PR

Profile

nagoo

nagoo

Comments

漢方薬@ 漢方薬 漢方薬 : http://www.kampo365.shop/Class…

Keyword Search

▼キーワード検索

2003.12.25
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
なんででしょうねぇ・・・

まぁ、年表と固有名詞を憶えさせられる
記憶力の学問って感じでした
(理系専攻だったのでだいぶサボったが・・・)

で、好きなまんが家の1人、山岸凉子さんの「日出処の天子」
(通称ところてん)
このまんがは男女問わず読んだことある人多いと思います
内容は、実在したのかさえ謎のような神格化された聖徳太子(厩戸王子)が

まぁ、そちらでもなくて・・・

哲学者-梅原猛さん
山岸さんが「ところてん」を描くために影響を受け参考にした本
「隠された十字架-法隆寺論」梅原猛
450ページ以上ある新潮社の単行本なので読むのは大変かも・・・
※現在は改版なのでどのぐらい違うのかわかりませんが
「隠された十字架改版-法隆寺論」梅原猛 新潮文庫
 が発売されているようです

日本の古典建築として、また聖徳太子が建立したとして有名な
法隆寺の謎を当時の文化背景などから探る本です

とても謎だらけの建物なんですね法隆寺って

「法隆寺のカエルには片目がない」なんていうオカルティックな話じゃなく
寺院建築としても不思議なことばかり・・・
そこでこの本に紹介されている七不思議が
1、「古事記」「日本書紀」には何故か法隆寺についての記述が殆ど書かれていない
2、寺の戸籍と云われる「資財帳」に建立時、焼失時、再建時のハッキリした記述がない

4、金堂に関する謎
5、塔に関する謎
6、夢殿に関する謎
7、聖霊会(しょうりょうえ)に関する謎

詳しくは読んでいただくとして、建築に関しては3から6までですね
で、門の真ん中の柱、通るのに邪魔ですよね
って、それだけじゃないんです
日本の古典木造建築は奇数というもので支配されてました
※東洋では奇数は陽の数として好まれていて
 1/1 3/3 5/5 7/7 9/9と節句ですね(1/7だけ別ですが、奇数)

門の幅も3間(1間は6尺-1尺は約30.3cm)または5間という奇数
建物も奇数×奇数
これは縁起担ぎもありますが、本尊(仏像など)を置くための中心が必要だから
temple.gif
この絵のように偶数だと中心に柱が来るので邪魔になる

でも、法隆寺は偶数で建てられています
塔も堂も全て偶数、門も4間でできています
唯一、金堂は3間の奇数で建てられ、中心に本尊が置かれてます
ところが、不思議なことに登れない見た目だけの2階があり、そこは4間
どうしても偶数の場所を作りたかった
なぜか?(読んで下さい・・・)
門の正面に堂も塔も無い不思議な配置
なぜか?(読んで下さい・・・)
ね?こういう話なら歴史にも興味出てくるんですよ!

で、長くなったので一番の謎、五重塔の話は次回へ・・・

あっ!遅くなりました
メリークリスマス?
えっ!笑えない?

nagoo 本館
http://www1.odn.ne.jp/nagoo/index.html






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2003.12.27 17:42:17
コメント(18) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: