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masatosdjさん
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萌芽月さん
7usagiさんComments
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京都の今朝の最低気温1度でした 寒さが募ります
【三千院2.】
拝観順序でご案内しています。
8.【宸殿西の間】救世観世音菩薩像(くぜかんぜおんぼさつ)
(重文)鎌倉時代作、当初秘仏で観られませんでしたが、今は
公開されています。不動明王像。阿弥陀如来像が祀られて
居ます。部屋の中まで入って、拝観されることを、お勧めします。
9.【宸殿本堂】正面に112代霊元天皇の御親筆の額が掲げて
有ります【三千院】と。
本尊は、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)で伝教大師の
作とされています。
向かって右に歴代天皇の、左に歴代法親王の尊牌が祀られて
居ます。本尊は秘仏で観られません。
瑠璃光の庭
薬師如来のことを別名瑠璃光如来とも称します。
10.【 宸殿玉座】 三千院の中で最も大切な場所です。高貴の方
が坐られる事から、此処からの
【瑠璃光庭】と【往生極楽院】の眺めが素晴しいです。
瑠璃光とは、薬師如来の世界
往生極楽は、阿弥陀如来の世界
玉座は、高貴な方が坐られる為に、 「格天井」 (ごうてんじょう)
になっています。
正面に「王義之」(おうぎし)の【鵞】(が)拓本の大軸が飾って
あります。
【虹の間】玉座の前の部屋で、「下村観山筆」天皇を太陽に見立
てて画かれた「虹の図」従来の襖絵の常識を破って、鴨居の
上の壁にすべきところを、特に「釣り襖」として、天井まで貫く
大胆な構図で「虹」が画かれ、世界的に有名だそうです。
虹の七彩の美しさもさることながら、下部の壁にまで、
「水草」が可愛く画かれているのにも注目して見て下さい
。障子の外から手をかざしますと、指の間から虹が映し
出されます。「紅葉」ごろは更に美しく反映します。是非
試みて下さい。
瑠璃光の庭
小さいお地蔵さん
11.【瑠璃光庭】本堂前から履物を履き、苔むす広い庭園は、
心を和らげます。大きい地蔵菩薩が庭に立って居られます。
三千院の美しさ、静けさ、清らかさ、雰囲気を味わう絶好の
場所です。「造った庭」ではなく「造ることもなく出来上がって
いる庭」井上靖が「東洋の宝石箱」とした「池泉回遊式庭園」で、
リュークエイセスの歌
女性の着物姿が「水面にぬれた」と歌った場所かもしれません。
想像して鑑賞して見て下さい。【紅葉】【雪】景色は表現の出来ない
感動を与えて呉れます。
「薬師瑠璃光」 の如来の道場のごとく清らかで自然の姿。
「杉苔と杉木立」を満喫して下さい。
【有清園】瑠璃光庭の一部で、「往生極楽院」の東側にあります。
「さざなみの滝」水音が静けさを感じさせます。あちこちに
「童地蔵」石仏が微笑ましく、皆様を歓迎しておられます。
往生極楽院
内部は写真が撮れないのが残念です。
12 .【往生極楽院】国宝
【阿弥陀如来】脇侍として【観音菩薩】【勢至菩薩】の坐像が
ゆったりと祀られて居ます。
極楽浄土への御来迎の形で、「観音菩薩」は、蓮華坐を持って
居られます。両脇侍は、あぐら坐でなく、「大和坐り」と言って
とても珍しく、腰をやや立て、今や迎えようとされる、動的
感じを与えて居られます。「阿弥陀如来の印相」は「上品・上生」
で極楽浄土への最高の迎え方をして居られます。仏さんを大きく
囲う為、天井は、船底型になっています。彩色は今は剥げて
しまいましたが、往時は、美しく極彩色で有ったと考えられます。
板塀には、25菩薩三千仏、天井には飛天、柱には極楽浄土に
咲く「宝相華」(ほうそうげ)も画かれていたようでてす。
お坊さんのお話では 、「建礼門院さまが、この優しく心
の安らぎを 感じさせる阿弥陀さん三像を目の前にして、わが愛しき子と
平家の菩提を弔うに相応しいとして此処大原の里に余生を送ることを
決意されたのではないでしょうか」と。
建礼門院さんが親しまれた 阿弥陀様三尊のお姿は写真禁止です。
GOOgle画像で観られます
次回は、 三千院の奥に素晴らしい内容が潜んでいます。場所をご案内いたします