趣味の漢詩と日本文学

趣味の漢詩と日本文学

August 24, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
江中對月

空洲夕煙斂、望月秋江裏。
歴歴沙上人、月中孤渡水。
【韻字】裏・水(上声、紙韻)。
【訓読文】
江中月に対す。
空洲夕煙斂(おさ)まり、月を望む秋江の裏。
歴歴たり沙上の人、月中孤渡の水。
【注】

○対 向かう。
○空洲 なにもない中州。
○夕煙 夕暮れのもや。
○秋江 秋の川。
○歴歴 ありありとしたさま。
○沙上 川原のすなのうえ。
○孤渡 ぽつんとある船着場。
【訳】
船上で月を見る。
なにもなくひっそりとした中州のあたりは、夕暮れのもやもようやく消え、
この秋の川のなか月を眺める。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  August 24, 2005 05:41:17 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: