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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 4位 2681 ゲオホールディングス (東P、非優待) ◎◎◎ PF時価総額4位の主力株は、ビデオ、ゲームソフトのレンタル・新品販売のゲオと総合リユースのセカンドストリートが2本柱で最近の出店はリユース中心となっているゲオホールディングスです。 現在の株価は1653円、時価総額656億円、PBR0.75、自己資本比率は37.7%、今期予想PER10.94、配当利回り2.1%(34円)で、優待は2024年3月期を持って残念ながら廃止されました。 さてゲオHDは優待廃止があったのは正直優待族的には非常に痛かったのですが、私は主力としての勝負を続けるという決定を下しました。 その理由は、 「リユース市場が確実に成長しているから」 です。下のグラフを見て貰えば一目瞭然ですね。そして同時に、 大事な投資資金は可能な限り「日の当たるところ」、「未来が明るく輝いているところ」に置いておきたいから です。(上記データはリユース経済新聞ホームページより引用) さて、ゲオHDでの勝負の行く末は全て今後の業績推移にかかっていると思います。現在「確変モード」に入っているセカンドストリートの絶好調がこれからも続くのであれば、1株当たり利益(EPS)の増加×許容されるPER水準の上昇の「ダブルプレイ」で株価位置はここから更に数段上のステージに駆け上がるでしょう。 何しろセカストはおんぼろの居抜き物件でも平気でガンガン出てくるイケイケの攻撃的な進撃スタイルであり、店舗数が着実に増加し続けていますからね。(上記データはゲオホームページより引用) また海外展開が順調なのもとても魅力的と思っています。(上記データはゲオホームページより引用) ちなみにこの「セカストおんぼろ居抜き物件」に関してですが、1つ凄く印象的なお店がありました。 今回のゲオHDの主力化に際して、セカストは複数県にまたがって20店以上回ったのですが、その中にホームセンター(?)の居抜き店舗がありました。そこは駐車場はアスファルトがガタガタで穴ぼこだらけ、入り口を入ると床がそこらじゅうでめくれかえっているという超おんぼろ店で、正直入る前から気が滅入っていたのですが、店内に入ると一転、凄い人だったのです。 そこは立地も凄く悪くて人が沢山入るような要素は皆無だったので、「これだけ悪条件が揃っている中で、この集客力は驚異的だな。」と思いました。薄暗く裏寂れた田舎の国道沿いに佇む、居抜きの極限までコストを抑えたボロボロのお店の中に静かに多くの人が蠢いていて、暗くて深い衝撃を受けました。「日本の国力低下&国民総貧困化」の実態を見た思いがしたからです。でも同時に、「投資家としてはこれはビッグチャンスだ。この機会を生かさなくてはならない。」とも強く感じました。 さて最後になりますが、ゲオHDには投資家的には懸念せざるを得ない「大きなマイナスポイント」があります。それは「期初の業績予想が異常に弱すぎる」ことです。今期2025年3月期に関しても好調な新規出店が続く予定とは裏腹に、当期順利益が▲45.0%となるという「トンデモ予想」となっています。そしてこの予想を受けて実際に株価も大暴落となっています。(上記データはゲオホームページより引用) ただ同業で業界下位の3093トレジャーファクトリーや3181買取王国の今期予想が増収増益であり、かつ既存店月次推移も良好に推移する中で、「業界トップのウチの今期予想はほぼ利益半減です。」というのはちょっとあまりにも見積もりが厳しすぎると思います。IRの方は、「ウチには(保守的な予想をする)そういった傾向はある。」とおっしゃっていましたが、物には限度があると個人的には考えています。 またこの弱気予想の発表後に社長さんの資産管理会社である城蔵屋が株式買い付けのお知らせを出しているのも、「株価を暴落させて安く買いたいという底意があるのではないか?」と投資家に思われても仕方がないと思います。 ま、そういう大きなマイナスポイントはあるにせよ、それを差し引いてもゲオにはポートフォリオ最上位の一角で戦えるだけの高いガチンコ力があるとは思います。 サッカー日本代表のポイチ監督のように、目をガンギマリに見開いてしっかりと業績推移をチェックしながら、パンパース完全装備で戦っていこうと考えています。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 26, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。420位 9994 やまや(東S、3・9月優待) ○ PF420位は、イオン系で東北地盤の酒類専門店のやまやです。 現在の株価は3120円、時価総額338億円、PBR1.05、自己資本比率は51.6%、今期予想PER9.14、配当利回り1.7%(54円)、総合利回り3.7%(54+60=114円、優待券のヤフオク平均落札価格は額面の90~95%と非常に高い。なのでここでは100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の優待商品券です。 私はキリンの本搾りという缶酎ハイのレモン味が好きで、優待券でいつも箱買いしています。これはレモンとウォッカだけで作られており、余分な人工甘味料が入っていないので、とてもすっきりしていて美味しいのです。 やまやは指標的な割高感もありませんし、優待内容も良いですし、優待族的にはまずまずいい銘柄と思っています。
Jun 25, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。419位 3177 ありがとうサービス (東S、非優待) ○ PF419位は、四国・九州・沖縄でブックオフとハードオフのFCを展開しているありがとうサービスです。 現在の株価は3160円、時価総額30億円、PBR1.06、自己資本比率は47.5%、今期予想PER7.68、配当利回り4.0%(125円)で、優待はありません。 ありがとうサービスは私の専門外の非優待株ではあるのですが、しばらく前に「リユース株バルクプロジェクト」を開始したときに、リユース業界を多面的に3Dで理解するために無理を言ってオブザーバー参加して貰いました。 業績推移が好調という事もあり、これからもホールド継続の予定です。
Jun 24, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。418位 6247 日阪製作所 (東P、3月優待) ○ PF418位は、プレート式熱交換器、染色機器で首位の日阪製作所です。 現在の株価は1061円、時価総額347億円、PBR0.50、自己資本比率は73.1%、今期予想PER15.77、配当利回り4.0%(42円)、総合利回り4.3%(+3.3=45.3円)で、優待は300株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当のクオカードなどです。 日阪製作所は低PBRですし、十分な総合利回りも出ていますし、PF中位としては何の問題もない良い銘柄であると考えています。
Jun 23, 2024
さて今日も2021~24PF概況シリーズです。本日紹介する銘柄はもっと順位が上だったのですが、自分が見逃していたのに気付いたのでここで出しておくものです。当ブログではこういうことは良くありますのでご了承ください。 417位 9413 テレビ東京ホールディングス (東P、3・9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額417位の中堅銘柄は、民放キー局5位で日本経済新聞社系のテレビ東京HDです。 最近は、一瞬ですが 4位のフジテレビを追い抜いて万年最下位を脱出した ことが大きなニュースになりました。個人的な意見でもテレ東と フジテレビ だと3倍くらいテレ東の方が良い番組が多い印象です。と言うか、もう何年もフジには壊滅的にいい番組が少なくて勝手に自滅しているという印象です。ま、 フジメディアHDの本業は不動産業 なので会社的にはそれで問題ないのかもしれないですが。 現在の株価は3640円、時価総額1004億円、PBR0.99、自己資本比率は67.4%と良好、今期予想PER15.15、配当利回り2.2%(80円)、総合利回り2.3%(80+5=85円)で、優待は100株保有で500円相当のオリジナルクオカード(3月のみ)+抽選で自社公開番組招待(3・9月)です。 テレビ東京HDは指標的にも割安ですし、じりじりと成長し続けていますし、財務状態は鉄壁ですし、PF中位としては申し訳ないくらいに良い銘柄であると高く評価しています。
Jun 22, 2024
さて今日は通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 416位 8165 千趣会 (東S、6・12月優待) △ PF時価総額416位は、カタログ・ネット主体の通信販売大手の千趣会です。かつての優良企業の面影は失せ、連続大赤字で疑義注記が付く厳しい状況となっています。 現在の株価は329円、PBR0.89、自己資本比率は55.0%で利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り5.2%(0+17=17円、優待券はメルカリ平均価格の額面の85%で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円相当などのカタログ買い物券です。それにプラスして長期株主優遇優待制度もあります。 私はこの数年、1000株優待を戴いて様々なアイテムを楽しく選択しています。今日はその一例を御覧戴きましょう。 千趣会はめちゃめちゃ厳しい業績が続いていますが、ま、今すぐに逝きそうという感じでもないですし、総合利回りも出ていますし、現時点ではホールド継続の予定です。
Jun 21, 2024
さて今日は当ブログ一番人気の 2024~25主力株概況シリーズ です。 3位 ---- ◎◎◎ PF時価総額3位の主力株ですが、その高い成長力を評価してこのポジションとしています。ただ、現在超主力化を目指して更に鬼買い増し中のため今シーズンは非公開とさせて頂きます。ご了承ください。 、、、秘密の非公開日記へひっそりと続く。。。
Jun 20, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 415位 3153 八洲電気 (東P、9月優待) ○ PF時価総額415位は、日立系商社で工場や企業向けに電気機器の納入、電力、空調システムの工事を展開している八洲電気(やしまでんき)です。どうでもいいことですが、社名が読みにくいですね。 現在の株価は1628円、時価総額355億円、PBR1.27、自己資本比率は45.1%、今期予想PER11.92、配当利回り2.0%(32円)、総合利回り2.6%(32+10=42円、利回りは200株保有の場合で計算)で、優待は100株保有で500円相当、200株保有で2000円相当、1000株保有で5000円相当の東日本大震災復興支援ジェフグルメカードです。また長期株主には「追いジェフグルメカード」もあります。100株より200株保有の場合の方が利回りが高いのでその点はご注意下さい。 八洲(やしま)電気は指標的な割高感もありませんし、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
Jun 19, 2024
早く直りますように。
Jun 18, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。 414位 9405 朝日放送グループホールディングス (東P、3・9月優待) ○ PF414位は、大阪地盤の民放でテレビ朝日系列の朝日放送GHDです。『探偵!ナイトスクープ』など、ヒット番組を作る力が高いことで有名ですね。 現在の株価は660円、時価総額276億円、PBR0.38、自己資本比率59.3%、今期予想PER18.33、配当利回り1.8%(12円)、総合利回り3.3%(12+10=22円)で、優待は100株保有で半年毎に500円相当のオリジナルQUOカードなどです。 このオリジナルQUOカード、毎回デザインが工夫されていて素晴らしいんですね。今日は過去に戴いたカードをいくつか見て頂きましょう。「あぁ、ここはいい番組をたくさん作っているんだなあ。」という事がすぐに分かりますね。 まっちゃん、早く戻ってこないかなあ。 さて朝日放送は低PBRですし、オリジナルQUOカードにも非常に力があります。PF中位としては特に問題のない銘柄と評価しています。
Jun 17, 2024
さて今日は株式投資本オールタイムベスト142位 わが子と考えるオンリーワン投資法(ジョン・モールディン著、パンローリング、2006年) の久方ぶりとなる第5弾です。 今日も、第2章 それほど簡単ではないトレーディングツール から。 どのような状況下でも絶対にナンピンはするな! ナンピン買い下がり(またはナンピン売り上がり)はマーケットからの退出を余儀なくされる元凶である。LTCM、ベアリング証券や住友商事のトレーダーもすべてこれでやられたし、ほとんどの負け組投資家もこれに引っかかってしまう。 ナンピンがもたらすものは資金の喪失だけである。ナンピンしたあとに相場が反転して最終的にラッキーな結果になったとしても、それは長期的には致命傷となる。 もう一度、どのような状況下でもナンピンはするな! 不動産投資の3つのルールとは「立地、立地、立地」である。これと同じように株式や商品、通貨などどのマーケットに投資するときも、絶対に忘れてはならない3つのルールとは「絶対にナンピンはするな」である。 いやあいいですね。「我が子に1つだけ伝えたい投資教訓」としてこれ以上のものがあるでしょうか? デニス・ガードマンの言葉には熱量が溢れていますし、ナンピンしてはいけないという大切な事を公文式みたいに繰り返し説明してくれているところも素晴らしいです。 こういうところが、このモールディン本のたまらない魅力なんですね。(続く)
Jun 16, 2024
さて今日は当ブログ一番人気の 2024~25主力株概況シリーズ です。 2位 7932 ニッピ (東S、3月優待) ◎◎◎ PF時価総額2位の主力株は、旧大倉財閥グループの名門企業で、ゼラチン、コラーゲン、化粧品等に展開し、最近はiPS細胞開発も手掛けているニッピです。2019シーズン10位、2020シーズン9位、2021シーズン12位、2022シーズン14位とずっと上位にいた銘柄ですが、株価上昇&買い増しにより、ついにポートフォリオ最上位の一角にまで進出してきました。 現在の株価は6140円、時価総額177億円、PBR0.47、自己資本比率は52.0%、今期予想PER8.83、配当利回り3.6%(220円)、総合利回り4.4%(220+50=270円、優待品はヤフオク平均落札価格の5000円で計算)で、優待は100株保有で自社商品である「ニッピコラーゲンプレミアム」110グラム×3袋です。たまにテレビのBSでCMを見かけますね。私は見るたびに「ニッピ、頑張れー。」と思います。(笑) ちなみに私はニッピコラーゲンをコーヒーに入れて飲んでいます。特に味にも色にも変化はなく、入っているのか全く分からないくらいに飲みやすいです。 自分に効果が出ているのかはちょっと良く分からないですが、2018年1月に本格的な筋トレを始め、これまでに700回くらいトレーニングをして特に体に大きなトラブルを起こさなかったので、個人的には「全てニッピコラーゲンのおかげ。」と深く感謝しております。(笑) さてニッピの良さというのは、バリュー系の投資家の方なら誰でも茫漠と本能的に感じていると思うのですが、一言でいうと、 指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリスト(株価上昇の起爆剤)が豊富にあって、まるでダイヤモンドの原石みたいにキラキラキラキラと輝いている。 という事です。 今日はその魅力を箇条書きで分かりやすくまとめてみます。1. ニッピは元々低PBRだが、東京都及び大阪府において保有する土地の膨大な含み益を考えると実質的なPBRが更に低いこと。2022年3月末時点での賃貸等不動産の含み益は149億円もあり、時価総額が177億円と小さいことも併せ、「資産バリュー株」としての割安さと言う観点から見て「全上場企業中でトップクラス」のレベルにあること。仮に賃貸不動産を売却したとして実効税率30%で算出すると、「実質PBR」は0.36となる。(上記データは2023年3月期有価証券報告書73ページより引用) 更にニッピは、「ポンテグランデTOKYO」と言う複合タウンを開発しているのですが、そこに未開発の街区が複数(F街区及びG街区)残っており、それらにも膨大な含み益が隠されていること。 ちなみに上記の地図の中のE街区が2020年3月に高層マンション建設予定地とて長谷工コーポレーションに売却されたのですが、帳簿価格が20.48億円で譲渡価格が73.40億円、差し引き約53億円の譲渡益が出ました。この時はたっぷり特別利益が出たのに投資家には全然還元してくれなくて我々ホルダーは激おこでした。 そして残されたF街区とG街区にはE街区と同等以上の広さがありますし、2020年以降の4年間でインフレと東京への一極集中の加速によって大江戸の土地の価値が跳ね上がっていることを考えると、実際に売却されれば楽に120億円以上の譲渡益が出るのではないか?と個人的には考えています。そして仮に両街区を固めに見て100億円の譲渡益が出る状態で売却したとしてこれまた実効税率30%で考えると今度は実質PBRは0.32となります。むきゃー、ご飯がススみますね。 以上を簡単にまとめると、「ニッピの実質PBRは途轍もなく低い」 ということですね。2. 7932ニッピと紳士靴製造の 7938リーガルコーポレーション はお互いが筆頭株主にもなっている兄弟会社なのだが、前述の通りの膨大かつ含み益たっぷりの不動産の効率的な利用や、複雑な株式の相互保有関係の解消を目的とした MBOの可能性がある こと。 マーケットでは「極端な実質低PBRは、MBOやTOBを高い確率で誘発する」。 これは株式市場の永遠不変の真理の一つである。3. ニッピには バイオ関連銘柄としての確かな実力 があり、たまにマーケットがそこに着目して株価が急騰することがあること。(上記データは会社ホームページより引用) ちなみにニッピの持分法適用関連会社の マトリクソーム (所有割合25.8%) は、再生医療の成否の鍵を握る技術を開発しており、大きな潜在ポテンシャルがあります。(上記データは2023年3月期有価証券報告書7ページより引用)4. 業績予想が常に非常に控えめで、日本企業らしい奥ゆかしさに溢れている こと。ちなみに今期も下記の通り減益の予想になっています。ただIRによると、「当社にはセグメントが6つあってそれぞれが違うので予想が難しい。それでいつも控えめな数字にしている。」ということでした。もう、恥ずかしがり屋さんなんだからーーー。 以上、指標的に日本市場トップクラスに割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力をも兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「シャイ株ニッピッピ」を、PF最上位の一角として愛でながら、引き続き楽しくご機嫌で戦っていく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 15, 2024
さて本日より、当ブログの看板である 2024~25主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人間はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものです。そういう風に出来ているんですね。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2024~25主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項 当 2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせてはおりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2024~25主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れにしまってある100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストになっているのです。 そして私は割と文章力がある方のタイプです。なので、このシリーズを継続して摂取していると、知らないうちに私の「ミラクル蟻地獄ワールド」に引き込まれ、影響を受け、最終的には同化してしまう危険性があります。取り扱いには十二分に御注意ください。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、お待たせいたしました。 それでは2年ぶりの新作となる 2024~25主力株概況シリーズ いよいよ出陣です。 1位 009544 韓国造船海洋(KOSPI、非優待) ◎◎◎◎◎(みきまる史上、過去最高評価) PF時価総額1位の幕内最高主力株は、HD現代の造船中間持株会社である韓国造船海洋(HD Korea Shipbuiding & Offshore Engineering)です。(上記データは会社ホームページより引用) 下記の通り、親であるHD現代の下に韓国造船海洋があり、その下に現代重工業、現代三湖(サムホ)重工業、現代尾浦(ミポ)造船所の3つの造船企業が仲良くぶら下がっているという形になっています。 2024年6月13日現在の株価は133.300KRW(大韓民国ウォン)、時価総額9.441兆KRW、PBR0.95、自己資本比率は31.6%、今期予想PER15.50、配当利回り1.4%で、優待はもちろんありません。ここは優待天国の日本株市場ではなく海を渡ってお隣の韓国市場に上場している銘柄ですからね。(データはSBI証券の「銘柄サマリー」から引用) さて私が専門とする優待株でもない、それどころが母国語で裏の裏まで調べ尽くせるという巨大な優位性がある日本株市場銘柄ですらない韓国造船海洋に何故超主力参戦したのか?、それは以下の5つの理由によります。1. 現在造船業界は「スーパーサイクル(受注好調期)」に入ったと考えられていること。また以前のスーパーサイクルは2~3年程度の短期のものが多かったが、今回はそれが造船業界の「環境規制と新しい船種の出現」によって10年以上続く「メガ・スーパーサイクル」となる可能性があること。そして投資家としてこのビッグウェーブに絶対に乗りたい、ポッケを金貨でパンパンにしたいと考えたこと。 ちなみに「造船業界のスーパーサイクルの未来予想図」は以下となります。今現在の地点である2024年から2035年くらいまで、今後10年くらいの大活況が予想されています。Golden Pineによる解説を見ると、 第一次世界大戦以来、造船サイクルは 20 ~ 30 年続き、通常は同じ長さの耐用年数を持つ船舶の更新サイクルによって推進されてきました。世界の船舶納入量の最後のピークは 2011 年に発生し、その結果、現在では退役年齢に近づいている船舶がますます増えています。現在、運航されている船舶の約 53% が艦齢 20 年以上です。 2030 年までに、この数字は 70% に達すると予想されます。この傾向は今後も車両更新の需要を促進すると考えられます。一方で、国際海事機関(IMO)の2030年の二酸化炭素排出削減目標により、古くてエネルギー効率の低い船舶の置き換えがさらに加速しています。大手海運会社は造船所の生産能力が逼迫していることを認識しており、2030年までの環境要件を満たすためにクリーンエネルギー船を先行発注し始めている。 ということです。要は 「環境規制と古い船の代替需要」の2つが同時に重なるので、それでスーパーサイクルが発生すると予測されている ということですね。(上記データはGolden Pineより引用) またこの点に関して、世界最大の造船会社であるHD現代重工業の主要外注製作会社である現代ヒムズ代表の崔志溶(チェ・ジヨン)さんも2024年1月9日の 「毎日経済」のインタビュー で以下の様に述べています。 「かつて造船業のスーパーサイクルが2~3年間船舶発注が集中するものだったとすれば、最近は好況水準の発注が10年以上続く可能性が高く、はるかに大きなスーパーサイクルが到来しました。」「市場調査業者クラークソンによれば2022年末基準で船齢20年を越えた船舶が貨物船は58%、タンカー34%、その他船舶47%に達し、早い時期に交替しなければならない船舶の需要が大きくなった」「さらに大きな好況の理由は既存船舶の環境にやさしい船舶転換時期が早まり、捕集された二酸化炭素を液化して貯蔵場所に運送する液化二酸化炭素(LCC2)運搬船の発注が持続的に増加するものと予想され中長期造船業の展望が明るい」 ちなみに日本造船工業会のプレゼンテーション資料を見ても同じような図表があります。(上記データは日本造船工業会のプレゼンテーション資料より引用)2. それでは造船業界のこれからの未来の10年が途轍もなく明るいと仮定して、じゃあ何で韓国造船海洋を選んだか?ですが、1番はここが造船業界の売上高ランキングで世界1位だからです。 「巨大なスーパーサイクルが到来するのであれば、業界の最大手にベットしておけば間違いないだろう。」と考えたということです。ちなみに3位の中国船舶集団(CSSC)もいいかな?とちょっと思ったのですが、中国は社会主義国で投資家保護の観点から大きな不安があるので今回は除外しました。(上記データはディールラボHPより引用)3. 実際にここからの数年で韓国造船海洋の利益が急増しそうなこと。 以下はSBI証券の「財務詳細」からの引用ですが、2023年12月期に純利益221.711.002.000KRW(約244億円、1KRW=0.11円で換算)と長年の暗いトンネルを抜けて、ようやく黒字転換しました。 そして2024年12月期には751.868.000.000KRW(約827億円、利益2.4倍)、2025年12月期には1.452.368.000.000KRW(約1598億円、利益6.6倍)となる見込みです。要は、今が「絶好の投資タイミング」という事ですね。(上記データはSBI証券より引用)4. 「お前、そんなこと言って捕らぬ狸の皮算用だろう。」と思われる方がいらっしゃると思いますが、自分には韓国造船海洋の現在が「ドラえもんのタイムマシンで日本の1年前」に戻った様な「10年に1度クラスのまたとない機会」に見えること。 「ストライクゾーンど真ん中の甘い球は全力で強振する。ホームランボールを絶対に逃さない。」 ことが投資家には一番大切。 具体的に言うと、日本の造船準大手の7014名村造船所が長年のトンネルを抜けて2023年3月期に黒字転換を果たした後、利益が急増して株価が「1年で5倍」になったのですが、韓国造船海洋の今が「1年前の名村」にそっくり重なって見えること。 これは数年前に韓国造船業界が苦し紛れに「赤字覚悟の安値でダンピング受注」しまくり、激安船価のものをしぶしぶ作っていて利益がちーとも出ていなかった状況が、日本から1年遅れで船価上昇後の受注船の建造が始まることによって利益があれよあれよという間に急伸していくというシナリオです。ちょっとここで名村造船所と韓国造船海洋の20年チャートを較べてみましょう。 まずは名村造船所です。この1年間で株価が急騰し、前回の造船スーパーサイクル時の2007年時の高値とほぼ同じ水準まで上昇していることが分かりますね。(上記データはSBI証券より引用) 次は韓国造船海洋です。前回の造船スーパーサイクル時の2007年と2011年に二峰性の高値を付けているものの、現在の株価水準はその約4分の1に留まり、全く動意づいていないことが分かりますね。(上記データはInvesting.comより引用) ちなみに、 2023年最新版:世界の造船会社ランキング時価総額TOP58 という記事によると、韓国造船海洋は時価総額7位で、名村造船所は27位となっています。27位で世界的な競争力がそれほど高くはないと考えられる会社が1年で5倍になったんだから、7位の会社にもおんなじことが起こるんじゃないか?と、私は思っているということです。とてもシンプルなアイデアですね。(滝汗) あっ、ちなみに私は名村を全くディスってはいないです。名村もまだここから2倍くらいになるポテンシャルは十分にあると思っています。5. 最後に、「韓国造船海洋の未来がそんなに明るいのなら、そもそも韓国市場を代表するくらいの大型株なんだし、もうすでに今の株価に織り込まれているはずだろう。何でこんなに株価が安いんだ。」という疑問があろうかと思います。実に当然ですね。 これに対する私の推測は、「東アジア人特有の不安遺伝子が株価の上昇を抑えている」というものです。 日本・韓国・中国・台湾・シンガポールなどの東アジア人は、セロトニントランスポーター遺伝子の「S型」を持つ割合が70~80%と高く、ヨーロッパの40~45%と比べて倍近い数値になっています。このS型遺伝子は「不安遺伝子」とも呼ばれ、セロトニンの分泌量が少なくて不安を感じやすい人種であることがわかっています。 S型遺伝子保有者の割合が一番高いのが我らが日本で80.25%、2番目がお隣の韓国で79.45%、以下、中国75.2%、シンガポール71.24%、台湾70.57%となっています。 つまり、「高い確率で明るい未来が訪れそうだけど、それを実際に確認しなくては不安で不安で投資が出来ない。」というのが、我々東アジア人投資家の実態ということです。だから実際の業績数字の急伸と共に7014名村造船所は株価が5倍になったし、実際の数字が「今は見えていない」韓国造船海洋の株価は未だ動いていないということです。 「動こうと思うけれども、金縛りでどうしても体が動かない」ということです。これが「投資の世界の不確実性」であり難しさなのです。そして日本と同様に韓国の投資家も多くが不安遺伝子を持っているので、それで「実際の業績数字のブレイクを見るまでは買えないし、買わない。」と言う方が多いのではないか?と個人的には考えています。 以上、投資家としての未来を造船業界のメガ・スーパーサイクルの到来と業界1位の韓国造船海洋の飛躍に賭け、「みきまる史上最大の大航海決戦」が静かに始まります。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 14, 2024
さて本日より当ブログの看板シリーズである2024~25主力株概況シリーズを新しく始めます。 前回の2022~24主力株概況シリーズは久々にほぼ2年に渡るロングラン公演となり、それによって実質的には1シーズンが飛ぶという結果となりました。 これにはいくつか複合的な理由がありました。ざっくりと以下の様な感じです。1. 毎年毎年テンションを上げ、多大な精神エネルギーを投入してこのシリーズを書くことが単純にとてもしんどかった。ちょっと金属疲労を起こしていた。2. 自分は2~5年くらいの中長期視点で銘柄を選定してゆったりと戦うタイプの投資家であり、そないそないに銘柄が頻繁に入れ替わる訳ではないので、まあ別に律儀に真面目に毎年書かなくてもいいかと思った。ちょっと休憩timeを入れようと思った。3. 世界最大のグレートゲームである株式投資の世界で長年生き抜くためには、非常識で、風変わりで、多くの批判が集まる、でもどこかに確かな磁力と魅力がある、そんな奇妙奇天烈で不可思議な銘柄選択が必須となる。そういう「瑠璃色に光り輝くドラゴンボール」を複数探し求めるのに時間が必要だった。 、、、こうして2年の準備期間をかけ、ようやく「よし、これで行こう。」と言う、新シリーズの準備が整ったのでした。 さていよいよ始まる2024~25主力株概況シリーズですが、「TOP10銘柄が前回の2022~24シーズンとはほぼ全部入れ替わる」こととなりました。実際の発表時にはもしかすると少し変わるかもしれないですが、現時点で見ると90%が新銘柄となっています。 自分でも俄かには信じられないくらいですが、全てを0ベースで見直し、生まれたての赤子の様なまっさらな気持ちでマーケットを広く俯瞰した結果、そういうことになりました。当ブログのスタートは2005年でしたが、今回は過去最大のサプライズに満ちた内容となりました、というか、なってしまいました。 多くの新銘柄達が次の覇権を争う超戦国時代のカオスな新章となります。正直に言って、「上か下かは全く分からないけど、間違いなくパフォーマンスはTOPIXには連動しない、完全に異質なものになるな。」と思いますし、実際にそういう構成となりました。 「高いリスクはあるだろうけど、この布陣で今度こそ超A級の投資家に成り上がる。」という強い決意を持っています。もしも駄目だった場合には「両腕+片足」くらいのかなりの重篤な深手を負うことになるという覚悟を決めてのスタートです。 そんな中、時空を超え音もなく静かにポートフォリオ初登場1位に飛び込んできたのは、「あまりにも意外な銘柄」でした。それは、、、、、 (明日へ続く)
Jun 13, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP145銘柄を最後にまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101~110位111~120位121~130位131位 3099 三越伊勢丹ホールディングス ここ三越伊勢丹HDに限らないのですが、百貨店各社の株主優待カードというのは、毎日の生活のクオリティアップに欠かせないものですね。132位 8233 高島屋 「オール4」くらいの凄く安心感のあるデパートで、自分は好きですね。133位 7380 十六フィナンシャルグループ ここは「2年で株価は2倍以上」になりましたが、依然としてご機嫌な低PBR状態が続いています。ま、元々がどんだけ異常に低評価だったか、という話ではあるのですが、私の十六FGとの楽しい旅路はまだまだ続きそうです。134位 9956 バローホールディングス 中部地区食品スーパー業界の雄ですね。135位 7864 フジシールインターナショナル 個人的には、ここはもう少し株価的に高く評価されても不思議ではない感じがしますね。136位 8387 四国銀行 1878年創業の名門ですね。137位 3197 すかいらーくホールディングス バリュー投資家としての観点からは非常に割高で新規参戦はあり得ないレベルですが、優待券の使いやすさ・楽しさは日本トップクラスであり、優待族的な観点からは非常に良い銘柄ですね。138位 7504 高速 優待バリュー投資家としては、この高速の様な「優待が無くても余裕で買えるガチンコ系バリュー株にたまたま優待が付いている」というのが一番嬉しいですね。139位 2907 あじかん このあじかんが典型例ですが、精神的に極めて有利な戦いができる事が、優待バリュー投資の最大の長所なんですね。140位 2882 イートアンド 大阪王将って値付けがちょっと大雑把というか全体に適当な感じがします。かなり高いなと感じるメニューと逆に安いなと思うメニューがモザイク状に混在しています。面白いですね。141位 3091 ブロンコビリー 個人的には幼少の頃から大好きなお店ですね。142位 8934 サンフロンティア不動産 ここは指標的に安いですし、成長力もありますし、業績がぶれやすい不動産関連銘柄という欠点はあるにせよ、かなり良い銘柄であると評価しています。143位 5161 西川ゴム工業 ここは依然として実に良い銘柄ですね。144位 9795 ステップ ここは指標的な割高感もありませんし、神奈川県東部の横浜や川崎での開拓余地があってマイルドながら成長力もありますし、とても良い銘柄と思います。145位 2915 ケンコーマヨネーズ 外食需要回復&卵価下落で業績が急改善しており、その優待パワーも相まって実にいいですね。 以上、 2022~24ポートフォリオTOP145銘柄のまとめ でした。これで2022~24主力株概況シリーズは本当に終了です。皆様約2年間のロング公演にお付き合い頂き有難う御座いました。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 12, 2024
さて今日は久々に通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。なんだか新鮮ですね。本日紹介するのは優待品が「美味しい」銘柄ですが、実際に株を買って「美味しい」ことがあるかは私には全く保障できません(笑)。 413位 2288 丸大食品 (東P、9月優待) ○ PF413位は、ハム・ソーセージ大手の一角の丸大食品です。 現在の株価は1672円、時価総額443億円、PBR0.67、自己資本比率51.3%、今期予想PER10.39、配当利回り1.8%(30円)、総合利回り2.7%(30+15=45円)で、優待は200株保有で9月株主に3000円相当の自社商品(ハム)です。 丸大食品の優待ハムはとっても美味しいんですね。実際の優待品を見てみましょう。 包装紙が綺麗ですね。 さて丸大食品の優待ハムは実に美味しいので、毎回色々な料理に使ってあっという間に無くなってしまいます。具体的にいくつか見ておきましょう。 丸大優待ハムのグラタン 丸大優待ハムの目玉焼き 丸大優待ハムのペペロンチーノ 丸大優待ハムのゴーヤチャンプルー あー、美味しかった。 丸大食品は指標的にはちょっと高いかな?と思いますが、優待品には実に力があります。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドして応援していく予定です。
Jun 11, 2024
さてほぼ2年間に渡ってお送りしてきた2022~24主力株概況シリーズですが、いよいよ今日が最終回となりました。 145位 2915 ケンコーマヨネーズ (東P、3月優待) ◎ PF時価総額145位の上位銘柄は、マヨネーズ2位で業務用中心に展開しているケンコーマヨネーズです。まあ業界1位の2809キユーピーに追いつくのは至難の業でしょうから、ここは独自路線で頑張って欲しいですね。 現在の株価は1913円、PBR0.78、自己資本比率は56.5%、今期予想PER13.52、配当利回り1.8%(34円)、総合利回り2.3%(34+10=44円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2500円相当の自社製品(マヨネーズやドレッシング等)です。 実際の使用例を2つだけご覧いただきましょう。 ケンコマドレッシングのサラダ ケンコーマヨネーズのお好み焼き ホクホク&マヨマヨでうまーい。 ケンコーマヨネーズは外食需要回復&卵価下落で業績が急改善しています。私はしばらく前に優待MAXとなる1000株まで久方ぶりに買い増ししたので、今回PF上位にギリギリのギリで登場してくることとなりました。これからもMAX優待を楽しみにのんびりと保有継続の予定です。 2022~24主力株概況 (完)
Jun 10, 2024
さて今日はフィニッシュ寸前の2022~24主力株概況シリーズです。 144位 9795 ステップ (東P、9月優待) ◎ PF時価総額144位は、神奈川県中西部を軸に中学生主体の学習塾『ステップ』を運営しているステップです。 現在の株価は1909円、時価総額318億円、PBR1.17、自己資本比率は89.6%と鉄壁、今期予想PER12.81、配当利回り3.9%(74円)、総合利回り4.1%(74+5=79円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 ステップは指標的な割高感もありませんし、神奈川県東部の横浜や川崎での開拓余地があってマイルドながら成長力もありますし、とても良い銘柄と思います。ポートフォリオ上位で戦うに足る実力派ですね。
Jun 9, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。 143位 5161 西川ゴム工業 (東S、3月優待) ◎ PF時価総額143位の上位銘柄は、独立系で日本の全自動車メーカーに納入実績を持つドア用シール部品(ウエザーストリップ)のトップメーカーの西川ゴム工業です。ずいぶん昔には超主力の一角として戦ったこともあったのですが、今はその時の戦利品の恩株が1000株、PFの片隅に静かに眠るのみです。ただ、ここは依然として実に良い銘柄ですね。 現在の株価は1942円、PBR0.43、時価総額388億円、自己資本比率は60.1%、今期予想PER8.15、配当利回り2.6%(50円)、総合利回り3.1%(50+10=60円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 西川ゴム工業は低PBRですし、PF上位銘柄として特に不足の無い、高い総合戦闘力を持った銘柄であると評価しています。
Jun 8, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。もう在庫全放出で最期まで一気に逝きます。142位 8934 サンフロンティア不動産(東P、3月優待) ◎ PF時価総額142位は、不動産の売買、賃貸仲介から出発し、ビル管理、改修工事へ展開しているサンフロンティア不動産です。 現在の株価は1946円、時価総額949億円、PBR1.04、自己資本比率は51.4%、今期予想PER6.75、配当利回り3.4%(66円)、総合利回り3.6%(66+5=71円、優待券は株主のみ使用可。ここでは暫定的に額面の50%で換算。)で、優待は100株保有で1000円相当の割引券などです。 サンフロンティア不動産は指標的に安いですし、成長力もありますし、業績がぶれやすい不動産関連銘柄という欠点はあるにせよ、かなり良い銘柄であると評価しています。
Jun 7, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。 141位 3091 ブロンコビリー (東P、6・12月優待) △ PF時価総額141位は、名古屋を地盤に炭焼きステーキ店を展開し、最近は関東進撃も開始しているブロンコビリーです。ここは2016年には23位と主力の一角だったこともあったのですが、その後の競争激化でやや苦戦しており「優待グロース株としての魅力が相対的に見て落ちている。」と判断して、今は少しポジションを落としました。でも、個人的には幼少の頃から大好きなお店です。 使い込まれて焦げ焦げのぶろんこおじさんがカッコいい。↓ 現在の株価は4035円、PBR3.23、時価総額608億円、自己資本比率は81.5%と「石橋を叩いて壊す」保守的な名古屋銘柄らしく良好、今期予想PER39.99、配当利回り0.5%(20円)、総合利回り1.5%(20+40=60円、優待券のメルカリ平均価格は額面の90~95%。そのためここでは額面の100%で換算。)で、優待は年2回100株保有で2000円相当の食事優待券などです。 さてそれでは次にお店の実際を見ていきましょう。 看板商品の炭焼がんこハンバーグ この看板商品のがんこハンバーグがブロンコビリーのメニューの中では何といっても圧倒的にコストパフォーマンスが高いように思います。 私はお店に行くと特に誰かに頼まれたわけではないのですが、必ず全客席を徘徊して皆が何を食べているかを隈なくチェックします。そして自分の観察だとこのがんこハンバーグを食べている人が一番多いです。 塩で食べるのもお勧め。↓ そして、このがんこハンバーグ以外のメニューは率直に言ってかなり割高と思います。ただそれを雰囲気の良いオープンキッチン や魅力的なサラダバー でうまく覆い隠して、お客さんを楽しい気分にさせてくれるのが頼もしい 「ブロンコマジック」 なんですね。 ♪ ブロンコビリーは名古屋銘柄らしく、財務は堅牢で出店も地価の安いところばかりで固めている極めて好ましい「ケチケチ渋チン銘柄」です。今後の業績推移をしっかりと見ながら引き続きホールド継続の予定です。 P.S. 後、実はチキンステーキもかなり美味しいと思います。個人的にはがんこハンバーグと双璧を成すくらいにはいいです。備忘録として何枚か写真を貼って置きます。 皮がパリパリでうまいんだよなあ。。。 あぁ、ほんとにブロンコビリーはいいお店だなあ。。。
Jun 6, 2024
さて今日もゴール目前の2022~24主力株概況シリーズです。 140位 2882 イートアンド (東P、3・9月優待) ○ PF時価総額140位の上位銘柄は「大阪王将」ブランドで外食チェーンと冷凍食品製造のダブル看板で展開しているイートアンドです。 現在の株価は2093円、時価総額237億円、PBR2.34、自己資本比率は39.5%、今期予想PER18.69、配当利回り0.5%(10円)、総合利回り2.9%(10+50=60円)で、優待は100株保有で3月に3000円相当の自社製品(冷凍餃子等)・食事券等より選択+9月に2000円相当の食事券です。私は、毎回食事券を中心にしながら様々な品物を楽しく選んでいます。 ところでイートアンドと言えば、「家の冷凍庫がもしも小さかったら一体どーするんだ。優待品を抱えて一緒に心中するしかないぞ。」というほどの、凶暴・凶悪な圧倒的なボリューム感を誇る優待品で有名です。今日はその内容を復習しておきましょう。 いくつか実際の料理例も見ておきましょう。どれもハイクオリティです。 私は特に焼売が美味しいと思います。 後、どうでもいいことですが、私は実店舗の大阪王将のメニューでは「ニラ玉」が美味しくて大好きなのですが、値段が590円もしてコスパがちょっと悪いのが気になっています。 看板メニューの餃子が1人前290円と安いので猶更高く感じます。 というか、大阪王将って値付けがちょっと大雑把というか全体に適当な感じがします。かなり高いなと感じるメニューと逆に安いなと思うメニューがモザイク状に混在しています。面白いですね。 今後の業績推移をしっかりと見ながら引き続きPF上位で楽しくホールドしていく予定です。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 5, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズ です。 139位 2907 あじかん (東S、3・9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額139位の上位銘柄は、卵加工品、水産練り製品などの業務用食材が主力のあじかんです。 現在の株価は1097円、時価総額85億円、PBR0.53、自己資本比率は57.3%、今期予想PER6.96、配当利回り2.3%(25円)、総合利回り3.2%(25+10=35円)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で3月に1000円相当の自社製品などです。 さてそれでは今日は過去の2000株優待品(3000円相当)をいくつかご覧頂きましょう。あじかんの優待品は本当に極上の内容です。 毎回こんな感じで段ボール箱にぎっしり入って届きます。 具体的な使用例をいくつか見ていきましょう。 あじかん優待の豆腐と牛肉の甘辛煮 初めて食べたのに、なんだか懐かしい味わいでした。 あじかん優待のデミグラハンバーグ これは何と言うか、給食で出てきそうな感じのやつなのですが、美味し過ぎずさっぱりとしていて、逆に絶妙にご飯が進む、庶民的で親しみやすい味で最高です。「押しすぎない、引きすぎない」。この見切りのレベルの高さは只事ではありません。「あじかん、恐るべし。」ですね。 この庶民的ハンバーグでもう一発。 ジャンバラヤのあじかん優待デミグラハンバーグ乗せ ジャンバラヤの味わいを全く邪魔しない、激渋の脇役ぶり。いやあ素晴らしいバイプレイヤーですね。 あじかん優待の焼きビーフン 、、、これ、無限に食えます。どうにも箸が止まらないですね。。。 鯛のアラ煮・あじかん優待厚揚げ添え 出汁が沁みて美味しかったです。 いやあ、どれもとても美味しかったです。あじかんの2000株優待品は最高ですね。 さてあじかんは今期は業績好調で指標的にも割安ですし、地味ながら着実な成長力がありますし、ヒット商品のごぼう茶も好調ですし、優待内容にも力がありますし、優待族的には実に良い銘柄と思います。 なので、お金がきつかったら100株、もしも余裕があったら500株か2000株を黙って買っておいて、市場で人気化する日を気長に待つというのはとても良い投資アイデアなのではないか?と個人的には感じています。 なぜかと言うと、1. あじかんが市場で評価されて株価が上昇する日が来たならば、売って利益をポッケに入れてそのまま無言で静かに去ればいい。2. あじかんが市場でいつまでも評価されないのならば、何年でもごぼう茶か冷凍食品優待を楽しく静かに貰い続ければいい。 からです。 このように、 精神的に極めて有利な戦いができる事が、優待バリュー投資の最大の長所 なんですね。♬♬♬2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 4, 2024
本日、みそ汁、お茶漬けなど和風即席食品首位で傘下に洋菓子『ビアードパパ』も保有している、2899永谷園HDのMBOが発表されました。 MBO価格は3100円です。永谷園は知名度が高い割に指標的に割安で、私は100株しかもっていなかったものの、「もしも安い所があったら大きく買ってもいいな。」とずっと思っていました。また優待パワーにもかなりのものがありました。 特に創業70周年記念で戴いた「お茶漬けバスタオル」はデカいしデザインはいいしで愛用しておりました。 温泉でこのバスタオルを腰に巻いて脱衣所でウロウロしていると、お相撲好きのおじいさんたちから「それ、カッコいいねー。」と褒められることも多くありました。下の写真で比較用に置いたスマートフォンと較べて頂くとその巨大さが分かると思います。 自分は「もう一度このお茶漬けバスタオルを優待で貰える日まで絶対にホールドを続けていこう。」と考えていましたが、叶わぬ夢で終わることになりました。とても残念だったので記録としてここに残しておきます。
Jun 3, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。138位 7504 高速(東P、3月優待) ◎ PF138位は、食品向け軽包装資材の専門商社の高速です。 現在の株価は2239円、時価総額470億円、PBR1.17、自己資本比率は60.0%、今期予想PER13.74、配当利回り2.4%(54円)、総合利回り2.9%(54+10=64円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカード、300株保有で3000円相当、500株保有で5000円相当、1000株保有で10000円相当のカタログギフトです。 100株優待品。 1000株優待品の一例。 ビスクのセット。 味が深くて美味しかった。 さて高速は元々大株主にBBHフィデリティロープライスドストックFや光通信がいるくらいのコテコテの王道不人気バリュー株だったのですが、何をトチ狂ったのか2022年5月に突然に優待を新設しました。 優待バリュー投資家としては、この高速の様な「優待が無くても余裕で買えるガチンコ系バリュー株にたまたま優待が付いている」というのが一番嬉しい訳で、私は優待新設後にすぐ優待MAXの1000株を買ったのでした。 と言うか、高速の様な、 いわゆる「A株」への投資こそが私が提唱している「優待バリュー投資手法」の一番の王道 なんですね。現行の優待制度が続く限り、当然これからものんびりとホールドして応援していく予定です。
Jun 2, 2024
いやあ今年も6月になりました。梅雨の季節ですね。☔ ところでマーケットでは昔から ダウ平均で見ると、6月は1950年以降での最下位に近く、9月よりもわずかに良いだけだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P186) とされています。体調を崩しやすい長雨の季節ですし、「セルインメイ」ちゃんが住んでいる5月に続いて、無理は禁物の1か月という事ですね。(汗) さて先月も書きましたが、5月から8月というのは過去データでは成績が上がりにくい「投資家に不利な季節」です。そのため自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを 資産バリュー ・収益バリュー 側に寄せて、大きなダメージを受けないように、手堅く保守的に 「敗者のゲーム」 を戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jun 1, 2024
いやあ今年2024年ですが、早くも5か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 それでは次にファンドマネジャーより今月のまとめを発表させていただきます。 皆様こんばんは。当ファンドポートフォリオマネジャーのProf.みきまるです。早速当ファンドの今月の成績ですが、ベンチマークに相変わらず劣後しての着地となりました。今月は中小型のバリュー株に株価軟調な所が多かったのですが、それが痛打となり大きく成績を落とす結果となりました。正直、非常に深刻な状況です。 さてポートフォリオマネジャーの私には今まで言っていなかった「密かな楽しみ」がありました。それはポートフォリオ上位銘柄を競い合わせてレースみたいにして遊ぶ、というものです。 具体的に言うと、私は有料サービスの「かぶたんプレミアム」にポートフォリオ全体の時価総額0.5%以上となる上位の銘柄を登録して毎日あーでもない、こーでもないと独り言を言いながらガヤガヤやっておりました。ここには全部で50銘柄まで登録できるのですが、沢山いた方が賑やかで面白いので、いつの間にか上限MAXとなる50銘柄が常にいる状態となっていました。 例えば今年2024年1月1日のポートフォリオを見返してみますと、全部で51銘柄が0.5%越えの状態であり、さらにその下にも僅差でTOP50を目指す子達がぎっしりと並んでいる、と言う感じで、その入れ替え戦をチェスの駒を動かすような感じで日々楽しんでおりました。 ただその後、「あれ?、もしかしてこれ単に入れ替え戦という自分で考案したゲームを心行くまで楽しんでるだけになってない? 大切なポートフォリオが珍獣満載の動物園状態に陥っており、一番大切なパフォーマンスを追求することが二の次になってしまっていない?」ということにハタと気付きました。実に遅いですね。 そこで大いに反省して、その後の数か月で徐々にポートフォリオ最上位陣の取捨選択を行い銘柄数を大幅に絞り込んできました。その結果、本日現在では時価総額0.5%以上の銘柄数は32となっています。 なので、来る2024~25主力株概況シリーズでは最上位陣に思い切り大金を張るという20年くらい前の様な思い切った布陣となりました。この先のパフォーマンスは良いにせよ悪いにせよ、おそらくベンチマークとは全く異なるものになるだろうと考えています。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
May 31, 2024
さて今日も 2022~24主力株概況シリーズ です。丸2年近くのロング公演となってしまいましたが、いよいよゴールが近づいてきました。137位 3197 すかいらーくホールディングス (東P、6・12月優待) △ (バリュー投資家としての評価) ○ (優待族としての評価) PF時価総額137位の上位銘柄は、ファミレス最大手で主力業態は『ガスト』のすかいらーくです。 現在の株価は2133円、時価総額4862億円、PBR3.00、自己資本比率は38.1%、今期予PER64.76、配当利回り0.5%(10円)、総合利回り2.3%(10+40=50円、優待券のメルカリ平均価格は額面の95~100%と超高額。そのためここでは100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の優待食事券などです。 優待券を使えるお店は全国津々浦々に広がっており、その利便性は控えめに言って最高です。今日は私が大好きなお店である むさしの森珈琲 での使用例を御覧頂きましょう。 外観からしてとても素敵なんですね。 名物はパンケーキですね。 雲みたいにフワフワで美味しいです。 後、個人的にはこのクラブハウスサンドがめちゃ旨いと思います。私はちょっと油断するといつもこれを頼んでしまいます。 具材がたっぷりかつ色々と入っています。私はバリュー投資家なので、沢山の食材がバランスよく入っていて適度な分散が効いているご飯が本能的に大好きなんですね。 ちなみに私はこのクラブハウスサンドにプラスして20品目のGOODバランスサラダを追加して食べるのが好みです。 むさしの森珈琲は、全体的にとても居心地の良い空間に仕上がっており、私はいつもゆっくりと投資本を読みながら過ごしています。 さてすかいらーくHDは、バリュー投資家としての観点からは非常に割高で新規参戦はあり得ないレベルですが、優待券の使いやすさ・楽しさは日本トップクラスであり、優待族的な観点からは非常に良い銘柄です。そのため、現行の優待制度が続く限りは、これからも楽しくホールド継続の予定です。 2022~24主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 30, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 136位 8387 四国銀行 (東P、3月優待) ◎ PF136位は、1878年創業の名門で高知県に地盤を置く地銀中位の四国銀行です。「優待地銀株バルクプロジェクト」拡大の一環で優待MAXまで買い増ししたため順位を上げてきました。 現在の株価は1119円、時価総額480億円、PBR0.28、自己資本比率は5.0%、今期予想PER7.29、配当利回り3.6%(40円)、総合利回り4.2%(40+7.5=47.5円、利回り最良となる200株保有時で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で500円相当、200株保有で1500円相当のクオカード、1000株保有で3000円相当、2000株保有で6000円相当の地元特産品です。 200株優待品。 2000株優待品の藁焼き鰹たたきセット。やっぱり高知って言ったらカツオのたたきだよねえ。 ボリュームたっぷりで嬉しい。。。 脳天にガツンと来る旨さ。 動物的な本能でガツガツ貪り食う感じ。 四国銀行は依然として指標的にも安いですし、総合利回りもまずまず出ていますし、PF上位に足る銘柄であると考えています。
May 29, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。135位 7864 フジシールインターナショナル (東P、3月優待) ◎ PF時価総額135位は、熱収縮性ラベル開発で先鞭を付け、市場シェア5割強で専業トップのフジシールインターナショナルです。 現在の株価は2344円、時価総額1410億円、PBR0.96、自己資本比率は68.6%と良好、今期予想PER12.00、配当利回り2.6%(60円)、総合利回り3.8%(60+30=90円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で3000円相当、1000株保有で10000円相当のオリジナル・クオカードなどです。 さてフジシールインターナショナルは指標的には妥当な株価位置ですが、過去25年間1度も赤字が無く利益を積み上げてきていますし、売上高推移を見ても着実に成長していますし、非常に良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 個人的には、ここはもう少し株価的に高く評価されても不思議ではない感じがしています。
May 28, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。 134位 9956 バローホールディングス (東P、3月優待) ◎ PF時価総額134位の上位銘柄は、中部地区食品スーパー業界の雄のバローです。ここ数年PF上位の地位を保っていますが、今年もここで登場してきました。 現在の株価は2376円、時価総額1283億円、PBR0.78、自己資本比率は36.9%、今期予想PER10.35、配当利回り2.9%(68円)、総合利回り3.3%(68+10=78円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株で1500円相当、1000株で3000円相当の自社電子マネーギフトカードです。以前は自社開発商品もしくは自社グループ商品券だったのですが変更となりました。なお長期株主優遇優待制度も数年前から導入されています。 バローは食品スーパー業界ではすでに売り上げ上位の銘柄ですが、傘下のドラッグストア(Vドラッグ)、ホームセンター、スポーツクラブなどの総合力で依然としてジリジリと売上高を伸ばし続けているのは高く評価できると思います。 スーパー業界下位には例えば、7520エコスや7643ダイイチなどもっと指標に割安な銘柄もありますが、バローはその規模の大きさと安定的な成長力も加味すると、今の株価位置なら依然として大きな魅力があるものと感じています。これからもしっかりと業績推移を注視しながら、PF上位銘柄として楽しくホールドしていく予定です。
May 27, 2024
さて今日も2022~24主力株概況シリーズです。ワイは既に次の2024~25主力株概況シリーズの下書きが8位くらいまで進んでいて早くそっちに移行したいので、「在庫処分セール」としてここからは一気に鬼の勢いで書き溜めていたのを放出します。133位 7380 十六フィナンシャルグループ(東P、3・9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額133位の上位銘柄は、資金量岐阜県首位で県内貸出シェア約3割の十六銀行が中核の十六フィナンシャルグループです。 現在の株価は4650円、時価総額1763億円、PBR0.38、自己資本比率は5.6%、今期予想PER9.43、配当利回り3.0%(140円)、総合利回り3.4%(140+20=160円、優待品は私の独断で2000円で換算)で、優待は100株保有で3月株主にミネラルウォーター1箱(500ml入24本)、500株保有で9月株主に3000円相当の岐阜・愛知・三重県名産品です。 100株優待品のミネラルウォーター。 ちなみに優待族である私のお家のパントリー(食品格納庫)には、各社から頂いたミネラルウォーターが所狭しと並んでいます。(汗) 500株優待品のカタログギフト。 どれもいいんだよなあ。 綺麗だなあ。 この岐阜名物のハムも美味いんだよなあ。 バッグに入って届くのが面白いなあ。 シンプルに焼いても抜群だし。 ナポリタンにしてもうまい。 さてここは「2年で株価は2倍以上」になりましたが、依然としてご機嫌な低PBR状態が続いています。ま、元々がどんだけ異常に低評価だったか、という話ではあるのですが、私の十六FGとの楽しい旅路はまだまだ続きそうです。(笑)
May 26, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。超ロングラン公演となっていますが、いよいよ今度こそ本当に第4コーナーを回ってゴール寸前となりました。今は次シーズンの超主力達のブログ記事の下書きをしていますが、アドレナリンが出過ぎて収拾が付かないくらいの状況となっています。(汗) 132位 8233 高島屋 (東P、2・8月優待) ◎ PF時価総額132位の上位銘柄は老舗百貨店の高島屋です。 現在の株価は2429.5円、時価総額3980億円、PBR0.84、自己資本比率は35.4%、今期予想PER11.27、配当利回り1.7%(40円)、総合利回り2.3%(40+16=56円、優待カードは私のシークレット独自調査により年間1600円相当で換算)で、優待は100株保有で年2回、10%割引の株主優待カードなどです。 以前から何度も言及していますが、デパートの株主優待カードは滅茶苦茶役に立ちます。高級ブランド品の多くが10%引きになるのが嬉しいですし、それ以上に有料の文化催事に無料で正々堂々と忍び込めるのが大きいと個人的には感じています。 実際私も高島屋の優待カードを使って、様々な企画展に無事に侵入を果たしています。いくつか具体的に見ておきましょう。 ジミー大西画業30年記念作品展 余談ですが、このジミー大西展に行った後に名古屋駅のサラベス( 3068WDI が手掛けるパンケーキレストラン)で休憩していたら、偶然サイン会の終わったジミー大西さんが通りかかり、画集に追加でサインを戴いたこともありました。 それ以外にもいろいろな催し物に潜入しています。 このようにデパートの優待カードと言うものは、毎日の生活を彩り豊かでちょっとだけ素敵なものにしてくれます。その意味で、ここ高島屋も優待族的には「必須科目」的な銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限り、楽しくホールドして応援していく予定です。
May 25, 2024
さて今日も通常の2021~24PF概況シリーズです。412位 8267 イオン (東P、2・8月優待) △ PF412位は、純粋持ち株会社で傘下に総合スーパー、専門店、金融などを持つイオンです。 現在の株価は3322円、時価総額28965億円、PBR2.70、自己資本比率は8.0%と財務状態はイマイチ、今期予想PER61.86、配当利回り1.2%(40円)で、優待は100株保有でオーナーズカードなどです。 オーナーズカードで潜入出来るイオンラウンジは、我々優待族の憩いの場として有名でしたが、株主数の激増で最近は色々と厳しくなりましたね。 後、私はイオンのスーパーをあまり利用しないので、年によってはオーナーズカードの還元の返金額があまりにも少なくて恥ずかしい時があります。 特に2020年とかはやばかったですね。(滝汗)↓ イオンには指標的な輝きは一切ありませんが、ま、優待族的には必修銘柄の1つではあります。これからも業績推移をしっかりと見ながらホールドの予定です。
May 24, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 411位 7979 松風 (東P、3・9月優待) ○ PF411位は、歯科用材料・器具大手の松風です。 現在の株価は3335円、時価総額597億円、PBR1.43、自己資本比率は84.3%と良好、今期予想PER15.41、配当利回り2.6%(88円)、総合利回り3.8%(88+40=128円、優待品は額面の100%で換算。理由は後述)で、優待は100株保有で3月株主に3960円相当の自社取扱製品(薬用ハミガキセット・マスク)+3・9月株主に自社製品の割引販売です。 さて松風の優待品は下記の通り、「歯科用のプロ向けのマスク+ハイクオリティの歯磨き粉」になります。 松風は指標的な割安感はあまりありませんが、優待内容が極めて良く、優待族的にはマスト銘柄の一つと高く評価しています。これからも現行の優待制度が続く限り、末永くホールドして応援していく予定です。
May 23, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。410位 9085 北海道中央バス(札証、3・9月優待) △ PF410位は、道央を基盤とする北海道最大のバス会社で不動産、建設、スキー場、ホテルなど兼営事業を多数抱えている北海道中央バスです。 現在の株価は3280円、時価総額103億円、PBR0.31、自己資本比率は70.7%で有利子負債は0、今期予想PER19.10、配当利回り1.2%(40円)、総合利回り2.7%(40+50=90円、100株優待のメリカリ平均価格は2500円)で、優待は100株保有で年2回株主優待乗車運賃半額券30枚などです。 さて地方のローカル市場である札証(札幌証券取引所)は、私がPF上位の一角で戦っている 9027ロジネットジャパン を筆頭として、他にも3055ほくやく・竹山HD、3136エコノスなど「マイナー割安株の宝庫」となっています。自分はそんな札証のことを「もっと深く、包括的に学びたい」と言う思いがあり、その一環としてここ北海道中央バスにも参戦しました。 実際に優待を頂いてみて、「どうして良いかわからず、ちょっと途方に暮れている」というのが正直なところですが、ま、しばらくはホールドしていく予定です。(汗)
May 22, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。409位 3080 ジェーソン (東S、2月優待) ○ PF409位は、低価格の飲料・加工食品・日用品の小売りチェーンで首都圏地盤のジェーソンです。私は優待狙いで2024年4月26日に参戦しました。つい最近のことですね。 現在の株価は659円、時価総額84億円、PBR1.38、自己資本比率は54.5%、今期予想PER13.00、配当利回り2.0%(13円)、総合利回り3.2%(13+8=21円、優待券は暫定的に額面の50%で換算)で、優待は500株保有で8000円相当の株主優待券(1000円×8枚)またはミネラルウォーター4箱(500ml入り24本)です。 ジェーソンは指標的な割安感はあまりありませんが、マイルドながら成長力がありますし、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
May 21, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。 131位 3099 三越伊勢丹ホールディングス (東P、3・9月優待) △(バリュー株投資家としての評価) ◎(優待族としての評価) PF時価総額131位の上位銘柄は、百貨店首位の三越伊勢丹HDです。 現在の株価は2877.5円、時価総額11230億円、PBR1.82、自己資本比率は48.5%、今期予想PER20.38、配当利回り1.5%(44円)、総合利回り3.1%(44+45=89円、100株優待の利用限度額30万円のカードを4500円で換算)で、優待は10%割引の株主優待カード(利用限度額は保有株式数及び期間で異なる)を年2回です。 このカードは普通のハウスカードでは割り引き対象外の地下の食品売り場でも使えたり、駐車場でも無料サービス時間が延びたりと、実際に使ってみると非常に便利です。またカードの提示により有料催事や文化展に無料入場できるのもとても嬉しいです。 そして当然のことですが、一部の例外があるものの百貨店ならではの高級ブランドの商品が10%引きになるのも素晴らしいことです。 今日は追加で新宿伊勢丹での買い物の一例も見ておきましょう。 クリスマスオーナメントです。 実際に飾ってみました。 綺麗✨✨✨ ここ三越伊勢丹HDに限らないのですが、百貨店各社の株主優待カードというのは、毎日の生活のクオリティアップに欠かせないものです。これからも現行の株主優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。
May 20, 2024
2024~26主力株概況シリーズの下書きに取り掛かりました。今日は朝から今までずっとぶっ通しで書いていて頭が沸騰しているので、ちょっとお出掛けしてきます。家に戻って気が向いたらもう1本出す予定です。
May 19, 2024
さて今日は、2022~24主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP130銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51~60位 61~70位 71~80位 81~90位 91~100位101~110位111~120位121位 4463 日華化学 ここは指標的にも安いですし、優待内容もなかなか良いですし、PF上位で戦うに足る良い銘柄と思います。122位 7867 タカラトミー ここは指標的には妥当な株価位置ですが、優待品には日本トップクラスのガチンコパワーがあります。また玩具メーカーと言うのは一発大ヒット作が出れば業績が劇的に改善することもありますし、その意味ではとても夢のある銘柄でもありますね。123位 7475 アルビス最近は中京圏への侵攻を始めています。屈強な戦国大名揃いの超激戦区でアルビスがどこまでやれるのかが楽しみですね。124位 7987 ナカバヤシ ここは指標的にも安いですし、総合利回りもたっぷり出ていますし、ポートフォリオ上位で戦うに足る確かな実力があると考えています。125位 9029ヒガシトゥエンティワン 地味な運送会社ですが、過去安定してしっかりと利益を出し続けており、またマイルドながら成長力があるのもいいですね。126位 2282 日本ハム 「優待って本当に貰ってみないと分からないよなー」といつも思います。と言うのは、日本ハムの優待、頂いてみると明らかに「物が良い、クオリティーが高い」のがヒシヒシと伝わって来る、滅茶苦茶に良い内容だったからです。127位 9823 マミーマート ここマミーマートに限らないのですが「日本国民貧困化関連銘柄」には大きなチャンスがあるように思いますね。128位 7984 コクヨ ここは指標的には妥当な株価位置と思いますが、優待内容には非常に力がありますね。129位 7417 南陽 1950年の創業以来70年以上一度も赤字を出したことのない非常に守りの強い会社ですね。 130位 5451 淀川製鋼所 ここはまずまずの低PBR&好財務&賃貸等不動産に含み益たっぷりの3本柱が揃っており実に私好みの銘柄です。 以上、2022~24ポートフォリオTOP130銘柄のまとめ でした。2022~24主力株概況シリーズ 免責事項2022~24主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
May 18, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 408位 4923 コタ (東P、3月優待) △ PF408位は、美容室向けヘア化粧品製造・販売のコタです。 現在の株価は1458円、PBR3.73、自己資本比率は76.5%で有利子負債は0、今期予想PER29.82、配当利回り1.4%(20円)、総合利回り3.8%(20+35=55円、優待品は私の独自判断で額面の70%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当の自社製品などです。 コタは指標的にはかなり割高ですが、利益率の高い素敵なビジネスをしていますし、総合利回りもまずまず出ていますし、PF中位としては十分に許容できる銘柄であると考えています。
May 17, 2024
今日はポートフォリオの損傷が非常に激しく、見回り&補修作業で忙しいためブログの更新はお休みとさせて頂きます。
May 16, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。ちなみに今回の銘柄は時価総額が325000円なのですが、このプラスマイナス30000円くらいの間に60銘柄ぐらいはひしめき合っているという大ボリュームゾーンとなっています。 私はこの「ポートフォリオ概況シリーズ」の下書きを大体30くらいはいつも余分に持っているのですが、これは逆に言うと時価総額が30000円くらい急に上がる子が出ると、もうその銘柄の下書きが無くてその日にいきなりガチンコで慌てて書かないといけないという状況で、実は結構しんどい所です。407位 2498 オリエンタルコンサルタンツホールディングス (東S、6月優待) ◎ PF時価総額407位の中堅銘柄は、総合建設コンサルタント大手のオリエンタルコンサルタンツホールディングスです。 現在の株価は3250円、時価総額200億円、PBR0.89、自己資本比率は31.2%、今期予想PER7.61、配当利回り3.1%(100円)、総合利回り3.2%(100+5=105円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で500相当のクオカードなどです。 オリエンタルコンサルタンツホールディングスは成長力がありますし、指標的にも安いですし、PF中位としてはとてもいい銘柄であると考えています。
May 15, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 406位 9319 中央倉庫 (東P、3月優待)〇 PF406位は、内陸の総合物流でトップクラス&倉庫上位の 安田倉庫 と連携、補完し合い国際貨物拡大に注力している中央倉庫です。 現在の株価は1153円、時価総額220億円、PBR0.48、自己資本比率は78.1%と鉄壁、今期予想PER12.90、配当利回り3.1%(36円)、総合利回り4.0%(36+10=46円)で、優待は300株保有で3月株主に2000円相当、9月株主に1000円相当のクオカードなどです。以前は100株保有で優待が頂けたのですが、5月10日に変更になりました。 私は元々ここを100株だけ保有していました。IRを見た瞬間に「あ、優待改悪か。」と思って、「もうここまでか。」と感じて売り注文を出していました。その日は開示情報が多過ぎて完全に殺気立っていたので、ほとんど何も考えずの反射的な行動でした。 その後温泉に行って夜空を見上げながら、露天風呂にぷかぷか浮いていたのですが、その時に、「うん?、ちょっと待てよ。中央倉庫は優待改悪の代わりに増配もあったし、それに以前から見どころのある、高い潜在ポテンシャルのある良い子だ。ここで見捨てるのではなく、逆に新しい優待ミニマムとなる300株まで買い増しして引き続き応援しよう。」と思い付きました。 そしてお家に帰って眠い目をこすりながら売り注文を取り消し、代わりに200株追加で買ったので、それで急遽ここで登場してくることとなったのでした。
May 14, 2024
さて今日は2022~24主力株概況シリーズです。130位 5451 淀川製鋼所(東P、3月優待) ◎~◎◎ PF130位の上位銘柄は、独立系圧延メーカーの淀川製鋼所です。 現在の株価は5410円、時価総額1885億円、PBR0.82、自己資本比率は71.3%と鉄壁で有利子負債は極小、今期予想PER13.10、配当利回り5.7%(309円)、総合利回り6.1%(309+20=329円、優待品はカタログギフトのみで換算。)優待は100株保有で「ヨドコウ迎賓館」入館券1枚+2000円相当のカタログギフトなどです。 優待で焼豚たまご丼を作りました。 淀川製鋼所はまずまずの低PBR&好財務&賃貸等不動産に含み益たっぷりの3本柱が揃っており実に私好みの銘柄です。またつい先日には、株主還元方針の改定があり、「年間配当200円を維持したうえで連結配当性向75%以上を目途」とするという発表もありました。 なので、今くらいの株価位置であればこれからもいつまでものんびりホールドしていきたいですね。
May 13, 2024
※これはブレインストーミングのための私的なメモです。特に推敲せず思い付いたままをラフに書き殴っているものなのでご了承ください。※ 今日の日記は、シリーズ「主力株候補のアイデアはどこから来るのか?」の第3弾です。未読の方は、 第1弾 第2弾 と順番にご覧下さい。 さて今日も具体的にPF上位で戦うことになる主力株候補をいつもどうやって探しているのかを自分の頭の整理のために思い付く限り書いていきます。4. ファクター投資の観点から銘柄を探す。これは以前からちゃんと認識せずに使っていたやり方だったのですが、超名著 「ファクター投資入門」 を読んでからはその有効性と概念を再認識して意図的に手法の1つに取り入れたものです。 さて、投資における「儲け」の源泉となるプレミアムのあるファクターとしては、サイズ(小型株効果)、バリュー(低PBRや低PER)、モメンタム(クロスセクショナルモメンタム、タイムシリーズモメンタム、フレッシュモメンタム)、クオリティ(収益性が高い)などがあるわけですが、ここ日本株市場ではそれに追加して配当(高配当)が有効なファクターとなることが複数の論文から示唆されています。 この配当効果は前述のファクター投資入門では「有効なファクター足りえない」、「バリューファクターやクオリティファクターへのイクスポージャーで十分に説明できる」とバッサリと切り捨てられているものですが、この数年注意深くマーケットを観察してきて、「日本株市場では明らかに効いている」と思ったので、考えを修正して自分は「配当ファクター」も以前よりは重要視するように投資哲学を修正・アップデートしています。(滝汗) さてそれでは具体的にどうしているか? これが実にアナログなのですが、自分はヤフーファイナンスの「時価総額下位」、「低PBR」、「低PER」、「配当利回り」、「年初来安値更新」の各ランキングを上位から虱潰しに見て調べるというやり方を好んで多用しています。定期的に大体それぞれの上位1000位くらいまでは見ます。経験上、この5つのランキングの複数に登場している銘柄にビッグチャンスが隠れていることが多い印象です。 後は、時価総額下位の特に50億円以下からは経験上「大化け」する子が良く出るので最重点を置いて徹底的に調べて尽くしています。確か、この「時価総額50億円以下の銘柄は統計的にハイパフォーマンスである。」ということについてはいくつか論文も出ていると思います。 更に各銘柄の「掲示板の雰囲気」もチラッと見ます。その銘柄で大きくやられていて「頭に焼きの回った」投資家が元気にキーキーと喚き散らしているようなところは要注意で勝てないことが多いです。逆に彼らがついに諦めて去り、人の気配が途絶えて投稿が無くなり静まり返っているところにチャンスが多い感じです。 主力株候補発掘のアイデアとしては、このくらいかな? 他に皆様が使っているやり方が合ったら、是非ツイッターのコメント欄で教えてください。 、、、まさかの続編へ続く。。。
May 12, 2024
しばらく前にあるマネー雑誌に「株の売り時の教科書を作りたい。」という事で取材を受けたのですが、その時に彼が「うーん、なんだか誰に聞いてもみんなが難しい難しいって言って、全然歯切れの良い答えが返ってこないんですよねえ。」とぼやいていました。 その理由は非常に簡単です。なぜなら「株式投資において売り時の判断が一番難しい。」からです。クリアカットに言語化することは至難なのです。でも同時に株の売り時の判断の精度が投資の最終パフォーマンスを決定する訳なので、これは実は一番大切なことでもあります。 ちなみに私は投資本を評価するときには株の売り時についての詳細な解説があるかどうかを必ず見ます。経験上そこが疎かにされている本は「ほぼ駄本」です。 ところで私たち人間はご飯を食べればその後で必ずいつか「うー」をします。でも多くの人は美味しい食事のことには熱心なのに、結果の「うー」に関してはほとんど無関心です。「今日のうーは、色つや・形共に最高だったな。ちょっとツイートしとこう。」などという人はほとんどいません。(笑) でも「うー」は人間としての「出口」であり極めて重要です。何故なら、そこには生物としての健康状態がはっきりと現わされているからです。 それと同じで、私たち投資家は株を買えば、ほとんどの場合にはいつかそれを売ります。でも多くの投資家はどの株を買うか?、そしてそれをいつ買うか?については熱心に勉強し考えますが、いつ売るか?については何故かおざなりで無頓着になりがちです。でも、株の売り時、出口戦略は投資において極めて重要です。何故なら、前述の通りそこの巧拙がパフォーマンスに致命的に大きな影響を与えるからです。 さて、我々が株を買うのは、何と言ってもその株が安いと思ったからです。 私の様なバリュー系の投資家であれば、PBR、PER、時価総額、自己資本比率、配当利回り、総合利回りを勘案して安いと思ったから買ったのであり、グロース(クオリティ)系の投資家であれば、成長力の割にはPERが低い、利益率が高いなどを勘案して安いと思ったから買ったわけです。 またモメンタム系の投資家であれば、過去の株価推移が力強い、レラティブストレングス(アメリカのテクニカル・アナリストのJ.W.ワイルダーによって開発されたテクニカル指標で過去一定期間の株価における上昇・下降分の割合のこと。前年度年初の株価と今年度年初の株価を見た場合 RS(%)=(今年度株価-前年度株価)÷前年度株価×100 )が高いことを評価して、その割には安いと思ったから買ったわけです。 そしてどのようなタイプの投資家であれ、自分が想定していた、目標としていた株価に到達し、既に十分に割高になったと思ったから売ったわけです。 ところが、もう自分の基準では割高なはずのその株が何故か売った後もスルスルと上昇していく、全く思ってもいなかったことで凄く悔しい。こんなことだったらもっと握力を強く持ってホールドして置けば良かった、、、ということを私達投資家は頻繁に経験します。株の売り時程難しいものはなく、日々その技術レベルを上げるべく我々は修練を繰り返しているというのが実情なのです。 さてそれではそのとても難しい「株の売り時」に関して、私が2024年の現時点で考えていることを今日はまとめておきます。全部で7つあります。「そんなにあるのかよ。」と思われた方がいるかもしれませんが、「売り」はそれだけ複雑で難易度が高いという事です。 まず、一番大切だと思っているのは、1. 前もって自分で勝手に「目標株価」を決めない。損は切って、利益は放置しておく。 ということです。 これはどういうことかというと、上がり始めた株と言うのは「モメンタム(勢い)」を手に入れているのが大きなポイントなのです。そして、 モメンタム投資にはバリュー投資と同等以上の有効性がある ことは既に多くの論文により証明されています。一つだけ具体例を挙げると、ファクター投資入門(アンドリュー・L・バーキン ラリー・E・スウェドロー著 パンローリング社 2018年)の中で、1927~2015年の長期データで、バリューファクターの年間プレミアムが4.8%だったのに対して、モメンタムファクターのプレミアムは9.6%だったことが報告されています。(P114) 一度上がり始めた株はそのファンダメンタル超えて遥かに空高く上昇していくことがあります。そして、どこまで上がるかは決して誰にも分からないのです。 それを自分の都合で勝手に決めた目標株価に達したからと言ってあっさりと売却するというのは、 せっかくゲートに入った勝ち馬を撃ち殺すようなもの (成長株投資の神 マーク・ミネルヴィニ著 パンローリング社 2016年 の中でのダン・ザンガーの言葉) ですし、だからこそ、 価格目標を設定することには問題がある。最も良い銘柄は結局、たいていだれの予想をもはるかに超えて大きく上げるもの(同 マーク・ミネルヴィニの言葉) でもあるわけです。 つまり、持ち株が上がり始めたら、もう割高だなと思ってもモメンタムを発揮しているうちはグッと我慢してホールドを続けなくてはならないということなんですね。 これが何故大切かというと、誰にも正確な未来を見通すことが出来ないという「究極の複雑系」である株式市場では、単純に考えると 勝率は50% しかないからです。 半分の確率で負ける以上、トータルで勝つためには、「勝つときには大きく勝つ」ことが絶対に必要 なんですね。 私はこの考え方を バリュー→モメンタム戦略 不人気な時期にバリュー株としてそっと静かに買い、株価の上昇局面をグロース株として圧力強く楽しくホールドし、ついにモメンタム(勢い)が失われたときに売却し、ポッケに札束をねじ込んで風の様に去る戦略 と定義しています。 そしてその一方で、見込みと違って値下がりした銘柄については適切な損切りを徹底していくことが大切です。なぜなら 損失は利益の2.5倍のダメージがあるというのが相場心理学の教え であり、それを 放置することは投資家としてのIQ(知能指数)とEQ(心の知能指数)に大きな損傷を与える からです。まさに古いウォール街の格言である、 「損は切って、利益は放置しておけ。」が正解 ということなんですね。 この点に関して、名著 システムトレード基本と原則 の中で、著者のブレント・ペンフォールドは、 トレーディングで成功するための本当の秘密はただひとつ。損失を管理すること。 。。勝ちトレードはほとんど無視してよい。それらは普通、問題にならない。利は伸びてめったに損にならない。成功するためには、損失の管理にすべてのエネルギーと決断力を集中する必要がある。 との鮮烈な名言を残しました。「損は潔く切る。そして利益は引っ張るだけ引っぱる。」これが株式投資で「最も大切」なことなんですね。 私が次に大切と思っているのは、2. 株を売る時にはテクニカルの視点を持つ。下がり始めたら迅速に売る。 ということです。これは、バリュー投資家的視点から株を買うタイミングを選定し、モメンタム・テクニカル投資家的視点から株を売るタイミングを選定する つまり、 株を買うときと売るときでは違う考え方、異なる哲学を用いる ということです。 これが何故重要かというと、株と言うのは騰がる時はゆっくりの場合が多いですが、下がる時は非常に早くてあっという間の事が多く、 ファンダメンタルよりもテクニカルの方が売り時を早くかつ鋭敏に検出してくれるから です。 この「株の売り時のシビアさ」については、過去に多くの大投資家が言及しています。永遠の名著、 マネーの公理(マックス・ギュンター著、日経BP社) の中で、著者のギュンターはそれを、 船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。 という印象的な言葉で表現しました。 また、モメンタム投資に関する歴史的金字塔である、 私は株で200万ドル儲けた(ニコラス・ダーバス著、パンローリング社) の中で、著者のダーバスは、 トレンドが反転したらどうするのか。泥棒のように逃げ出すしかない。 と述べました。 ちなみにこのダーバスの言葉に着想を得て、私は株の売り時に関し、 みきまるのドロボー理論 指標的に高値圏にある持ち株が、モメンタムを失い「これは完全に崩れたな。」と感じたら、迅速に売却し、ポッケに札束をねじ込んで後ろを決して振り返らずに音速で猛ダッシュで去る というものを開発して、日々の投資の中で実際に使っています。(笑) さて次に、具体的な株の売り時についてですが、株価推移がモメンタム(勢い)を失って最高値から10%下がったときを目安にしています。 前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ は 値上がりして大きな含み益を持った株について、損失の時と同じシステムで売るように勧めています。具体的には、株価が相場の最高値から10%下がったら部分的に処分することを考えたほうがいい、と言います。損切りと同じやり方を踏襲すればよいので非常に分かりやすいですね。 また名著、オニールの空売り練習帖(ウィリアム・オニール著、パンローリング社) の中で、空売りのダイアグラム という有名な表があるのですが、経験上このチャートと出来高推移に当てはまる銘柄は実際にその後急落することが多いと感じていて、持ち株がこのパターンに綺麗に当てはまる場合にも売却を検討することが多いです。 私が次に大切だと考えているのは、 3. 100%正しくあろうとしない。 という事です。株式市場では「絶対的な正解」は決して手に入ることはありません。何故なら、「運用」というのは文字通り「運を用いる」ものなので、必然的に偶然、運に結果が左右されるからです。ただ我々日本人には「完璧主義」を目指す傾向があり、それで投資を苦手とされる方が多いと個人的には推察しています。 具体的には私は、 ステップシステム という前世紀の大投資家であるジェラルド・M・ローブのやり方を基本的に踏襲しています。以下彼の永遠の名著である、投資を生き抜くための闘い からの引用です。 (損切りする勇気を持てない場合でも)持ち株の一部だけなら売る気にもなれるだろう。。。 自分の銘柄が明らかな「失敗」を犯したと感じるたびに少しずつ売っていけばいい。 。。この方法は、ある薬が体質に合えば量を増やし、合わなかったら量を減らすという考え方に似ている。 素晴らしいですね。 またそれ以外に 迷ったら半分 という、マーケットの魔術師株式編でスティーブ・コーエンが述べたやり方も意識しています。。以下引用です。 自分が間違ったと思ったり、理由が分からなくても相場が思惑と逆行している場合は、ポジションを半分に切れ。いつでも積み増せるのだから。。。これを 2回やると、ポジションは元の4分の1 になる。するともう大きなトレードではない。。。重要なのは行動を起こすこと。手をこまねいて悲惨な目に遭うトレーダーがあまりにも多すぎる。。。マーケットの動きをコントロールすることは出来ないが、マーケットに対して自分がどう反応するかは自分でコントロールが出来る。 うーん、何度読んでもこれまた素晴らしい文章ですね。 すいません、少し脱線しました。要は株を売るという難題への取り組み方として、どっちみち100%正しくあることは出来ないのだから、マーケットの状態を観察し続けながらダラダラ&チビチビ売るのが良いと考えているのです。そしてジェラルド・M・ローブの言った前述の ステップシステム が一番自分のやり方に近いですね。 次に大切なのは、4.常に次の再投資先を探し続けて確保しておく。 ということです。 株を売った後に必然的に訪れる再投資のリスクを甘く見ている投資家が自分を含めて多すぎる のです。その為にみんなここで絶望的につまづいてしまうのです。 せっかくある銘柄で大きく資金を増やすことが出来ても「次のヒット株」が続かない、それが原因で資金力の大きな、ビッグな投資家になれないんですね。以下はホームラン級の超名著 価値の探求者たち での ヴィーニー・イェ の言葉(20170328の記事)です。 「株を売る際には必ず、売却資金を次は何に投資するのかを考える。バリュー投資の経験から学んだ最大の教訓は、ほとんどの投資家は再投資のリスクを軽く見て、きちんと分析しようとはしていない ということだ。。。優れた投資家と普通の投資家との分かれ目は、まさに再投資のスキル にある。優れた投資家は常に再投資の準備をしていて、複利効果を働かせることが出来る。」 プロのサッカー選手は、パスを出す前にどこに相手がいるのかをしっかりと見定めます。やみくもにやけくそに適当にボールを蹴りだすことは決してないんですね。投資もそれと一緒なのです。そして私が現在695銘柄と言う巨大な「優待株いけす」を管理&維持し続けているのも、それが「次の投資先」を見つけるうえで抜群に役立つからなのです。 私は常にキャンパスに「大きな絵」を描いてばかりの、夢見がちでやや脇の甘い投資家であり、自分で言うのもなんですが銘柄選択のミスは他の凄腕の方と較べると残念ながらかなり多い方だと思います。でも、それでもこの「世界最弱」とも評される地獄の日本株市場をここまで20年間以上何とか生き抜いてきました。 そしてその最大の原動力となったのが、ある銘柄での戦いを終えて現金化した後の「再投資」にあたって、「母なる優待株いけす」から次の新鮮で期待値の高い「黄金色の魚」を選び続けることが出来たことなのです。つまり、いけすがあったからこそ、私はここまで概ねうまく「再投資」を繰り返して来れたという事なんですね。(日経マネーに連載していた自分の記事より引用) 次に大切なのは、5.嬉しくなったら売る。 ということです。これは行動に移すのは非常に難しいのですが、自分の20年以上の経験上間違いなく極めて有効です。持ち株が市場で評価されて急騰した。更にその後もグングンと値上がりを続けていて、自分の心が浮き浮きわくわくし、「自分の見込み通りだった。嬉しいな。!」と感じたら、それが売り時ということです。 マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社)の中でマレー・ルジェーロというトレーダーが、 市場とは、大多数からお金を取り上げて、それを上位5%に与える仕組み。。。95%の人は人間本来の心理のせいでお金を失う。 と述べました。つまり、自分の心の動きと反対の売買をすることが大切 ということなんですね。私が尊敬している日本株市場のある凄腕バリュー投資家はかつて「絶対に売りたくない・手放したくないと心の底から思った。だから自分はそこで売った。」と述べました。 次に大切なのは、6. 大きく買いたい株があったら、持ち株を見渡して総合戦闘力が最も低い子を代わりに手放す。 ということです。株式市場は常に変化しています。そして我々の持ち株1つ1つの「リスク・リワード比」も刻々と変わっていきます。素晴らしい極上の銘柄を発見したら、自分の持ち株を点検して一番劣るものを売り、入れ替えていくことは理に適ったことです。かつてダーウィンが述べた様に、 生き残るのは最も強い種でも最も知的な種でもなく、変化に最も素早く反応する種 なんですね。 最後に大切なのは、7.ポップコーントレードをしない。 ということです。これは数年前に、知られざるマーケットの魔術師(ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2021年)を読んで滅茶苦茶感銘を受けたエピソードなのですが、あまりにも良い話なのですぐに自分の「売りのルール」に追加で取り入れました。 具体的には、第1章のピーター・ブラントの言葉です。 ブラントは「ポップコーントレード」と彼が呼んでいるものをなくして、パフォーマンスを改善した。 これは、かなりの含み益になったのに損益ゼロか、さらに悪いことに含み損になるまで持ち続けるトレードのことを指している。 彼はトレーダーになって早い段階でこれを経験し、そうしたトレードを避けるためにルールを作った。 振り返ってみると、私はブラントの言うこの「ポップコーントレード」を良くやってしまっていました。この数年でも、ある銘柄で9桁を超える含み益を持っていたのに、「ワイは長期投資家だから。」と全く利益確定をせずにのほほんとホールドしていて、結局そのほとんどを失ってしまったということも実際にありました。 一・ 自分の総資産の一%に等しい含み益が出たら、一部を利食いする。 二・ 利益目標の七〇%以上に達したら、逆指値をそれまでよりもずっと近くに置く。 その意味で、上記のブラントの「ポップコーントレードを避けるためのルール」は実践的で素晴らしいと思います。特に、「自分の総資産の1%に等しい含み益が出たら、一部を利食いする。」というのは分かりやすいですし、パフォーマンスを安定させるうえでも有益なやり方だと感じました。そして自分の投資手法に取り入れました。 後、少し余談ですが、持ち株の損切りラインに関しては利食いの10倍厳しい基準をおいており、 総資産の0.1%を超える含み損が出た場合にはその銘柄は機械的に売却する ようにしています。(但し有望と考えている銘柄の場合はいわゆる節税クロスをかけて買い単価を下げて仕切り直しをすることもあります。) 以上の7つがこの「株の売り時について考える。」という難題への私の考える2024年での最新のまとめとなります。これを読んで、「もっと良いアイデアがあるよー。」と言う方は是非ツイッターのコメント欄で教えてください。
May 11, 2024
さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズを1本お送りします。 405位 7951 ヤマハ (東P、3月優待) △ PF時価総額405位の中堅銘柄は、ピアノやギター、管楽器などの楽器総合メーカーで電子ピアノは世界首位、また半導体やAV機器も手掛ける ヤマハです。 私は今はシステムを完全に入れ替えてしまいましたが、10年以上前には自宅の一室でヤマハのAVアンプを使用していたこともありました。その意味では愛着のある銘柄です。 後、どうでもいいことなのですが、今思い付いてどうしても書いておきたいので書いておくと、私はオーディオシステムを組む時にAVアンプを使ってお部屋に大量のスピーカーを配置するのがもうずっと以前から大好きでした。 でも別に映画好きで大迫力のサラウンドシステムを組みたいというわけでもなく投資の勉強をしながら純粋に静かに音楽を聴くだけなので、自分でも「これはどうしてかな?」とちょっと思っていました。 そしてその答えに今気づきました。これはバリュー投資家として「どんな市場環境下でも絶対に生き抜く。死なないことを最大限に優先して戦う。」ことを徹底して20年以上を過ごしてきたので、それで「分散投資の概念」が広く人生の指針となってしまっていることに伴う一種の職業病だったんですね。ちなみに今自分がいるお家のメインリビングはスピーカーを13個使ってシステムを組んでいるのですが、「ちょっと少なかったかな。」と思って反省しているくらいです。(汗) すいません、悪い癖が出て大幅に脱線しました。本文に戻ります。 7951ヤマハは、現在の株価は3582円、PBR1.24、自己資本比率は76.8%、今期予想PER20.50、配当利回り2.1%(74円)、総合利回り2.5%(74+15=89円)で、優待は100株保有で1500円相当の自社グループオリジナル商品などです。 後、抽選で120名に自社関連CD・ブルーレイが当たるのですが、昨年は珍しく当選しました。イエーイ。 ヤマハは指標的には実に妥当な株価位置と思いますが、優待パワーを加味すればPF中位としては問題のない良い銘柄であると評価しています。
May 10, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。 404位 3093 トレジャー・ファクトリー (東P、2月優待) △ PF時価総額404位は、家電、家具、雑貨等の総合リサイクル店を関東一円で展開するトレジャー・ファクトリーです。かつて2013~14年頃には主力の一角で頑張ってくれた銘柄ですが、株価上昇によりその役目を終え今は静かに「優待株いけす」に戻りました。 現在の株価は1705円、時価総額415億円、PBR4.71、自己資本比率は45.4%、今期予想PER16.22、配当利回り1.9%(32円)、総合利回り2.5%(32+5=37円、優待券はメルカリ平均価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で トレジャーチケット(1000円相当の自社優待券、買取金額アップクーポン券)などです。 以前は上記写真の中にある「トレジャーロトスクラッチカード」もあったのですが、これは残念ながら廃止になりました。夢があって凄く楽しかったんですけどね。 ちなみに私はスクラッチは一度も当たりませんでしたが、親友の投資家は以前にギフト券を当てました。普段の行いの差でしょうか? さて私は投資家として最も大切なことは、この「トレファクのような銘柄」をなるべく若い企業ステージでPF上位に取り込むことだと考えています。 成長力の高い優待バリュー株を指標的に安い段階で仕込み、後は時の経過を味方につけて「数年で数倍」を目指す ということですね。トレファクはその素晴らしい成功例となってくれました。これからも「第2のトレファク」を求めて、日々精進して行こうと思っています。
May 9, 2024
さて今日は2021~24PF概況シリーズです。403位 4461 第一工業製薬 (東P、3月優待) △ PF403位は、凝集剤、合成糊料など工業用薬剤首位で技術力に定評がある第一工業製薬です。 現在の株価は3400円、時価総額363億円、PBR0.94、自己資本比率は37.8%、今期予想PER32.54、配当利回り1.9%(65円)、総合利回り2.2%(65+9=74円、優待品はメルカリ平均価格となる額面の30%で換算)で、優待は100株保有で3000円相当の自社製品などです。 第一工業製薬は指標的な割安感はありませんが、経験上「化学セクター」からは大化けする銘柄が良く出る印象があり、これからも勉強のためにホールド継続の予定です。
May 8, 2024
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