おいしい 千葉 ~ponの食べある記~

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2006.09.30
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テーマ: 食べ歩き(4415)


それは一店一品に値するような素晴らしい代物だった。丼には、ほかほかのたっぷりご飯。その上に縁を大幅にはみだして、穴子の1本揚げがどんと鎮座していた。25~30センチくらいはあっただろう。濃厚で甘辛いたれが双方にまんべんなくかかっている。

やや色白っぽくあがった穴子天はまさに絶品。カリッと噛んだあと、身のふんわりが優しくやってくる。その歯ざわりだけでやられてしまう。歯みがきでよくケアしなければいけない部分、歯の裏側の全部が、その食感にもだえ喜んでいる。

食べかけのあな天の断面がほっこりとのぞいている。そこをまた一口いく。身の一部がほつれ落ちる。湯気の香りまでがおいしい。存分に淡く、存分に甘い。

鰻重は大好物なので、たぶん毎日食べても飽きないだろうが。それを食べるときとはまた違った充実感が、この穴子丼にはあった。同じく大好物の天丼とも、また異なる。淡白でいて濃厚。濃いようでいて、素材の淡さを存分に楽しめる。白身魚のようでいてやはり穴子。鰻のようでいて、やはりそこは穴子。天丼のようだが、たれはみごとに蒲焼系。蒲焼だれだが、天ぷらのおかげもあって、そのしつこさがずっと和らぐ。和食系の食欲の隙間(ニッチ)を縦貫して、その横一文字の逸品は、みごとに存立していた。

味噌汁と香の物がつき、これで1000円。(サイズはややショートになるが)夜は2本載りになって1200円。穴子丼というと、この店の逸品が標準品であるし、基準品となっている。残念ながらそれ以来、これをこえる品物にはまだめぐり会っていない。





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Last updated  2006.10.01 23:26:41
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