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2025.11.07
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テーマ: 鉄道(25409)
国鉄  タム9600形貨車:液化天然ガス輸送用貨車
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国鉄時代、液化天然ガス輸送用として製造されたタム9600形という貨車が存在ました。昭和48年の製造だそうです。

タムという小型を想像させる形式でありながら、 タキ25000と同様の巨大な全長を持ち、さらには断熱カバーを纏ったために非常に大きい直径を持ちます。
しかし、積荷がLNGガスという特性上、-162~-138℃という非常に厳しい条件で輸送を行わなければならないため、外観の割りにはタンク体の中身が小さく、その分荷重が軽くなることから、体形に似合わない「 タム」を名乗ります。簡単に言えば、超巨大な魔法瓶を貨車に載せているようなもんですね。


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昭和60年8月25日 栗橋~古河間にて

残念ながら最後部に偶然に写っていた写真のみです。

この貨車も大宮操車場時代に何度か添乗経験がありますが、とにかくスケールのデッカイ貨車なのに、「何でタム?」という印象が強かったです。

Wikipediaによると、当初は量産されて定期運用を持つ目論見があったようですが、実現しなかったことにより4両しか製造されていなかったとのことです。
さらに、1両目の9600は試作車で、車端部の荷役設備にシャッタードアが設置されていたとなっていますが、2両目の9601以降は観音開きになっていたと記述されています。

私が大宮操車場で働いていた頃、何度もこの車両を目撃しており、もちろん添乗したこともありますが、見たことがあるのは車端部がシャッタードアになっている物のみの記憶しかありません。つまり、トップナンバーのタム9600ばかりを見ていたようなんですね。もっとも、ハンプでは同じ方向の貨車が繋がっていれば、中間に挟まって落ちてきてしまうことも当然ですので、すべてにおいて確認していたわけではありませんが、シャッタードアの車両が1両のみだったのいうのを調査した時に初めて知り、非常に驚いている次第です。

同車はその車体形状の関係からか、添乗ブレーキはサイドになっており、太い手すりの感触は40年以上たった今でも残っています。

タム25000は貨物列車の大合理化後も残っていたようですが、昭和62年1月までに運用を終えたそうです。


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最終更新日  2025.11.07 01:47:03
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