真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年10月09日
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「八海山」と聞けば酒好きの私としては、すぐに名酒の銘柄を思い浮かべてしまうのだが、この「秋の旅」シリーズのプロローグに書いた木曾の「御嶽山(おんたけさん)」と、ここ越後の「八海山」は(修験道の世界において)兄弟の山となっている。

また約30年前に、霊峰「八海山」で修業した御方との出会いがあり、八海神社の主祭神「国狭槌尊(クニサツチ)」のことは、当時から意識していた神名であった。

ちなみに「御嶽山」を神体山として祀る御嶽神社の主祭神は「国常立尊(クニトコタチ)」にして、日本神話では「国常立尊」の御子が「国狭槌尊」となっている。


さて、私といえば15日は、早朝から新潟県に出土した縄文土器の代表たる「火焔土器」の、その強烈な洗礼をドップリと受けて、時間ぎりぎりに集合場所へ行くことに・・・・

そして、駅構内に集合した約20名の団体は、まずは地元で戦国時代に活躍した上杉景勝や直江兼続も学んだ曹洞宗のお寺で、越後一の寺とも称される「雲洞庵(うんとうあん)」を訪ねた。

創始は今から約千三百年前の奈良時代、藤原不比等の子・藤原房前(藤原北家の祖)の母が出家して、ここ雲洞の地に庵(いおり)を結んだのが始まりと伝わる。

そこで上の画像は、その雲洞庵の本堂を外陣から内陣にむけて撮影したもので、その立派な建築や彫物の背景に、越後国の縄文時代より続く技巧の粋を感じ取ることができた。


この日本一の庵寺とも称されるお寺を後にした私たちは、今回の会合の開催地であり宿泊地でもある割烹旅館へ向かった。




翌16日は朝食後、しばらくして会合のメインとなる講演会が始まり、充実した濃厚な時空を堪能することができた・・・。しかし近年の私は、たとえ素晴らしい講演会に参加できたとしても、殆どその内容を覚えていないのが玉に瑕というか、なかなかに残念なところである。

折しも台風18号の影響による雨模様の中、昼頃には「八海神社」に皆で集い、当神社の宮司も同席の元で、講演者による祝詞が厳かに奏上され、この度の一泊二日の会合は一段落となった。

この「八海神社」のすぐ近くには、あの名酒「八海山」の酒造メーカーが存在することから・・・なるほど、この神社近辺から湧きあがる水が、あの旨い酒を醸しているのか・・・と感じた次第。

そして昼食は、八海山麓のお蕎麦屋さんで「八海山そば定食」を皆で堪能し、土産は名酒「八海山」(300ml)を一人一本づついただいて解散となった。


新潟出身の方々を中心とした心温まる会合に、「ありがとうございます」と感謝の想いを馳せながら、雨にむせぶ霊峰「八海山」を後にした。

さあ翌17日は、念願だった「佐渡ヶ島」への渡海である。台風一過であれば良いのだが・・・。





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最終更新日  2013年10月10日 01時19分56秒


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