真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年10月18日
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古より山岳信仰の盛んな日本においては「日本三霊山(にほんさんれいざん)」として、「立山」・「富士山」・「白山」の三山が挙げられ、「一立・二富士・三白山」という言い習わしもある。

このたび初めての登拝となった御嶽山においては、お陰様で無風にして晴天という最高の天候に恵まれて、山頂では持参した見やすい地図が参考になり、上記の「日本三霊山」を全て自分の眼で目認できたのは嬉しかった。

それでは以下に、御嶽山の主峰「剣ヶ峰(標高3,067 m)」の山頂より、三つの方向で目視できた三峰の霊山を、画像と共に紹介しよう。

P9200525.JPG

まず「上の画像」は、御嶽山山頂より北方の、北アルプス方面を撮影したものである。

前方の山並みの向かって左から、まずなだらかな山があり、次に尖った山があって、それから遠方の霞んで二並びに見える山が「立山連邦(たてやまれんぽう)」となる。

その二並びの左側の主峰が剣岳(つるぎだけ・標高2,999 m)で、右側が一般に通称「立山(たてやま)」と呼ばれ、雄山(おやま・標高3,003 m)と大汝山(おおなんじやま・標高3,015 m)、そして富士ノ折立(ふじのおりたて・標高2,999 m)の3つの峰からなる。

また、中央の大きな山並みの少し右側の頂が「乗鞍岳〔剣ヶ峰(標高3,026 m)を主峰とする山々の総称〕」で、そのすぐ右隣りで遠くの尖った山が飛騨山脈(北アルプス)南部にある「槍ヶ岳(標高3,180 m)」である。

P9200530.JPG

次に「中の画像」は、山頂より東南東方面を撮影したもので、手前の中央アルプスから南アルプスが連なり、その向こうの中央部に七合目あたりから上の「富士山(ふじさん)」が見える画像だ。

ちなみに、富士山の山頂部の向かって右側の頂が、最高峰の「剣ヶ峰(けんがみね・日本の最高標高地点 3,776 m)」となる。



P9200541.JPG

そして「下の画像」は、山頂より西北西の「白山(はくさん)」方面を撮影したものだ。

画像の手前のゴツゴツとした岩の連なりは、御嶽山の山上にある外輪山にして、その向こうにある雲海に浮かぶ山並が「白山連峰(はくさんれんぽう)」である。

その山並のなかで一番高い頂が、白山の最高峰「御前峰」(ごぜんがみね・標高2,702 m)となる。

ちなみに、一般に「白山」とは、この最高峰の御前峰、剣ヶ峰(けんがみね・標高2,677 m)、大汝峰(おおなんじみね・標高2,684 m)の「白山三峰」を中心として、周辺の山峰の総称ということである。

夕暮れの時の西方の雲海に、白山連峰の主要な山頂部が浮かび上がり、実に美しく厳かな光景だった。


私はこの「日本三霊山」を何度も見ているうちに・・・もしかするとこの三峰の霊山は、日本古来の修験道における要となる聖地の御嶽山山頂で謳われたのではないか・・・と、そんな想いが過ぎるのだった。

そして、いよいよ9月20日の日没が近づき、さらに素晴らしい絶景が私を待ち受けていたのである。

つづく





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最終更新日  2013年10月18日 22時27分16秒


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