元気できれいなお母さん!!

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2005年04月13日
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カテゴリ: パラベン
「表示指定成分」の代表格といわれるほどよく目にする「パラベン」とは?

誰もが普段使っている石けん、シャンプー、トリートメント、乳液、化粧水、クリームなど化粧品全般

そして常温で保存できる加工食品に添加物としてよく使われているもの。

添加物・・・製造過程で加工や保存などの目的で使用する化学物質、防腐剤。

ちょっとマイナスのイメージに聞こえてしまう化学物質、防腐剤。

ではマイナスのイメージでありながら、どうして使われ続けているのでしょうか?

そもそも「表示指定成分」って…?

「表示指定成分」というものについて正しく理解しておく必要があります。

化粧品のパッケージの裏側を見ると、



これらが「指定成分」といわれるものです。

「表示指定成分」とは、危険な物質を意味するわけではなく、

「一部の人にはアレルギーなどの皮膚障害を起こす場合がある成分」として、

1980年に厚生省が商品に表示するように指定した物質のことで、現在は102品目が指定されています。

日本でこの指定成分の表示が義務付けられた背景には、某大手化粧品メーカーの商品に関して、ひとつの事件がありました。

そのメーカーのクリームを使用した一部の女性が皮膚のトラブル(黒皮病)を訴えました。

結果としてメーカー側が賠償金を支払うというかたちで和解したのですが、それは社会問題にまで発展しました。

それまでの化粧品には何の表示もなく、買う側はその化粧品に何が入っているのか知る余地もなかったのです。

また、表示指定成分だけでなく、化粧品の原料として厚生省が許可している物質は、3000品目ぐらいあるといわれています。

この中にはもちろん、表示指定成分ではないのに、アレルギーや皮膚障害を起こす可能性のあるものや発ガン性が疑われているものもあります。

ここでちょっと、化粧品の成分について説明します。



2) 乳化成分: 乳化成分は水と油を馴染ませるもの。
 クリームと乳液の差は、この水と油の配合バランスによって生まれます。

3) 防腐剤・殺菌剤・酸化防止剤

4) 色素・顔料・香料

5) 特殊成分(ビタミン、植物や動物からの抽出物など)



つまり、化粧品は使っているうちに手などから雑菌が入りやすく、変質したり、腐敗したりし易いものなのです。

また高温多湿の場所に置いたために、変質する場合もあります。

実際米国では、防腐剤を全く配合していない化粧品に緑膿菌が発生し、それを顔に付けた人が失明したケースがあります。

そこで、パラベンの存在が必要になってきます。

パラベンは、正式名を「パラオキシ安息香酸エステル」といって、保存料、防腐剤、殺菌剤として食品や化粧品に添加されている成分です。 

化粧品に「パラベン」と書いてあるからといっても、必ずしも1種類ではありません。

水溶性の「メチルパラベン」「エチルパラベン」、そして油溶性の「プロビルパラベン」が主なもので、「パラオキシ安息香酸エステル」というのはその総称。

パラベンは、ほとんどが鉱物(石油など)からできており、カビなどの防腐効果に優れた、化粧品には欠かせない物質です。

一方では、前で述べたとおり、一部の人には皮膚のトラブルが起こりえる毒性を含む物質であるのもまた事実なのですが・・・

結果的にはその分多くの研究がなされ、その成分や、毒性などのマイナスイメージが明らかになっただけ、配合の分量などを守ってさえいれば、防腐剤として使える唯一の安心な物質といえるでしょう。

パラベンが化粧品に含まれる場合は0.5~1.0%、また食品に含まれる場合はそれ以下というのが基準。

「致死量は200~300g」なんて怖いデータもありますが、ヒトの体内ではパラベンは12時間程度で代謝されてしまいます。

しかも1度に摂る量なんて、ホントに微量で蓄積する心配もなさそうです。

私のホームページでは自然治癒力という言葉がよくでてきますが、これは生物(植物も含め)が本来持っている、正常な状態に戻ろうとする力のことです。

人間で例えると、骨が折れたらくっつく力、風邪をひいたら治す力、皮膚を切ったら傷がふさがる力、毛が抜けたら生える力など意図しなくても本能的に働く力のことです。

私どもの扱っているコクレイ商品には、腐敗を防ぐために最小限のパラベンを使用していますが、育毛剤、ボディローション、エモリエントエッセンスは、マクロファージを活性化することによりこの自然治癒力を強化することが出来ます。

そしてさまざまなアレルギー体質の改善に成果を出しています。

よく 無添加という言葉が乱用されているのを見かけますが、「無添加化粧品」や「無添加シャンプー」とだけ表示してある商品は注意が必要です。

実際、化粧品もシャンプーも何かを添加(モノを加える)したから商品として存在しているわけで、そもそも「無添加」の商品はあり得ないのです。

そして今まで無添加化粧品として販売されていた物は、無添加化粧品としては販売できなくなったのか、表示指定成分無添加と表現を変えている物が多いようです。

つまり指定成分以外の防腐剤などを使用していたという事です。

「香料無添加」「着色料無添加」という風に何が無添加なのかを確認して商品を購入するようにしましょう。

仮に防腐剤の入っていないシャンプーなどはかえって危険なものであり、腐敗したシャンプーを使う事によって髪が抜けてしまった例もあるくらいです。

※ どんな成分でも一定の限度の量を超えて使用すれば毒性を発揮したりします。

例えば薬などでも用法を守って使用する分には体に有効に働く場合もありますが、それを間違えれば毒となるものも多いでしょう。

こういった化学成分は、使用されている「量」が問題であり、実際に使用してみて使用感などで判断せざる終えない部分もあると思います。

2001年4月から全成分表示が義務付けられました。

パラベンのことだけでなく本当の意味で化粧品の成分チェックが可能になったわけですが、同時に危険度チェックになるかどうかは疑問です。

私たちにはわからない成分が化粧品にはいっぱいあるわけですが、わからない名前を表示されてはまったく意味がないですよね。

これからは、消費者が自ら化学物質の情報を手に入れ、もっと勉強していくことが求められる時代にようになってきているようです。





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最終更新日  2005年04月14日 03時06分22秒
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