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November 9, 2018
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カテゴリ: 歩き遍路88
西国三十三観音寺参りを初めて6年、車でまわり続けてやっと三十三寺目の満願寺、谷汲山華厳寺を訪れることが出来ました。

長谷寺から始めた頃は亡き義母も一緒でした。

西国のお寺は京都・奈良・大阪を中心に四方に拡がっているので、四国の様にグルリとまわることが出来ません。

熊野、和歌山、姫路、丹後方面は我が家からは遠いので、1泊してのお参りが5回ありました。



この辺りでは 「たにぐみさん」 と呼ばれて、誰でも行ったことがある(アッ^^;これは言い過ぎ)有名な親しみのあるお寺さんです。

​三十三寺の中では我が家から一番近いお寺なのに訪れるのは初めてで、 ​ワク♪ワク​​ です。​

山合いに向ってドンドン進むと、田畑の広がる山里にあります。

あいにくの小雨で人出はまばら、参道口の左右にある広い駐車場はガラガラです(300~400円)

参道は1km近くあり、レンガ風の広い綺麗な道が仁王門までまっすくに伸びています。

結願を味わいながらゆっくりと歩く、決してお店を覗きながらタラタラと歩いてはいませんよ(*`艸´)



岐阜の山里と言うことで、ただ今最盛期の柿、きのこや里芋などの野菜、竹細工、掛け軸や仏具品、ういろう、お団子・・・食べ物さんがズラ~ッと並んでいます。

桜祭りや紅葉祭りにはこの参道に人があふれるので、すごい人出ですよね。



仁王門まで来ました。

両側に古いお店があります。 右手はお宿<立花屋> 、ちなみに谷汲山にはもぅ1件、新しい宿もあります。

左は<富岡屋>大口大領の末裔の食事処

​~富岡屋の立て看板より~​

大口大領と谷汲山華厳寺の由来

798年奥州・黒川郷富岡(福島県会津高田町)の役人大口大領が
京都で十一面観音像を作らせ、
郷里奥州にへ観音像を持ち帰る途中、
谷汲のふもとで像が急に動かなくなり
大領はこの地こそ結縁の地と考え
既にここで修行中の法然上人とともに寺を建てて観音像を安置した。
この時近くの谷間から仏前に供える灯明の油が湧きだしたという。


それから約100年後に
醍醐天皇がこの話を伝え聞き、
谷汲山の山号を贈るとともに華厳寺の扁額を
下賜された。



かつては名前を書いた木札を釘で打っていたそうですが、幾つも打ち付けてりますね。

味がありますね~(でも、柱を傷つけるから駄目ですよ)


冬は雪の多いこの地域、湿気も多いでしょう。

石像や石垣には苔が多く、杉苔に覆われた石像もあり時の流れを感じます。


本堂の柱も天井も煙で黒ずんで、薄暗い堂内は昭和、大正、明治、もっと、江戸時代までさかのぼった感じです。

額などはもぅ何が描いてあるのかわからないほど黒ずんでいて、漆黒の世界です。



本尊開帳をされていて、中まであがって拝見することが出来ました(無料)

七五三の時期なので祈祷をされる親子さんがいて、堂内をお経の声が響いて、わたしまでありがたい気分です。

戒壇巡りもしました(100円)

短いのですが、中は真っ暗です。

右壁を手で探りながらソロリソロリ~ 大きな数珠玉に触れたら、そのすぐ上に<カギ>があります。

わたしは玉の次にカギがあると思って行き過ぎてしまい、次の方に教えてもらってもどって触りました。

子供には手が届かないんじゃないかな?



​本堂両脇の柱には <精進落としの鯉> がいますから、触ってくるのを忘れませんように。​

オスメスなのか、<あ・うん>なのか、よく見ると左右の鯉の太さが違いますよ。

本堂からはほんのり色づいたモミジ、見ごろは1週間後の11月中旬でしょう。



納経は 本堂・観音堂<過去> 満願堂<現在> おいずる堂<未来> の三種をいただけます。

ご詠歌も<過去><現在><未来>と三首あります。



本堂の北側にまわると背面からもご本尊を拝めます。

「苔の水地蔵尊」は、お札を頂き(20円)水を付けて痛むところに張り付けて願掛けをします。

その後は並んで横に建つ、笈摺堂 (おいづるどう)子安観音堂と拝して、満願堂に向います。

本堂からは左裏手の位置になり、階段を三十三段上った先に建つ堂です。


~最後の階段、あと少し~

沢山の石狸がニコニコとお迎えしてくれます。

本尊は十一面観音菩薩。周囲には「満願」の文字の刻まれた狸の石造が並び、ニコニコとお迎えしてくれます。

そして巡礼者はここで納め札を納めます。



雨足が強くなってきました。

満願堂の右手に奥の院に上がっていく山道がありますが、この日は止めておきました。

広い道なりに進むと砂防を兼ねた緑ヶ池に通じていて、その奥に妙法ヶ滝があります。

いつ頃石を積み上げたのでしょう。

6畳ほどの広さで周りをぐるりと石垣で囲ってあるので薄暗く、その石垣の高い所から水が落ちてくる仕組みのようですが、この日はまったく水は流れていませんでした・・・
もぅ、戻りましょう。


~何の天ぷら?~

雨で参道を行く人はほとんどいません。

山門前のお宿で<満願定食>を頂きました。

暖房の付いた部屋で、きのこ釜飯が炊き上がるのを待つこと20分、
その間に小皿にのった美味しいものが運ばれてきます。

​珍しかったのは、 梅干しの天ぷら((´∀`*))  ピンポン玉位の甘く柔らかい梅をカラリと揚げてあり、これデ​ ザートですかね~

次回訪れるときは、奥の院から妙法ヶ岳に登り横蔵寺まで歩きたいと思います。


*明日からは(11/10)紅葉祭りが始まります。晴天の下、モミジがきれいでしょうね。







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最終更新日  November 9, 2018 10:51:10 PM
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