真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年10月29日
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画像のように、琵琶湖の湖面に反射する黄金色の太陽光は、荘厳で美しい輝きを放っていた。ちなみに、湖の右側にかすかに見える小島は「竹生島」である。


さて、この旅日記(28)にて・・・「天武天皇」が編纂を命じたとされる「記・紀」において、日本列島の中心と定められた形跡のある「伊吹山(標高1377m)」・・・と記したが、その参考となった書籍を以下に紹介しておきたい。


◎参考書籍 書名「実在した幻の三角形」・大谷幸市 著・卑弥呼の金印発掘研究会 1987年刊


この本の著者である大谷氏は、『古事記』・『日本書紀』に記された暗号文を読み解くキーワードが、「円接正多角形」の図形概念にあることを洞察され、その幾何学的発想から「伊吹山(標高1377m)」と奈良の「三輪山(標高467m)」、そして伊勢の「朝熊山(標高555m)」の、その三山の山頂を直線で結ぶと、「正八角形」を母体とする正確な「二等辺三角形」を形成することを見出された。

ちなみに、この三山が形成する「二等辺三角形」は、その内角が45度・67.5度・67.5度を正確に示しているとのことだ。

・・・ということはつまり、「朝熊山」と「三輪山」を結ぶ線分を一辺(地図では南側の線分)とする「正八角形」があるとして、その「正八角形(宇宙)」の中心が「伊吹山(北極星)」という配置になるわけである。


『記・紀』が編纂された当時の国体の中心が、「伊吹山」に置かれていたことを明確に見抜いて、書籍として一般に公開されたのは、おそらく大谷氏が初めてであろう。

この書籍の出版当初からの愛読者だった私の脳裏には、往時の「記紀神話」の世界観においては、大八島(日本列島)の中心は「伊吹山(北極星)」だったという感覚があったのは確かである。


リンク )、様々な過程を経て同日の夕刻に、「伊吹山」の山頂へ登らせていただくことができた。

「記紀神話」における「日本武尊」は、「草薙剣」を持参しないで伊吹山に登ったので祟られたとある。

今、改めて上記のことを考えてみると、私としては熱田神宮にて「南十字星(草薙剣)」を意識(持参)して、「北極星」の位置付けたる伊吹山に登拝する必要があったのではなかろうか。

・・・もしかすると、途中下車を含む行為を経て、いよいよ「伊吹山」の山頂において、私自身の内面における「南北の統合」、あるいは「陰陽の和合」へ向けての心身の変容が、渦巻き誘われていくのかもしれない・・・などと、そのように感じはじめた今日この頃である。

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この「下の画像」は、伊吹山から東南方面を撮影したもので、中央部の小さく見えるなだらかな山は、伊吹山と養老山系の中間に位置する美濃の「南宮山(標高419m)」である。

この「春の旅」では、「伊吹山」の山上にはまだ雪が多く残り、またドライブウェイが開通していなかったため、この南宮山の山頂部から残念な思いで暫く遥拝していたのを思い出す。


そして山頂から駐車場に戻って車に乗ろうとした時、何かの工事で働く人々が帰り支度をしている場面に遭遇し、車で下山する際の注意事項が聞こえてきた。

・・・とにかく「鹿」に気を付けることだ。もしぶつかったら、車は壊れるし後始末が大変だぞ!・・・と、大きな声だったので、私にも聞こえるように話してくれたのだと感じた。

そういえば山頂部でも、「鹿」の鳴き声が何度か聞こえていたので、夕暮れや夜間の山道を車で走る際には、十分な注意を心がけようと思った次第である。


さあ翌日は「奈良」である。奈良市内にホテルを予約した私は、安全運転で夜道を駆け抜けた。





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最終更新日  2013年10月29日 14時39分34秒


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