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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.09.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日も書いたように「自分の心」を失っている人は自分の意識を自分でコントロールできなくなっています。だから振り回されてしまうのです。

そのための方法として「ゆっくりと丁寧に動く」という方法があるのですが、まだまだいっぱい方法はあります。

今日はあまり時間がないので簡単にいくつかの方法を書いていきます。

●フリーハンドで○や□を描いてみる。
 広告の裏でも画用紙でも構いませんが、フリーハンドで正確な○や□を描いてみて下さい。最初は自分が描きやすい大きさで構いませんが、慣れてきたら少しずつ大きくしてみて下さい。

そのような活動は意識の働きを使わないことには出来ません。

ただ、これを「意識のトレーニング」として考えずに、単なる「技術の習得」として考えてしまうと、意識を使っているのに、その意識の働きに気付かなくなってしまいます。

上手下手(結果)にはこだわらず、ただ、自分の意識の働きの方に意識を向けて下さい。

シュタイナー教育の中に 「フォルメン線描」

これなども子どもが「自分の心」を育てるのに大きな働きをしています。

ただし子どもの場合は、そんな難しいことを考えさせないようにします。私が書いているのは大人用です。

●写生やスケッチなども意識の働きを目覚めさせます。
 その時も上手下手にはこだわらないで下さい。上手下手にこだわると全てが台無しになります。
 ものを見たり聞いたりする時に、その目的が異なると、異なる物が見えて、異なる音が聞こえてくるのです。
 木を描こうとするなら、幹と大地はどのようにつながっているのか。枝と幹はどのようにつながっているのか。幹の触感は、匂いは、というようなことを観察しながら色々なことを発見して下さい。その時、意識が働き始めます。

●気質のワークでよくやるのですが、部屋の中や公園などで、自分にとって「居心地の良い場所」や「居心地の悪い場所」を意識的に探してみて下さい。

その「意識的に見る・感じる・行動する・探す」という行為によって意識が働き始めます。

●知らない町を歩いてみる

●いつもはやらないことをやってみる

●いつもやっていることでも、いつもとは違う方法ややり方でやってみる



実は、意識の働きが目覚めている人にとってはこのようなことは結構楽しいのです。逆に意識の働きが萎えている人にとっては、意味が分からず、疲れるだけの行為です。

うちの教室(自宅では造形教室をやっています)は子どもたちに自由に作らせています。というか、子どもたちに「自由に作る場」を与えたくて始めたのです。

でも、「ここは自由に作れるから嬉しい」と言う子もいますが、逆に「何をしたらいいのか分かんないからつまんない」と言う子もいます。

そして、教室を始めた頃は前者のタイプの子も結構いたのですが、今では後者の子がほとんどです。特に男の子にその傾向があります。そして「早く家に帰ってゲームをやりたい」と言います。

それとともに生徒がどんどん減ってきています。それでも低学年のうちは「子どもにこういう体験をさせたい」という親も多いので子どもは連れてこられていますが、高学年になると塾に行き始めるのでどんどんやめていきます。



そのような子どもたちは能動的に遊ぶ「遊び」や、「遊び場」や、「仲間」や、「時間」を失ってしまっているのでしょう。

大人も子どもも、「言われたことをやっているだけ」、「やらなければならないことをやっているだけ」、「しょうがないからやる」というような受動的な意識で日々の生活をしていると、どんどん意識の働きが萎えていってしまうのです。

その結果、「自分の心」を失ってしまうのです。そして、「自分の心」を失った人は大人でも子どもでも「自由」が苦手なのです。

だからすぐに「何か」に依存するのです。

ただ問題なのは今の日本の経済活動はその「依存」によって成り立っているということです。





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Last updated  2012.09.22 08:41:44
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