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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第7弾です。 今日は、第11章 理想的な考え方 から。 トレーダーとしての理想的な考え方がある。それは、極端に柔軟に考えることだ。勝ちにこだわらず、負けにもこだわらない。この心配のない状態が、大きな利益を形成するために機能する。 トレーダーの理想的な考え方ができるようになれば、負けトレードでも勝ちトレードと同じくらい平穏な心でいられる。 これとほぼ同じことを相場心理学の歴史的金字塔 「ゾーン」 の中で マーク・ダグラス も言っていました。このホウガード本が「ゾーン 最新章」 的な立ち位置の1冊であることを如実に示していますね。(笑) 組み込まれているDNA 問題は私たちの考え方にある。私たちの考え方の中心にあるのは、生き延びることと痛みを避けることである。私たちの脳は、生き延びるための最善の方法を考えるようにできている。この思考パターンはDNAに組み込まれている。それによって私たちは生き延びるかもしれないが、それがトレードを難しくしている。 はい、投資の世界で生き抜くには「動物としての本能」を超えなくてはなりませんし、S級・超A級の凄腕は皆「人間界の常識や良識」を超越したところにまで既に進化しています。 分かりやすく言うと、「凄腕 イズ オール サイコパス」 ということですね。(続く)
Nov 24, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。494位 8276 平和堂(東P、2・8月優待) ○ PF494位は、滋賀県で圧倒的シェアを誇るスーパーチェーンの平和堂です。よく頑張っているとは思いますが、周りを強敵に包囲されていて苦しい業績が続いています。 現在の株価は2245円、時価総額1157億円、PBR0.61、自己資本比率は61.0%、今期予想PER12.57、配当利回り2.7%(60円)、総合利回り3.4%(60+16=76円、優待券のメルカリ平均価格は額面の80%)で、優待は100株保有で年2回1000円に1枚使える100円相当の優待券を10枚などです。 平和堂は指標的には非常に妥当な所と思います。ただ最近は平和堂に限らないのですが、利益率が高いフード&ドラッグ型のお店が、低収益に喘ぐ旧態依然とした食品スーパーを駆逐する状況が全国的に発生しています。 そして平和堂のお膝元の滋賀県にも 「福井から来た狂犬」 と称される 9267ゲンキードラッグストア が狙いを定めて店舗数を急拡大させながら喉元に食いついてきています。 今の苦しい局面で平和堂がそのままずるずると敗退するのか、それとも反転攻勢に出て生き延びるのか、とても興味深く見守っています。
Nov 25, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。493位 9731 白洋舎 (東S、6・12月優待) ○ PF493位は、クリーニング首位の白洋舎です。 現在の株価は2237円、時価総額87億円、PBR0.92、自己資本比率は27.8%、今期予想PER4.86、配当利回り2.2%(50円)、総合利回り2.7%(50+10=60円、優待はクオのみを額面換算)で、優待は100株保有で(1)1枚および(2)1枚または(3)500円相当 ((1)クリーニング30%割引券、(2)クリーニング無料券、(3)QUOカード)です。 白洋舎は何故かずっと持っていなかったのですが、「1枚なら買える水準だな。」と思って2024年9月2日に新規参戦しました。こういう見逃している優待バリュー株って結構あるんですよね。(汗)
Nov 23, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 492位 3087 ドトール・日レスホールディングス (東P、2月優待) △ PF492位は、傘下にFC主体の喫茶ドトール、『星乃珈琲店』を展開する日レスなどを持つドトール・日レスHDです。 現在の株価は2252円、時価総額1027億円、PBR0.96、自己資本比率は77.0%と鉄壁、今期予想PER14.85、配当利回り2.0%(46円)、総合利回り2.5%(46+10=56円)で、優待は100株保有で自社ポイントカード1000円相当などです。 ドトール・日レスHDは指標的には実に妥当な株価位置ですが、優待券もとても使いやすいですし、ポートフォリオ中位としては特に問題はないものと考えています。
Nov 22, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第6弾です。 今日は、第7章 さまよう心 から。 トレードという旅を含む人生の旅は、自分の弱さを探すことでもある。 この仕事は、ほかに類を見ない心理戦だ。勝ちたければ、今重要なことに集中しなければならない。残念ながら、 エド・スィコータ の言ったことは正しかった。 私は積極的に自分の内面をコントロールしようとしている。そのために、自分が市場で今日も勝てると再確認するための十分な自信を自分自身に与えなければならない。 そしてこの挑戦をより現実的にとらえるため、私は自分のトレードを世界に公開している。これまでなぜそれをしているのか意識したことはなかったが、最近ある人に質問されて気がついた。私がトレードを公開しているのは、自分のトレードに責任を負うことで、集中を維持できるからなのである。 負けや失敗はエゴを打ちのめすかもしれないが、それは成長するためのロケットの燃料にもなる。 私が言いたいのは、「正直になる」ということである。自分に正直になれば、自分1人のときでも、40人のアルコール依存症患者の前でも、そのほかのどんな状況でも、99%の人たちが考えていない第一歩を踏み出したことになる。そして、そのときはもう勝利への道を歩き始めているに等しいのだ。 私も定期的に 「ポートフォリオ含み損ランキング」 をブログで全世界に向けて公開しています。これは自らの投資家としての過ち・恥部をビロビロにさらけ出す行為で、正直ちょっと恥ずかしさはあります。 ただ、これを書くとものすごく精神的に浄化されますし、自分のポートフォリオの問題点が明らかになりますし、投資への集中度がクッと増します。 まさに、ホウガードが言う通り、自らのトレードを公開することは「成長するためのロケットの燃料」になるんですね。(続く)
Nov 21, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。491位 8157 都築電気 (東P、9月優待) ○ PF491位は、独立系で通信と情報システムが2本柱の都築電気です。 現在の株価は2450円、時価総額494億円、PBR1.09、自己資本比率は53.6%、今期予想PER10.82、配当利回り3.7%(91円)、総合利回り4.1%(91+10=101円)で、優待は100株保有で1000円相当、300株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当などの自社オリジナルカタログ商品です。 今日は私の100株優待品の選択例を見ておきましょう。 忙しい日に助かります。↓ さて都築電気は指標的にもほんのり割安ですし、ポートフォリオ中位としては特に不満はない株価水準です。これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 20, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。490位 9467 アルファポリス (東G、3月優待) ○ PF490位は、Webに投稿されたライトノベルから人気作選び編集、書籍化し出版しているアルファポリスです。 現在の株価は2689円、時価総額260億円、PBR2.23、自己資本比率は84.3%、今期予想PER15.79、配当利回り1.2%(33円)、総合利回り1.8%(33+15=48円、優待品はメルカリ価格を参考にして1500円で換算)で、優待は100株保有で自社刊行書籍2冊(要申し込み)です。 アルファポリスは漫画が稼ぎ頭になりつつあり、成長力を維持しています。総合的に見てかなり上質の銘柄と思いますし、もう少しPF上位で戦えそうな気もしています。
Nov 19, 2024
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さて今日は当ブログ1番人気の2024~25主力株概況シリーズです。32位 7185 ヒロセ通商(東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額32位の上位銘柄は、独立系の外国為替証拠金取引大手で顧客は小口の個人投資家が中心のヒロセ通商です。 現在の株価は3825円、時価総額262億円、PBR1.25、自己資本比率は15.0%、今期予想PER7.31、配当利回り1.3%(48円)、総合利回り2.6%(48+50=98円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の50%で換算)で、優待は100株保有で10000円相当の自社キャンペーン商品(食品などの詰め合わせ)などです。 毎回、とにかくすごいボリュームです。 「もしも家が狭かったら一体どーするんだ、こんなのリアカーに乗せて行商に出るしかないぞ。」という凶悪過ぎる物量攻撃で、最高ですね。(笑) ヒロセ通商優待を総評すると、「質より量」の圧倒的なボリュームを誇る、イケイケドンドンな昭和的な価値観の、パワフルで極上の優待内容であると最大限に高く評価しています。。。。。。 、、、さて皆様、ウォーミングアップはそろそろこのあたりで終わりでよろしいでしょうか? それでは長めの前振りが終わったところで、次はちょっと真面目な話をします。 今日は私がヒロセ通商をポートフォリオ上位で戦っている理由を改めてまとめておきましょう。1. しばらく前にアレキサンダー・エルダーの名著 ザ・トレーディング を読んでいた時に、 FX会社は構造的に利益が出やすい ことを学んで、元々FX業界に強い興味を抱いていた。そして、中でもヒロセ通商は利益率が非常に高く、美味しそうなビジネスをしている クオリティ銘柄 であることも以前から認識していた。要は、「ヒロセは金になりそうだな。」と感じていた。2. FX業界は各社による手数料(スプレッド)競争が熾烈で、既に行き着くところまで行きついた感がある。そういう中で、ヒロセ通商は「取引量に応じてLION FXオリジナル商品を太っ腹にプレゼントする」という、他社とはベクトルが大きく異なる「参加者おもてなし企画」を武器にして力強い成長を続けている。 しかも、キャンペーン商品のためにわざわざ「巨大な冷凍冷蔵倉庫を自前で建てました。」と前社長がインタビューで誇らしげに語るくらいで、完全に頭がぶっ飛んでいておかしいところ、「愚直に、真面目に、全力でおふざけしている」ところが最高に気に入った。 そしてヒロセ通商のホームページを見ても、「本気の、金属バット脳天直撃フルスイングの悪ふざけ」振りがダイレクトに伝わってくる。「FX会社なのか、食品会社なのか、一瞬分からない」まである。 そしてこうした「迷いのない、振り切れたおふざけ」が功を奏し、下記の通り、口座数の増加と顧客預かり証拠金の増大による着実な成長が続いている。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)3. FX取引と言うのは、 「胴元であるFX会社が勝つように出来ている」 ので、参加者は「全員を平均すると、残念ながら負ける」運命にある。そういう意味では、FXと言うのは実際には「カジノ」に近い仕組みであると個人的には理解している。 という事は、FX会社にとって一番大切なことは、「お客様に楽しく快適に、そして出来るならばなるべく長期間取引をして貰い、かつ同時に精神的に満足してもらう」事ということになる。 そして、この 「FX会社≒カジノ運営会社」という視点で見つめ直すと、ヒロセ通商は「悪魔的に凄い会社」である ことが分かる。それは前述の「キャンペーン商品徹底バラマキ大作戦」もそうだし、大負けした投資家に対して、豪華な食事付きの無料勉強会=「プレミアム大反省会」を定期的に全国各地で開催して、そのメンタルケア及び情報収集に余念がない姿勢にも端的に現れている。「美味しいカ●は絶対に逃がさない」という強烈な意思を感じる。4. こういった様々な施策により、FX業界で長年に渡って最高の顧客満足度を誇っている。 以上、 収益バリュー ・ 成長バリュー ・ 優待バリュー の3拍子が揃い、トリッキー&斬新な魅力に溢れた、昭和的パワフル銘柄のヒロセ通商を引き続き応援していく予定です。。。。。。P.S. 尚、ここ7185ヒロセ通商に関しては、 奇想天外でトリッキーかつ株主思いのボリューム満点な優待内容が、「企業としての本質的な凄さ」をすっぽりと覆い隠してしまい、逆に現在の株価的な過小評価に繋がっている可能性がある と考えています。 私は生粋の筋金入りの「元祖優待族」として、これからも多面的に優待バリュー株を見つめながら、日々楽しく戦い続けていきたいと考えています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 17, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト第46位 ミネルヴィニの成長株投資法 (マーク・ミネルヴィニ著、パンローリング社) の好評第3弾です。 さてミネルヴィニは、株価には4つのサイクルがあると言います。それは下記の様になります。 そして株を買うべき時期について、下記の様に述べています。 注目すべきことが何も起きていない第1ステージ(底固め局面)では、どれほど魅力ある銘柄であっても買うのは避けるべきだ。たとえ、会社のファンダメンタルズが興味をそそるものでも、待って、第2ステージ(上昇局面)で買うことだ。。。まったく動きのないものを持っていても、並外れたパフォーマンスを達成することはできない。資金を急速に増やして、並外れたパフォーマンスを達成するためには、第1ステージを避けて、第2ステージで勢いがあるところを見極められるようになることが大変重要だ。 この言葉には、モメンタム投資家の考え方が端的に表れていて興味深いですね。そして私は第1ステージでたっぷりと仕込んでそれから「いつまでもずっと時が来るのを伏せて静かに待つ」のが大得意なタイプなので、モメンタム投資家とは対極のバリュー投資家であることが良く分かります。 ちなみに1つだけ補足しておくと、この「第1ステージで仕込んで静かに待つ」やり方には、「負けにくく、かつ当たった場合には割と大きい。」という「ローリスク・ミドルリターン」な大きな利点があります。それは何故かというと、第1ステージから第2ステージに入るという事は、「新規にモメンタムを獲得する」ことに他ならないわけですが、新しくモメンタムを獲得した銘柄は滅茶苦茶強い からです。ゲイリー・アントナッチが超名著「ウォール街のモメンタムウォーカー」で言及した、 フレッシュモメンタム を色鮮やかに発揮することになる訳なんですね。 そして、私は自分の投資パフォーマンスの更なる改善を目指して、株価が動き出した第2ステージでの買い増し、いわゆるピラミッディングをこの数年で意識的に良くやるように手法を変更しています。 私の目標は底値や最安値で買う事ではなく、「適切な」価格、つまり株価が大幅に上昇する直前に買うことだ。。。並外れたパフォーマンスを達成するためには、複利効果を最大限に生かす必要がある。だから、買ったあとに素早く上昇する銘柄に集中することが重要なのだ。 私は自分がミネルヴィニのような投資手法を取れたらどんなにスリリングで楽しいだろうといつも思います。しかし自分は完全にバリュー系に属する、更にその中でもどちらかというとより原理的なグレアムに近い「しけモク投資家」なので、とても実際にはミネルヴィニのやり方は真似出来ません。ただ、先ほどにも書いたように第1ステージでたんまり仕込んでいた銘柄が思惑通りようやく動き出して第2ステージに入ったときには、 「持っている含み益」を安全域として使っての買い増し は意図的にするようになりました。そしてその結果、明らかに投資パフォーマンスが改善しています。つまり、ミネルヴィニのやり方は実際に効果抜群である、ということですね。 私がコード33と名付けている状況ー売上高、利益、利益率の3つが3四半期連続で加速している状況ーを探そう。これは強力な手法だ。 私は数年前にあるウォッチ銘柄でこのコード33を見つけました。「あっ、これミネルヴィニ先生の言ってたやつや。」とピンと来たのですが、苦手な超高PBR銘柄だったので鉛筆をコネコネコネコネして迷った挙句買うのを見送りました。そして、その銘柄はその後約5倍になりました。(滝汗) ミネルヴィニ先生、すいませんでした。次にコード33を見つけた時には、今度こそ本当に踏み込んで買います。(続く)
Apr 7, 2017
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第5弾です。ここも最重要回の1つです。 今日も、第5章 人間の弱さとの闘い から。 ひらめきをもらう 2007年に、私のトレードのやり方を根本的に変えることになるある人(デビッド・ポール博士)と出会った。 彼は私のトレードに対する見方を変える発言をした。 要約するとこんな感じだ。「勝ちポジションを持っているときに、どこで利食うかではなく、どこで増し玉するかを考えてみてはどうか」 彼は基本的にすべてをひっくり返せと教えてくれた。含み益を抱えているトレーダーのほとんどが、どこで半分利食うかと考える。そして次に、どこで残りの半分を利食うか考える。 彼は、90%のトレーダーがこれをしていると言った。要するに、トレードで利益を上げたければ、ほとんどの人にとって難しいことをする必要があるということだ。 心理的に難しいことをしろ ポール博士は、勝ちトレードにはプレッシャーをかけろと言った。この教えは、本当にトレンドが始まるときに彼自身が観察したことに基づいている。 くー、この章は本当に勉強になりました。目から鱗がポロポロポロと沢山落ちました。 95%のトレーダーはその「人間的特性」のせいで必然的に負ける訳ですから、勝つためにはすべてをひっくり返して心理的に一番難しいことをしなくてはならない、ということですね。 それにしても「勝ちトレードにはプレッシャーをかけろ」と言うのは素晴らしい表現です。覚えておきます。(続く)
Nov 18, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第7弾です。 今日も、第7章 感情 から。 機能的反社会的人間 ほかの部分では適応できる感情が、健全な投資においては障害になるという証拠が次々と見つかっている。 もし感情を抑止するほうが良いのならば、それをなくしてしまえばさらによいのだろうか。この考えを追求したのが、スタンフォード大学で行われた「投資行動と感情のマイナス面」という研究である。 このなかで、研究者たちは脳の感情処理中枢に障害のある十五人と「神経機能が正常」な十五人をギャンブルで競わせた。すると、 脳に障害がある被験者は、大きく賭けることと失敗しても素早く回復することで、「正常」な被験者を簡単に上回った。 「正常」な被験者は全般的に安全にプレーしていたが、低パフォーマンスが続くと(市場では投資の好機)、リスク回避の傾向が特に強くなった。一方、 脳に障害がある被験者は、傷口を癒したり、傷ついたエゴを慰めたりする必要性を感じないため、同じスタイルを維持して勝利に邁進した のである。 ここでの教訓は、ロボトミー手術を受けて金持ちになる、ということではないが、 感情は投資にとってとんでもない敵 であるということは間違いない。神経学者のアントイン・ベッチャーラの、「投資家がお金儲けがうまくなるためには機能的反社会的人間のようになるべきだ」という言葉は、まんざら冗談ではないのかもしれない。投資家は、感情を常に追い払っていなければならないのである。 さてこのクロスビーの指摘を読んでいて、私はこれまでに学んできた名著たちの中の印象的なフレーズのいくつかを自然に思い出していました。 例えば、 デイトレード の中で著者のオリバー・ペレス&グレッグ・カプラは、以下の様に述べています。 トレーダーとして快適さは大敵である。心理的に心地よいものは、ほとんどの場合間違ったものである。 逆に、ある特定の戦略やアプローチが心理的に、感情的に受け入れ難いものであれば、それが正しいものである確率は極めて大きい。。。つまり、ある一定の水準に到達したトレーダーは、自然な発想が逆転し、ほとんど非人間的ともいえるようになる。 つまり、 私たちが投資家として大成するためには、自らの中の非人間的な部分、サイコパス的な長所を意識して伸ばしていかなくてはならない ということです。ただ世の中の99%を占める「普通の人」にはそれは限りなく困難です。そしてだからこそ、投資はこんなにも難しいんですね。(続く)
Sep 29, 2020
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さて今日は、私のポートフォリオ1位の超主力株である、 9267 ゲンキードラッグストア の店舗突撃レポートをお送りします。 お店が近くにある方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、北陸は福井地盤でジワジワと陣地を広げているゲンキーのお店は、福井・石川・岐阜・愛知に集中していて「実は一度も見たことがない」という投資家の方もいらっしゃると思うので、自分の頭の整理も兼ねてカジュアルに書いてみるものです。 さてゲンキーの店内には、 「絶対に安く売る&同時に適正な利益を確保する」ための「エグイ仕掛け」がてんこ盛りで満載 です。私は最初の1店目では気付けなかったのですが、複数のお店を巡回する中で段々と理解し、最終的にはその凄まじさに戦慄しました。 まず一番は、 「万引きをさせない」ための仕掛けが「全小売業で一番」と思えるほどに徹底している ことです。万引きされると利益がゴソッと堕ちますからね。ここで標準化されたフォーマットであるレギュラー店の見取り図を改めてご覧下さい。 ゲンキーの最大の特徴は、お店の入り口と出口が完全に分離されているということです。入り口から入った後は、必ずレジを通らないと脱出できません。これは万引き犯にとっては強烈なプレッシャーになります。 また上記の店内見取り図を見て戴けば分かりますが、各通路に横へのエスケープゾーンが一切ない、死角を完全に殺したフォーマットになっています。これは「絶対に万引きをさせない」導線ですし、同時に売り場面積を最大化させるという一石二鳥の効用もあります。私は店内を散策していて、「逃げ場のない長過ぎる通路」に眩暈がし、自分は「ゲンキー軍隊」に入隊したのか?という錯覚を感じるほどでした。(汗) 次のポイントは、「なんでも激安で売っている、ドラッグストアのマントをまとった食品スーパー」のゲンキーに取っての 生命線=利益率の高いプライベートブランド(PB)商品を買わせる仕掛けのえげつなさ です。店内には様々な罠が常軌を逸するほど至る所に仕掛けられています。 具体的に言うと、ナショナルブランド(NB)のクッキーと、完全にクリソツのゲンキーPBクッキーをガチンコで左右に並べ、「トップブランドと比べてください」と大書きして「力づくでゲンキーPBを選ばせよう」というようなやり方をしています。まさに戦国武将並みですね。ここまで徹底しないと利益が出ないということですし、ゲンキーは安く売るために文字通り「血のにじむような努力をしている。」ということです。私はその「ゲンキーの執念」を目の当たりにして、文字通り戦慄しました。。。 、、、と言うことで、今回はその「ゲンキーPB商品」を中心に買って、実力を評価してみました。 看板商品のゲンキーPBおにぎりが非常に美味しいことは前回既にレポートしましたね。複数の店舗を巡回しましたが、大人気の様で常に品薄でした。 とても暑い日で喉が渇いたので、ゲンキーPBカフェオレを買ってみました。 、、、うーん、かなり甘ったるくて味のバランスが悪くてこれはイマイチ。 ゲンキーPBポッキー。 うん、これは十分に美味しい。 ゲンキーPBミックスナッツ。 うん、これもイケる。 全体としてみると、ゲンキーの命綱であるPB商品は、「改善の余地はあるものの、値段を考えれば十分にハイクオリティ」と感じました。そして店内には「安く売るためのありとあらゆる仕掛け」が満載の、 からくり屋敷の様な計算され尽くした「バリュー空間」 になっていると思いました。 後、細かいことですが、 ゲンキーはレジ袋が無料で、更に店員さんが買った品物を親切に袋詰めしてくれる んですね。お店を出る最後の最後にお客さんに「ちょっとしたお得感」を与えるのはリピーター作りに意外と大きく貢献しているのではないか?と感じました。 以上、抜群に楽しかったゲンキー探検記でした。
Sep 2, 2021
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第4弾です。ここから2つが最重要回ですね。 今日は、第5章 人間の弱さとの闘い から。 私のヒーロー チャーリー・ディフランチェスカは、夢とわずかな資金を持ってCBOTのフロアに降り立った。大学時代は競争の激しいアメリカンフットボールの選手だったが、それ以外に、彼がシカゴのピットで最大の米国債トレーダーになることを示唆するようなことはなかった。 、、、ある午後、ピンとくるものがあった彼は上昇相場で2時間トレードし、5000ドルを稼いだ。そこからチャーリーDの快進撃が始まった。彼はトレーディングビットの伝説となり、活躍は急死するまで続いた。 ウィリアム・D・ファルーンが執筆したチャーリーDの伝記に、彼の言葉が載っている。 自分が良いトレーダーになったと分かるのは、勝ちポジションを保有し続け、増し玉して勝ち切ったときだ。トレーディングビットには、長年トレードしながら勝ちポジションに増し玉したことがない人がたくさんいる。 勝ちトレードに増し玉できることは、トレーダーとして成功するための絶対的なカギとなる。これによって正しい行動が強化されるし、利食いたい衝動の対抗手段にもなる。私が勝ちポジションを保有しているときは、利食うかどうか悩む代わりに、自分に次のように問う訓練をしている。「どうすればこのポジションをさらに大きくできるか」 ホウガードの「どうすればこのポジションをさらに大きくできるか」と言う言葉は、喉元に刺さる強烈な表現でした。「成功したポジションを更に買い増しするためには、そういう風な心の持ち方をすればいいのか。」と感じました。 自分が尊敬する投資精神科医の アリ・キエフ博士 も、 思惑通りに運んだらポジションを積み増したりしなければならない。 と言っていて、私は「うん、それは頭では分かるよ。分かるけど、実際にやるのはめっちゃ難しいんだよなあ。」と感じていたのですが、今回のホウガードの考え方はそういう「常人としての心理的限界」を超えるために極めて有用だな、ずば抜けて良い発想だな、と深い感銘を受けました。(続く)
Nov 16, 2024
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 1~10位 11~20位21位 4365 松本油脂製薬 「THEいぶし銀」の実力派ですね。22位 7516 コーナン商事 コーナン商事からは良い意味での「ケダモノ臭」がするのがいいですね。23位 9305 ヤマタネ カタリスト豊富で非常に良い銘柄ですね。24位 9027 ロジネットジャパン まずまずの成長力・指標的な割安感・実用的な優待の3拍子が揃った最高にクールな銘柄ですね。25位 8119 三栄コーポレーション 業績の回復した三栄コーポレーション。元々高い優待パワーを誇る銘柄ですからこれで「鬼に金棒」ですね。26位 7485 岡谷鋼機 ワイが笑顔で岡谷家家臣から離脱できる日は果たして本当に来るのでせうか?27位 7614 オーエムツーネットワーク ここは「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安いと思いますね。28位 255A ジーエルテクノホールディングス 旧ジーエルサイエンスも旧テクノクオーツもとても良い会社でしたし、統合後の新会社の更なる飛躍に期待しています。29位 8341 七十七銀行 私の「優待地銀株バルクプロジェクト」の中で最上位の一角を占める大切な銘柄ですね。30位 7551 ウェッズ 私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄ですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP30銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 1, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。488位 3382 セブン&アイ・ホールディングス (東P、2月優待) ○ PF488位は、国内流通首位のセブン&アイ・ホールディングスです。 現在の株価は2422円、時価総額63043億円、PBR1.56、自己資本比率は33.9%、今期予想PER38.54、配当利回り1.7%(40円)、総合利回り2.5%(40+20=60円)で、優待は100株保有で2000円相当の自社商品券などです。 セブン&アイ・ホールディングスはカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けていてざわついています。またつい先日にはMBOを検討しているという報道も出ました。 今後がどうなるのか私には全く分かりませんが、1つ言えるのは他のコンビニに較べて食べ物が圧倒的に美味しいということです。なので、ワイはセブン-イレブンが大好きです。 一体どうなるのか、事態の推移を楽しく見守っています。
Nov 13, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第3弾です。 今日は、第2章 トレーディングフロア から。 普通では負ける 一般の投資家のトレードに対するアプローチは本質的に何かが間違っている。社会で暮らす人はほとんどが精神的に安定した普通の人たちで、性格の違いはあるとしても、行動パターンはかなり似ている。 ゆりかごから墓場まで、朝から夜まで、今年から来年まで、平均的な人の思考パターン、行動パターン、希望や夢のパターン、恐怖や不安のパターンは驚くほど似ている。私たちは、そういう人を普通と言う。 もし普通がよくあるパターンで、普通の人がCFDブローカーで口座を開設して遅かれ早かれ資金を失うことになるならば、普通は単純にみんなということになる。つまり、普通の人はみんな負けることになる。 これは言いすぎだろうか。実は証拠がある。まずは、個人トレーダーのなかで典型的なCFDトレーダーの平均的な行動を見てみよう。 世界的に知られている大手CFDブローカーが公表している失敗率を見てみよう。 図表2.1 世界でトップ10に入るブローカーの統計を見ても、内容は変わらない。CMCマーケットでも、IGマーケットでも、ゲイン・キャピタルでもそれ以外の大手あるいは準大手を見ても同じことで、失敗率が70%を下回っているところなどない。 いやあ、これは最高ですねえ。「マーケットでは普通の人は勝てない。常識人は皆負ける。」と言うことを歯切れよく明快に指摘してくれています。ちなみに私はツイッターで資産自由億以上の投資家をたくさんフォローしていますが、語弊を恐れずに言うと「ほぼ全員が奇人・変人・狂人のいずれか、もしくは全て。」です。 ちなみにこのホウガードの視点に関して、名著 マーケットの魔術師 システムトレーダー編 (アート・コリンズ著、パンローリング社)の中で、マレー・ルジェーロ がほぼ同じことを違う表現で語っていました。ちょっと引用してみましょう。 市場とは、大多数からお金を取り上げて、それを上位5%に与える仕組み。。。95%の人は人間本来の心理のせいでお金を失う。 そう、マーケットとはそういう不可思議で残酷で過酷なところなのです。でもほとんどの本はそういう「冷たい真実」には口を固く閉ざして決して語ろうとはしません。綺麗事だけ言ってお金持ちになれるという幻想を無責任に振りまいています。ある意味「悪意の塊」です。 でもこのホウガード本は「誰も教えてくれないマーケットの本当のこと」をズバッと指摘してくれる、実に読者思いの親切な一冊なんですね。(続く)
Nov 14, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。489位 3291 飯田グループホールディングス (東P、3月優待) ○ PF時価総額489位の中堅銘柄は、戸建て分譲住宅のガリバー&全国シェア3割で、パワービルダー6社が13年に経営統合して発足した飯田グループホールディングスです。 現在の株価は2261.5円、時価総額6341億円、PBR0.65、自己資本比率は54.2%、今期予想PER13.72、配当利回り4.0%(90円)、総合利回り5.2%(90+28=118円、優待券はメルカリ平均価格の4枚2800円で換算)で、優待は100株保有で「江の島アイランドスパ」温泉・プールエリア利用券4枚です。 飯田グループホールディングスは十分な総合利回りも出ていますし、PF中位としては十分に許容できる銘柄であると考えています。
Nov 15, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第144位は、ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) です。今年2024年に発売された投資本の中では間違いなくトップクラスの1冊ですね。 最初に述べておくと、この本はマーク・ダグラスの歴史的金字塔 「ゾーン」 に連なる相場心理学に関する1冊です。本書の随所にゾーンの影響が感じ取れます。言い方を変えると「ゾーンの新解釈」いやむしろ、「ゾーン 最新章」 という感じの本です。 でもゾーンが発売されたのは2002年の事であり、それから既に20年の時が流れました。著者のホウガードはその後の相場心理学や行動経済学の進化を取り入れて文章化しており、そこにこの本の値千金の価値があると思います。 恐らくですが、投資初心者の方が読んでも「???」ということになると思います。壁にぶち当たっている中上級者向けのハードボイルドな1冊です。イメージで言うと、「なかなか資産1億円の壁を越えられない。」とか、「平均すれば何とかインデックスには勝てているけど、突き抜けた成績を上げられない。」と言う様な悩みを持っている投資家の方々に刺さるだろうな、と言う内容ですね。 最初に一言だけ言っておくと、著者のトム・ホウガードは「ガチで勝ち続けているスーパートレーダー」です。この人、マジで本物です。その辺の「実際には勝っていないなんちゃって投資家」とは一線を画しています。内容にはポエムっぽいところもたくさんありますが、ところどころに「あぁ、コイツはサイコパスのガチモンだな。」と感じる、とんでもなく凄い言葉が散りばめられています。 それでは次回からは、この本のベストオブベストの部分を見ていきましょう。(続く)
Nov 11, 2024
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さて本日より、当ブログの看板である 2024~25主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人間はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものです。そういう風に出来ているんですね。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2024~25主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項 当 2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせてはおりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2024~25主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れにしまってある100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストになっているのです。 そして私は割と文章力がある方のタイプです。なので、このシリーズを継続して摂取していると、知らないうちに私の「ミラクル蟻地獄ワールド」に引き込まれ、影響を受け、最終的には同化してしまう危険性があります。取り扱いには十二分に御注意ください。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、お待たせいたしました。 それでは2年ぶりの新作となる 2024~25主力株概況シリーズ いよいよ出陣です。 1位 009544 韓国造船海洋(KOSPI、非優待) ◎◎◎◎◎(みきまる史上、過去最高評価) PF時価総額1位の幕内最高主力株は、HD現代の造船中間持株会社である韓国造船海洋(HD Korea Shipbuiding & Offshore Engineering)です。(上記データは会社ホームページより引用) 下記の通り、親であるHD現代の下に韓国造船海洋があり、その下に現代重工業、現代三湖(サムホ)重工業、現代尾浦(ミポ)造船所の3つの造船企業が仲良くぶら下がっているという形になっています。 2024年6月13日現在の株価は133.300KRW(大韓民国ウォン)、時価総額9.441兆KRW、PBR0.95、自己資本比率は31.6%、今期予想PER15.50、配当利回り1.4%で、優待はもちろんありません。ここは優待天国の日本株市場ではなく海を渡ってお隣の韓国市場に上場している銘柄ですからね。(データはSBI証券の「銘柄サマリー」から引用) さて私が専門とする優待株でもない、それどころが母国語で裏の裏まで調べ尽くせるという巨大な優位性がある日本株市場銘柄ですらない韓国造船海洋に何故超主力参戦したのか?、それは以下の5つの理由によります。1. 現在造船業界は「スーパーサイクル(受注好調期)」に入ったと考えられていること。また以前のスーパーサイクルは2~3年程度の短期のものが多かったが、今回はそれが造船業界の「環境規制と新しい船種の出現」によって10年以上続く「メガ・スーパーサイクル」となる可能性があること。そして投資家としてこのビッグウェーブに絶対に乗りたい、ポッケを金貨でパンパンにしたいと考えたこと。 ちなみに「造船業界のスーパーサイクルの未来予想図」は以下となります。今現在の地点である2024年から2035年くらいまで、今後10年くらいの大活況が予想されています。Golden Pineによる解説を見ると、 第一次世界大戦以来、造船サイクルは 20 ~ 30 年続き、通常は同じ長さの耐用年数を持つ船舶の更新サイクルによって推進されてきました。世界の船舶納入量の最後のピークは 2011 年に発生し、その結果、現在では退役年齢に近づいている船舶がますます増えています。現在、運航されている船舶の約 53% が艦齢 20 年以上です。 2030 年までに、この数字は 70% に達すると予想されます。この傾向は今後も車両更新の需要を促進すると考えられます。一方で、国際海事機関(IMO)の2030年の二酸化炭素排出削減目標により、古くてエネルギー効率の低い船舶の置き換えがさらに加速しています。大手海運会社は造船所の生産能力が逼迫していることを認識しており、2030年までの環境要件を満たすためにクリーンエネルギー船を先行発注し始めている。 ということです。要は 「環境規制と古い船の代替需要」の2つが同時に重なるので、それでスーパーサイクルが発生すると予測されている ということですね。(上記データはGolden Pineより引用) またこの点に関して、世界最大の造船会社であるHD現代重工業の主要外注製作会社である現代ヒムズ代表の崔志溶(チェ・ジヨン)さんも2024年1月9日の 「毎日経済」のインタビュー で以下の様に述べています。 「かつて造船業のスーパーサイクルが2~3年間船舶発注が集中するものだったとすれば、最近は好況水準の発注が10年以上続く可能性が高く、はるかに大きなスーパーサイクルが到来しました。」「市場調査業者クラークソンによれば2022年末基準で船齢20年を越えた船舶が貨物船は58%、タンカー34%、その他船舶47%に達し、早い時期に交替しなければならない船舶の需要が大きくなった」「さらに大きな好況の理由は既存船舶の環境にやさしい船舶転換時期が早まり、捕集された二酸化炭素を液化して貯蔵場所に運送する液化二酸化炭素(LCC2)運搬船の発注が持続的に増加するものと予想され中長期造船業の展望が明るい」 ちなみに日本造船工業会のプレゼンテーション資料を見ても同じような図表があります。(上記データは日本造船工業会のプレゼンテーション資料より引用)2. それでは造船業界のこれからの未来の10年が途轍もなく明るいと仮定して、じゃあ何で韓国造船海洋を選んだか?ですが、1番はここが造船業界の売上高ランキングで世界1位だからです。 「巨大なスーパーサイクルが到来するのであれば、業界の最大手にベットしておけば間違いないだろう。」と考えたということです。ちなみに3位の中国船舶集団(CSSC)もいいかな?とちょっと思ったのですが、中国は社会主義国で投資家保護の観点から大きな不安があるので今回は除外しました。(上記データはディールラボHPより引用)3. 実際にここからの数年で韓国造船海洋の利益が急増しそうなこと。 以下はSBI証券の「財務詳細」からの引用ですが、2023年12月期に純利益221.711.002.000KRW(約244億円、1KRW=0.11円で換算)と長年の暗いトンネルを抜けて、ようやく黒字転換しました。 そして2024年12月期には751.868.000.000KRW(約827億円、利益2.4倍)、2025年12月期には1.452.368.000.000KRW(約1598億円、利益6.6倍)となる見込みです。要は、今が「絶好の投資タイミング」という事ですね。(上記データはSBI証券より引用)4. 「お前、そんなこと言って捕らぬ狸の皮算用だろう。」と思われる方がいらっしゃると思いますが、自分には韓国造船海洋の現在が「ドラえもんのタイムマシンで日本の1年前」に戻った様な「10年に1度クラスのまたとない機会」に見えること。 「ストライクゾーンど真ん中の甘い球は全力で強振する。ホームランボールを絶対に逃さない。」 ことが投資家には一番大切。 具体的に言うと、日本の造船準大手の7014名村造船所が長年のトンネルを抜けて2023年3月期に黒字転換を果たした後、利益が急増して株価が「1年で5倍」になったのですが、韓国造船海洋の今が「1年前の名村」にそっくり重なって見えること。 これは数年前に韓国造船業界が苦し紛れに「赤字覚悟の安値でダンピング受注」しまくり、激安船価のものをしぶしぶ作っていて利益がちーとも出ていなかった状況が、日本から1年遅れで船価上昇後の受注船の建造が始まることによって利益があれよあれよという間に急伸していくというシナリオです。ちょっとここで名村造船所と韓国造船海洋の20年チャートを較べてみましょう。 まずは名村造船所です。この1年間で株価が急騰し、前回の造船スーパーサイクル時の2007年時の高値とほぼ同じ水準まで上昇していることが分かりますね。(上記データはSBI証券より引用) 次は韓国造船海洋です。前回の造船スーパーサイクル時の2007年と2011年に二峰性の高値を付けているものの、現在の株価水準はその約4分の1に留まり、全く動意づいていないことが分かりますね。(上記データはInvesting.comより引用) ちなみに、 2023年最新版:世界の造船会社ランキング時価総額TOP58 という記事によると、韓国造船海洋は時価総額7位で、名村造船所は27位となっています。27位で世界的な競争力がそれほど高くはないと考えられる会社が1年で5倍になったんだから、7位の会社にもおんなじことが起こるんじゃないか?と、私は思っているということです。とてもシンプルなアイデアですね。(滝汗) あっ、ちなみに私は名村を全くディスってはいないです。名村もまだここから2倍くらいになるポテンシャルは十分にあると思っています。5. 最後に、「韓国造船海洋の未来がそんなに明るいのなら、そもそも韓国市場を代表するくらいの大型株なんだし、もうすでに今の株価に織り込まれているはずだろう。何でこんなに株価が安いんだ。」という疑問があろうかと思います。実に当然ですね。 これに対する私の推測は、「東アジア人特有の不安遺伝子が株価の上昇を抑えている」というものです。 日本・韓国・中国・台湾・シンガポールなどの東アジア人は、セロトニントランスポーター遺伝子の「S型」を持つ割合が70~80%と高く、ヨーロッパの40~45%と比べて倍近い数値になっています。このS型遺伝子は「不安遺伝子」とも呼ばれ、セロトニンの分泌量が少なくて不安を感じやすい人種であることがわかっています。 S型遺伝子保有者の割合が一番高いのが我らが日本で80.25%、2番目がお隣の韓国で79.45%、以下、中国75.2%、シンガポール71.24%、台湾70.57%となっています。 つまり、「高い確率で明るい未来が訪れそうだけど、それを実際に確認しなくては不安で不安で投資が出来ない。」というのが、我々東アジア人投資家の実態ということです。だから実際の業績数字の急伸と共に7014名村造船所は株価が5倍になったし、実際の数字が「今は見えていない」韓国造船海洋の株価は未だ動いていないということです。 「動こうと思うけれども、金縛りでどうしても体が動かない」ということです。これが「投資の世界の不確実性」であり難しさなのです。そして日本と同様に韓国の投資家も多くが不安遺伝子を持っているので、それで「実際の業績数字のブレイクを見るまでは買えないし、買わない。」と言う方が多いのではないか?と個人的には考えています。 以上、投資家としての未来を造船業界のメガ・スーパーサイクルの到来と業界1位の韓国造船海洋の飛躍に賭け、「みきまる史上最大の大航海決戦」が静かに始まります。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項当シリーズは、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 14, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト144位ベスト・ルーザー・ウィンズ(トム・ホウガード著、パンローリング、2024年) の第2弾です。 今日は元気で勢いのある まえがき から。 失敗をどう受け止めるかが、人生の多くの場面でその人の成長と人生の行く末に非常に大きな影響を及ぼすと言ったらどう思うだろうか。 トレーダーの99%が、答えを探すところが間違っていることに気付いていない。テクニカル分析、ファンダメンタル分析、指標、レシオ、パターン、トレンドラインはだれでも知っているが・・・・多くの人が負けている。1%の人たちを除いて。 この1%の人たちがやっていて、残りの99%がやっていないことは何なのだろうか。 私がトレードで成功するためにやっていることで、多くの人がやっていないことは何なのだろうか。 答えは簡単であり、複雑でもある。 私は負け方がものすごくうまいのだ。 そして、トレードはうまく負けた人が勝つ。 うーん、いいですねえ。のっけから引き込まれますねえ。 さてこのまえがきでホウガードは非常に重要な指摘をしています。それは、「トレーダーの99%が、答えを探すところが間違っている」ということです。 私はこれまで多くの凄腕投資家を見てきました。彼らの使う手法は本当にさまざまですが、ほぼ全員に共通していることがあります。それは、「考え方、世の中の捉え方が全く普通ではない。常人とは完全に異なる。」ということです。つまり勝てる投資家と負ける投資家の違いは何よりもその「頭の精神構造」にあるということです。 ホウガードによる本著は、その「勝っている1%のギフテッド」の秘密にフォーカスした実に素晴らしい1冊です。それでは次回からはその真実に迫っていきましょう。(続く)
Nov 12, 2024
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP10銘柄をまとめておきます。1位 009544 韓国造船海洋 「10年に1銘柄出るか出ないか?、数十年しかないあまりにも短くて儚い我々の投資家人生の中でこのレベルの子に果たして何度出会えるのか?」を自らの胸に問う、圧倒的な力を秘めたワールドクラスの傑物です。 現在19年目を迎えている当ブログで過去最高となる五重丸◎◎◎◎◎評価が与えられた史上初の銘柄となりました。その潜在ポテンシャルの高さがようやく本国である韓国市場でも認知され始めましたが、個人的には「まだプレリュード(序章)ですらない。」と考えています。2位 7932 ニッピ 指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリスト(株価上昇の起爆剤)が豊富にあって、光の当たったブラックシェルみたいにキラキラキラキラと極彩色に輝いているのが魅力です。優待のコラーゲンもいいですよ。3位 ---- ここはちょっと秘密ですね。4位 2681 ゲオホールディングス 「リユース株バルクプロジェクト」の本丸・お殿様ですね。5位 8029 ルックホールディングス 北欧フィンランドのファッションブランドであるマリメッコとイタリアフィレンチェの革製品ブランドであるイルビゾンテの「強力2枚看板」を誇る素敵な銘柄です。優待お楽しみパックの破壊力も異次元ですね。6位 7228 デイトナ 成長バリュー、収益バリュー、優待バリューの「3本の矢」が揃った、ハイクオリティ特別選抜銘柄ですね。7位 3539 JMホールディングス 良い意味での「獣性」を感じる銘柄です。自分の長年の優待族の経験からはこういう銘柄は伸びることが多いですね。8位 6623 愛知電機「名証プレミア上場逆プレミアム」が効き過ぎており、指標的に驚異的に割安です。また「口を開けば下方修正」とも評される「愛知電機文学」も超保守的な名古屋銘柄らしくて面白いですね。9位 3181 買取王国 「リユース株バルクプロジェクト」の新参有力大名ですね。10位 2792 ハニーズホールディングス 2022~24シーズンのTOP10銘柄で唯一の生き残りです。これだけ銘柄が入れ替わるシーズンも珍しいですね。(汗) 以上、2024~25ポートフォリオTOP10銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 27, 2024
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さて今日は、2022~23主力株概況シリーズです。72位 9267 Genky DrugStores (東P、6月優待) ◎ PF時価総額72位の上位銘柄は、福井地盤のドラッグストアで岐阜、愛知、石川、滋賀などへも侵攻中のGenky DrugStoresです。 前回の 2021シーズンでは1位 で登場していましたが、ドラッグストア業界は過当競争による大激戦が続いており、ゲンキーは既存店月次推移が大きく落ち込む結果となりました。 ちなみに私は以前からどの銘柄においても 既存店月次推移こそが「真の戦闘力」を表す と考えています。そのため、「ゲンキーはいい銘柄だけど、この既存店月次推移の悪さは看過できない。残念だがもうポートフォリオ最上位の一角では戦えない。」と考えて、持ち株をピーク時の20分の1程度にまで圧縮したため、今シーズンはようやくここで登場してきました。 現在の株価は4400円、時価総額681億円、PBR1.75、自己資本比率は39.2%、今期予想PER16.30、配当利回り0.6%(25円)、総合利回り0.8%(25+10=35円、優待の自社商品券のメルカリ平均価格は額面の100%。)で、優待は100株保有で年1回、2000円相当の自社商品券もしくは1000円相当のクオカードなどです。 さて最近のゲンキーは、300坪の標準型店舗の出店を加速して作業効率化を進めています。 これは洗練された非常に良いフォーマットではあるのですが、「ドラッグの高い利益率を使って、消費者にとって必需品である野菜や精肉などの生活必需品の価格を下げて集客する。」という「フード&ドラッグ」のコンセプトが他社に急速かつ徹底的にパクられており(TTP)、それで残念ながら総合戦闘力をやや落としてしまっています。 ただ同時に、今期も新規エリアである滋賀県に攻撃的な出店を続けるなど、「攻めの姿勢」は維持しています。(上記データはゲンキーHPより引用) そのため自分としては、「ゲンキーは既存店パワーが落ちており主力としては戦えないが、同時に福井の荒くれ者としての凶暴な精神性は失っておらず、依然として一定の魅力がある。」と考えており、現段階ではポートフォリオ上位に留め置くのが相当、と考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。。。。
Jul 2, 2023
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さて今日は当ブログダントツ一番人気の2024~25主力株概況シリーズです。31位 9057 遠州トラック(東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額31位の上位銘柄は、住友倉庫の子会社で、東海、南関東地盤の総合物流を手掛ける遠州トラックです。前回の2022シーズンは6位でしたが、この1年間株価がヨコヨコで推移したことと、他の自分の主力株と較べた場合に相対的な戦闘力がやや劣ると判断して持ち株の1部を売却したことから、少し順位を下げてようやくここで出てきました。 現在の株価は2442円、時価総額184億円、PBR0.85、自己資本比率は55.9%、今期予想PER8.69、配当利回り3.9%(94円)、総合利回り4.3%(94+10=104円、優待メロンは実は超高級品で楽天市場で調べると1つ5000円!)で、優待は500株保有で2000円相当のクオカード、1000株保有で(1)4000円相当のクオカードもしくは(2)クラウンマスクメロン2個または(3)静岡産煎茶または(4)「治郎柿」などです。 遠州トラックの優待メロンは滅茶苦茶甘くて美味しいです。♬ 正直に言って、これまでの人生で食べた中で一番です。以前初めてもらった時に「これは異常にウマい。まるで口の中で超新星爆発が起こっているようだ。何かおかしいぞ。」と感じ、後で調べて「1つ5000円」もする超高級品だと分かったのですが、「ガツガツ食わずに、もっと味わって一口一口噛み締めて食べればよかった。」と激しく後悔しました。 そのためそれからはゆっくりと舐める様に味わって戴いていますが、毎回非常に美味しいです。口に含んだ時のあり得ないほどの水分量と甘み。これは異次元ですね。 今日はメロン以外の選択肢である治郎柿についても見ておきましょう。 「皇室献上指定園」って書いてある。高級そう。 なんか、厳かにおがくずみたいので覆われています。高級カブトムシみたいですね。 ハリがあってつやつやしてる。 とても美味しい柿だけど、ワイはやっぱりメロンの方がいいや。柿をディスってるんじゃなくて自分は凄くメロンが好きなんだな、と改めて思いました。 さて遠州トラックは成長力があり同時に指標的に割安ではあるものの、このところ株価推移は軟調です。その理由はアマゾンのデリバリーサービスプロバイダー(Amazonの日本法人「アマゾンジャパン」が提携する地域限定の配送業者のこと。)としての成長がついに止まったためです。 また超ドライで情け容赦のないアマゾンが荷物を個人事業者に直接委託する 「アマゾンフレックス」 を今後急拡大する方針であることから、逆に将来的にはバッサリと切られる可能性すらあるのではないか?とマーケットから不安を持って見られているためです。実際そういう論調の記事を多く見るようになっています。 下記の通り、アマゾンとの取引は高レベルを維持してはいるものの142億円程度で頭打ちとなっています。(上記データは第59期有価証券報告書P21より引用)(上記データは週刊東洋経済2021年8月28日号より引用) ただこれだけ取引量が増えたデリバリーサービスパートナー(DSP)をいきなり切って、アマゾンフレックスですべてを個人に直接委託するというのは全く現実的ではないでしょうし、遠州トラックの業績が急激に悪化することは無いのではないか?と個人的には考えています。(上記データは週刊ダイヤモンド2024年10月26日号より引用) EC(ネット通販)市場の拡大は悠久の大河の様な時代の流れですからね。また工業製品用部品や日用品軸に配送センター業務が増大していることもあり、下記の通り足元の業績推移も全く問題はありません。と言うか、むしろ売上高はジリジリと伸び続けています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 更に指標的に割安かつ業績好調な遠州トラックは、親会社で60.0%の株を持つ住友倉庫から見ても極めて魅力的な存在であると推測されるので、今の様な株価低迷が続けばいずれはTOBの可能性もあるのではないかとも感じています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上、成長力・指標的な割安感・優待力の「3種の神器」を併せ持った遠州トラックを引き続きポートフォリオ上位銘柄として愛でながら、楽しく戦って行く予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 10, 2024
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さて今日は、2024~25主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP20銘柄をまとめておきます。 1~10位11位 5283 高見澤 日本を代表するなめ茸優待株ですね。12位 7533 グリーンクロス 輝ける福証の星☆彡ですね。13位 9990 サックスバーホールディングス ワイのポートフォリオの司令塔となる、5代目絶対基準優待バリュー株ですね。14位 9310 日本トランスシティ ワイの「優待倉庫&物流関連株バルクプロジェクト」で時価総額TOPの銘柄ですね。15位 8877 エスリード 徹底したローリスク経営を志向しており、マンデベとしては相対的な安心感の高い素敵な銘柄ですね。16位 7846 パイロットコーポレーション 「THEクオリティ銘柄」ですね。17位 1605 INPEX 日本唯一の黄金株発行企業ですね。18位 1438 岐阜造園 造園緑化専業で唯一の上場会社ですね。19位 3289 東急不動産ホールディングス この東急不動産HDクラスの銘柄をもっとたくさん集めてPF上位に集結させるのが、今の私の最大の目標ですね。20位 4690 日本パレットプール 「物流2024年問題」で大きな恩恵を受けられそうな銘柄の1つですね。 以上、2024~25ポートフォリオTOP20銘柄のまとめ でした。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 13, 2024
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1930年代から40年以上も成功し続けた前世紀の大投資家 ジェラルド・M・ローブ は 自分の損失を監視して損切りできる人は、、、長い目で見ると一番成功する。これこそ、ほかの全ての投資原則を凌駕する方針なのである。 という名言を放ちました。私は常に心の真ん中にローブのこの言葉を抱きながら投資家としての毎日を戦っています。 確実に損切りが出来ることがなぜ大切かと言うと、自分が負けたこと・過ちを犯したことときちんと向き合えていることになるからです。マーケットでは誰もが必ず負けを経験します。上手に負けること・負け方のバリエーションを学び続けることが勝てる投資家になるための実は最短ルートなのです。 私は具体的には、ポートフォリオ内に自分の投資家としての器量を超えるような損失を出しそうな子がいないかをチェックし、大きな癌細胞に成長しそうなものは「早めに予防的に外科的に切除」 することを徹底しています。具体的には毎日PFを含み損順に並べ、穴の開くほどに凝視して精査しています。 ただ、「100%常に正しい投資家」など世界中のどこにもいませんし、私は皆様ご存知の通りの 優待ヘッドギアに守られた、常時おむつ着用の永遠の3歳児投資家 なので、未だに多くの間違いを繰り返しながら生傷だらけの日々を過ごしています。 、、、、さて前置きはこのくらいにして、「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ のなんと7か月振りとなる最新版の発表です。 それでは早速、私の「過ちの一覧表」ともいえる2024年10月4日現在の最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ていきましょう。 これからランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていませんのでよろしくお願い致します。(上記データはSBI証券より引用) 保有全746銘柄中の含み損ランキング1位は「技術力は最高&業績推移は最低」な 6222島精機 が戴冠しました。ここは世界のユニクロが「ホールガーメント横編機」で3Dニットを販売するくらいに力がある銘柄ですが、主要市場である中国やバングラデシュの景気の落ち込みが深刻で業績回復の見込みが依然として立たない非常に厳しい状況が続いています。 ただ自分としては「島精機はいつか必ず復活出来る子である。」と考えており、業績推移をしっかりと見ながらにはなりますが、今のところは優待MAXの3000株はホールド継続の予定です。 5位には中部圏地盤の有力倉庫である9306東陽倉庫がランクインしました。指標的にも非常に割安ですし優待付きですし、自分は非常に良い銘柄と思っていますが、倉庫銘柄と言うのが地味なのかな? 市場では人気が無いですね。 22位には建設機械で世界2位の大物、6301コマツが入賞を果たしました。ここは300株&3年以上継続保有を条件として自社製品(オリジナルミニチュア)が頂けます。私はずっとそれが欲しかったのですが、100万円以上の投資になるのでずっと見送ってきました。 ただコマツは今年F1の名門ウィリアムズ・レーシングのプリンシパルパートナー(メインスポンサー)に就任したので、「これは買って応援しなくてはならない。」と考えて急遽参戦しました。下記の通りマシンの凄く良い部分に大きなロゴが入っています。 ワイはとにかくF1が大好きなのです。ちなみにスポンサー料が年間いくらくらいなのかな?ということが個人的には凄く気になっています。30億円くらいかな?と考えているのですが、詳しい方がいたら是非教えてください。 うーん、気になるところはこのくらいかな? 今は市場環境も安定してるのでポートフォリオ全体の含み損が非常に少なくなっています。経験上ここまで良い状態は長くは続かないことが多いですが、今回はどうなるかな?
Oct 4, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。29位 8341 七十七銀行 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額29位の上位銘柄は、仙台拠点で東北最大の地銀である七十七銀行です。 現在の株価は3860円、時価総額2959億円、PBR0.48、自己資本比率は5.6%、今期予想PER8.69、配当利回り3.6%(140円)、総合利回り3.9%(140+10=150円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」300株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当、3000株保有で10000円相当の地元特産品またはクオカードです。 定番のクオカード 凄く高級そうな焼肉セット 肉のうまみが野菜に広がって美味しい 七十七銀行は私の「優待地銀株バルクプロジェクト」の中で最上位の一角を占める大切な銘柄です。これからも今後の業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 26, 2024
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今日は通常の2021~24ポートフォリオ概況シリーズです。 484位 3395 サンマルクホールディングス (東P、3月優待) ○ PF484位の中堅銘柄は、全国にサンマルクカフェなどを展開するサンマルクHDです。ここは2013年27位、2016年24位と過去には準主力級で戦ったことのある銘柄ですが、この数年かつての輝きが見られず、無念の「優待株いけす堕ち」となりました。 現在の株価は2291円、時価総額522億円、PBR1.55、自己資本比率は63.6%と良好、今期予想PER21.29、配当利回り2.3%(52円)、総合利回り3.6%(52+30=82円、優待カードはメルカリ平均価格の3000円で換算)で、優待は100株保有で「ほとんどのお店で飲食代金20%割引になる魅惑の株主優待カード」です。 毎年、こんな感じで優待カードの色が美しく移ろっていくのもとても魅力的ですね。♪♪♪ さて、サンマルクカフェは全国各地にたくさんあるので、財布に株主優待カードを入れておくと、 いつでもどこでも誰とでも、お得に気軽に小粋にお茶が飲めて本当に重宝 します。「株主であることの御褒美」を日々しみじみと実感しながら幸せに暮らせるんですね。 当然これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Nov 4, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。487位 3196 ホットランド(東P、6・12月優待) ○ PF487位は、たこ焼き『築地銀だこ』が主柱のホットランドです。 実は結構いろいろなブランドを持っているんですね。最近は「おでん屋たけし」が増えている印象があります。↓ 現在の株価は2364円、時価総額512億円、PBR4.33、自己資本比率は46.2%、今期予想PER18.61、配当利回り0.4%(10円)、総合利回り1.6%(10+27=37円、優待券はメルカリ平均価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で年2回1500円相当の株主優待券などです。 私は幼少の頃からたこ焼きが大好きだったので、その意味ではホットランドの優待券は実にありがたいです。ただ、ここのたこ焼きはカリッとさせるために表面に油をまぶしてあるのですが、これがワイの「THE初老」の胃袋には厳しくて一度に沢山は食べられないのが悩みの種です。ほんとだったら何舟でも行きたいんだけどなあ。。。 色々食べ比べたけど、シンプルな奴が一番うまいと思います。↓ さて2023年末の事ですが、近所のイオンを散歩していると銀だこの数量限定の福袋が売っていました。 しかもこの福袋、なんと優待券で買えると言うのです。! 使用期限も延ばせるしお得だし、これは正に「優待券ロンダリング」や。 世の中にこんなに美味い話があっていいのでしょうか? これが福袋の実物です。↓ 中身はたこめしの素+たこ焼き券など。↓ たこめしを作ってみました。 おいしーい。 たこめしお握りも抜群。たこと海苔が実によく合うんだよ。 さてホットランドは指標的には明白に高いですが、同時に優待パワーもめちゃめちゃ高いです。トータルで考えるとPF中位で余裕でホールドしていけるものと考えています。
Nov 9, 2024
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さて今日は大人気を誇る 2024~25主力株概況シリーズ です。 27位 7614 オーエムツーネットワーク (東S 1・7月優待) ◎◎ PF時価総額位の上位銘柄は、2292エスフーズ 傘下の食肉小売業のオーエムツーネットワークです。 2016シーズン19位、2017シーズン30位、2018シーズン53位、2019シーズン55位、2020シーズン65位、2021シーズン73位、2022シーズン87位とじりじりと順位を落としていましたが、「相対的に見て、今のOM2は安いな。」という判断の下に大きく買い増ししたため、久方ぶりに順位を上げて今シーズンはここで登場してきました。 現在の株価は1434円、時価総額105億円、PBR0.57、自己資本比率は82.0%と良好、今期予想PER10.21、配当利回り2.1%(30円)、総合利回り2.5%(30+6=36円)で、優待は年2回、1・7月に100株保有で自社オリジナルギフト商品の30%割引販売 プラス年1回7月に、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社取扱商品(ハム・ソーセージ)もしくはアウトバックステーキハウスで使える食事券です。 私はこの数年は、アウトバックステーキハウスの食事券を戴いています。 それではアウトバックステーキハウスの実際を見ていきましょう。 私はこれまで色々と食べたのですが、今までのところではこのハンバーグ・ステーキが一番美味しいと思いました。結局、自分はとても「安く出来ている人間」なんです。やや貧しかった幼少時の食生活の影響でしょうか、ステーキよりもハンバーグの方が本当に美味しいのです。(汗) 見て下さい、この断面図。 凄い「肉密度」でした。 ♬ ちなみに、この食べ放題のパンがまた美味い。 さて今日はもう1つだけメニューを紹介しましょう。前回の訪問時にはシンプルなアウトバッカー・バーガーを食べてみました。 野菜たっぷり&肉肉しくて、とても素朴な味わいで良かったです。うん、こういうのでいいんだよ。シンプルイズべスト。 ま、オーエムツーネットワークは現状指標的に十分に割安ですし、優待内容も上記の如く素晴らしいですし、PF上位銘柄として全く不足の無い極めて良い銘柄であると認識しています。 というかここは、「食肉小売業」として見てもまずまず安いですが、「外食優待株」として捉えると破格に安い という言い方もできると思います。 これからもアウトバックステーキ優待を楽しみに、ご機嫌でホールド継続の予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 しかし、このパン、ちょっと固めなのが逆に良くてガチで無限に食える。素朴な美味しさって強いんだな。。。アウトバックステーキ、ほんとに良いお店だなあ。。。
Oct 20, 2024
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色々忙しくて遅くなりましたが、11月の抱負です。アノマリー的には最高の季節の始まりですね。 さてマーケットでは昔から 11月は、1年で最高の数か月の到来を告げる。 11月は機関投資家の第4四半期の資金が市場に入ってきて、最高の3か月の初めとなるので、最もパフォーマンスが良い月のひとつに位置づけられる。 (出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P150) と言われています。また、 11月、12月、1月は最も良い3か月だ。株価が着実に上昇する可能性が高いだけでなく、上昇自体もほかの月に比べて圧倒的に大きくなることがある。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P149) こともあり、11月と言うのは、 「1年で最高の3か月」の始まりを告げる、祝砲轟く(とどろく)素敵な1か月 となります。 ということで、私は11月が大好きです。株が上がることが多いだけでなく、温暖化が進む現代では気候もちょうど良くて過ごしやすいですし、ご飯も美味しい季節ですから猶更ですね。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Nov 6, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 25位 8119 三栄コーポレーション (東S、3月優待) ◎◎ PF時価総額25位の上位銘柄は、生活関連品の専門商社の三栄コーポレーションです。 ここは2016シーズン6位、2017シーズン10位、2018シーズン8位と長年主力として戦っていたところなのですが、その後急激に業績が悪化し残念ながら「主力撤退」の状況に追い込まれていました。 ただ「三栄コーポは最悪期を脱しつつあるし、既にほとんどの投資家に完全に愛想を尽かされていてほとんど見ている人がいないのもいいな。」と感じて2021シーズンに久々に少し買い増しをして64位で上位に再登場しました。 そしてその後の2022シーズンに「今期も3期連続の赤字だけど、かなり構造改革が進んできているし、光は見えてきてるな。」と考えて更に買い乗せしました。 また別の視点から言うと、3期連続大赤字となる業績ズタボロの当時の三栄コーポを買えるのは、我々の様な「市場の他の投資家とは全く異なる、奇妙奇天烈な視点を持った優待族」しかいないという面もありました。 他の市場参加者と全く異なる考え方でポートフォリオを組むことは、市場で生き残るためにとても大切なこと ですからね。 、、、その後、三栄コーポレーションは見事に業績のV字回復を果たし、株価も急騰しました。そしてその結果、順位を大きく上げて今シーズンはこの位置で登場することとなったのでした。 現在の株価は905円、時価総額92億円、PBR0.74、自己資本比率55.6%、今期予想PER9.53、配当利回り3.2%(29円)、総合利回り4.3%(29+10=39円、優待は1P=1円で換算)で、優待は100株で株主優待ポイント1000P、400株で2000Pなどです。3年以上保有の場合は更にポイントが上乗せ加算されます。 ちょっとここで優待カタログの内容を見ておきましょう。いずれも三栄コーポレーションが手掛けるブランドの商品になります。 優待品の充実したラインナップに三栄コーポの高い実力が端的に滲み出ています ね。♪ ちなみに私はここを長年持っているので、過去に様々な優待品を選んでいます。少しだけ見ておきましょう。 フォックスチェアー グレー なかなかお洒落ですねー。 シャスールのラウンドキャセロール。 このフランス製の超重量級のホーロー鍋を使うと、理由は良く分かりませんが煮込み料理が格段に美味しく仕上がります。実例を見てみましょう。 さて前述の様に三栄コーポレーションは、マイナーながらも実に良いブランドを取り揃えてビジネスを展開しています。 そして、それぞれのブランドの長所を生かして日本市場でメジャーに育て上げる「インキュベーター」としての能力も非凡であり、それが三栄コーポの大きな魅力の1つでもあります。 ワイのお家には、大好きなビルケンシュトックの靴がぎっしり! 業績の回復した三栄コーポレーション。元々高い優待パワーを誇る銘柄ですからこれで「鬼に金棒」です。当然これからも優待MAX株をホールドしながら楽しく応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の「無重力のステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 6, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト143位 シュワッガーのマーケット教室 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2013年) の第7弾です。 今日は、第4章 間違ったリスク評価 から。 何も測らないほうがまし 投資家が破滅的な損失を被ったときはたいてい、リスクを測る尺度を持たなかったからではなく、リスクを正しく測っていなかったことが直接の原因だった。 不完全なリスク測定は、リスクを何も測らないときとは比較できないほど、とんでもない事態を引き起こすことがある。 VaRの問題点 VaR(バリュー・アット・リスク)は、最悪の状況で被る可能性が高い最大損失を推定した値である。VaRは、ある高い信頼水準(通常は95%か99%)で一定期間に被る可能性がある最大損失、と定義できる。 例えば、99%の信頼水準で1日のVaRが3.2%の場合、1日の損失が3.2%を超えるのは100日のうち1日だけと予想される。 VaRは将来のボラティリティや相関水準が過去と変わらないという前提に立ったうえでの推測値である。しかし、この前提が著しく不適切になることは珍しくない。例えば、VaRで判断するかぎり、高格付けのサブプライムモーゲージ債から成るポートフォリオは、2007年前半でも非常に低リスクだった。それらの債券価格が当時は極めて安定していたからだ。VaRは過去の値動きから分かるリスクしか反映しないため、これらの債券に固有の破滅的なリスクについて、当時はわずかな手掛かりさえ示さなかっただろう。 VaRは、車を時速60キロ以下で走らせているときには極めて正確だが、それを超えると低い数字しか示さないスピードメーターに似ている。正確さが最も要求されるときに、危険なほど間違えるのだ。! VaRは最大riskの尺度を統計学に基づいて提供するため、ポートフォリオのリスクについて、投資家に根拠のない安心感を与えるかもしれない。この意味で、リスクを測るのにVaRに頼りすぎるのは、まったくリスク尺度を使わないときよりも危険なことがあるのだ。 このVaRに関するシュワッガーの説明は滅茶苦茶分かりやすいですね。VaRが「いざと言うときに役に立たない怪しい数字」であるという認識は以前から持っていたのですが、今回改めてそのカラクリを学ぶことが出来てとても良かったです。(続く)
Nov 3, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。 485位 1965 テクノ菱和(東S、3月優待) ◎ PF時価総額485位の中堅銘柄は、空調工事中堅のテクノ菱和です。 現在の株価は2333円、PBR1.00、自己資本比率は71.0%と良好、今期予想PER9.43、配当利回り4.3%(100円)、総合利回り4.6%(100+7=107円、優待品はメルカリ平均価格の700円で換算)で、優待は100株保有で3月株主に静岡県新茶(例年は30グラム、ただし極上品で実に美味しい。)です。 テクノ菱和は指標的にもまずまず安いですし、財務状態も良いですし、十分な総合利回りも出ていますし、とても魅力的です。ポートフォリオ中位としては全く問題のない銘柄です。それにしても空調工事関連にはいい銘柄が多いですね。
Nov 5, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト111位証券分析 (ベンジャミン・グレアム+デビッド・L・ドッド著、パンローリング、2002年) の第2弾です。 今日は、 第27章 普通株の投資 から。 新しい理論が装いも新たに単純化された結果、調査と統計データなどは無用の長物となった。そして上向きの収益トレンドを描く有望な会社を探して、値段は一切問わずにその株を買うという新しい投資原則がそれに取って代わった。 今の安全な投資法とはみんなが買うものを買う、つまり「ブルーチップ(優良株)」と呼ばれる最も人気のある値がさ株を購入することである。ここには過小評価された不人気株を探すという所期のころの投資原則の影はみじんも見られない。 、、、グレアムが嘆いた市場の姿は、彼がこの証券分析を書いてから80年以上が経過した現在でも全く変わりません。今だと、いわゆる FANG銘柄 が当てはまると思います。 われわれが、過去の収益トレンドが将来も続くという前提に懐疑的であるのは次のような理由による。まずマクロ経済の観点から見ると、収益低下と競争激化の原則に照らせば、これまでの急成長のカーブは遅かれ早かれ横ばいになることは避けられない。 また景気循環の法則に照らせば、収益の上昇トレンドが人々から最も注目されるのは、それがまさに反落する直前であるという皮肉な現実をこれまでの歴史が教えているからである。 全ては「平均回帰」する ということですね。 ちなみに世界最高峰のプロトレーダーである、 ローレンス・コナーズ や アレキサンダー・エルダー の投資手法の核の1つとなっているのもこの「平均回帰を狙ったトレード」です。グレアムは80年以上も前にその「市場の真実」に気付いていたんですね。 それにしてもどうでしょう、これらのグレアムの言葉、今の市場に照らし合わせても全く古さを感じなくないですか? だからこそ、この「証券分析」は長年我々バリュー投資家にとっての「バイブル」であり続けているんですね。(大興奮で更に続く)
Dec 25, 2020
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。9位 3181 買取王国 (東S、2月優待) ◎◎◎ PF時価総額9位の準主力株は、ホビー主体の路面店『買取王国』を東海地盤に展開しているリユース店の買取王国です。 どうです。この外観の「迷いのないボロさ」。「日本国民総貧困化」の時流にぴったりと合っていて、清々しくて実にいいですね。(笑) 駐車場もボッコボコです。(汗) 現在の株価は852円、時価総額31億円、PBR1.10、自己資本比率は61.9%、今期予想PER7.99、配当利回り1.2%(10円)、総合利回り2.3%(10+10=20円、優待は下記の2つを合わせて額面の100%で評価)で、優待は100株保有で1000P及び自社買取30%アップ券などです。 買取王国はローカルチェーンなので、ややマイナーなブランドに関して値付けが甘いというか適当な所があり、バリュー投資家としてはそこが非常に魅力的です。例えば下の「レッド・ヴァレンチノ」のカーディガンは税込み3630円だったのですが、これは破格に安かったと思います。 さて買取王国はこの数年で成長力を取り戻しており、指標的に安いことも合わせ、力のある 優待クオリティ株 と言って良いと思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そして今期も既に数店を新規出店しています。また上半期の既存店売上高が103.5%、全店売上高が108.1%と好調を維持してもいます。 更に、 7月16日には株式会社ベストバイが運営する総合リユースショップの良品買館の一部(9店舗及び商品センター)などを譲り受けることが発表 されました。以前から買取王国は地盤の東海地方から第2ドミナントエリアとして関西地方への進出を目指しており、これは非常に良い買収であると個人的には思います。 次に買取王国の実店舗の評価ですが、店内に手作り感が溢れていて非常に魅力的です。いやむしろ本当の所を言うと、業界トップで各店舗がフォーマット化されて同質になってしまっている 2681ゲオHD のセカンドストリートよりも圧倒的に磁力のある空間になっています。 商品の見せ方に熱気と拘りが溢れており、店内の独特な埃っぽさとも相まって、「良かった頃のヴィレッジヴァンガード」みたいなワクワク感と粗削りなストリート感に満ちています。 ちなみに「WHY NOT」という高級業態店も数店舗あるのですが、こちらは逆に「セカストをより上質にした感じ」でこれまた素敵なお店です。 なにしろ、お店に入った瞬間にまるでインターコンチネンタル大阪のロビーみたいな「イイ匂い」がしますからね。なにかフレグランスでも焚いているのでしょうか? 常に埃っぽくて深呼吸が出来ない、エラ呼吸を余儀なくされる通常業態の買取王国とはエライ違いです。でも、そういう「徹底的な割り切り感」がこの会社の美点なんですね。 さて2023年2月にここ買取王国の通常フォーマットの記事を一度書いていたのですが、それから1年ちょっとの月日が流れ、軟調な株価推移と共に私は大きく買い増しをしてここを新しくPF上位の準主力で行くという決断をしました。「リユース株バルクプロジェクト」の新参有力大名に据えて集中して戦に挑んでいきます。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jul 17, 2024
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さて今日は当ブログの「看板記事」である2024~25主力株概況シリーズです。23位 9305 ヤマタネ (東P、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額23位の上位銘柄は、倉庫準大手で文書に重点を置き、不動産賃貸も併営しているヤマタネです。 利益のほとんどは物流部門と不動産部門で稼いでいます。 現在の株価は3105円、時価総額352億円、PBR0.61、自己資本比率は34.0%、今期予想PER12.14、配当利回り2.9%(90円)、総合利回り3.2%(90+10=100円、100株優待品はメルカリ平均価格の1000円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に「山種美術館」カレンダー1点、300株保有で3月株主にジュースや日本酒などです。この数年で一気に優待内容が手厚くなりました。 ヤマタネは保有している不動産にたんまりの含み益を持つ、素晴らしい資産バリュー株です。下記の通り賃貸等不動産の含み益が259億+70億=329億円もあります。なのでここは元々まずまずの低PBRですが、実質PBRは更に低いことになります。(上記データは第125期有価証券報告書P85より引用) またもう1つ、 ヤマタネの本社がある越中島地区は東京都心ですが、未だ再開発が進んでおらず今後に大きな期待が持てる のも凄く良いと思います。何しろ越中島駅は東京駅から京葉線で僅か2駅4分という好立地であり、「東京のラストリゾート」とも呼ばれるほどの高い潜在ポテンシャルがありますからね。(上記データはヤマタネ 2023年&2024年3月期決算説明資料より引用) うーん、ここまで書きながら総合的に考えると、ここは更にもう少しPF上位で戦えるかもしれないです。カタリスト豊富で非常に良い銘柄ですね。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 25, 2024
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。481位 2208 ブルボン (東S、9月優待) △ PF時価総額481位の中堅銘柄は、新潟拠点の菓子大手のブルボンです。 現在の株価は2331円、時価総額646億円、PBR0.99、自己資本比率は62.0%、今期予想PER18.37、配当利回り1.6%(37円)、総合利回り2.0%(37+10=47円)で、優待は「6か月以上の継続保有」を条件に、年1回100株保有で1000円相当の自社商品詰め合わせなどです。 私的には、ブルボン≒ルマンドという感じです。幼少の頃から食べていたような記憶があります。今調べたら、 発売は1974年でそれからずっとロングセラー商品 ということでした。 食べると形がボロボロ崩れるんだけど、それがまた郷愁を誘うんだよな。。。 ブルボンは指標的には実に妥当な株価位置と思いますが、優待内容にはかなり力があると思います。優待パワーを加算すると、PF中位としては余裕でホールドしていけると個人的には見ています。
Oct 22, 2024
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さて今日は2020PF概況シリーズです。453位 7811 中本パックス (東1、2月優待) ◎ PF453位の中堅銘柄は、グラビア印刷を軸にラミネート、コーティング事業を展開している中本パックスです。 現在の株価は1591円、時価総額130億円、PBR1.04、自己資本比率は42.2%、今期予想PER10.00、配当利回り3.5%(56円)、総合利回り4.1%(56+10=66円)で、優待は100株保有で年1回、1000円相当のクオカードです。 さて私は 3954昭和パックス をポートフォリオ上位(J4ランク)で持っているのですが、しばらく前にふと気になって、「確か堅調だったと思うけど、もう一度ちょっと業績推移を見ておこう。」と思い立ちました。 ところが、まだ証券コードを暗記していなかったために、SBI証券の銘柄検索窓に「パックス」と打ち込んだところ、昭和パックスと並んでこの中本パックスが出てきました。 私は、「そういえば中本パックスもまあまあのバリュー株だったはず。しかも優待付きじゃなかったっけかな? あれ?、そういや、持ってなかった気がするな。」と思って見てみたところ、やっぱり持っていなかったので100株だけすぐに買ったのでした。 いやあ、見逃している優待バリュー株ってたくさんありますね。
Dec 15, 2020
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さて今日は当ブログ一番人気の2020~21主力株概況シリーズです。「衝撃の問題児」がシリーズ初登壇となりました。(滝💦) 20位 8219 青山商事 (東1、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額20位の準主力は、紳士服業界首位の青山商事です。赤丸急上昇で今回青山史上初のポートフォリオ最上位進出を果たしてきました。 現在の株価は548円、PBR0.15、自己資本比率は52.3%、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.8%(0+10=10円、優待券はヤフオク平均落札価格の500円で換算)で、優待は100株保有で年2回20%割引券3枚などです。 さて現在私は、「マーケットはもう新型コロナの終息は近いと認識している。なので、アゲインストコロナ銘柄に資金を移動する時期が到来している。」という判断の元に、魅力的なアゲコロ銘柄の発掘に血道を上げています。 そして、「新型コロナで一番ダメージを受けた業界、銘柄はどこかな? コロナが本当に終わるなら、逆にそこが一番狙い目になるんじゃないかな?」と考えて、様々な銘柄を虱潰しに見てきました。 そんな中で、「5年で株価10分の1」に転落し、華麗なる「逆10バガー」をキメた紳士服業界首位の青山商事を何度も舐める様に多角度から調べているうちに、「ここは非常にハイリスクだけど、まだ財務も傷み切ってはいないし、何しろ超低PBRだし、挑む価値があるんじゃないかな?」と思うようになりました。 (上記データはSBI証券より引用) 赤字転落で業績はボロボロ、更に月次推移も最悪で回復の見込みは未だ0、手元流動性の確保に必死でついに無配に転落、長年忠誠を誓ってきた社員は大幅にリストラ予定、不採算店舗もテンコ盛りに多過ぎで同じく大リストラ予定 と「いいところが一つもない」ワーストオブワーストの惨状ですが、青山商事が「排水溝に堕ちた、ヘドロ塗れのドブネズミ」の様な状況に陥っていることは、投資家はもちろん、その辺のマックにいる女子高生にすら知れ渡っている状態です。ある意味で「これ以上悪くなりようがない」という、第2次世界大戦直後の日本の様な、焼け野原の逆に清々しいシチュエーションにいるのではないか?と考えたのです。 更に現時点で、「青山商事を買っている投資家がほとんど見当たらない。」のも良いと思いました。実際、「ウルトラ逆張りで、青山商事、勇気を出してどうかな?」と親友で投資家であるぷよさんに聞いてみたところ、「いーーー、ぜーーーったい、買わない。とんでもない。」というリアクションでした。 またヤフーファイナンスの「低PBRランキング」を見ても、青山商事の0.15と言うのは、超不人気銘柄だらけの地銀株を除くと既に第2位に輝く水準であり、「日本市場でトップオブトップの極限低PBR」にまで売り込まれているのもとても素敵だな、と感じました。(上記データはヤフーファイナンスより引用) そして同時に、株価推移的に「一旦底を打ちつつある」のを確認できたことも、良い参戦タイミングであると考えました。(上記データはSBI証券より引用) さてここからは個人的で私的なメモ書きになるのですが、来期以降の黒字転換&復配があれば、数年単位で見れば株価3倍くらいは無理なく目指せると思うし、それが無理で来年以降もまだ数年赤字垂れ流しが続くとしても、最大でもここから株価半分くらいが売り込みの限界なのではないか?と自分は考えました。数字的にレンジで示すと、「負ければ株価は300円、でも勝ったら1500円。」位の勝負が出来るのではないか?というイメージを持ちました。 つまり、リスク・リワード比で冷静に現状を見つめると、「危険過ぎる」と言うぱっと見のイメージとは違って、青山商事は実は意外と魅力的なのではないかと感じました。 もちろん、このタイミングでの青山商事への参戦が「安全でクレバーな投資」であるなどとは1ミリも思っていません。極力トレンドに逆らわない形での「買い上がり」の買い方になる様に最大限の注意を払いましたが、株価が再びこの水準から暴落し、「オメー、余裕で間違ってるよ。」と母なるマーケットが教えてくれるならば、迅速に「全軍全裸撤退」することも当然にあり得ます。 最大限の緊張感を保ちながら、 翼の折れ過ぎた、複雑骨折エンジェル 青山商事の今後の行く末を見守っていく予定です。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Dec 16, 2020
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。5位 8029 ルックホールディングス (東S、12月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額5位の主力は、婦人衣料・生活雑貨の輸入販売業で、北欧フィンランドのファッションブランドであるマリメッコや、イタリアフィレンチェの革製品ブランドであるイルビゾンテが看板のルックホールディングスです。今回赤丸急上昇でルック史上初のポートフォリオ最上位進出を果たしてきました。 現在の株価は2774円、時価総額216億円、PBR0.60、自己資本比率は60.4%、今期予想PER8.22、配当利回り3.6%(100円)、総合利回り4.8%(100+32=132円、優待券はメルカリ平均価格となる額面の80%で換算)で、優待は100株保有で4000円相当・400株保有で8000円相当の商品券です。2023年11月10日にルックHDの優待制度は下記のように大きく改善されました。 さて私がルックホールディングスを主力化した理由は以下の3つです。1. 保有しているブランドに総合戦闘力が強くてかつ価格帯が高いハイブランドが多く、「稼ぎやすそう、儲かりそう。」だなと直感的に感じたこと。 具体的にはイタリアのフィレンツェで創業した皮革製品ブランドのイルビゾンテ、北欧フィンランド発で独創的なプリントと色づかいで知られているマリメッコ、フランスのファッションブランドA.P.C. (Atelier de Production et de Création)あたりですが、自分の10か所以上の店舗観察でも、どこもがっつりとお客さんを掴んでいて凄く良いと思います。 ちなみにルックのドル箱(最大規模の収益事業)はイルビゾンテなのですが、 2019年7月にビゾンテイタリアHDの全株式を約109億円で取得し完全子会社化 しています。ここは素晴らしいブランドなのでこれはとても良い経営判断だったと思います。 また革の匂いが立ち込めた店内の硬質でコンセプトが行き届いた雰囲気・イタリアフィレンチェ仕込みの商品の高いクオリティ・行き交うお客さんの物欲に妖しく輝く瞳を見れば、イルビゾンテはここから更に躍進できるだろうと個人的には確信しています。2. ホームページの片隅でひっそりと公表している月次推移が堅調であること。今年度もこれまでのところ既存店がおよそ100%越えの水準となっている。前述の通りルックが展開しているブランドはどこも値段がめちゃんこ高いので、月次さえ安定していればちゃんと利益を出せると考えられること。 (上記データは会社HPより引用) 3. 優待改善によって優待パワーが爆発的に上がったこと。具体的には優待券以外に「株主優待商品券の金額に合わせたお得なお楽しみ詰め合わせパック」が選べるようになったのですが、これが4000円分の優待券で10000円相当・8000円分の優待券で20000円相当と、「異次元に交換レートが良い」のを高く評価したこと。 そして私の20年以上に及ぶ優待族としての経験から、「これは優待知名度が上がる数年後にはかなり人気化するだろうな。」と考えたこと。(上記データはルックHPより引用) それでは早速具体的に見ていきましょう。 この8000円の優待券をマリメッコとイルビゾンテのお楽しみ詰合せパックに変えました。順番に見ていきましょう。 マリメッコお楽しみ詰合せパック イルビゾンテお楽しみ詰合せパック イルビゾンテの革の匂いが昔から好きなんだよ。ここのブランド力はガチの本物。 実際に定価だといくらなのかをざっくりと計算してみました。税抜きでマリメッコが21400円で、イルビゾンテが21700円。両方共に日本最強クラスのブランドでこれはお得過ぎる。嬉しい。。。。 ま、以上を分かりやすくまとめると、ルックHDは指標的に安いですし、総合利回りもしっかりと出ていますし、優待パワーがめちゃんこ強くなりましたし、イルビゾンテ&マリメッコを筆頭に保有しているブランドの戦闘力が高いですし、つまりは優待族的に見て凄く良い銘柄ということです。 「株価上昇の起爆剤となるきっかけ=カタリストが多い」と言っていいと思いますし、総合的に考えてポートフォリオ最上位の一角で余裕で戦える総合戦闘力があるんじゃないかな?と個人的には感じていて、それを実行に移したということですね。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 29, 2024
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さて今日は当ブログダントツ1番人気の 2024~25主力株概況シリーズ です。 6位 7228 デイトナ (東S、12月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額6位の主力株は、独立系で2輪車部品・用品の企画、卸売りを手掛け小売店も展開しているデイトナです。買い増しによってデイトナ史上最高順位で登場してきました。 下記は社長さんのバイク好きがダイレクトに伝わってくるいい写真ですね。 デイトナは会社ホームページを見ても、またIRに電話をしても、「社員同士のコミュニケーションが濃密で、かつみんなが自社のことが大好きで、極めて情熱的に働いている。」ということがダイレクトに伝わってきます。 私は調べれば調べるほどに「ここは応援したい会社だな。」という感覚がどんどんと増してきました。そして過去の自分の経験上では、そういった感覚を覚える会社では結果として勝てる確率が高いです。 ちなみにデイトナがどんな会社か?ということについては以下のビデオが分かりやすいので、良かったら是非ご覧下さい。↓https://www.youtube.com/watch?v=VWrCVrvGxNc&feature=youtu.be 現在の株価は3500円、PBR1.10、自己資本比率は72.1%、今期予想PER6.87、配当利回り3.7%(129円)、総合利回り4.1%(129+15=144円、1P=0.5円で換算。また利回りは最良となる1000株保有時で計算)で、優待は100株で500P、1000株で30000Pなどの株主優待ポイントです。100株から1000株まで、保有株数が増えるほどに利回りがどんどんと上がっていくという珍しいパターンです。IRによるとこれは「100株株主は傾向的にすぐ売ってしまう。長期保有者を増やしたいのでこういう形にした。」ということでした。 私は当然1000株以上を保有しているのでMAXポイントを頂いています。今日は過去の選択例を1つだけ見ておきましょう。水切りラックです。 非常に使いやすいラックで重宝していたのですが、ある朝何かただならぬ異常な気配を感じます。まるで家の中に鬼滅の刃の上弦の鬼である半天狗がいるような気がします。キョロキョロと周りを見渡すと、、、、 デイトナの「水切りラック」の下に、、、、、 なんとコウモリ🦇が侵入しています。! おえーっ。窓も開けてなかったのに、お前どこから入ったんや。。。 心を落ち着かせて状況を観察します。試しに水切りラックを動かしてもコウモリは微動だにしないので、どうやら彼はグーグー寝ています。今がチャンスだ。! 重かったけど、水切りラックごと持ち上げて全力で家の外に運び出します。筋トレしていて本当に良かった。 ようやく目覚めたコウモリは全力ダッシュで走って逃げていきました。 さよならーーー。 もうお家に入ってこないでね。 どうか、お元気で。 あー、朝からびっくりした。 さてそれでは気を取り直して、次に私がデイトナをポートフォリオ上位で保有している理由を箇条書きで説明しましょう。1. 道交法の2018年の改正で規制が緩和 され、自動車免許保有者であれば「AT付きの小型バイク免許(125㏄まで)」が最短2日(それまでは最短で3日)で取れるようになり、これによって 125㏄以上のバイク市場が活性化 したこと。 また この数年「リターンライダー(若い頃バイクに乗り、その後仕事や結婚などの理由で乗らなくなった人が、40~50代となり、再び手にした自由な時間にもう一度バイクに乗り始めた人のこと)」が増えた こともあり、 業界に追い風が吹いている こと。 ちなみに、自分の観察でも高速道路を走っていて「ライダー集団」(個人的にはデイトナ軍団と呼んでいる)に遭遇することが以前に較べて明らかに増えていると思います。 デイトナの業績躍進は、「実に腑に落ちる」 んですね。♪2. そして デイトナはそのチャンスをしっかりと生かし、積極的なM&Aも使いながら売り上げをしっかりと伸ばしている ことを高く評価したこと。 また同時に IRが「当社はまだまだこれから伸びる余地がある。最近はweb販売が伸長しているのだが、それがけん引する形で実店舗も伸びている。」と自信に満ちた態度だった こと。3. 一定の成長力がありながら、同時に指標的にも割安 であることを評価したこと。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)4. 最近はアジア拠点卸売事業がドル箱に成長しつつある こと。今年の1Qを見ると、やや不調が続く国内拠点卸売事業よりも既にセグメント利益が大きくなっている。 具体的に言うと、インドネシア子会社の絶好調が続いていることに加え、今年2024年2月にはフィリピンにも進出しており、数年単位で見ると更に大きな飛躍が期待できること。(上記データはデイトナ2024年12月期第一四半期決算短信より引用) 以上、ニッチ市場で着実な成長を遂げ、また同時に指標的な割安さも兼ね備えた、 成長バリュー、収益バリュー、優待バリューの「3本の矢」が揃った、ハイクオリティ特別選抜銘柄 デイトナの紹介でした。♪2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jul 3, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。28位 255A ジーエルテクノホールディングス (東S、非優待) ◎◎ PF28位の上位銘柄は、分析装置、消耗品メーカのジーエルサイエンスと半導体製造用の石英部品に特化しているテクノクオーツが統合して、つい最近の2024年10月1日に誕生したジーエルテクノホールディングスです。出来立てほやほやの会社なので、まだ四季報のページもありません。 現在の株価は2823円、時価総額519億円、PBR---、自己資本比率は--%、今期予想PER8.84、配当利回り2.5%(70円)で、優待はありません。 ただ旧テクノクオーツでは数年前に廃止されたものの激ウマさくらんぼ優待🍒がありましたし、 旧ジーエルサイエンスでは最期までクオカード優待があったので、 新生ジーエルテクノHDでもまだ優待新設の可能性は0ではないんじゃないかな?と少し期待しています。 さて私は旧ジーエルサイエンスをPF上位で保有していたので、そのままスライドしてジーエルテクノHDのホルダーになりました。旧ジーエルも旧テクノクオーツもとても良い会社でしたし、新会社の更なる飛躍に期待しています。今日は最後に旧ジーエルと旧テクノクオーツの以前のブログ記事を貼って置きます。 7705 ジーエルサイエンス 5217 テクノクオーツ2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 23, 2024
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さて今日は当ブログ一番人気を誇る 2024~25主力株概況シリーズ です。 30位 7551 ウェッズ (東S、9月優待) ◎◎ PF時価総額30位の上位銘柄は、アルミホイール主体の自動車部品・用品卸でトップクラスのウェッズです。 社長さん、まるで俳優さんの様なお名前ですね。 2013シーズン34位、2014シーズン29位、2015シーズン34位、2016シーズン26位、2017シーズン27位、2018シーズン39位、2019シーズン45位、2020シーズン45位、2021シーズン50位、2022シーズン41位とずっとPF上位の一角の地位を維持し続けている実力派銘柄ですが、今年2024年も「12シーズン連続」でそのポジションを守ってここでゆるゆると登場してきました。♬ 現在の株価は610円、時価総額98億円、PBR0.61、自己資本比率は63.3%と良好、今期予想PER6.99、配当利回り4.4%(27円)、総合利回り4.8%(27+2=29円)で、優待は1000株保有で2000円相当、2000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当、20000株保有で20000円相当のクオカードです。尚10000株以上を3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、クオカードは1000円増となります。 さてウェッズの5000円クオカードが財布に入っていると、コンビニで常に「王様気分」で買物が出来て非常に気持ちがいいです。(笑)「苦しゅうない、欲しいものは何でも買ってやるぞ。」と思いながら店内をご機嫌で巡回できるからですね。 株主優待には精神を高揚させる、日々の生活を彩り豊かで楽しいものにしてくれるという大きな効用があり、これが我々優待族が「市場で最も長生き種族」であり続けている秘密 の一つとなっています。 「楽しいことは長続きする」んですね。♬ さてウェッズはあまり成長力はないですが、指標的に十分に割安ですし、またしっかりとした総合利回りも出ていますし、非常に安定感のある良い銘柄です。 ウェッズのアルミホイールは「リーズナブルな価格の割にクオリティが高い。」ので、それが堅調な業績推移に繋がっているものと個人的には考えています。 ところで前世紀の大投資家の ジェラルド・M・ローブ は、 あなたの持っている銘柄全てが資金全体の値上がりに貢献すべきだ。それは、ボートの漕ぎ手全員が力を出し切らなければならないのと同じ理屈である。 と述べました。 そして私はこのローブの金言を常に胸の真ん中に抱いており、ポートフォリオ最上位銘柄群に関しては、リスクとリターンのバランスを毎日毎日極限まで突き詰めて考え、常に最も期待値が高いと考えるところでカチカチに固めて戦っています。 また基本的には、「リスクを取ればとるだけそれだけリターンも良くなる。」と永遠の3歳児のようにシンプルに考えています。「背伸びをするだけして実際に身長が伸びるように日々精進していく。また継続的な筋トレで全身のマッチョ化を目指し、同時に資産は長州力のようにどこまでもプクプクとふくよかに大きく、極限の筋肥大を目指す。」という立場です。 ただ正直に言って、緊張感のある銘柄ばかりだと「ちょっと疲れる」のも事実なのです。尊敬するローブ先生に反論するわけではないのですが、実際のポートフォリオ運営ではある程度の「不真面目さ・おふざけパート」や「遊び」の部分がないと何だか楽しくないし、リラックスして戦えないのです。 あまりにもキチキチに攻撃的なPFを組むと、なんというか精神的に「最短距離でコーヒーの絞りかす」になってしまいそうな、燃え尽きてしまいそうな感覚があるんですね。 そういった意味で、指標的に十分に割安で、過去25年間一度も赤字が無く、還元意識が強くて株主思いで、更に株価推移もマイルドなここウェッズは、私にとって心地良い「午後の紅茶」的な銘柄なのです。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) これからもポートフォリオのこのくらいの順位で「癒し系優待バリュー株」であるウェッズを緩々とホールドして楽しく応援していけたらいいなあ、日々のポートフォリオ運営では常にそういう余裕を持ち続けたいなあ、そう考えています。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Oct 30, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。486位 6463 TPR(東P、3月優待) ◎ PF486位は、自動車用ピストンリング日系向け大手の一角のTPRです。 現在の株価は2393円、時価総額821億円、PBR0.51、自己資本比率は54.6%、今期予想PER9.44、配当利回り4.2%(100円)、総合利回り4.7%(100+13.2=113.2円)で、優待は100株保有でお米券3枚などです。 TPRは指標的に割安ですし、十分な総合利回りも出ていますし、PF中位としては非常に良い銘柄と思います。それにしても自動車関連の銘柄は今の市場ではとことん人気が無いですね。
Nov 7, 2024
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さて今日も通常の2021~23PF概況シリーズです。 235位 8860 フジ住宅 (東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額235位は、大阪地盤の戸建て分譲がメインのフジ住宅です。 現在の株価は689円、時価総額254億円、PBR0.52、自己資本比率は30.2%、今期予想PER6.16、配当利回り3.9%(27円)、総合利回り4.4%(27+3=30円、優待利回りは最高となる1000株保有時で換算)で、優待は500株保有で1000円相当のクオカード、1000株保有で3000円相当のJCBギフトカードなどです。 さてフジ住宅は我々優待族の間では有名なことだったのですが、以前は事業報告書のアンケートに回答すると、隠れ優待として「徳島産すだち1キロ」、「淡路島産玉ねぎ2キロ」などが戴けました。 凄くクオリティの高い隠れ優待だったので、とても思い出深いですね。。。 さてフジ住宅は、指標的に割安でかつ着実に利益を上げ続けている素晴らしい銘柄です。実にいいと思いますね。
Jun 6, 2023
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さて今日は通常の2021~24PF概況シリーズです。334位 9048 名古屋鉄道 (東1、3・9月優待) △ PF334位は、中部地盤の私鉄大手で不動産、百貨店、ホテル等幅広く展開している名古屋鉄道です。 現在の株価は2295円、時価総額4514億円、PBR1.08、自己資本比率は33.9%、今期予想PER21.49、配当利回り1.1%(25円)、総合利回り1.7%(25+15=40円、優待券セットはメルカリ平均価格の1冊3000円で換算)で、優待は200株保有で年1回優待券セットなどです。 名古屋鉄道は、名古屋圏在住の優待族の方には必須銘柄です。 ただ、そうでない場合には、ちょっと魅力の薄い銘柄かもしれないですね。(まさかの続編へ続く)。。。
Jan 2, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 4位 2681 ゲオホールディングス (東P、非優待) ◎◎◎ PF時価総額4位の主力株は、ビデオ、ゲームソフトのレンタル・新品販売のゲオと総合リユースのセカンドストリートが2本柱で最近の出店はリユース中心となっているゲオホールディングスです。 現在の株価は1653円、時価総額656億円、PBR0.75、自己資本比率は37.7%、今期予想PER10.94、配当利回り2.1%(34円)で、優待は2024年3月期を持って残念ながら廃止されました。 さてゲオHDは優待廃止があったのは正直優待族的には非常に痛かったのですが、私は主力としての勝負を続けるという決定を下しました。 その理由は、 「リユース市場が確実に成長しているから」 です。下のグラフを見て貰えば一目瞭然ですね。そして同時に、 大事な投資資金は可能な限り「日の当たるところ」、「未来が明るく輝いているところ」に置いておきたいから です。(上記データはリユース経済新聞ホームページより引用) さて、ゲオHDでの勝負の行く末は全て今後の業績推移にかかっていると思います。現在「確変モード」に入っているセカンドストリートの絶好調がこれからも続くのであれば、1株当たり利益(EPS)の増加×許容されるPER水準の上昇の「ダブルプレイ」で株価位置はここから更に数段上のステージに駆け上がるでしょう。 何しろセカストはおんぼろの居抜き物件でも平気でガンガン出てくるイケイケの攻撃的な進撃スタイルであり、店舗数が着実に増加し続けていますからね。(上記データはゲオホームページより引用) また海外展開が順調なのもとても魅力的と思っています。(上記データはゲオホームページより引用) ちなみにこの「セカストおんぼろ居抜き物件」に関してですが、1つ凄く印象的なお店がありました。 今回のゲオHDの主力化に際して、セカストは複数県にまたがって20店以上回ったのですが、その中にホームセンター(?)の居抜き店舗がありました。そこは駐車場はアスファルトがガタガタで穴ぼこだらけ、入り口を入ると床がそこらじゅうでめくれかえっているという超おんぼろ店で、正直入る前から気が滅入っていたのですが、店内に入ると一転、凄い人だったのです。 そこは立地も凄く悪くて人が沢山入るような要素は皆無だったので、「これだけ悪条件が揃っている中で、この集客力は驚異的だな。」と思いました。薄暗く裏寂れた田舎の国道沿いに佇む、居抜きの極限までコストを抑えたボロボロのお店の中に静かに多くの人が蠢いていて、暗くて深い衝撃を受けました。「日本の国力低下&国民総貧困化」の実態を見た思いがしたからです。でも同時に、「投資家としてはこれはビッグチャンスだ。この機会を生かさなくてはならない。」とも強く感じました。 さて最後になりますが、ゲオHDには投資家的には懸念せざるを得ない「大きなマイナスポイント」があります。それは「期初の業績予想が異常に弱すぎる」ことです。今期2025年3月期に関しても好調な新規出店が続く予定とは裏腹に、当期順利益が▲45.0%となるという「トンデモ予想」となっています。そしてこの予想を受けて実際に株価も大暴落となっています。(上記データはゲオホームページより引用) ただ同業で業界下位の3093トレジャーファクトリーや3181買取王国の今期予想が増収増益であり、かつ既存店月次推移も良好に推移する中で、「業界トップのウチの今期予想はほぼ利益半減です。」というのはちょっとあまりにも見積もりが厳しすぎると思います。IRの方は、「ウチには(保守的な予想をする)そういった傾向はある。」とおっしゃっていましたが、物には限度があると個人的には考えています。 またこの弱気予想の発表後に社長さんの資産管理会社である城蔵屋が株式買い付けのお知らせを出しているのも、「株価を暴落させて安く買いたいという底意があるのではないか?」と投資家に思われても仕方がないと思います。 ま、そういう大きなマイナスポイントはあるにせよ、それを差し引いてもゲオにはポートフォリオ最上位の一角で戦えるだけの高いガチンコ力があるとは思います。 サッカー日本代表のポイチ監督のように、目をガンギマリに見開いてしっかりと業績推移をチェックしながら、パンパース完全装備で戦っていこうと考えています。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 26, 2024
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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。437位 9041 近鉄グループホールディングス (東P、3・9月優待) △ PF437位は、営業キロ数で国内最大の私鉄で、百貨店や不動産、ホテルなど事業を多角展開している近鉄グループホールディングスです。 現在の株価は3381円、時価総額6446億円、PBR1.24、自己資本比率は21.2%、今期予想PER14.61、配当利回り1.5%(50円)、総合利回り1.7%(50+6=56円、優待券はメルカリ平均価格の1冊300円で換算)で、優待は年2回100株保有で 様々な特典の付いた優待冊子など です。内容は多岐に渡っているので、詳しくは上記の会社HPへのリンクをご参照ください。 さて、優待族なら誰でも「縁が無くて何故か持っていない優待株」ってあると思うのですが、自分にとってはここ近鉄GHDがその1つで、指標的に常に微妙に割高なこともあってずっと買えずにいました。正確には過去に何度も暗算したり、念のために電卓を叩いて確認していたのですが、自分の合格基準にどうしても合わずそのたびに却下していました。 でも、近鉄百貨店で買い物をするときに優待割引券が手元にないことは優待族としては割と「あってはならないこと」であり、そのせいもあってずっとモヤモヤ感や残便感がありました。 ただ最近の近鉄GHDは株価推移が軟調で10年来安値水準をウロチョロしており、それでしばらく前にようやくの参戦を果たせたのでした。非常にすっきりしましたし、気分も晴れやかになりました。実に良かったです。
Jul 25, 2024
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さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。17位 1605 INPEX (旧 国際石油開発帝石) (東P、12月優待) ◎◎ PF時価総額17位の上位銘柄は、原油・ガス開発生産国内最大手で、政府が 「黄金株」 ✨✨✨(買収関連の株主総会決議事項について拒否権を行使できる株式のこと。現在ここINPEXのみが日本株市場で黄金株を発行している唯一の上場会社となっている。ちなみに黄金株を所有しているのは経済産業大臣) を保有している「THE 日の丸 国策企業」 のINPEX(旧 国際石油開発帝石)です。 さて上述した通りINPEXは日本株市場で唯一、掟破りの ✨✨✨黄金株✨✨✨ を発行している企業です。それはつまり、 資源に乏しい我が日本国にとって、ここINPEXが最も重要な企業 であると、国がはっきりと認めているという事でもあります。 事業内容がワールドワイドですし、また同時に日本国の命運を握っていて超カッコいいですね。私も一度働いてみたいです。 現在の株価は2163円、時価総額27235億円、PBR0.55、自己資本比率は62.5%と良好、今期予想PER7.44、配当利回り4.0%(86円)、総合利回り4.1%(86+2.5=88.5円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」400株保有で1000円相当、800株保有で2000円相当のオリジナルクオカードなどです。 更に言うと、「国が✨黄金株✨を保有している最重要企業が株主優待を行っている。」という事実も、優待族的には極めて重いです。ククク。🎵🎵🎵 さて2億4千万の瞳エキゾチックジャパンの根幹を支えるINPEXは、2020年12月期には無念の赤字に沈みましたが、過去25年間を見るとそれ以外は黒字を維持しています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また長引くロシア・ウクライナ戦争や最近のイスラエルとイランの激しい対立などの動乱が続く今の世の中は、1つ間違えば「第3次世界大戦」勃発の可能性もあります。そうなれば原油価格は高騰することになるでしょうし、そのヘッジとしてINPEXをポートフォリオ上位で保有している事には大きな意味と意義があると考えています。 ナシーム・ニコラス・タレブ の言う 「反脆弱(ぜいじゃく)性」 を持った素晴らしい銘柄ですね。 以上、たくさんの魅力に溢れたINPEXを、「日の丸バリュー投資家」として、引き続き楽しくホールドしながら全力で応援していく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Aug 28, 2024
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト143位 シュワッガーのマーケット教室 (ジャック・D・シュワッガー著、パンローリング、2013年) の最終回第8弾です。 今日は、第5章 リスク以外にも関係するボラティリティ、レバレッジ型ETFの場合 から。 ほとんどの投資家は、ボラティリティが高くなるほどリターンが減るということを認識していない。 レバレッジ型ETFー期待したリターンが得られるとは限らない ボラティリティがリターンに悪影響を及ぼすことを理解していないと、投資家は突然、不快な目に遭うこともある。レバレッジ型ETFを買う多くの投資家がよい例だ。一般的に、2倍のレバレッジ型ETFを買う投資家は、相場が上昇すれば、レバレッジをかけていない同種のETFよりも2倍稼げると思い込んでいる。 しかし、この種のETFをある程度長く保有すると、相場が上昇したときのリターンは2倍に達せず、下落したときには損失が2倍以上になる。同様のことは、レバレッジをかけた空売り型ETFにも当てはまる。相場が下落しても利益は上昇分の2倍に満たないことが多く、相場が上昇すると2倍以上の損失が出がちだ。 この重要な点が良く分かるように、最も注目される株価指数であるS&P500のETFに焦点を合わせよう。図5.1を見ると、S&P500指数のETF(SPY)で2倍のレバレッジを効かせた投資は、2007~2011年にー4%だった。 一方、2倍のレバレッジ型ETFであるウルトラS&P500ETF(SSO)のほうは、同じ期間にー41%になっている。 つまり、レバレッジ型の指数ETFを買った投資家は、レバレッジをかけない指数を50%の証拠金で買った投資家よりも37%も損をしたのだ。両者が取っているリスク額は等しいように見えるのにもかかわらずである。 さらに驚くべきことは、ウルトラショートS&P500ETF(SDS)に投資した場合だ。相場が全体として下げていれば、このETFでは利益が得られると思ったかもしれない。 しかし、図5.2で示すように、レバレッジ型でかつ空売り型のETF(SDS)は、指数連動型ETF(SSO)でレバレッジをかけた場合よりもさらに損失が大きく、-58%になっている。指数の空売りでレバレッジを2倍にした場合は+4%の利益だったので、62%もマイナスだったことになる。 いやあ、レバレッジ型のETFの中長期パフォーマンスが悪いことは以前から良く知られてはいますが、それにしても酷いですね。 ただ不思議なのは、ここ日本でもレバレッジ型のETFを買って逆境にただひたすら励ましあいながらじーっと耐えるという「謎の友の会」に参加している投資家の方々が未だに散見されることです。新種の罰ゲームの一種なのでしょうか? さてこれでこの本の紹介は終わりです。シュワッガーらしい、クリアカットで知的に誠実な1冊です。未読の方は是非。(続く)
Nov 8, 2024
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