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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2007.09.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は、朝から夜まで外出なので手短に書きます。

昨日は、「教育や子育てはお料理を作る時にように」と書きました。
これは全くその通りで今日はちょっとその補足をします。

お料理作りで大切なことは、先ず“美味しい”ということでしょうね。
どんなに栄養たっぷりでも、まずくて食べられないので意味がありませんからね。
日本の教育はまず、この時点で問題がありますね。

次に、作る人の好みではなく、実際に食べる人の好みに合わせて作ることも大切ですよね。これは全く当たり前のことですが、これも怪しいですね。

でも、いくら好きだからといって、好きなものばかり食べさせるのも問題ですよね。それは、子どもにお菓子ばかり食べさせるようなものです。
だから、子どもの健康を考えてバランスよく素材を選ぶことも大切ですよね。


いくら本人が喜ぶからといって、糖尿病の人に、お酒やステーキを出したりするのはまずいですよね。

今の子どもたちは強い刺激が好きですが、だからといって刺激が強い素材を使うことが子どものためになるのかどうか、考えた方がいいですね。
塩分と油が強いポテトチップばかり食べている子に合わせてお料理を作ったら子どもの健康の害になるのはあきらかです。

また、相手の性別や年齢も考慮すべきでしょうね。
相手が子どもなのにお酒が入ったもの、苦いもの、辛いものが入っていたら食べることが出来ませんからね。また、男性と女性とでも食べる量も、好みも違いますよね。

味だけでなく、見た目も大切ですね。
見た目が悪いと、食べる前に拒否反応が出てしまいますからね。
これは教育では子どもの興味のひき方ということになるのでしょうか。
それは、“なんか面白そう・・”という印象を与えるということになるのかな。

どんなに美味しいお料理でも楽しくなさそうに調理し、嫌々運んできて、何のデリカシーもなく“ドンッ”とテーブルに置かれたら、それだけで食べる気がなくなりますよね。

学校でも、ただ教科書やノートを読むだけの先生、一方的に授業を進める先生がいますが、そういう授業では食べる前に拒否反応が出てしまいますね。


高級でなくても、レアものでなくても、生き生きとした素材を選ぶ必要がありますね。

また、基本的に自分が生活している地域に近い所で取れた素材を使うべきでしょう。
家を造る時には、その家を造る場所に近いところで取れた木を使うと長持ちすると聞いたことがあります。食べ物でも、そういうことがあるのではないかと思います。
教育でも、そういう素材の方が子どもは興味、関心を持ちやすいです。

ミカンの産地なら、“ミカンが一つ、ミカンが二つ”とやれば子どもは身近に感じますが、それを“マンゴーが一つ”とやったら実感がないですよね。


今の日本の教育では、素材を組み合わせて料理にすることなく、素材をそのまま子どもに食べさせています。
カレーライスにすれば美味しく食べられるのに、ジャガイモはジャガイモだけで、ニンジンはニンジンだけで、お肉はお肉だけで子どもに食べさせています。
素材の組み合わせ方を知らないのでしょう。

それと、素材を美味しく調理するためには調味料も必要ですが、その調味料もワンパターンです。“褒める”、“叱る”、“競争させる”、これだけの調味料しか知らない先生が多すぎます。
カレー粉のような調味料なんて全く思いもよらないのでしょうね。

それと、組み合わせ方がうまく行っている時には少ない調味料でも美味しい料理になります。調味料でごまかす必要がないからです。

シュタイナー教育では“教育を芸術にまで高めよう”といいますが、私はそれはこういう事なのではないかなと理解しています。

料理は芸術なんです。
それに対して、今の教育はサプリメントを飲ませているばかりです。
“鉄分が足らない。はい、じゃあこのサプリを飲んでね”という感じです。

サプリばかりを並べたレストランになど入りたくないですよね。
(そんなレストランはないですけどね。)
でも、学校は似たようなことをやっていますね。

“学力低下! はい、このサプリ”
“理科離れ! はい、今度はこのサプリ”
なんてね。

美味しいお料理にすれば言われなくたって子どもは喜んで食べるのですがね・・・。





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Last updated  2007.09.15 06:40:34
コメント(6) | コメントを書く


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Re:「お料理と教育」(教育を芸術に)(09/15)  
みけ猫 さん
分解してばらばらにしか考えていないからでしょうか?
切り離して考えた方がよいこともありますが。

科目は教える都合で切り離して国語、とか算数とか分かれていますが繋がっていますよね。

そういう取り組みをしている学校が新聞などで記事成っていると素晴らしいなぁと思ってしまいます。
でも意外に親には受けなかったりするらしいですね。

目先の学力テストなどで点がとれないから、
隣の学校に負けているとか
クレームがきたりするそうです。
お粗末ですね。

先生自身もやりたいように教えられないようにできていたりするし、
一つの学校に何年もいたりしてはいけなくて
(横浜はいちおう4年間だったかな)
すぐ変わったりするので落ち着いて取り組むとか
できにくいようですね。
(2007.09.15 16:48:45)

Re:「お料理と教育」(教育を芸術に)   
ひれっこ さん
どこかの国で(イギリス?)、ある一つのテーマを決めて、それを色んな角度(教科)から学ぶ授業を行っているのをテレビで放映していたそうです。
たとえば、ある日は「地震」がテーマで、それについて国語的に考える時間、算数を使って考える時間、理科的にみる時間、社会的に考える時間・・・と。一日中同じテーマで眺めるのだけど、とても深く考えることができるし、どの教科もつながっているんだって実感できて、面白いなぁと思いました。日本の学校ももっと楽しくて自主的に動きたくなるような内容に変わってくれれば、子供がイキイキしてきそうだなぁと思います。 (2007.09.15 17:53:30)

Re:「お料理と教育」(教育を芸術に)(09/15)  
今日9729  さん
すごい日本の教育批判ですね。

その批判は、中味があるので良いですよね。 (2007.09.15 17:56:51)

Re[1]:「お料理と教育」(教育を芸術に)(09/15)  
森の声  さん
みけ猫さん

>そういう取り組みをしている学校が新聞などで記事成っていると素晴らしいなぁと思ってしまいます。
>でも意外に親には受けなかったりするらしいですね。

>目先の学力テストなどで点がとれないから、
>隣の学校に負けているとか
>クレームがきたりするそうです。
-----
結局はここなのかも知れませんね。
子どもの習熟度を調べるための学力テストなのに先生や校長がムキになって底上げをしている状況は悲しいですよね。 (2007.09.16 06:11:21)

Re[1]:「お料理と教育」(教育を芸術に)(09/15)  
森の声  さん
ひれっこさん
>どこかの国で(イギリス?)、ある一つのテーマを決めて、それを色んな角度(教科)から学ぶ授業を行っているのをテレビで放映していたそうです。
>たとえば、ある日は「地震」がテーマで、それについて国語的に考える時間、算数を使って考える時間、理科的にみる時間、社会的に考える時間・・・と。一日中同じテーマで眺めるのだけど、とても深く考えることができるし、どの教科もつながっているんだって実感できて、面白いなぁと思いました。日本の学校ももっと楽しくて自主的に動きたくなるような内容に変わってくれれば、子供がイキイキしてきそうだなぁと思います。
-----
日本でもその気になれば出来る授業なんですけどね。
ただし、この場合専門の先生達が一つのテーマに関してみんなで話し合う必要がありますよね。

でも、多分日本では先生同士が話し合うということ自体が難しいかも知れません。

また、一人の先生が教えるにしても自分の専門外のことを学ぶ必要がありますよね。それも難しいでしょうね。先生にそれだけのゆとりがなさそうですから。 (2007.09.16 06:14:52)

Re[1]:「お料理と教育」(教育を芸術に)(09/15)  
森の声  さん
今日9729さん
>すごい日本の教育批判ですね。

>その批判は、中味があるので良いですよね。
-----
当たり前のことなんですけどね。
(2007.09.16 06:15:18)

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