全929件 (929件中 1-50件目)
ビートルズのこの曲のことは、以前このブログで紹介しましたが、それでもまだまだ先の、未来のことでした。ところが今年の1月に誕生日を迎え、ついにこの日を迎えてしまった。私はこの曲を収録したレコードを今も家のどこかに保管している。のちに、同じタイトルのCDを友人にいただき、所持しています。買った時のことはもう忘れたが、ポールが若かりし頃に父親のために創った詞と曲で、後年レコーディングし、ボーカルも彼が担当しています。まさか自分が、この年を迎えるとは思わなかった(笑)。少し感慨深く、今は愛車のHDにコピーされたこの曲をしみじみ聴いた。3回聴いても、いい曲です。シンプルな編曲も素晴らしい。ポール本人は、とっくにこの年齢を過ぎているが、この歌の(父親の)ように枯れた心境には程遠く、離婚再婚を繰り返し、今も浮き名を流し、国家的イベントに参加してるんですから、たいしたものだ。Sixty-Fourなんて、ここに来られる皆さんは、まだまだ先のこととお考えでしょうね。以前の私のように。しかし、光陰矢のごとし、ですから(笑)。今の私が振り返ることは、未来のあなたも感じることかもしれない。そこで、反省も込めて書くと、将来に向い仕事の専門性と趣味を磨くことです。興味のあることには、常にタネを蒔き続ける。未来への布石です。たとえ収穫できなくても、生きる上での希望になります。私なんか、達成できてないことだらけですが、ひとつふたつでも実がなれば、とても励みになります。今の仕事が定年になっても、やるべき仕事やホビーがあれば恐くない。これは男女に関係なくいえますね(ちなみにわが家はいまだ共働き)。さらに定期収入があれば、テンションも上がります。とにかく、この年になると、ついつい物事が面倒になりがち(笑)、一番肝心なのは、モチベーションの維持向上ですかね。
2013/04/08
コメント(13)
かなりご無沙汰で、すみません。いや、まったく元気です。春、野球開幕とともに、ようやくブログを復活させていただきました。一日遅れですが、毎年恒例のペナントレース予想です。これだけは外せませんからね(笑)。以下は昨年実績から今年の戦力チェック、順位予想です。 |勝数|負数|引分| 勝率 |得失点差|P.勝率|戦力値|予想順位|巨 人|86|43|15|.667|+180|.695| ◎ | ↓2 |中 日|75|53|16|.586| +18|.522| ○ | ↓4 |ヤクルト|68|65|11|.511| −15|.485| ○ | →3 |広 島|61|71|12|.462| −27|.469| △ | →5 |阪 神|55|75|14|.423| −27|.468| ◎ | ↑1 |DeNA|46|85|13|.351|−149|.353| △ | →6 | ※P.勝率(ピタゴラス勝率)=総得点の2乗÷(総得点の2乗+総失点の2乗)さてさて、昨シーズンのGは強かった。それは認めます。が、球界は監督の例のスキャンダラスな件を不問にした上で、最高の名誉である正力松太郎賞まであげちゃうのは少し違うと思うよ。監督はシーズン後に責任とって辞任するものと私は考えていたが、ド派手な銀座パレードまでやって、今や何もなかったかのよう。強ければ、すべてが許されるものなの。そんな栄華は長くは続かない。他の5球団には意地でもがんばってもらわないといけません。とくに2年目の阪神和田監督には、一気の優勝を狙ってほしいね。今年は昨年のGに劣らない強力な戦力補強が出来た。とかく名前だけが先行しがちなメジャー帰りですが、新入団の2名とも米国でそれほどの実績が残せず、がけっぷちなのはかえって好材料。新井もマートンも今年だめなら、居場所がありません。鳥谷はWBCの修羅場を経験し、ひと皮むけそうではありませんか。大和の内角球の捌き方は前々からとても注目しています。打線のカギを握るのは、やはり新外人のコンラッドか?阪神というチームは、チーム内の和よりも新しい血が導入された時の方が結果がいいのは、過去を振り返ってもはっきりしています。さらにです、星野、岡田両監督も監督就任2年目の年に優勝しています。結果がでなかった真弓氏の時でさえ、2年目には2位と健闘しているんです。不安面は投手力ですが、新人の藤浪はまちがいなく即戦力。春夏連覇の勝ち運に加え、ダルビッシュ並の馬力と知力がありそう。若手にチャンスを与えることで、一年を乗り切れる余裕のあるローテーションを確立することです。人間必死になれるのは、自分の居場所をようやく見つけた時。もうひとつは、自分の居場所を追われそうになった時だな。花の命は短く、我が世の春はそんなに長く続かないもの。最後に和田監督に注文。ドラフトで藤浪を引き当てたのは大手柄ですが、その瞬間に自らの陣営を振り返りガッツポーズをしたのはいただけません。あの場面、カメラ目線でファンに向かってやって欲しかったね(笑)。
2013/03/29
コメント(6)
G先勝で迎えた日曜日の日本シリーズ第2戦は沢村、武田、両投手による見応えのある投手戦となりました。クーラーも扇風機も不要なこの静かな季節に、心地よくご飯を食べて、さらにこのナイスゲームはご馳走でした。しかも、私の大好物である緊迫した投手戦だし。ちょっとオーバーにいえば、生きててよかったと思える日本の秋(笑)。8回表の沢村は日ハム打線を3者三振、完璧に抑えていた。とても打てそうにない、圧巻のピッチングでしたよね。江川氏も指摘していたが、勝ってる方は流れを変えたくない場面です。しかし、もうひとヤマ欲しいなあと思っていると、さすが、原さん(笑)。期待通りに投手交代してくれ、9回表に大きなヤマ場がやってきた。二死一、三塁でバッターは代打の切札、やあ、お久しぶりの二岡くん。またとないGへの恩返しのチャンスです。巨人時代の二岡は実に勝負強い好打者でしたよ。中日戦?だったかな、1試合3ホーマー、10打点を記録したこともある。彼はバッティングの特長は、少しタイミングをずらしての右打ちにある。と思えば、身体を開き気味にして、レフトスタンドにも打ち込む。左右広角に打てないことには、1試合3本塁打はとてもできないこと。で、二岡は最初からライト方面に狙っていたのかもしれません。見覚えのある独特のタイミングで、私のイメージ通りに1球目から積極果敢にライトへ打ち返したが、少し差し込まれたようでもあり、万事休した。ま、どちらが勝とうがいいんですが、かなり以前、ここで彼を酷評しただけに応援してましたが……残念。まだまだチャンスがあるので、ぜひがんばっていただきたいと思う。前々から注目してる糸井くんも本拠地で本領発揮を期待しています。
2012/10/30
コメント(0)
先週の後半、家に帰り着くや妻が素頓狂な声を上げた。「冷蔵庫が開いてる?冷凍うどんが解凍してる!」そりゃ、解凍のテマが省けて、ラッキーやねえと応えるも事態はもっと深刻なようで、なんとモーターが動いていない。もう、18年使っている冷蔵庫ですから、いつかは潰れるわけですが、突然にその日がやってくると、メシ命のわが家は困ります。真夏だと地獄を見ることになったが、それでも冷凍食品の大半は廃棄です。早速ネットであれこれ機種を物色するが、ひとつ困ったことがある。わが家のキッチンは、シンプル&スモールをモットーに私が設計し、妻が色や部材を細かくチョイスしたもので、冷蔵庫も流しなどと同じのダークオークで統一、少しの妥協(余裕)もなく、ぴったり収まっている。二人とも職業柄、こういうことにとてもこだわる困った質というか(笑)。先のことより、今の充実感。将来を考える前に、今を生きるタイプかも?高さはともかく、幅と奥行をチェックし、しかも数少ない左開きだし、ここへ白を持ってくるのは絶対に我慢なりませんと、次第に妻も不機嫌に。で、土曜日に地域で一番大きい電気量販店へ出かけた。若い方々はお好きらしいが、我々はこういう店はイマイチ苦手なんですよ。電気製品買って幸せになれるのは、40代まで(笑)。しかし、さすがは業界トップのY電機さん、品揃いがスゴイね。幅と奥行はクリアし、左開きは両開きで解決、色まで選べた。同色同柄はムリでしたが、同系の淡いブラウンで納得の選択です。日曜日には届けていただき、まずまず違和感なく配置できた。後から知ったが、最近は自動製氷機も常識らしい、もちろんエコ仕様。妻のご機嫌も直り、久しぶりに電気製品で幸せ〜♪気分(笑)。
2012/10/23
コメント(0)
人間社会のあらゆる組織に、2-6-2の法則があるといいます。つまりです、できるヤツは全体の2割。できないヤツも2割いる。残りの6割はそこそこのフツーです。では、できる2割がいなくなると、その組織はダメになる?いいえ、けっして、絶対にそんなことはない。フツーグループの6割から新たな2割が必ず誕生するものです。必要なのは、チャンスと少しのきっかけ。できるグループだけの精鋭集団をつくってもダメグループばかり集めた組織であっても、しばらく経つと、やっぱり2-6-2の法則通りの結果に落ち着くのが、世の中です。これは、野球でも全く同じ。今回のCSの中日の例をみても実感できますね。エースの吉見と中田を故障で欠いた中日は、Gとの大事な1、2戦の先発を若手の大野と伊藤に託している。今シーズンの大野は4勝、伊藤はわずか1勝の投手だ。上記の2-6-2でいえば、明らかに後のグループですよ。その彼等がチームのピンチを救う、エース級以上の好投です。CSはまだまだこれからが勝負ですが、少なくともDのローテーションを劇的にラクにし、互角の勝負に持ち込んだ。監督と権藤Pコーチの「プロの見る目」による英断です。今シーズン、パでも日ハムのダルビッシュ、ソフトバンクの杉内やホールトンの抜けた穴も新たに台頭した若手投手たちがカバーしたよね。果たしてエースがいれば、これだけの活躍ができたかどうか?今年、阪神が5位に低迷し、CSに出れなかったのは、盛りの過ぎた2割のグループ(実績)に依存しすぎた結果です。過去の数字はわかりやすい。が、今年の見極めをしなかった。それによって、スタメンも代打陣も、また投手のローテーションも救援陣も、当然作戦面もすべてが手狭になって、決め手を欠き、追い詰められた結果です。これでは勝てません。野球はド素人ですが、半世紀観て来たから間違いありません(笑)。「ピンチはチャンス、チャンスはピンチ」といったのは、野村克也氏ですが、野球だけじゃない名言です。
2012/10/19
コメント(2)
10月の3連休は友人達と南紀田辺へ1泊旅行へ行ってきました。旨いもん食って、議論しまくり、朝方まで麻雀に興じ、ヘトヘトで帰ってくると、家に一冊の分厚い本が届いていた。ん?と思えば、「60歳のラブレター 感謝」。昨年だったか、何かでふと目にして、ネットから応募したんです。一般的には、夫から、妻から、配偶者に感謝の言葉を綴るんですが、そんな気恥ずかしいことはムリですから、孫へ贈る言葉を書いた。今年の夏前に本に載せますからご了承をの通知を出版社からいただいた。5000通以上の応募があり、選んでくださった120点ほどの作品のひとつに入ったらしい。本を買っていただくと高価ですし、本名ばれちゃうので、本ブログで公表させていただきます。本文は縦書き。祖父から孫への「祖父」にちょっと衝撃(笑)。朝から雪がぱらつく12月にしてはとても寒い土曜日やった。じいじはひとり家でその時を待っていたんだ。夕方4時頃やったかな、突然雪が強くなり、外が急に暗くなったかと思うと、庭に飾っていたクリスマスツリーの電気がパッと点いたんだよ。今、たった今、キミがこの世に生まれてきたのがわかったよ。しばらくしたら、手に持ったケータイが鳴った。「元気な男の子です」ばあばが嬉しそうな声を上げていた。病院で思わずキミを頭の上に抱き上げ、みんなに叱られた。だって、娘二人のわが家に、はじめてやってきた男の子じゃないか。キミに会えてうれしかったよ。もし、じいじとばあばが出会ってなかったら…いや違う、キミと出会うために、じいじとばあばは結婚したんだ。もちろん、キミのパパとママも同じだよ。
2012/10/10
コメント(6)
大阪市長の橋下さんが党首となり、日本維新の会を立ち上げた。「近いうち」の衆院選に向って、政界の再編含みもあって、これほど目まぐるしい政局は過去にあったでしょうか。弁護士だった彼が大阪府知事、つまり政治家になったのは4年前。さらに市長に転身して1年も経っていない。その彼がこんどは国政へ挑む。本人も立候補するのか?それとも市長のままで政党の党首を兼任するつもりなのか?ここが最大の疑問点なんですが。大阪人が橋下さんを評価するところは、何事も瞬時に判断し、その改善、解決までの最短距離を示し、実行するところです。法律や制度が解決を妨げているなら、民意を味方にしてルールそのものを変えてしまうほどの実行力、決める政治力です。これは今までの政治家にできなかったこと。もちろん彼だって、いや、速断即決の彼だからこそ、拙速による軌道修正はあるんですが、その際も躊躇しない。「過ちを改めるにはばかることなかれ」という名言があるが、政治家という人種は、間違いを認めようとしなかった。これは与野党、老若男女、保守革新を問わず、皆そうでした。彼等はプライドがなにより大事なようで、けっして自らの非を認めず、いつの間にか論点をすり替える人たちが大多数でしたもの。おいおい、質問に答えろよ、といつも思いますがね。橋下さんだけが違った。あれほど反対していた原発再稼働の時もあっけないほどカンタンに「方向転換」を認めていた。不倫報道の時も「子どもと妻には謝らないと」と最初に事実を認めている。「当時は公職にいたわけではない…」と反論したのは、その後から。いまだに聞かれていないのに「外泊厳禁ですから」と自らネタにしとる(笑)。並の政治家なら無視か「プライベートなこと」で済ますところだが、けっして誤魔化さない。面子にとらわれず、何事もオープンにする。ここがとっても新しいところで、信用できるワケです。「なんの経験、実績もない彼に、大事な国政を任せられますか」という声も当然のこと多いが、過去を振りかえってもメディアや世間が思う以上に、あの男は選挙に強いですよ。
2012/09/25
コメント(0)
まだまだ暑い大阪です。でも3連休だし、月曜の祝日は孫ファミリーらを誘って、淡路島の南端、南あわじ町へ行ってきました。淡路島といっても広いのですよ。明石海峡大橋ではさほどの強風ではなかったが、四国を結ぶ大鳴門橋辺りは、折からの台風の影響で猛烈な風雨。それでも、最近あわじ名物と名高い牛丼をみんなで食べる。せっかくだからと、あわじカレーもしっかりチェックしました。それから、ブロ友のラグラスおねーさんにご紹介いただいたトリックアート展を楽しんできました。はっはは、いいですね、この企画はナイスです。今年のゴールデンワークからはじまり、11月までのロングラン。それでもこの日も大盛況で、館内は人で溢れておりました。1.わかりやすい参加型のアートで、撮影が自由です。2.子どもが主役で、ファミリー全員で楽しめる。3.ジョークと意外性のあるアート、全館遊び心が満載。※昨今ヒットするキーワードを満たしている。 ↑上から、勝手にタイトルつけると、 座れないイスに座ってる?孫 カガミのある?不思議な空間 自己主張が強い家族の肖像画淡路島特産の玉ねぎは甘くておいしかったが、私には玉ねぎのシャリシャリ感がもう少し欲しいところですかね。地産の特性を出して、オリジナル性の工夫もあるのですが、料理のオペレーションがイマイチで、価格設定もちょっと強気すぎ?帰りに立ち寄ったハイウェイオアシスの隅にあるイタリアン。ナイスな眺望の中で食べた、玉ねぎと海の幸の宝楽焼パスタは写真は撮りませんでしたが、とってもうまか!でした。
2012/09/19
コメント(6)
昨日のヤクルト戦、阪神の9回裏の攻撃でした。TV画面は引退表明直後の金本の素振りを映し出していた。いつも以上に気合が入って、赤味を帯びた彼の表情。試合は1-2の劣勢で、ファンの心情としてはなんとしても、ここで金本に打ってほしい、ぜひとも打たしてやりたい場面です。ジャストミートした打球は右中間に抜けた!ように見えた…。プロ野球選手の中でも天才型は早くて30代後半、努力型の引退は少し遅れて、40代前半になるようです。金本の場合はまぎれもなく努力型の典型でしょう。引退表明でもいっていたが、レギュラーをとれない最初の修行時代の3年間は死ぬほど苦しかったと。FAでの阪神への移籍後は、鉄人に磨きがかかった。21年、さらに18年もの間、優勝に縁がなかったチームがわずか3年に2度のペナントを手にできたのは彼の力が大きい。それは打撃面での貢献だけではなく、頭部に死球をくらった直後の打席でホームランを打つなど、常人とは思えない強い精神面をチームに注入した結果だと思う。昨日、改めてあの場面をTVで放映していたが、チームメイトは皆、驚愕、畏敬の念で鉄人金本を出迎えていたね。今年の春先に「今年だめだったら、決断しないと…」と発言。そして、シーズン前半の成績では、守備面のマイナスを考えるともうスタメンは難しいと私も感じていましたが、代打で見せるバットスイングの早さは、まだまだ非凡なものでした。…が、金本の右中間を切り裂くライナーは非情にもセンター比屋根の決死のジャンピングキャッチで阻まれた。あー、あと数10センチ横なら、もう少し伸びていたら。このわずかの差が現役と引退を分ける?44歳の金本が必死なら、ルーキー比屋根も必死の超ファインプレーでした。これぞプロだ。
2012/09/13
コメント(0)
詩人であり小説家の三木卓氏が、夫人で詩人の福井桂子氏、つまり「K」との出会いから、奇妙な夫婦生活を経て、やがて彼女が癌に侵され死別するまでを描いた夫婦の自伝的、ある種の純愛小説であります。私は詩を読むなんてことは滅多にないし、理解しようとすら思わない。この本の書評をなにかで読み、別の面で興味を持っていたところ、「三木卓って知ってる?」となんともタイミングよく妻が聞いてきた。通販で買ったので、よかったら先に読んでもええよとね。「世間的な人が平気な顔をしてのりこえていく問題に、つまずくのがKである。Kには普通ができないし、またしたくもないのだ」三木氏がこう書くように、Kには一切の妥協も迎合、協調というものがない。2、3度目かのデートで駅のホームで待ち合せした時に、Kは時間に遅れ、洗面器を風呂敷に包み現れた。そのまま三木氏のアパートで処女を捧げ、二人の夫婦生活がはじまった。Kは世間的には不器用な反面、一方では強い内面を持っている。なにより自分の詩人としての才能に揺るぎのない自信を持っている。著者はそんなKの才能を認めつつも、自己中で、つねに理解を超えた言動に翻弄され、扱いに苦慮する。それは彼女が亡くなるまで47年続いた。詩人としては先輩である三木氏がいろいろアドバイスをするが、世俗な男が天才に向ってなにをいうか、というほどの態度。この言葉の飛躍こそがこの詩の命綱ではないか。私が書いたものを私の読者が、勝手に理解すればいいだけと、あくまでKはかたくなです。このあたりは、清々しいほどの潔さでもある。が、日常を共にする配偶者としては複雑なのは、手にとるように伝わってくる。しかし、小説とは作者の一方的な言い分であるから、K自身にとっては、あくまで自分は真っ当であり、夫こそが「暴君」と映っている?夫婦というのは他人同士だから、なんとも難しいものだが、普通でないKのおかげで、「K」が書き上がったのも事実です。単なる良妻の話しなど誰も読まないわけだから、世の中はよく出来ています。 ↑日曜日は、Mと涼風吹く比叡山山頂へ。
2012/09/10
コメント(0)
未確認情報ではありますが、来シーズン阪神に、赤星がコーチで復帰すると、一部スポーツ紙の報道です。赤星くん、今シーズンの阪神の反省点としてやはり、若手の台頭がなかったこと、それが巨人とのここまでの差になっている、といいます。で、現場復帰報道に関しては「えっ、よく聞こえませんが(笑)」。赤星の現役時代は、見事の一言でした。2000年、当時の野村監督の強い要望により、スカウト連中の反対を押しきり、ドラフト4位で入団。もともと脚力には定評があったが、プロに入ると打球が前に飛はない。シーズン前は、毎年のように今年はレギュラーは無理と書かれていたが、そんな世間の声を自慢の走力と体を張った必死のプレーで黙らせたね。5年連続の盗塁王は彼としては当然としても、非力といわれたバッティングでも内角球を引っ張る強い打法を身につけ、攻守走の三拍子揃った不動の一番バッターとして、2度の優勝に貢献した。競り合った試合の最終回の緊迫した場面で、彼のワンヒットや四球、そして盗塁により、1点をもぎ取る野球は、相手チームからは防ぎようがなく、貴重な戦力でした。毎年、盗塁の数の車椅子を寄付していたのも彼らしいエピソード。その車椅子が、知らぬ間にネットのオークションに出品された事もあったが。なんとも残念だったのは、現役最後のシーズンの終盤。それもそろそろ消化試合という時期の、彼の本能的ともいえる決死のダイビングキャッチが自らの選手生命を絶つ結果になったこと。こう書くと、品行方正な男を想像されるかもしれないが、引退後の解説でもポイントをついた、遠慮のない直球を投げています。私は阪神の将来の監督候補のひとりと考えています。そうなんです、赤星憲広は短気で、とても熱い男なのだ(笑)。
2012/09/07
コメント(2)
連日、アスファルト上を歩けば、皮膚を刺すような猛暑ですが、それなりに毎日がんばっております(汗)。少し間が空いたので、本日は、最近起こった諸々の出来事の感想いろいろから。◆いじめ問題子どものいじめは昔からつきもので、多少はみんなが経験してきている。が、昨今の報道によるいじめの実態は明らかに度が過ぎている。それでも周りは麻痺しているのか、無感情にスルーしているのか、中高生の自殺者が後を絶たない、これって異常事態ですよ。現代人は年々忙しくなってきているのは確かなようです。そこで煩わしいことには、なるべく避けて通ろうとする。又は先送りする。政治家を見てもそうだし、身近なところでもそんな傾向を実感している。大津市の問題でも学校の先生、教育委員会、さらに警察、行政もそう。もっといえば、被害者の同級生たちも。中学校も大人社会の縮図ですからね。みんなマスコミで騒ぎになったから、手の平を返したようになっている。これでは、いじめはなくならないし、亡くなった生徒は浮かばれません。今の学校は自由で何でも許される環境になってしまったようだが、中学生を野放しにしてるとろくなことはないよね。自分を振り返っても(笑)。今回のことで、学校や教育委員会に強制捜査が入ったことは前進です。今後いじめに対しては、被害者もその親も断固とした態度を取ることです。学校が対応しなければ、診断書を添え警察に被害届を出し、刑事事件で告発する。安全なはずの学校に危険があるなら、そんな学校へ行かさないこと。死んでからでは遅いのですから、とにかく騒ぎ立てることは有効でしょ。そこまでやれば、少しは改善されるかもしれない。◆計画停電回避の見通し7月のはじめはしっかり節電してましたが、梅雨明け後はもういけません。クーラーをかけ、扇風機までセットしないと、とても眠れない熱帯夜の日々。関電からは計画停電のはがきが来ましたが、大飯原発の再稼働により、なんとか最悪の事態は避けられそうですね。反原発デモで「たかが電気で……」と言った文化人がいましたが、懸念されたこちらの夏の電力需給は、ひとまず乗り切れる見通しで、関西人は、皆一様にホッとしています。◆WBC不参加表明過日、日本のプロ野球選手会がWBCへの不参加を表明した。理由は待遇面の問題です。大会のスポンサーの半分以上は日本企業であるのに、運営する大リーグ機構とその選手会が収益の大半を独占するのは不当だとの主張。前2回のWBCはいずれも日本が優勝、日本国内が沸いた快挙でした。元締めのアメリカは、世界一はあくまでワールドシリーズの勝者との認識ですから、WBCにはイマイチ本気を出さないが、ジャパンマネーは最近何年もの間のメジャーの収益の伸びに大きく貢献しています。一方、日本ではサッカー同様に、国際大会となると俄然盛り上がる。オリンピックの例を出すまでもなく、メディアも大きく取り上げますからね。プロ野球人気の凋落が叫ばれる昨今、いかに待遇面に不安を持つ選手会といえども世界大会V3のチャンスがあるWBCを簡単に見送るとはとても思えない。彼等はプロですから、お金も名誉にも目がないはず。相手はアメリカMLBか、そのMLBとの実質的交渉権を持つといわれる読売か?どちらにせよ今回の選手会の不参加決定は、条件闘争の一枚目のカードにすぎない。いずれ互いの利害が歩み寄り、次回のWBCは開催されると思うんですが。 ↑少々荒れ気味の庭で、朝から蝉の大合唱だ。
2012/08/03
コメント(2)
久しぶりの野球ネタですが、愚痴と批判の嵐になりますが、ご容赦ください(笑)。6/26●スタンリッジ 27●岩田 28●メッセンジャー 29●能見(福原) 30○秋山7/ 1●安藤 3●スタンリッジ(榎田) 4●岩田 6●メッセンジャー 7●能見 8●安藤上はここ11試合の阪神の先発投手(勝敗責任投手)です。しっかりローテーションを守って、しっかり負けています。4連敗して、ひとつ勝って又6連敗。よくこれだけ負けられるものです。唯一勝ったのが、ローテ投手でない若い秋山先発の日。秋山が特別いいピッチングをしたわけではありません。勝ったのはたまたまでしょう。が、なぜ、和田監督は前任者同様に、なぜこうも実績重視なのか。実績のあるベテランか外人以外にチャンスを与えないのはどういうワケだ?毎日毎日、生真面目に必死になって勝ちにいきすぎてる。過去の数字だけを見てスタメン決めるなら、若手の出る幕ありませんわ。ベテラン久保田も一軍に上げたら、すぐに使っていましたよね。若手の二神や鶴はいつも敗戦処理。ここが理解不能なんだよ、薮コーチ!楽天の釜田は18才の高卒ルーキーです。彼は目の色が違うでしょ。チャンスを掴んだ男の目ちゅうのかな。期待に応えた釜田もエライが、抜擢した佐藤コーチ、さすがです。もうかなり昔になるが、阪神の亀山や新庄も同じ目をしてた。ロッテ今江がデビューした時も手がつけられなかった。失うものが何もない実績のない彼等のひたむきで神憑かり的プレーは、ベテランさえもけっして及ばない、勢いというか何かがあるものです。あれだけ戦力が有り余っているはずの巨人でさえ、過日は、高卒ルーキーを先発させてましたよ。無失点なのに、わずか2回で降板させるところが原監督ですが。土曜日の対巨人第2戦でした。1死満塁でバッターは代打桧山、結果はゲッツーでした。いや、桧山はたしか43歳、実によくやってると思いますよ。しかし、切札はないやろ、もう5年ほど前に盛りの過ぎた選手です。相手のGを見れば、坂本であり、長野、沢村、皆ピチピチですよ。もう一時代違うんじゃないのって感じです。早く気づかないと!代わりを見つけず、探さず、抜擢することも、育てることもなく、いまだに平気でここ何年も桧山を切札扱いしてるんですから、もう呆れます。(重ねていうが、けっして桧山が悪いわけではありません)9回1死無走者で代打に指名したブラゼルも全く意味不明。2点差なのに、相変わらずのホームラン狙いの荒っぽいスイングで3球三振するブラゼル自身も問題ありだが、彼を使った和田は明らかに人選を間違っているよ。ここは、監督がつなぐ意図をチームの選手全員に伝えないと。そこが今、一番必要とされてる野球、とちゃうんかい? ↑計画停電のはがきは来るし、関西さっぱりです(汗)。
2012/07/09
コメント(2)
「消費税は上げません。今後4年間議論すらしません」これが3年近く前の新政権誕生時の民主党のお約束でした。「コンクリートから人へ」なんて耳触りのいい当時のマニフェストの多くが夢の彼方へ消え去り、厳しい現実だけを残した。未曾有の大震災のせいばかりではないでしょう。野党時代に声高に叫んでいた「きちんと無駄を省けば、いくらでも解決できる」んじゃなかったの?自信満々の埋蔵金の話しは一体どうなったの?と、まあ、批判は簡単ですが、批判ばかりじゃ、結果論でしかないし、後ばかりを振り返っていても、しかたがありませんが。今回の消費税増税に反対している政治家の主張はこうです。「増税は必要だが、その前にやることがある。まず景気対策だ。景気が上向いてから、消費増税すればいいではないか」。一見は真っ当だが、これほど無責任な話しはありませんよ。確かに消費税を上げると、景気悪化の原因になりかねません。しかし、景気回復をと言い続けて、ほぼ20年ですよ、20年!20年間近く景気回復できなかったのが、今の日本やないですか。どなたか特別の妙案をお持ちなら、とっととやっていただきたいものです。成熟を迎えた日本の不景気、これはもう当り前のことかもしれない。最先端の独自技術で世界に売り込む、それが長年日本のお家芸でした。例えば、得意の液晶技術でもって世界を席巻するはずだったシャープ。ところがアジア勢の思わぬ急成長で、薄型TVの予期せぬ価格下落です。圧倒的な技術の優位性がなくなり、おまけにこの円高です。わずか数年前に新規投資して建設した新工場には大量の在庫が溢れ、稼働率は半分になったといいます。他の大手メーカーも似たような現状でしょ。民主党内で増税に反対したのは57名。その中でも鳩山さん、小沢さん。ま、鳩山さんには、もう好きにしてくださいと思うだけだな(笑)。小沢さんは反対票を投じ「本来の民主党のマニフェストを守る」などといってるが、いまさらそんな言葉は誰も信用していないし、説得力はゼロ。今後の新党結成なんてことより、増税に反対ならば、今後どうすればいいのか、どんな展望があるのか、あなたなら、ここを明確に語るべきだと思うが。一国のリーダーにとって、一番重要な資質は決断力でしょう。懸案を前にして、将来に先送りしているようでは、いい未来はありえません。やがては国民を路頭に迷わすことになるかもです。たいへん難しい問題ではあるが、こういう状況での今回の野田総理の苦渋の決断は、原発再稼働問題に続いて国民の大批判必至の中、総理自身が一番辛く、とても勇気が必要なことだ。そこは評価しないと、と私は思いますよ。ただし、後回しになった議員定数削減などのムダの排除は徹底的にやってもらわないと、納得できませんがね。 ↑真偽のほどはわからないが問題の書簡(C)ネットから
2012/06/27
コメント(2)
ちょっと、報告が遅れましたが(笑)、餃子パーティーをしようよ、となったんですよ、先週末にね。手作りの餃子120個をみんなで作り、家でいかに手早くおいしく焼き上げるかが、今回のミッションです。それを週末の夕食のメインのおかずにします。ニンニクも気にせず、たっぷり入れて、好きなだけしっかり、思いきっり食べようよ、ってわけです。餃子を120個焼くとなれば、もう、これ、ホットプレートですね。一回で半分の60個以上をプレート上にびっしりと並べます。焼けてくるたびに、徐々に餃子の表面が半透明になり、香りが部屋中に充満し、みんなのテンションが上がってきます。「焼く」と「蒸す」、最後にゴマ油をたらして、焼き面をパリパリに仕上げるのがポイントだ。○将に負けてたまるか(笑)。アツアツを頬張る。焼き面はカリッとした食感、一方は半透明のもちもちで、ハウハウいって噛みしめると、ジューシーな熱湯が口中を襲う。これには、いつもの冷静さが吹っ飛び、急遽ノンアルコールでない、ほんまもんのビールを飲む。口の中の温度が一気に急降下する。それから熱々の餃子、キンキンのビール、また熱々……これを延々と繰り返す。このメリハリ感、くわーっ、もう、たまりませんよ、しかしっ。これだけでどんだけ幸せを感じられるかは、人生の重大事です(笑)。以上をプレートで2回繰り返したね。小三の孫も一人前に20個、そのパパはなんと40個をぺろり。ついに6人で120個完食でした。身体中が餃子になったように熱い。が、う~ん、でも夏はこれだわ、やっぱり、餃子!いま書いてるだけで、鼻の頭がじんわり汗ばむほど(笑)。
2012/06/26
コメント(4)
このお店については、前に一度ブログで触れたかもしれないが、最初は買物の途中で、偶然ブラッと立ち寄った。立地はとくにいいとは思わない。郊外で8台ほど駐車できるスペースが付いた3軒続きの店鋪、最初にパン屋さんが誕生したのだ。焼立てのクリームパンは、焼立てだけにとても美味しかった。それだけではない、店内のポットに入ったコーヒーがフリーなんですね。店の横のあまり広くない外部スペースにイスとテーブルがあり、周りのフェンスには季節の花が上手に寄せ植えされ、そこでゆっくりとコーヒーが味わる。手入れの行き届いた花々が、シャレたカフェテラスの雰囲気を醸し出しています。それから、妻とちょくちょく立ち寄るようになった。私がいいと思うお店は、皆さんも同様なのだろう、いつも繁盛していた。しばらくすると、地元のミニコミ紙の「読者が選ぶお気に入りのお店」みたいな企画で、グランプリに選ばれたと知った。それに前後して、隣の空き店鋪との壁がなくなり、店鋪が2倍になった。押し寄せる車に対応し、近所に第2駐車場を借りられた。先月、私の事務所が移転する日曜日に、そのお店の前を早朝7時半に通ると、なんとすごい賑わいでした。日曜日なのに、皆さん、もう起き出して、焼立てパン屋さんにいるんですよ(驚)。私もマネをして、先日の日曜日の午前中に家族とそのパン屋に向った。といっても10時過ぎてましたがね(笑)。第2駐車場もほぼ満杯で、店鋪が3軒ともパン屋さんになっていた!3倍になった店内は、それでもお客さんが一杯、パンが飛ぶように売れている。レジは3人だが、てんてこ舞いの忙しさで、もう殺気立っている(笑)。もちろん、奥の厨房では職人さんが必死の汗だくで作業されていた。土日は、午前7時から、10時はもちろん、お昼もこんな状態が続んでしょうね。午後3時頃には、そろそろ売り切れが出はじめる……。う~ん、ここまで売れると商売としては面白いが、反面、大変だと思うが、3つの店を囲むように飾った花達は、けっして荒れていないのがスゴイではないか。
2012/06/13
コメント(4)
さて、移転となると複数の引越業者さんに見積り依頼するのが一般的のようだが、それではこちらの時間も取られてしまいます。同時にお越しいただくわけにもいかないから、時間差となると、ほぼ半日以上がつぶれることになります。こういう時の私は、業界2番手あたりの勢いのありそうな会社を1社だけ選択します。ネットで選んだのが「キリギリスさんでないマークの引越社」といえばおわかりだろうか。営業さんがいいました「ほかでもお見積りされてますよね」「いえ、御社だけですよ。でも予算オーバーすると他社さんにも…私は仕事してますから、ゆっくり査定してください」で、出て来た見積りはこちらが考えていた金額より少しだけ低かった。「そうですか‥…」「あっ、消費税もぶっ込みでこの価格にしておきますので」阿吽の呼吸というのでしょうかね(笑)。もう一度作業内容を確かめ「では、それでお願いいたします」と即答すると、営業さんにっこり、双方気持ちよく契約できました。どうやら消費税ぶっ込みは業界の常識かい?この引越屋さん、元気にテキパキよくやっていただきました。Macも丁寧に梱包していただき、大量の不要品も引き取ってもらい、大変お世話になりました。お引越しの際には、おすすめ◎です。
2012/06/04
コメント(4)
私はもともと長らく電車通勤派でした。朝はゆっくりで、通勤ラッシュが終わったころに阪急電車に乗ります。事務所までの45分の乗車は貴重な読書タイムでしたね。職住の往復約2時間に、全く疑問を感じなかった。2年前からはじめたネット販売の仕入れの関係などで、事務所まで車で行く機会が増え、今年から毎日のように車通勤になった。毎朝、自宅から万博周辺を通って新御堂へ入る。大阪の方ならよくご存じだと思うが、この新御堂筋は千里方面から信号無しのノンストップで大阪都心の御堂筋に繋がっている。混んでない時は、ほんと素晴らしい道路です。片道2車線の一般道路ですが、夜は皆さん高速並みに走っているし。そんな道路ですから、当然利用者が多い。とくに雨の日は混む。高速ではないので路肩がなく、ひとたび事故があると、もう、泣きたいくらいの渋滞になります。その日の朝も渋滞の新御堂を走っていた。まだ春とはいえ、もう初夏並みの日射しが容赦なく入ってくる。毎日毎日ガソリン使って、なぜ都心まで行く必要あんのかな?それでなくとも今の日本、節電、省エネ一辺倒のご時世です。60過ぎたおっさんなんやから、もっとローコスト体質にならんと。「職住近接」という選択があるじゃないか!とね(遅っ)。もう、天の啓示でしたね(笑)。それからが早かった。一ケ月後には地元で新しい事務所を借り↓今すっきりした気分で、仕事いたしております。
2012/05/29
コメント(2)
本日、やっと光回線が復活し、ようやく落ち着いたところです。前回のブログをアップした後に、わが事務所の移転を決めました。大阪北浜の事務所は、昨今大人気の開放感のあるレトロビルで、創業以来の入居ですから、もう35年になる。ビルの100ほどあるテナントでも、3位を争うほどの古株でした(汗)。移転は前々から考えてはいたが、なんせ35年に溜め込んだ膨大な資料と各自ボイスという強固なシステムデスクを使っていたので、少し億劫ではあったね。しかし、決めたら速攻、拙速がモットーの私です。不動産屋さんにはじまり、いろんな業者さんに片っ端からネットで連絡し、必要なことをすべて同時進行した。幸いにも気に入った新しい事務所の運命的(これが大事)物件は、すぐに見つかった。これが私の信じる速攻による速効性かな?(笑)。3週間で引っ越しまでを考えていましたが、周りから諌められたり、GWもあったりで、結局は丁度一ケ月目の今月の20日の日曜日に無事に移転することが出来ました。GW後は休日なしで、準備に追われた。こういうことはゆっくり、のんびりやれない、イラチな性分です(笑)。以前は自宅から30キロの距離を約1時間かけて、車か電車で通勤してましたが、引っ越し先は、自宅のお隣りの市ですから、車で約15分。私の年齢になると、これがなによりのご馳走で、うれしいことです。今回の移転の第一目的は、事務所のシンプル&スリム化。以後のブログ数回に、事務所移転の顛末や引っ越しで得た教訓などをぼちぼち書きたいと思っています。 ↑まだまだ整理は済みませんが、レトロビルから一転明るい事務所だ。
2012/05/24
コメント(8)
大飯原発再稼働問題が揺れています。山より大きな猪(想定外)は出ない、ということで、いろんな文明が発達してきたと思うんですよ。ところが、日本で現実に起こった3・11、さらに福島第一原発の事故は、我々人間の想定をはるかに越えた事態でした。山ほどの大きな猪が出た?以来安全に対する概念が全く変わってしまって、いくら信頼度の高いストレステストを実施し、政府が安全宣言しても、絶対に安全かといえば、常に?がつきまとう。あれだけの事故があったんだから、何をどういっても説得力がありません。このままでは、沖縄の普天間基地の問題と同様で、民主主義国家である日本は、出口のない迷路を彷徨うことになります。政府の要望を受け入れるか否かの判断をする「地元」には温度差があるね。大飯原発のある福井県では、市民運動は挙って反対するだろうが、再開を強く望んでいる原発関係者や関連する業者も多いはず。長年原発マネーが雇用をはじめ地域経済を支えていたのだから、これも当然です。滋賀や京都は、電力受給の恩恵はあっても原発で食べているわけではない。万一のことがあれば、30キロ圏に入る地域が被害を被るのだから、県民、府民の代表である知事の立場では、原発再開はとても受け容れられない。大阪も同様の立場でしょう。私は橋下市長を認めていますが、彼は強硬な原発再開反対論者。それだけではない。国政を目指す彼は政権党である民主党と対峙し、この問題を今後の衆院選の争点にするつもりなのか?そうなら少々あざといぞ。将来的には日本から原発をなくし、再生可能エネルギーでの発電により、日本のエネルギー政策を大きく転換する。この基本構想には、皆さんどなたも意義なし、ではありませんか。原発は休止中であってもリスクはゼロというわけではない。休止中でも万一電源がなくなれば、福島第一と同じリスクを抱えているんです。電気を生まないのに、日々それなりのメンテナンスや人件費は必要なワケだ。政府はもっとはっきり言うべきでしょ。いますぐ原発をすべて止めるのには無理があります。いまの状況ではこの夏の消費電力量をまかないきれません。ただし、あと5年(3年でもいいが)で日本から原発を完全になくします。それまでの間は、安全と判断したところのみ再稼働させます。原発で生計を立てている人々も5年をメドに新たな方策を考えてください…みたいな将来のビジョンと方向性を明確に語らないと。ガレキの焼却の問題、放射能汚染土の中間貯蔵地の問題も、それぞれの地域の意見は聞くべきだと思うが、皆が自分達の立場や都合で好き勝手に発言してもなにも決まらないし、何もはじまらない。
2012/04/18
コメント(0)
5回2/3を投げ、まさかの8安打、5四死球、5失点。ダルビッシュのメジャー初登板は、彼にすれば散々の出来でした。それでもバックの援護に恵まれ、メジャー初勝利です。朝、9時からのライブを観ましたが、まずコントロールが悪かった。ボール、ストライクがはっきりし、カウントを悪くしたところでストレート系が真ん中に入り、イチローにも痛打されていた。いつものストライクコースから鋭く曲がり落ちる変化球もラクに選球され、まるで、高校球児が初舞台の甲子園で緊張するかのように、さすがの彼も自分を見失ったかのような不安の立ち上がり。それでも3回からはなんとか立ち直ったが、最後まで、日本で見慣れた余裕と凄みのある投球は見れずじまいでした。昨夜は緊張か武者震いで、よく寝れなかったのかな?そんな感じ。でも、だからといって、ダルビッシュに心配は全く無用でしょう。あのキレのいい高速スライダーはじめ10種に及ぶ変化球と彼本来のストレートがあれば、メジャーでも充分通用するはずです。私は日本と同様に18勝、負けは少し増えても10敗ぐらいの成績は残してくれると思っております。そういえば、日本でも開幕戦はよく負けていましたもん。ダルビッシュくん、ああ見えてもハートは意外に繊細なんですかね。 (C)TV とくにイチローには意識?
2012/04/10
コメント(2)
ラーメンが特別好きというわけではないが、どういうわけか、無性に食べたくなる時ってあるでしょ。先週の金曜日、かねてから気になっていたネーミングのお店へ仕事帰りに車で立ち寄った。午後8時を過ぎていましたが、空き待ちの先客が3組も。新しい店は皆さん目ざとい。一時、美容業界のカリスマが話題になったことがあるが、最近はラーメン業界にもいるらしいカリスマ。味とサービスで名を馳せ、お客の熱烈支持を得れば、たちまち急成長できるのがチェーン店の強みです。それだけに競争も厳しく、過酷な業界なのでしょうが。ここは店員さんが元気で、笑顔がいい、目を逸らさない。壁には「お客様には目を見て笑顔で接すること」。やっぱり熱そうです。これを(バイトにも)実行させるだけで、既存店には充分に脅威になる。で、ラーメンセット(餃子とご飯がつき930円だったか?)を注文した。店名からして塩ラーメンと思ったが、妻がそちらを選んだので私はあえて醤油を選択した。妻の幸せは、私の幸せ(笑)。アツアツのラーメンが運ばれてきたのを見て思ったね。盛り付けからして、塩ラーメンの勝ちだろう(汗)。ちょっとスープ飲ましてもらっても、やっぱり塩ラーメン(上)の勝ち(笑)。ここで、阪神和田監督はセフティースクイズを決めたんです。おおっ!いや、店にあったTVが伝統の一戦を映し出していたんですよ。これで新監督のスクイズを見たのが早くも2度目です。しかも2回ともスクイズがミエミエの場面です。監督の采配で一番難しいのが投手の交代時期とスクイズの判断では?とくにスクイズは勇気と決断が必要です。継投が遅れると批判されるが、スクイズはしなかっても誰も文句はいいませんもんね。そこを見事に成功させるんですから、今年の阪神もけっこう熱い!ってことで。
2012/04/09
コメント(2)
車でよく通る近所に「桜通り」という名の道があります。本日、提灯が飾られ早くも出店の準備がなされていた。桜の蕾もふくらみ、いよいよ春本番です。そして、プロ野球も開幕ですね。毎年この時期にペナント予想してますから、今年も習慣でやりましたよ。ところが、今年はあまり悩まないから、面白くありません(笑)。下の表は昨年2011年のセ・リーグ144試合の最終結果です。得失点差から右は私が計算したピタゴラス勝率、最後は今年の予想順位です。 |勝数|負数|引分| 勝率 |得失点差|P.勝率|戦力値|予想|中 日|75|59|10|.560| +9 |.511| 3 |↓4|ヤクルト|70|59|15|.543| -20|.480| 4 |→3|巨 人|71|62|11|.531| +54|.561| 1 |↑1|阪 神|68|70| 6|.493| +39|.542| 2 |↑2|広 島|69|76| 8|.441| -57|.439| 5 |→5|DeNA|47|86|11|.353|-164|.342| 6 |→6| ※P.勝率(ピタゴラス勝率)=総得点の2乗÷(総得点の2乗+総失点の2乗)本ブログでも何度も書いてきましたが、ペナントレースを制するのは、戦力とともに、なにより監督力(フロント含む)が大きな要因になります。などと改めていわなくとも、昨年の数字と結果がそれを実証しています。チームの戦力値が高かった巨人と阪神が遠く及ばず、戦力値では3番目でしかなかった貧打の中日が、落合監督はじめピッチングコーチの手腕により見事にペナントを制している。P.勝率が5割を切るヤクルトの前半の独走も監督力のなせる業でしょう。さて、今年の中日は監督が変ったことで↓評価で4位。落合の厳しいほどの眼力から解放された選手たちは、皆一様にホッとしている。高木監督の手腕云々以前に、この現実がチーム力を削ぐことになるね。優勝は、巨人でしょうね。やっぱり、残念だけど。昨年1位の戦力値にプラス、エース級が2名、4番候補が1名。それ以上に、前GMの反乱(のち解雇)によりナベツネ氏とフロントが怒り心頭、本気の補強で、なりふりかまわず優勝を目指しているんですから強いはず。不安面は監督がムダに動きすぎるところぐらいか。有り余る投手を公平に使い、しかも、若手の宮国あたりをローテ投手に育て上げれば、もう鬼に金棒じゃないですか。さて、わが贔屓の阪神は監督が変わって評価↑です。和田新監督は現役辞めてから、ずっと阪神のコーチをやってましたから、解説を聞く機会もなく、正直よく知りませんが、とにかく監督変わって↑評価(笑)。(関西系スポーツ紙の評価はあてになりません)阪神優勝のためには、とにかく若手を使うことです。若手にチャンスを当えて、伸ばすことで、金本、城島、新井のベテラン、さらには鳥谷にも刺激を与え相乗効果を生む。これも過去の歴史が実証済み。前監督の失敗は実績重視で、その点を怠ったことに尽きます。親会社が変わったDeNAですが、→。ただ、ラミレスには注目です。だって、この男は実にスマートなんです。昨年のCSで今年限りの解雇を悟った彼は、自ら辞任しています。そして、選んだのがDeNA。彼は自分の生きる道がわかっている。余談ながら、4年前のGとTの天王山の一戦でした。ラミレスは初球のスライダーに全くタイミングが合わず空振り。明らかにストレート狙いか。Tのバッテリーはもうひとつスライダーでした。で、ラミレス待ってましたとばかり、一呼吸おいて腰の入ったフルスイングだ。球はあっという間にレフトスタンドへ。この男、油断なりません(笑)。
2012/03/30
コメント(6)
3.11は一日TVで震災特集を観て過ごした。大切な家族が突然の津波に流されたこと、九死に一生を得た体験談などなど、被災地の悲惨な話しに改めて心が痛んだね。2万人近い人々が亡くなった今回の災害を我々は未来への教訓にしないといけないと思う。それが犠牲になった人たちへのせめてもの報いです。高台移転は簡単なことではない。大昔の災害時には実現できなかったこと。それが年月を経てこのたびの惨劇に繋がった。歴史は繰り返し、起きたことは、けっして取り返せない。再び流され、破壊された今こそ、千載一遇の好機ともいえる。ここは前向きに捉えて、小異を捨て大同に従うことだ。高台移転は50年、100年先の子孫のためでもあります。大事な事は歴史を教訓にして、禍いを断ち切ること。同じ過ちを何度も繰り返えさないこと。以下は、百年以上前の明治28年に起こった三陸津波のこと。実話として当時より伝承される「遠野物語99話」です。 土淵村の助役北川清と云ふ人の家は字火石に在り。 代々の山臥にて祖父は正福院と云ひ、学者にて著作多く、 村の為に尽くしたる人なり。 清の弟に福二と云ふ人は海岸の田の浜へ婿へ行きたるが、 先年の大津波に遭ひて妻と子とを失ひ、生き残りたる二人の 子と共に元の屋敷の地に小屋を掛けて一年ばかりありき。 夏の初の月夜に便所に起き出でしが、遠く離れたる所に 在りて行く道も浪の打つ渚なり。 霧の布きたる夜なりしが、その霧の中より男女二人の者の近よるを 見れば、女は正しく亡くなりし我妻なり。思はず其跡をつけて、 遙々と船越村の方へ行く崎の洞のある所まで追い行き、 名を呼びたるに、振返りてにこと笑ひたる。 男はと見れば海波の難に死せり者なり。 自分が婿に入りし以前に互いに深く心を通わせたりと聞きし男なり。 今は此人と夫婦になりてあると云ふに、子供は可愛くは無いのかと 云へば、女は少しく顔の色を変えて泣きたり。 死したる人と物言ふとは思われずして、悲しく情けなくなりたれば 足元を見て在りし間に、男女は再び足早にそこを立ち退きて、 小浦へ行く道の山陰を廻り見えずなりたり。 追ひかけて見たりしがふと死したる者なりしと心付き、 夜明まで道中に立ちて考え、朝になりて帰りたり。 其後久しく煩ひたりと云へり。
2012/03/12
コメント(0)
しばらく冬眠しておりました(笑)。いや、実は昨年末から仕事多忙で、毎日車で事務所まで出勤しており、電車に乗らない私は、本も雑誌も新聞各紙からもちょっと疎遠になって……。しばらくブログを書かない生活が続くと、書かないことに慣れて、書く事がとてつもなく難しくなりますね(汗)。それを放置することで、妙な安心感を抱くようにもなったりで(笑)。楽天さんのブログ機能の減少もテンションを低下させたね。足跡記録がなくなったのはともかく、プロフィールがいつの間にかなくなっているし(その上にある広告はそのままなのに)。その上、掲示板、リンク集も消去された。個々が所有しているはずのコンテンツや作成したリンクを勝手に消すのは、如何なものだろう。楽天ブログは無料だからといえば、それまでですが、各ブロガー諸氏は広告メディアとしての、また、アフィリエイターとして楽天に対する販売促進の一助としての役割を果たしてきたわけでしょ。(ま、私はたいした役割は果たしておりませんが)こういう条件で、こんなことができますが、どうですか?と案内しておきながら、こちらが書き込んだ、あるいは人様が書き込まれた記録を一方的に消去してしまうのは、ルール違反といえないか。法律により、ネットでの一部の薬品販売を規制する問題が起こった際、楽天はオーナー自らが、猛烈に抗議されておられたと記憶している。他者が自分の既得領域を侵す不快感は、よ~くご存じのはずではなかったかな。そんなわけで、写真なく、地味に再開です。
2012/02/27
コメント(2)
何事においても慣れることは一見いいことなんですが、熟練し、慣れが過ぎると、ある意味、最悪なのかもしれない。慣れないことの方が、難しいことだと思う。かのホームラン王の王貞治氏は、かつて現役時代にこんな発言をしたことがある。「毎年、2月が近づいてくる頃に不安になる。今年はホームランが1本も打てないのではないかと。その不安を取り除くために練習するしかないんです」さすがは王さん、謙虚です。数々の実績に加えて、この謙虚さ、初々しさが世界のホームラン王を生み、育てたといえそうですね。普段の生活においても、仕事においても初心忘れず、けっして慣れない、ショートカットしない。慣れは→場慣れ→馴れ合い→横着……となり、けっして良い結果に繋がらないことが多いね。車の運転などにもいえる。あくまで一例として、とある食堂でのこと。最初は、目の前にちゃんと置いてくれたうどんが日に日に遠くになるんですよ(笑)。おいおい、ですよね。ついにはテーブルの端にちょこんと置いて、次の仕事にかかる。お昼時、忙しいのはわかるが、かなり間違ってます。おいしく食べてもらうサービスが仕事なのに、慣れ過ぎて、忙しくて、うどんを運ぶことが目的化している。これでは、セルフに負けるぞ。とくに団塊の世代!(笑)。みたいなことを自戒しているこの頃です。 寒いさむい日々ですが、鍋ばかりでは飽きます。 そこで、八宝菜だ。市販の揚げソバを買ってきて、その上から グツグツ沸き立った八宝菜を無造作にぶっかける。 湯気を上げる八宝菜に、萎えたソバとパリパリのままの ソバが混在し、舌と歯がよろこび、味わい豊か。
2012/01/26
コメント(2)
すかいらーくが展開する低価格レストランの新業態「ステーキガスト」が近所に出来たと聞いて、肉好きの私は昨夜の仕事帰り、早速行って来ました。沢良宜にあるレストラン街の以前トマオニのあった場所です。(場所は違うが、オールドスタイルのインテリアとビートルズナンバーを流すトマオニは、一時期とても贔屓にしたことがあります)新店が気持ちいいのは、スタッフがイキイキ、キビキビしてるところ。レストランはまずは味、その次に人で評価が決まるもの。 メニューを見て驚いたね。アメリカ産サーロインステーキ180gに、スープ、ライス&パン、サラダバー、さらにです、昨夜はおまけにドリンクバーまでサービスで、この価格!?サーロインステーキコースがこんなに手軽に味わえる時代なんですよ。ジュージューという肉が焼ける音を立てて鉄板がきたね。焼き色はフォルクス風だが、焼き加減のリクエストはできず。早速いただきました、う~ん、味はなかなかビミョーです(笑)。やわらかくて、ジューシーでした、とは残念ながらお世辞にもいえない。しかし、この価格ですから、ゼイタクいってはいけません。ステーキ以外は食べ飲み放題(ソフトドリンクですが)、よかったら、カレーもご自由にどうぞ、ですからコストパフォーマンスはバツグンだ。三人で食べて、オアイソ、5,250円、一人1,750円だ。大阪のステーキチェーンは、三田屋、シャロン、フォルクス、どん……と数々あれど、まだこのポジションには空きがありましたね。オペレーションをしっかりやれば、差異化は歴然だし、面白い存在か。
2012/01/17
コメント(0)
NHKテレビの「ためしてガッテン」は常識をくつがえす、毎回タメになることが多い番組です。血糖値がテーマの時は、食事の際は野菜から食べれば急激な血糖値の上昇を防ぐという新事実を実証していた。あれを見て以来、妻は食事の際には必ず「野菜からね」と念を押す。血糖値も血圧値もまったく関知しない私は、無視して好きなお肉からパクついていますがね(笑)。昨夜(たぶん再放送)は腰痛の話しでした。私はフリー(自営)になって早30余年が経ったが、その間、休日以外で仕事を休んだのは数日ほどです。その数少ない病欠のほとんどがギックリ腰によるものでした。一度は海水浴のキャンプ場での歯磨きで、ズキーンと……。一度は地元の自治会館の床に置いてあるコピー機の操作の際にきた。どちらも普段と違う姿勢をとったことが原因なのでしょうかね。ひどい時は立っていられないほどの、激痛というより甘い痛み?私の経験では、ぎっくり腰は病院やマッサージでは治りません。ひたすら休養です。とにかく寝て、時間薬で治す。で、昨夜の「ためしてガッテン」によると、腰痛の原因であると皆が長年信じて疑わなかった椎間板ヘルニア、これが実は間違いであったという新事実です。ヘルニアが原因の腰痛は、わずかに全体の5%に過ぎない衝撃の事実。10%はその他、残りの85%は原因不明なのです。その原因不明を突き詰めると、犯人は脳、つまりストレスだと!?番組では以前に慢性の腰痛に苦しんでいた主婦を取材していた。ところが、彼女はある日を境にして、腰痛から開放されたという。一体何があったのか。その日、彼女は夫からプレゼントを貰ったといいます。プレゼントはペット、かわいい子犬でした。この事実はスゴイと思う反面、私は充分に納得できました。もちろん、子犬が名医だったわけではなく、治したのは本人自身です。病気と向かい合うのは、病人にとっては当然かもしれないが、これが過ぎると、脳はさらなる病気を呼ぶということなのでしょうね。これって腰痛以外にもけっこうあり得ることだと思う。大事なのは、日々の生活の潤い、人生をたのしむということ。
2012/01/11
コメント(4)
ちょっと出遅れましたが、あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。新年最初のブログということで、わが家最大のイベントである年末年始をケータイで撮ったので、アップいたしましょう。迎春準備毎年大晦日は、お節作りに大掃除と一日中大忙しです。20年ほど前だったか、一度すべてをサボって、ホテルで過ごす2泊3日のお正月パックを家族みんなで申し込んだことがある。なるほど、ゆっくり快適ではあったが、残念ながら人が多すぎた。すべてが行列で、年越しそばはぬるいし、お節は小奇麗だが味はイマイチ、それも絶対量が少なすぎだ(笑)。あれ以来、みんな二度と行こうとは言わない。お正月はお家でお節がサイコー!これがわが家族の満場一致の結論。 さて大晦日、妻は前夜から出汁こぶを水につけおき、朝から本格的に大量の出汁を取り、これを煮物のベースにして、前日に買っておいた大量の食材の調理にかかる。私は家の内外を掃除し、お正月の飾りを設える。祝箸に客の名前を書く。庭に生えるバラン(葉蘭)や南天、千両などお節料理のアクセントになる植物を用意する。その日の昼食と夕食は外で弁当、寿司類を調達し、ひたすら迎春準備。で、一体なにを迎えようとしているのか、まずは新しい年ですね、そして、次に客人。客といっても最近は、わが家の娘二人とその家族なんですが、だからといって手を抜いてしまえば、すべてが面白くないわけです。妻と私、それぞれの実家の今は亡き両親たちがやってきたことのいいとこ取り、これを受け継いで、毎年わが家のお正月でしっかり披露する。さらに次代に伝承するかどうかは、娘達とその家族次第です。そんなわけで、夕方にはお節が次々に出来上がります。特別高価な食材はないが、いつものお気に入りの味、その数約20品。毎年最後に私に任せられる唯一の料理が出し巻き玉子だな。それらを妻は丁寧に重箱に盛り付け、清めた人気のない和室にスタンバイして、ようやく市販の寿司で今年もお疲れさんの乾杯となる。 年越し寿司を食べ終わった頃には、もうTVは「紅白」。ボクシングなど他局にちょっと浮気をしながらも、やっぱり紅白です。AKB48よりも、♪島倉千代子が今年も出ないのが寂しいね(笑)。これも市販のきつね&天ぷら入りの年越しソバをいただいていると、喧噪のフィナーレから画面は一転し、ゆく年くる年……。今年もいろいろありましたが、ま、がんばりました。そういえる一年であったことが一番うれしいことですよね。元旦からはご馳走三昧で、もちろんたのしみではあるんですが、私は断然大晦日、昔から旅行や遠足に行く前の夜が好き(笑)。年明け元旦はゆっくり起きだし、年賀状に目を通してお雑煮で新しい年の到来を祝います。午後からは娘の家族たちがやってきて、夜は総勢7名の大宴会に。大食いの家系ですから、みんな食べる食べる。孫も負けずに食べる。苦労して作ったお節がほぼ一日で食べ尽くす!!なんと気持ちのいいこと。お節料理=保存食ですが、これって、ほんま、意味ないじゃん(笑)。
2012/01/04
コメント(8)
今年は、週末クリスマスになってラッキーな反面、仕事にとっては最悪の年末3連休になった。連休までにやっつけないといけないことが山積で、この数日は家に着くのが、ほぼ12時前だ、若ッ(笑)。その上にプライベートのクリスマスカードと年賀状の制作もあって、大変状態でしたが、この毎年のミッションもクリアして、ホッと一息です。今年は大震災の影響で桜の咲く頃は、こちら関西でも沈滞ムードが漂ってましたが、夏頃から少し変ったね。被災地に思いを馳せながらも、自分たちのできることをしっかりがんばらなあかんで、みたいな。いま、大阪の街はあちこちでイルミネーションが輝き、御堂筋から中之島には家族連れやカップルで大にぎわい。これも橋下効果でしょうか。未来には、輝く希望がないといけませんよね。Merry Christmas!どうぞ皆さん、いいクリスマスをお過ごしください。 ↑12月生まれの孫は、おかげさまで満8歳になりました。 誕生会のついでにクリスマスも一緒に(笑)。
2011/12/22
コメント(4)
公開はまだ先だが、クリント・イーストウッド監督の最新作「J・エドガー」の評判がいいようです。FBIの初代長官である冷徹でクセのある人物をレオナルド・ディカプリオが演じます。 ↑(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.前回映画館で観たのが同じイーストウッド監督の「ヒアアフター」だった。当ブログのネタにもしたが、その後に3.11の大災害が起こり、以降の上映が自粛になったのはしかたのないことです。それほどCGで制作された冒頭の津波シーンは凄まじかった。その光景がまだ目に残っている数週間後に、TVは映画と同様の惨状を日本の現実のニュースとして映し出していた。米国で起きた9.11の時も衝撃的でした。あの日も妻と一緒に近所の映画館でレイトショーを観ていた。タイトルは「千と千尋の神隠し」だったか。映画は良かったが、終わったのは夜の12時近く。車の置き場所が悪くて、広い駐車場を歩き回るはめになって、それが原因で妻とちょっと揉めたんですよ。いや、二人ともストレート系ですからね(笑)、こういうことは、よくあることなんですが。ともにブスッとした顔で、自宅に着いてTVをつけた。映画をやっていると思ったら現実で、アメリカを狙ったテロが起きたと知った。各局ともコメンテーター呼んでの特番で、今にも戦争がはじまるような異常事態だ。しょーもない夫婦げんかやってる場合じゃないんです(汗)。そんなんで、わが家では映画館はちょっと要注意なので、3.11以降は映画館に出向いていないが、イーストウッドの新作だけは、ぜひとも観にいきたいと思っている。ミスティック・リバー、ミリオンダラー・ベイビー、チェンジリングにグラン・トリノ……イーストウッドの作品にハッピーエンドはありえませんが、映画館では身動きできないほど、どれも重くて、とてつもなく深い。
2011/12/14
コメント(2)
日曜日の夜にBSで観ました。今回で3度目になるのかな?それでも秋の夜長の映画観賞は、やっぱりしみじみといいねぇ。父親はたしか映画監督だが、もともと役者であった伊丹十三氏がいつかは映画を撮りたいと、妻である宮本信子を主演にして監督デビューしたのが、この名作「お葬式」でした。映画のヒットにより、それまで個性派として演技評価は高かったお二人だが、脇役的ポジションから抜け出し、映画監督と主演級女優の地位を確立、以後も毎回注目されるユニークな伊丹作品を次々と発表した。それでいて伊丹監督は後年自殺してしまうんですから、才人はよくわからない。映画は亡くなる前の老夫婦の生活からはじまる。このあたりは私も妻もまったく記憶になく、えっ、そうだった?みたいな。でも、中程の山崎努と高瀬春奈の濡れ場シーンはしっかり憶えていた(笑)。それもあえて場違いを強調するかのように、喪服で生々しく……。伊丹十三というお方は場違いとか、建前とそれに対する本音の部分とか、日常的な視線の反対側からの情景などにとてもこだわる人です。たとえば死者から見た視線や焼き場の炉の内側からお棺越しに遺族を撮る場面などにもそれを感じる。昨今、よくテレビドラマなどで冷蔵庫の中のカメラから、主演女優が缶ビールなどを取り出すシーンをよく見かけるが、これなんかも伊丹監督独特のカメラ手法の影響なのかもしれない。逆も又真なり。伊丹氏は反対からの発想が好きな人なんでしょうね。デビュー作である本映画のテーマもタイトルも長年密かに温めてきたのだろう。旧来のハレ指向の映画界の常識からすれば、たぶん企画段階でボツでしょう。映画は30年近く前ですから、タイミングもよかった。今なら少し大袈裟に感じなくもない場面も、当時の葬儀といえば、しきたり、作法が何より重視され、禁句も又いろいろあったものです。「冠婚葬祭入門」なんて本がベストセラーのトップになったのもあの頃。今や何を選択しても、故人の遺志によりといえば、すべてが許される時代ですから、お葬式も昔に較べるとラクになったように思う。
2011/12/06
コメント(0)
ほぼ毎日車に乗る私のモットーは、もちろん安全運転だが、のろのろ低速運転が安全とは、けっして思えない。周囲の車の流れに乗って、キビキビと走る。これが私流です。お陰で今まで無違反とはいかないが、無事故であります。土曜日、共働きのわが家は一週間のまとめ買いにスーパーへ行く。車で家を出て、すぐのところに信号のない見通しのよい三つ辻がある。私はいつものようにブレーキを踏み減速徐行、ウインカーを出し、左右を確認して左折した。スローイン、ファストアウトでね……。そこへ突然若い警察官が現れた。なに?どうしたの?何かあったの?飲酒運転の検査にしては時間早すぎるし???「ここは一時停止してもらわないと違反です」というのです。あっ、停止はしなかったけど、しっかり徐行して安全確認はしたよ。「左右の確認をされたのは見てましたが、ここは停止してもらわないと」あのね、踏切は一時停止するけど、こんな見通しのいいローカルでいちいち完全に停止する必要がどこにあるの?「停止の標識があるのですから、守ってもらわないと……」みたいな論争はいつまでも平行線で、全くの不毛でありました(汗)。結局は国家権力には勝てず、違反切符を切られた。反則金は7000円也。拇印捺印は断固拒否したよ。で、思い出したね。本年1月4日だったかな。まだ、半分お正月気分で私は車で171から新御堂で事務所へ向っていた。千里を過ぎると下り坂があり、ついついスピードが出る。左手の植え込みに、ジャンパーのニーチャン?そのニーチャンが手を上げた?ああっ、しまった!とブレーキ踏んだが、もう遅かったね。200メートルほど先の窪みに張り込み中の警察官がおいで、おいでと(笑)。この不意打ちに、周りには違反者ぞろぞろ、後続車からもぞろぞろ。新御堂で(たしかに高速ではないんですが)スピード違反とはねえ(泣)。あの時は1万8千円かの罰金だったか。イタかったよ~、お正月早々に。年に2回も罰金と書くと交通違反の常習者のようにも聞こえるが、とんでもありません。最初に書いたように私のモットーは安全運転だ!!気をつけよう、子ども、年寄り、警察官。 ↑その後、これでやっと機嫌が直った私でした。
2011/12/05
コメント(2)
週末にTVで西本幸雄氏の訃報を聞いた。もう91歳になっておられたんですね。氏についてのエピソードは、メディアでもいろいろ報じられているが、私にも印象深い、ふたつの「1死満塁」がある。ひとつはもう50年前になるから、詳細は曖昧ですが、西本さんがはじめて大毎監督に就任した初年に見事優勝し、日本シリーズに出場した時のこと。相手は前年最下位から一気にセの優勝を果たした三原大洋(現横浜)。戦前の下馬評では、圧倒的に強打大毎が有利といわれていた。初戦敗れた大毎は第2戦の勝負どころで1死満塁のチャンスを迎えた。ここで西本さんはスクイズを仕掛けるが、結果は最悪のゲッツーで連敗。このスクイズ采配に激怒した人物がいた。当時の大毎の親会社である大映の永田オーナーが試合後に監督に電話し、「満塁でスクイズするバカがどこにおるか!!」と怒鳴った。永田オーナーは、今でいえばナベツネ氏のようなワンマンな人。しかし、ナベツネ氏だって人事には口出しするが、ここまで干渉しない。自分が任せた監督のひとつの采配にまで云々するのは、明らかに勇み足です。これには硬骨漢の西本さんも当然黙っていない。「ここにおります!それにバカとはなんですか!」と猛反発したといいます。大事な勝負の最中にそんなことがあれば、とても勝てません。結局、大毎はストレート負けし、シリーズ後に西本監督は辞任した。それから19年後の、1979年の日本シリーズ。こちらもすでに30年以上前の話しになるが、まだ記憶に新しいのは、それほど劇的で鮮烈な出来事だったということか。作家の山際淳司氏が書いたあの伝説の「江夏の21球」の名場面でもある。西本監督率いる近鉄と古葉広島の戦いは、第7戦の9回裏を迎えた。1点リードの広島は、ここで切り札の江夏を投入。ところがその江夏が乱調で、無死満塁のピンチを迎えることになる。近鉄は一打逆転サヨナラ、日本一!です。これほどの場面はそうはありません。代打の次打者が三振しても、球場内はもう近鉄の日本一が決まったような大騒ぎだ。ここで運命の、1死満塁。19年前を知っている私の感心事は、果たして西本さんはここでスクイズをするかどうか?私は西本さんの性格から、ここは間違いなくスクイズするはず、そう思って、もう、TVに釘付けでしたね。その時です、江夏が投げたボールは大きく外角高めに外していた。バッターはジャンプするようにバットを出したが、空を切る。3塁ランナーは慌てて戻るが、地元ファンの悲鳴の中で挟殺され、ツーアウト。TVはあまり表情を変えない西本さんをアップで捉えていた。近鉄の悲願の日本一が急激にしぼむのが、TVを観ている側にも伝わってきた。野球には流れがある。最後は江夏のカーブに空振り三振、ゲームセット……。1死満塁でのスクイズの是非は、いまだ正解はありませんが、その後の西本さんには名監督とともに、悲運の将という形容がついてまわった。西本幸雄さんのご冥福をお祈りします。
2011/11/28
コメント(4)
11月の後半になって、やっと決着のついた今年のプロ野球。フィナーレは悲願であったソフトバンク秋山監督の歓喜の胴上げだった。いつも思うことだが、大の男が思わず抱き合って感涙にむせぶ、なんてことは一般社会では、まずありえないことです。日々淡々と自分の役割を果たし、拍手もライブ実況もなく(当り前か)、あくまで地味に、そんなに変わりばえしない日常業務を失敗なくこなす。せいぜいが、忘年会で一年の達成感を味わうぐらいだもんな。思うに、人がプロ野球などスポーツを観戦し、夢中になるのは、非日常な劇的体験を共有することにあるのでしょうね。シリーズ敗者の中日もよくやりましたよ。あの貧打線でセを制覇し、CSでも日本シリーズでも最後まで持ち前の粘りを存分に発揮した。しかし、最終戦の7回からリードされている場面での浅尾登板は当然としても、8回も続投かと思えば、岩瀬投入でしたね。あれ?9回表に同点か逆転したら、裏は誰が投げるの?と一瞬思ったが(笑)、さすがの落合さんも3点差になった時点で敗戦を覚悟したのでしょう。最後のゲームを終えた落合監督は、ロッカールームに全員を集めて「8年間ありがとうな。この場に立っていられるのはみんなのおかげだ」と涙目で挨拶すると、選手やスタッフみんなが号泣したといいます。なかなかいい話しではありませんか。こちらも我々の日常生活では、とても味わうことがないシーンです。マスコミ報道ではいつも評判がよくなかった落合監督でしたが、メディアが勝手に作り上げた「オレ流」のイメージそのままだったら、けっしてこの8年間の立派な実績は上げられなかったはず、だと思う。 ↑御堂筋もそろそろ黄金色の季節到来。
2011/11/25
コメント(3)
温厚で保守的な平松氏に対して、万事スピーディーで好戦的な橋下氏。知事の任期を残して辞任し、今度は市長選に出馬したため、予期せぬダブル選挙となり、大阪市長選で現職の市長と知事が激突します。大阪府も大阪市も御多分にもれず財政難です。民間出身のこのお二人、さすがにどちらも財政再建に取り組んだね。とくに橋下氏は10年連続赤字の府に対して、破産会社やから当然とばかり、人件費はじめ各方面の予算をどんどんカットした。公務員の方は皆彼を嫌ってますでしょうね、給料減りましたもん。教育関係者も例の条例案に宿題(代案)出さず、揃って反対票に入れるはず。しかし、嫌われることをやったからこそ、単年度赤字解消を達成している。これまでの役人、官僚出身者では、まずできなかったことです。今度は「大阪都構想」です。ひとことでいえば、大阪市と堺市を再編することで、府と市の二重行政のムダを解消しようというわけですが、正直、もうひとつよくわからない。が、もっとわからないのは、橋下氏への批判に終始し、自らのビジョンを語らない平松氏の方かもしれない。橋下氏はかつての小泉さん同様の劇場型で、枝葉末節よりも全体の理念やビジョンを掲げ世に問う。そして、端的なキャッチフレーズを好みます。「いま必要なのは、独裁……」とはなんとも彼らしいストレートです。今時、選挙前にわざわざこんな無防備な発言をする人はいないよ、いや、いえないよ、フツーは。批判されるのは、標的にされるのはわかり切ってるのに、あえて、平然と言ってしまうところが橋下流なのでしょう(困った人だ)。いけないのは、何も決まらない、進まない、いまの議会制民主主義。そういいたいのでしょうが、彼の発想は常に一歩先を走っている。この男のスピードは並ではないね、この出過ぎる杭を打ってはいけない!と思う私ですが、市長選の選挙権は残念ながらありません。たぶん、大阪のおばちゃん達は彼にチャンスを与えると思うが、「独裁」を批判する声も当然多く、既成政党は「反独裁」で見事に結集。選挙結果は、まことに微妙な情勢であります。
2011/11/18
コメント(0)
所詮はコップの中の嵐だと思う。企業社会の中ではよくあることですよね。子会社の大事な人事に親会社のトップが口出しするのは当然だし、一度了承したことを翻すのもトップの特権でもあります。以前にダイエーの創業者中内氏が全盛の頃、朝令暮改を批判された。氏は少しも慌てずこう反論しましたよ。「世の中は刻々と変化している。それに対応するのは経営者として当然だ」。自らのことを一番よく考えているのは、当事者であり、トップです。そして、トップは結果責任のすべてを受け入れる。親会社の最高権力者の決定に対して、当人に翻意を求めた清武氏は、骨のある人物だとは思うが、聞き入られなかったからと記者会見まで開き、外部発表する必要があったとは到底思えない。清武氏の声明文の全文を読んだが、大王製紙やオリンパスの例まで持ち出して、今回のナベツネ氏の言動を基本的人権をないがしろにしたコンプライアンスに反するものと決めつけるのは、いかがなものか。とても元記者とは思えない乱暴な議論だ。氏を内部統制と健全な企業体質を破るものと批判するならば、球団の上司であるオーナー兼代表取締役の承諾を得ずして記者会見した清武氏の行為も又、内部統制を乱すものに他ならない。さらに清武氏は、まだ公表すべきでない人事案件(江川氏)にまで言及するのは明らかにルール違反です。しかも日本シリーズを翌日に控えた日であることにも配慮が不足している。まあ、ナベツネ氏は歯に衣着せない、つねに批判されやすい非常に個性的な人物であることは事実であります。が、清武氏も負けずに個性的なのでしょう。
2011/11/12
コメント(2)
先週末のこと。昔の知り合いがひょっこり事務所に現れた。いやー、久しぶり~。おおー、元気かいな。お互い親しく会話を交わすんですが、この人の事はよく知らない。長く生きていると、こんなお知り合いもいるんですよ。年は私よりかなり上でしょうが、年齢、職業一切不詳です。ずーと独身(たぶん)で天涯孤独?どこに住んでいるのかも知らない。聞けば答えるだろうが、こちらも聞かない人ですから。5~10年に一度寄ってくださるが、いつも特別の用があるわけではない。なぜか政界の裏話しや自然界のこと、花にもとても詳しい。お互い価値観が近く、会えば話しは弾むが、それだけの関係。昔から氏のことを仙人と呼ぶ人もいた。事実、そんな雰囲気を醸し出す。確かめたことはないが、空手の達人で、普段は絵を描いて暮らしている?美術年鑑にお名前があるが、そんなに上手いとも思えない(失礼)。今回は、なぜかおみやげを持ってこられた。無造作に新聞紙に包んだものを差し出し、どうぞ開けてみてと。出て来たものはこれ!辺りが黄金色に輝いた。 ジャーンと音がしたような(笑)。なんともパワーあるおみやげです。仙人やから、山で採ってきたのかと思えば、「いや、久しぶりにこっち来たから、天満の市場で買ってきた」国産のにおい付きだ。お礼をいい、遠慮なくいただくことに。土曜日は国産和牛を買って、松茸すきやきのあばれ食いだ(旨っ)。また、今度も秋に来てくださいね、仙人さま(笑)。
2011/11/09
コメント(0)
家族に親族、友人、知人といろんな結婚式に出席してきた。私も妻も祝い事大好き人間ですから、いつも二人揃って出かけて、許される場合は、下手な唄やウケ狙いのスピーチを心掛けています。でも、私ぐらいの年齢になると、適齢期(もう死語?)のお知り合いが少なく、昨今はとんとお座敷がかからないが、昨日は久しぶり、待望の結婚式だ。ご招待してくれたのは、姉の長女である、わが姪ちゃんです。会場ははじめて訪れる天理市の中心にある聖地。噂には聞いていたが、広い道路に緑豊か、壮大な天理王国です。結婚式は荘厳な神殿で厳格な作法に則り、神妙厳かに進行します。とにかく歩き廻るので、はじめての人間には少々苦行とも思えなくもないが、普段は無宗教の私もここは、郷に入れば郷に従え、であります。その後は近くのホテルで披露宴となり、おいしい料理をいただく。カラオケトップバッターのわがファミリーが選んだ曲は、昭和の結婚式ソングのド定番「てんとう虫のサンバ」だ(もう古っ…汗)。おまけにその後自然と、お決まりのキッスコールがあったりでね(笑)。そんなベタな展開にも、新郎はこれまた古典的ギャグで応酬、ズボン脱ごうとしてるし(笑)。ほんま大阪人も大よろこびのナイスな男です。それからは両家が競うようにマイクを握って、もうハチャメチャで、延々と飲めや(車の私はキリンフリーだが)歌え、何でもありの大宴会です。この落差、さっきの厳格さはどこにいっちゃったの状態(笑)。ラストは新郎新婦の涙のデュエットで無事にお開きになり、なんとも感動的で印象深い結婚式となりました。よかったよ。姪ちゃん、おめでとう。新郎のMくん、姪ちゃんをよろしく頼みますっ!
2011/11/04
コメント(2)
Gの第1戦の先発は沢村でしたね。私同様(↓)に原監督も今シリーズのキーマンに沢村を選んでいるんです。現状の投手陣では、沢村がナンバーワンとの評価です。ところが、原さんは、その沢村を5回73球で降板させている。とんでもないよな。沢村は一番信頼している投手ではなかったのか?調子が悪いのならともかく、沢村は力強い投球をしていた。5回終了時点で、1-1。これからでしょう、勝負は。6回の攻撃時にちょっとチャンスが回ってきたからって、代打はないでしょう。ヤクルトサイドが一番よろこんだはずです。6回からは守り重視で、1点を取りにいけばいいのです。私なら迷わず沢村と心中だな。だってキーマンに選んでいるんですから。昨日の第3戦。0-1で迎えた7回2死2塁、バッターは左の森岡。ここはもう1点もやれない場面です。外野は前進で単打に備えた守備形態ですが、不安はレフトです。シーズン中でもラミレスの前に飛ぶとランナーはフリーパスになる。ここはレフトを変えるか、レフトに打球がいかない配球が必要です。が、バッテリーの勝負球は外角へ、必然打球はレフト前へ。タイミングは完全にアウトでしたね。ラミレス以外なら本塁阻止できた。だからといって、ラミレスを責めるのは違います。原はラミレスの打撃期待により、最大のリスクを排除しなかったのです。今シーズンのGのチーム打率は.243、対ヤクルト戦は.239です。これが今年の現実なのです。もうそんなに点がとれないことは、シーズン中にあれほど痛感させられ、学習したはずですよ。原監督は数年前と同様に、いまだに重量打線の幻想を執拗に追いかけているとしか思えない采配ぶりでしたね。さらに、両チームの今シーズンの勝率とピタゴラス勝率を比較するとGの今年のペナントレースの敗因まで見えてきます。ピタゴラス勝率とは、簡単にいうとチームの戦力値です。詳しい解説はこちらで。 | 勝 率 |ピタゴラス勝率|ヤクルト | .543 | .480 |巨 人 | .534 | .561 |Gは高いピタゴラス勝率を上げながら、実際の勝率は3分近くも低い。これは、ここ数年の阪神と同パターンで戦力があるのに勝てない現象です。ヤクルトは戦力以上に大健闘しているのがわかる。ちなみに、阪神、中日も検証してみよう。 | 勝 率 |ピタゴラス勝率|中 日 | .560 | .511 |阪 神 | .493 | .542 |阪神球団が監督をチェンジしたのは正解だと、数字は語っています。その逆に、落合中日はさすがです。ここでも文句のつけようがない数値を残しており、死角は全く見当たりません。
2011/11/01
コメント(0)
本日からいよいよクライマックスシリーズがはじまる。落合中日の見事な逆転勝利で今年のセのチャンピオンは決まりだが、もうひと勝負見せてやろうというのですから、Tは出れないが私もしっかり楽しませてもらいます(笑)。終盤の中日は強かった。おまけに中日に1勝のアドバンテージが付く。3位の巨人がヤクルト、中日を破って日本シリーズに出るのは容易ではない。が、短期決戦ですから何が起こるかわからない。そこで、私が昨夜寝ないで考えたGのCS必勝法とは?(笑)。3位の巨人はプライドにおいても興行的にも中日を倒さないといけません。ヤクルトとのファーストステージに勝っただけでは、誰も誉めてくれないし、プロとしての儲け(興行権)もなし。つまり今回のCSは予備日の一日を入れた9連戦と捉えるべきです。だけど、まずはヤクルト戦に勝たないことには…なんて正論をいってたら、落合中日には絶対に勝てません。勝負事はトータルで考え、最後にギリギリ紙一重で勝つものです。短期決戦は先手必勝。とくにCSは超短期決戦、第1戦を取ることが大事です。そのためにキーになる選手をポイントの試合にもっていくこと。私が選んだキーマンはエースの内海ではなく、沢村だ。シーズン終盤の沢村のピッティングは素晴らしかった。現に5連勝してる。中日戦を見てもここ3試合で28回投げて9安打、自責点はわずかに2。沢村が脅威なのは、実は落合監督も認めているんですよ。10月14日の東京ドーム。沢村の先発を読んだ中日の先発投手は新人の大野でしたね。この試合は優勝がかかった注目の試合でしたが、落合は捨て試合になってもかまわないと考えていたはずです。(すべてを勝ちにいかないところが落合のスゴイところ)CS9戦の一番大事な試合はヤクルトの初戦ではなく、中日との初戦でしょ。この試合を落とすと、早くも対戦成績が0-2(アドバンテージ含む)になる。そんな展開にすると、あの試合巧者の落合中日にはとても勝てない。キーマンの沢村をここまで温存します。中日2戦目はヤクルト初戦に先発させる内海を中4日で投げさせる。さらに試合がもつれて中日6戦までいけば、最後の決戦で、中4日の沢村がもう一度使えるのです。どうでしょう?10月29日(土)ヤクルト戦1 内海先発10月30日(日)ヤクルト戦210月31日(月)ヤクルト戦311月 1日(火)----予備日----11月 2日(水)中 日 戦1 沢村先発11月 3日(木)中 日 戦2 内海先発11月 4日(金)中 日 戦3 11月 5日(土)中 日 戦4 11月 6日(日)中 日 戦5 11月 7日(月)中 日 戦6 沢村先発注:ファーストステージは2勝、ファイナルステージは4勝が必要。
2011/10/29
コメント(2)
横浜球団の譲渡先に、モバゲーで知られるDeNA社が候補に上がっている。私はケータイでゲームなどしないので、よく知らなかったが、創業12年で年間売上は1千億円超、前年度の2倍になったといいます。何より驚いたのは、登録者が2500万人以上!なんと国民の5人に一人がゲームサイトに登録しているんですか?!そういえば昨今、この手のCMの多いこと、一時のサラ金並みだ。CMによるとゲームは無料といっているが、とんでもないよな。しっかり通信料を取っているし、広告と有料アイテム販売で稼いでいる。たとえ、一人100円でも1千万人だと10億円だもん。球団経営となると、昔は鉄道、新聞系で決まりでしたが、そこに流通が加わり、昨今はIT系が新規参入するのは、時代の反映でもあり、もはや必然です。球界のオーナーたちは堅気のしっかりした大企業を望んでいるのだろうが、メーカーや流通業などは競争が激し過ぎて、年間10億円ほどの赤字必至の球団経営は、今や宣伝効果よりも株主の反発を招くだけ。自社のネームバリューを上げたい新興の急成長企業、それも濡れ手で粟で儲かっている会社、まだまだこれから市場を開拓できる可能性を持った新規のサービス業……となるともう、ちょっとギャンブルではあるが、この手の企業しかないのかも。でも、毎年の赤字と勝てないことで消極的経営を続ける親会社が増えると、今後のプロ野球は衰退するしかありません。お金とヤル気が有り余っているところが新規参入し、活性化させるのがよろしいのでは。
2011/10/26
コメント(0)
といっても、私ではありません(笑)。うちの事務所がテナントとして入居しているビルが朝ドラに登場するらしい。事務所があるのは、大阪北浜にあるレトロなビル。竣工は大正14年で、有形文化財に指定されているほどですから、「カーネーション」の時代設定にぴったりマッチする。レトロ流行りの昨今、見学者やファッション系の撮影、また取材で吉本の芸人さんが来たりで、にわかに脚光を浴びている。この不景気に空室なし、空き待ちのリストがあるというほど。ビルの真ん中にパティオがあり、吹き抜けなのが気に入って、創業以来30数年ずーとここから動かないでいる。1階のパティオの床は木のレンガで、手すりや窓枠すべて木製。阪神大震災の揺れにも被害ゼロの堅牢な造りで、なにより新しいビルではけっして味わえない開放感と温もりがある。どこかフランス風で、古き昭和の風情と懐かしさがあります。放送は明日10月25日と26日、朝8時~NHKです。時間があれば、観てやってください。
2011/10/24
コメント(0)
私の読書は入り込むと夢中になって一気に読む。平日であっても、明日を考えずに午前3時でも読んでいるし。通勤の電車内で日々少しずつ、なんて読み方は苦手です。小説の中に入り込むのが、下手なのかもしれません。そんなわけで、週刊誌等の連載小説なんてのが苦手なんです。とくに好きな作家は読みますが、大概はパスしてた。ところが、今週からの文春の新連載、有川浩「旅猫リポート」はいつもの阪急電車で読み出して、瞬く間にのめり込んだね。冒頭は超有名なあの古典的名作と全く同じです。「我が輩は猫である。名前はまだ無い。」で、全編、猫の一人称。野良猫が一人の青年との出会いを軽妙な語り口で(猫ですがね)、それも心地よいテンポで「こうして僕はサトルの猫になった。」言葉の使い方、間が、とてもお上手、おしゃれです。私も過去に野良猫を数匹拾ってやったが、今から思い起してもやつらとの出会いは、毎度ちょっとしたドラマがあったりで、感動的なんですよね。感心しながら電車で読み終えたら、もう、来週号を楽しみにしている私。ネットで作者名にて検索すると、「阪急電車」がヒットした(笑)。おお、あの映画の原作者だったと思い出したよ、未読ですがね。お名前からして、男性と思っていたら「浩」は「ひろ」と読み女性でありました。ま、作家に性別は関係ありませんが。久しぶりにお気に入りの作家さんを発見して、トクした気分やね。今後は贔屓しよう、秋の夜長の楽しみがひとつ増えましたよ。
2011/10/21
コメント(0)
CS進出を逃した阪神真弓監督の解任が決定した。真弓さんには悪いが、3年やって結果がでなかったんですから当然で、私に言わせれば、遅きに失したほどです。野村、星野、岡田と続いたタイガースの野球には面白味があった。が、真弓監督の野球は一言でいえば「なりゆき」で、すべてに平凡だった印象です。采配に積極性も余裕もなく、勝負師としての閃きもなく、後手に廻ることが多かった。感情的(演技でも)になること一切なく、3年間で退場を喰らったこともなし。攻撃面ではスクイズやヒットエンドランなど決断が要する場面で弱かった。投手陣は若手の登用なく、実績重視のベテラン重視で何度失敗したことか。選手の見極めができず、3年経ってもいまだに勝ちパターンを構築できずで、一番の敗因は、厚いはずの選手層を有効に使い切れなかったことに尽きます。功績はひとつだけ。これは短気な岡田には出来なかったことだが、持ち前の気長さで、能見をエース級に育てたこと。これは認めないとね。昨年は優勝するチャンスだったが、その能見がシーズンの半分を棒に振るケガ。このあたりは、運を味方にできない性分なのかもしれないと思ったね。では、次期監督は誰がいいのか、早くも和田や梨田の声が上がっているが……。それに私に決定権があるわけではないが(笑)、私見。1)岡田彰布阪神OBの歴代監督の中で彼ほどの結果を残した監督は他にいない。JFKを確立し、以後の球界に先例を残した。常に先を読み、そこから逆算する采配は、勝負事をよく知っている証し。なにより岡田は天運を持っていると思う。オリックスの契約(3年)はまだ残っているのは承知の上だ。今年、あの戦力でCS進出を狙える位置にいるのは、充分に評価できる。2)落合博満これだけの才能を単なる評論家として、野に置くのはいかにも惜しい。日本球界の損失でもあるね。ペナントレース144試合をトータルに考えた采配、選手の見極め、的確なアドバイス等々、稀なる慧眼です。メジャー帰りに4、5億円も出すくらいなら、優勝請負監督としての落合は、いま絶対に買い、なのです。3、4)なし5)現実的には野村監督、そして星野監督を誕生させたのは、久万オーナー(故人)でした。同オーナーは生前、二人とも素晴らしい監督で何の後悔もしていないと語っていた。現在、電鉄の会長でもある阪神坂井オーナーが本命視するのは?OBなら和田、木戸各コーチだが、二人は現体制で責任を負うべき当事者でもある。それなら前2軍監督だった平田氏、日ハム監督だった梨田氏が有力になるのかな? ↑夏前に植えたグリーンカーテンがやっと花開く。
2011/10/17
コメント(2)
ガーデンショップが好きで、近隣はもちろん他府県にまで出向きます。昨日も秋冬の花苗を買うために、じゃあ、久しぶりに城陽市にあるショップまでドライブがてら行ってみようとなった。さらに少し足を伸ばせば、信楽では陶器祭りも開催中。昼前に自宅を出発。お昼はそのガーデンショップの近くにある贔屓にしているとんかつ屋があるんですよ。枚方、津田経由の下道でのんびり車を走らしていると、ナビくんが突然高速を指示する(ナビってほんと高速好きやね)。ま、たまには付き合ってやれと思ったが、これが大間違い。信楽界隈は、陶器祭りのせいで車が数珠繋ぎです。しかもいつもの反対側の大津方面から到着したもので、トンカツは食べ損ね、時間は午後1時半。コンビニに寄ってお茶とおにぎりと思ったが、渋滞のせいで、食品類がほとんど売り切れなんですよ。わずかに残ったあんパンを妻と半分こなのだ(笑)。陶芸の森をちら見、トイレだけ借り、大渋滞の信楽の中心を抜け、以前から知っているソバ屋に着いたのが午後3時頃だったか。ところが、無情にも「本日終了」の看板(泣)。ま、いっか、帰りにガーデンショップに立ち寄ようと、帰路へ。やっと「カントリーライフ」に着いたと思えば、扉が閉まってる。閉店?この大型ガーデンショップが?ここは城陽市の外れではあるが、近くに新興住宅地もあり、各地から熱心なガーデナーが訪れていた店です。でも、そういえば、我々も久しく来ていなかったよなあ。花苗なら近くのホームセンターでも売ってるし、そっちの方が安価だし(汗)。花苗の品質といっても特別大差があるわけではなし。そんなわけでしょうか、最近お気に入りのガーデンショップの閉店が相次でいる。近隣では彩都もなくなって、まことに残念な限りです。しかしねえ、オシャレなガーデンショップの存在は貴重でしたよ。プロの技といろんな提案で、こちらのテンションを上げてもらったが、提案型のショップはどうしても高コスト体質になりがち?以前のマーケティングはライフスタイルの提案型がこれからのビジネスに不可欠などと盛んにいわれたものですが、昨今は違いますね。すばりコストの一言、わかりやすくてほんと面白味がないよな。信楽で気に入った鉢を探し、ガーデンショップでネタをみつけて、仕上げをイメージしつつ、意気揚々でお気に入りのメシ屋で一息つく。これってわが家にとっては、ちょっとした文化だったんですけどね。
2011/10/11
コメント(0)
アップルとはじめて出会ったのは、私が40過ぎの頃だから、もう20年になる。40歳になったから、新しいことはじめましょ!と意気込んでいた私は、これからは国際化とコンピュータの時代やからと、英会話の学習をはじめ、当時業界で注目のアップルのマッキントッシュにアドビのソフト、プリンターなどをセット買いした。ダイエーの中内氏が米国でスーパーマーケットに出会ったように、イトーヨーカ堂の鈴木氏がコンビニを持ち帰ったように、当時のアメリカの主流は、いずれ日本のビジネスモデルになったんです。アップルのマッキントッシュは車を買うほど高価でした。で、付属のビデオによると、アメリカのデザイン界はすでにデジタル化が常識で、新しいプレデンテーション法が紹介されているんです。ほんまかいな?現実の手元のMacはそんな高度なものではなかったね(汗)。たとえば、初期のイラストレーターを加筆変更する場合、一旦「アートワーク」にしてから作業して「プレビュー」に戻す(笑)。そのたびに、時計がくるくる廻ってね……今では考えられないけど。高いオモチャ買ってしもうた、これが正直な感想でしたね。でも、少しでも市場ができると、メーカーはニーズに即応する。それから数年後には、Macがあっという間に普及するんです。我々の業界において、発想や創造力はもともと大事な要素ですが、Mac以前は技術力が大きな比重を占めていた。絵具で色を塗ったり、絵を描く、文字を書く、職人その世界、そのものでしたからね。そこにアメリカ同様のデジタルの波が押し寄せたのです。「高価なオモチャ」への投資はけっしてムダではなかったんです。それから、価格も安くなり、新しいMacが出るたびに買ったものです。Macは修練で得た職人的価値をきれいさっぱり奪い去ったが、反面、デザイン作業を劇的に、革新的に変えてくれましたよ。20年後の今も現役を続けられるのは、マッキントッシュのお陰です。スティーブ・ジョブズ氏のご冥福を祈ります。 ↑ネットでみつけた画像(C)作者不詳
2011/10/07
コメント(0)
落合という男は、並の男ではない。現役時代から大言壮語して、つねに自分自身を断崖絶壁に追い込んでいた。「三冠王?フツーにやれば、獲れるんやないですか」彼の全盛期に何度か聞いた言葉です。頑固そのもののようだが、案外照れ屋で、不器用な人なのかもしれない。自分を追い込むことで、自分にプレッシャーをかけ、それを自分の原動力にする。そして、いつの間にか有言実行の人になっている。こんな有能な男を平気で辞めさせる球団(オーナー)がいるんですね。マスコミ報道によると、不人気による観客動員の減少が最大の要因だとか。いや、それをそのまま受け取っては、事の真相を読み違えることになる?ドラゴンズの白井オーナーは、落合監督の生みの親にして、敵の多い落合の唯一、最大の理解者であったはずです。申し分のない実績を残した現役時代の落合に、さらに未知数の監督としての能力を見い出し、その才能を大きく花開かせた人物です。それも周りの猛反対を押し切ってのことですから、オーナーも又ただ者ではない。落合の協調性のなさ、メディアやファンに対するサービス精神のなさ、ストレートすぎる言動、彼のマイナス面も含めて充分に織り込み済みのはず。しかしながら、落合はあまりにも勝ち過ぎた。その結果、さらにオレ流を貫く。あの性格ですから必要な人間は重用するが、不要となれば躊躇しないはずです。コーチ陣は球団OBからの採用という球界の慣例も完全無視した。落合の人を見る目の確かさは、日々の試合の選手起用からもよくわかるんですが、だからといって、疎外された側は納得できるものではない。監督の年棒1億円が相場の球界で、一説には4億円近くに上がったとも聞く。年棒の上昇は権限を拡大し、フロントとの主導権争い、やがては確執を生む。数年前にファンの熱烈支持の中で解任されたロッテのバレンタインと同様です。過ぎたる実力者は、本人の周辺ではあまり歓迎されないのは世の常ですから。後任に起用されたのが、OB会会長の高木守道氏です。高木氏の現役時代は玄人受けする、いぶし銀のセカンドだった。名手と呼ばれた一流選手ではあるが、スターには遠い印象の選手でしたね。以前の高木監督時代の戦績は、最下位、2位、2位、最終年はシーズン途中での辞任で4位でしたかね、監督としての実績は並というところ。球場に客を呼びたければ、名古屋で人気の立浪氏の選択もありそうだが、立浪監督案は、オーナーが頑として受け入れなかったといいます。地味な高木監督で「観客動員の減少」が解決できるとは、とても思えないが、星野監督解任後の前回同様、今回も困った時の高木監督なのかもしれない。さて、当の落合は今後どうでるか。「あれだけドライな人ですから、請われればどこでも行くでしょう」とはD党のリカーマン1号さんのご意見。私も高額年棒さえ合意すれば、落合は優勝請負人としてどこだって行くと思うし、そうすることが、日本球界の将来のためでもあると思う。先の話しとして、有力なのはやっぱりGかな、OBでもあるしね。Tも可能性はあるが、メジャー帰りやFAなどのビッグネームには大金を投じるが、早々と真弓監督の留任を発表してしまう展望なきフロントに、果たして落合を獲得する根性があるのかどうか、大いに疑問だな。 ↑(C)清田万作/毎日新聞
2011/10/03
コメント(4)
家のパソがかなり古くなったので、新しいMacに買い替えるか、Winのノートにするか、それともipadにするか……。で、結局、ipad2を買うことにしました。いやー、ネットがとても身近になったね。実にスマートです。いままでは、事務所のデスクか、家のパソ部屋からしか見なかったネットの世界がリビングでソファに寝転って見れちゃうもんね。横にして見るとPCサイトもジャストサイズでチェックできます。薄くて軽くて操作性抜群、これなら電子書籍も苦もなく読めそうだ。 以上がメリットです。が、パソとマウスに慣れた身には、ipadのタッチ入力はいかにも使いにくい。私のキーボード入力は作業的にはけっして早くないが、文章を考えながら(ここが重要)、ほどよい速度でローマ字入力している。ところがタッチ入力だと、日本語入力の方が便利そうなんですが、慣れないせいもあるんでしょう、これがどうも調子よくない。文章を考えることと、打ち込むことの同時進行ができないのだ(汗)。先におよその文案を考えておかないと、打てないアホな私(笑)。常用しているソフト(イラストレータ)が使えないのもイタイ。仕事の際も文章打ちにはいつも使っているし、ブログを書く時もこいつに文章とタグ一式用意して、コピペでブログページに流し込んでいるんですよね。写真も撮れますが画質はイマイチで私のケータイ以下だな。パソより仕事が出来ないけど、遊び関係には滅法強いオシャレな若者風?小2の孫に触らせると、あっという間に使い方をマスターしたよ。一番のデメリットは、お値段が高いこと。しかしです、その価格と価値をどう評価するか、そこは人それぞれ、ですかね。
2011/09/27
コメント(2)
究極の簡単メニューなんですが、ひとつふたつ鉄則があります。まずは、ご飯は炊き立て、それもアツアツであること。古い玉子もNGです。シンプルな料理?ですから、シンプルに食べるに限る。私の場合は新鮮な玉子をお椀に割り、醤油をさっとかける。お箸でアバウトにかき混ぜてから、アツアツのご飯の中央に穴を開け、そこに玉子を流し込む。流し込んだら、周辺のご飯で少し蓋をするようにして「いただきます」。あまり混ぜません。ご飯がべちょべちょになるのを避けるのと、味が均一になるのを避けて、多彩な?味の変化を楽しむ。玉子をたっぷり含んだご飯は、確かに幸せ気分にするものですが、幸せというのは、過ぎるとろくな事はありません(笑)。時々、白々とした味のないご飯を経験することで、又、玉子いっぱいのあの甘美な世界への希望と期待がふくらむ。渇望の一時をつくることにより、次の幸せがさらに大きくなってやってくる(笑)。そういう意味で、玉子ご飯はご馳走時には絶対やってはいけない。玉子が高価だった昔、玉子ご飯はとても高級で特別な一品でした。「そんなゼイタクしてどうするの!」と母親に何度叱られたことか(汗)。そのせいか、いまだに妻も私も「玉子ご飯してもいい?」とちょっと後ろめたい気持ちから、互いにお伺いをたてるほど(笑)。たかが玉子ご飯、されど玉子ご飯、なのです。おかずがなにもない時、あっても粗食と組み合わせるべき。これはもう、わが家の鉄則、家訓でもあるね(爆)。
2011/09/22
コメント(2)
全929件 (929件中 1-50件目)