趣味の漢詩と日本文学

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August 14, 2005
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其二

半邏鶯滿樹、新年人獨還。
落花逐流水、共到茱萸灣。
【韻字】還・灣(平声、刪韻)。
【訓読文】
其の二

半ば邏(めぐ)れば鴬樹に満ち、新年人独り還る。
落花流水を逐(お)ひ、共に茱萸湾に到らん。
【注】

○逐 追いかける。
○茱萸湾 江蘇省江都県の東北の運河。
【訳】
渡し場の付近をぶらぶらと見て回ると、チョウセンウグイスが木々の枝を沢山飛び回り、
むこどのを見送った私は新年だというのに独りさびしくもときた道を引き返す。
川の流れを追いかけるように花びらは散り、
婿殿たちとともに茱萸湾まで行くことであろう。





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Last updated  August 14, 2005 08:05:30 PM
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