まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.11.18
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カテゴリ: ドラマレビュー!
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第4話。


あのとき福岡へ行かなければ…
あのとき長崎へ行かなければ…

鉄平 (神木隆之介) の家族も、
百合子 (土屋太鳳) の家族も、
そういう戦争の悲運を背負ってるのですね。



百合子が朝子 (杉咲花) に辛く当たるのは、
賢将 (清水尋也) との三角関係が原因じゃなかった。

…というより、
そもそも百合子が賢将と付き合ったのは、
朝子の恋愛を邪魔するためだったかもしれません。



あまりに幼いときの話だし、
きっと朝子は覚えてないのでしょう。

鞍馬天狗の記憶はおぼろげに覚えてても、


しかし、
百合子のほうは、
自分たち家族が長崎へ行った日の記憶が、
幼い朝子の姿と強烈に結びついてる。

百合子にとっては、

そういう記憶として残ってるわけですね。



もし家族がカトリックでなければ…
もし小倉の空が晴れていれば…

もし朝子が母親を呼び止めてなければ…

そういう偶然が重なって、
運命が大きく変わってしまう。

その結果、自分たちは被曝し、
姉は死に、母は原爆症で苦しみ、
家族全員が不幸を背負うことになった。



たとえ朝子が母親を呼び止めなくても、
結局は、姉や母親が百合子を見つけて、
長崎へ連れて行ったかもしれないし、

そもそも朝子自身は覚えてないだろうし、
20年ものあいだ恨み続けるには、
あまりにも些細なことだというべきです。

それでも、百合子にしてみれば、
何も知らずに朝子が無邪気に笑ってるのを、
どうしても許すことができない。

だから、事あるごとに辛く当たってしまう。



しかし、
母が亡くなったことで、
その屈折した感情から解き放たれ、
ようやく朝子を許せる気持ちになったのですね。

もともと朝子のことが嫌いなわけじゃないのだから。




わたしも、
灯篭流しと精霊流しの区別を知りませんでしたが、

灯篭だけを流すのが広島、
精霊船を流すのが長崎ということのようです。

さだまさしは、
この第4話のためにキャスティングされた、
と言ってもいいのかもしれません。



来週はリナ (池田エライザ) の話になりそうです。
なぜ現金とピストルを隠し持ってるのか?
そして、なぜ偽名なのか?

もしかして本名は「いづみ」なのでしょうか??

本土では、
フィルムに映ったリナの姿を見つけた人たちがいます。
そして端島まで彼女を探しに来る。
リナの過去が明らかになるのでしょうね。




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最終更新日  2024.11.18 13:18:30


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