すことは無理だろうと思われる症例だ。20代女性、右上6、咬合面カリエス(flouride bomb)、自発痛+レントゲン写真を見ると内部のほとんどの象牙質部分が黒くなっていて、歯髄に達する虫歯があるように見える。術前術後の画像と見比べてみると分かると思う。全部虫歯を除去すると露髄するだけで神経を取らざるを得なくなるので、露髄しない程度に除去する。虫歯の深部には細菌はいないので、全部取る必要はないのだ。虫歯はハイドロキアパタイトの電気化学的な腐食であり細菌の存在とは直接の関係はない。では時系列でアップしていく初診時に水硬性セメントで仮封した。水素イオンの電気伝導を遮断するだけで痛みは止まる。重曹うがいで痛みが止まるのと同じ原理だ。多分水素イオンが歯質の内部を電導するのと関係があるのだと思う。スプーンエキスカベータがズボッと入る。ほとんどの歯科医師は絶望?狂喜?するはずだ。神経を残すのは無理ですよ。。w上から見ても虫歯の深さは分かりにくい。穴だらけのエナメル質から内部が見える。あの点は2次象牙質か?あとはお馴染みの3MIX+α-TCPセメントで裏装してCR充填する。これで次がある。壊れても何度も修復するだけだ。一挙に削り回してこんなことにしてしまうと、20〜30年後には抜歯になってしまうかもしれない。これが抜歯・再植になってしまった症例。これは次回にでも。つづく
2022/12/20
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10歳女子、左上6、咬合面カリエスエナメル質は残っているが、内部の象牙質だけが溶けてしまうフッ化物爆弾と呼ばれている虫歯のタイプなのだが、フツウの咬合面カリエスだ。見た目はエナメル質が残っているので、大きな虫歯には見えないかもしれないが、内部の象牙質はかなり損なわれているので通常治療でインレーにするとすれば、これくらいの大きさの隣接面にかかる銀歯になってしまう可能性が高い。3MIX+α-TCPセメントとCRでの修復法を選べば、かなりの部分の歯質を残せる。なぜなるべく歯質を残した方が良いかというと、次があるからだ。人生は長いということだ。こちらは時系列でどうぞ前方の乳歯を抜歯したので出血しているが、
2022/12/19
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30代女性、右下6、インレー脱離特に珍しいものではないのだが、ストリップスを使っていない症例。ま、普通の歯科医師的には有り得ないのだが、一般人にはこんなものかと思うと思うw今日は忙しいので手抜きバージョン。注目点としてはストリップスを使わない他には軟化象牙質はどの程度残せるかというのも。
2022/12/11
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40代女性、右下6、ブラキシズム、隣接面カリエスブラキシズムがあり、隣接面にクラックがある。最近流行っているハチミツ健康法で虫歯が進行してしまった。ブラキシズム(この方の場合、食いしばり)がある場合の糖質摂取は禁忌だ。この歯も辺縁隆線にクラックがあり、虫歯を除去した後にもクラックが見える。その部分は拡大してみた。メタルインレーは結構深く除去が困難であったが、セメントは効いておらず、薄いとはいえ硫酸鉛還元細菌の代謝産物のFeS:硫化鉄が見える。特に遠心には外傷性に疲労を起こしている象牙質があり、虫歯と言えるほどの柔らかい状況になっていた。今回は辺縁隆線を残したのでストリップスを使った。隣接面の虫歯を除去する際にもストリップスを使った。隣接歯を不用意に傷つけないためだ。では時系列でどうぞ1次CR、隣接面窩洞を充填した窩洞を過不足なく充填し主隆線、副隆線を盛り上げ終わる
2022/12/08
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