madamkaseのトルコ行進曲

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marnon1104 @ お久し振りです (。≧ω≦)ノ!! kaseさんのお誕生日だったのですね。 お元…
marnon1104 @ Re:2018年の写真を使ってブログ復旧の試し書きをしています。(02/04) うわぁ~♪kaseさんだぁ~♪ お写真を拝見し…
marnon1104 @ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) kaseさん、こんにちは(*'▽')♪ …
madamkase @ Re[1]:渡航記念日(03/16) 高見由紀さんへ こんにちわ、イスタンブ…
madamkase @ Re:渡航記念日(03/16) marnon1104さん、こんにちわ。 3月に書い…
madamkase @ Re:トルコでシュウマイはいかがですか?(07/08) ひなのさん、おひさしぶりです。 トルコは…
2010年06月07日
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 先週は蒸し暑いが夏らしい日が続いていた。土曜日の午後、わが家の向いの店の前にある大きな鈴懸の木の上で、猫が一匹午睡を楽しんでいるのが見えた。

 ところが、はっと気がついた。鈴懸の木が枯れてしまっていることに。

枯れた鈴懸
樹齢は100年を超えていようという大木もついに・・・


 2002年の秋、私が2週間かけて地中海地方の友人達の協力で、古城を訪ね歩く風雅な旅を楽しんで帰ってきてみると、ベランダから見た鈴懸の木の周辺がいやに明るく広々としているように見えた。

 それもそのはず、近くにある2本とともに亭々と空に聳えていた鈴懸が、根元から5メートルくらい残してぼっきりと折れてしまっていたのである。

 狭い坂道を、ハンドル制御を誤ったタンクローリー車が上の方から猛スピードでチュクルジュマ通りに突っ込んできて、鈴懸の大木に衝突してようやく止まったのだそうだ。

 もしそこに鈴懸がなかったとしたら、タンクローリーはさらに暴走して坂の下の方で遊んでいた子供達に突っ込まないとも限らなかった。あの木は大惨事を身をもって防いでくれたのである。

 人間で言えば上半身がなくなってしまったような瀕死の重傷を負いながらも、鈴懸は毎春芽吹いて、夏には小さな日陰を作っていてくれたのだが、去年は左側半分の枝が枯れてやっぱり駄目になってしまうのか、と寂しい思いで眺めたものだった。

 今年、今頃になって鈴懸が力尽きたことに気づいた私。
 いかに余裕もなく日々を過ごしていたかにも思い当たった。

 そういえば、今年は裏庭の柿の木も枯れた太い枝が目立った。去年の秋、害虫にでもやられたのか、柿の実は早々と熟す前に赤くなりぼたぼたと下に落ちてしまったのである。

柿の木
ことし3月、柿の木には枯れ枝が目立った。



 悪いことの前兆でなければいいのだが、と枯れ枝が残る鈴懸を、なすすべもなく眺めていると、木の上にいたのはニケの兄のビリーらしく、木の切り口がうろになったところで大きく伸びをして下りてきた。

 チュクルジュマの猫達に悪いことが起きませんように・・・なんとなく私は祈った。心の中で手を合わせた。
 ネイもクドゥムもアサオ父さんも、その木のそばで車に轢かれてしまっている。

 ああ、鈴懸さん、残ったテフを連れて行かないでね・・・







犬と三日月 イスタンブールの7年



「チュクルジュマ猫会」





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Last updated  2010年06月09日 02時53分40秒
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