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この寒さも1週間の辛抱のようです
【三千院3.】
勝林院・大原問答
熊谷直実が座って待機した石 法然上人の弟子として護衛のため
「桜の馬場」を更に北奥に進みますと、「律川」の橋を渡ります。
その橋の袂に「法然上人」の弟子「熊谷直実」(くまがいなおざね)
が坐って待ち構えていたという石が存在しています。
更に突き当たりまで、歩を進めますと。正面に「大原問答」で
有名な「勝林院」が有ります。
【
勝林院】
天台宗
開祖 円仁(慈覚大師) 山号 魚山(ぎょざん)
堂内に厳かな 「声明」 (しょうみょう)が聞かれます。其の雰囲気で本尊「阿弥陀如来坐像」 を拝する事ができます。
Google「天台声明]と検索し 上部の【動画】をクリックしますと聞かれます
親指と人差し指を交えて居られるのが阿弥陀さんです 。
証拠の阿弥陀さん
阿弥陀さんの目は拝する位置によって、 怖く・優しく変化します。
僧侶の読経される坐が最も優しく見える 45度の角度 のようです。
阿弥陀さんの手から紐がぶら下がって居ますので、手元の紐を
引くと阿弥陀さんと握手した事に成るという事で、浄土へ導かれる
ことを願って実行されています。この手法は、他寺でも良く見かけます。
縁があればお試し下さい。
両台座に座して問答
【大原問答】 堂内の本尊阿弥陀如来の前、両側に梯子があり、
壇上が備え付けて有りました。一方には、 「法然上人」 がそして、
もう一箇所には、「叡山南都の学僧」と浄土念仏の教理を論議・
問答して信服させられたと言います。
法然上人54歳対して顕真(けんしん)権僧正(ごんそうじょう) 56歳でした。
既成仏教は、王朝貴族を初め、知恵者、特定の富者のみに適った
もので、 貧者・大衆・凡俗は、何等仏の救いも無く、実に仏教とは
他山の石・無縁の存在とされていました 。そこで法然上人は、
叡山で修行し会得された結果。誰もが
「一意専心・南無阿弥陀仏」と念仏を 唱えることで「極楽浄土に 導かれる」
と、説かれた時、 本尊阿弥陀さんの手から、 御光が射したと
言うことで、 「証拠の阿弥陀」 と称されることに
成りました。その後「浄土宗」として庶民の信仰と広がっていきました。
このとき師匠「法然上人」に危害が加えられるのではと、
弟子の「熊谷直実」は懐に鉈(なた)を隠し持って、近くで構えて
居たところ、法然上人にたしなめられ、鉈を竹薮に捨てたという事です。
前庭
前庭
次回も三千院の奥の様子をご案内しましょう