わたしのブログ

わたしのブログ

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

kanaria6687

kanaria6687

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

2525pyonta @ Re:カルチャー文蔵のレストラン(04/05) こんにちは。お久しぶりですね。 光通…
背番号のないエース0829 @ 手拭い 今回ブログタイトルです。 もしよろしか…
2525pyonta @ Re:カルチャー文蔵のレストラン のみで、石をたたくと(05/03) おはようございます。お久しぶりですね。 …
2525pyonta @ Re:カルチャー文蔵のレストラン  未来に向けて(12/29) こんばんは~♪ 今年もあと2日だけにな…

フリーページ

2010年07月25日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
勤めに行くときにバスを利用するのだけれど

私が乗ってから2つ目に、50代後半くらいの夫婦がいつも乗車してくる。

大柄でふくよかな男性は、目をつぶったままで白杖を持ち、

婦人の肩に左手を置き一歩後ろから付いて進んでいる。

このバスには馴れているらしく、必ず右の座席の婦人の後ろに席を取る。

婦人はこまごまと、切符を渡したり両替したり彼に指示をしたりと忙しい。

二人はいつも駅まで行くのだけれど、毎日どこへ行くのだろう。


私はいつもドアの横の左側に席を取る。

大体殆んどの人が、座る場所が同じと言うのはどういう心理なんだろうね。



目が見えないってどういう状況なんだろうと、一時目をふさいでみる。

真っ暗な世界。ふーんこんな世界で彼は過ごしているんだ。

バスのアナウンスが聞こえる、左へ曲がります、お気をつけ下さい。

バスが回転し体が右に揺れる。後ろの人の話声がこにょこにょ聞こえる。

エンジンの音が大きくなったり小さくなったり、時折笑い声が上がり

ごちごちものおあたる音がしたり、確かに音や蝕感覚にはすごく敏感になりそう。

目を開けると、ぱあっと 色が飛び込んできた。

乳母車の黒い柄、なかで眠る子供の表情、若い女性の白い足、オレンジのシャツ

バックの色、靴の色、汗を拭き拭き上がってくる男や、賑やかな衣装で談笑する人々。

外に広がる空の色、緑の色!。ああ、美しいねえ。なんて華やかなんだろう! 


彼には、この景色は、みられないんだ。きっと想像の中に有るんだね。



子供たちは自分のことでいっぱいだし、私には肩を貸してくれる女房もいない。

比べて、彼には、いつも肩を乗せる人が付いていて、どんな善行をしてきたのだろう。

きっと、女房にやさしい人だったんだろうねえ。

又、どんな罪で、目を失ったんだろうなあ。


動物は、目を失うと、即、死につながります。



目は良く動くから、陽性な器官で、肝臓とつながっています。

陽は陰を引き、砂糖、アルコール、薬、果物、コーヒー、など陰性なものを取りすぎると

陽の器官、目や肝臓や心臓を弱くさせます。

彼の体躯から糖尿病が予測されますが、それは、私の憶測の範囲。


やっぱ、砂糖は怖いなあ。

目が見えないのは、望みじゃないので、甘いものには気をつけよう。

彼を、眺めなおして、私は、もっている自分の幸に、ため息をついたのでした。


                   2010/7/25 kanaria























お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年07月25日 06時10分28秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: