真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年10月30日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
P9251021.JPG



東大寺の横から若草山ドライブウェイを通って山頂駐車場へ、そして歩いて約3分の奈良盆地を一望できる「三重目」の展望台から、葛城山系より続く生駒山系方面を映したものが「上の画像」である。

この素晴らしい眺めを満喫しつつ、ここで繰り広げられてきた奈良時代以降の・・・その紆余曲折の歴史の全体像を、まるで俯瞰できる立場に置かれたような・・・そんな想いも湧いてきた。


実は、この「若草山」に登ることについては伏線があって、それは「御嶽山」に登拝した当日(9月20日)の朝に、知人からいただいた電話で語らった内容にあった。

以下に、その内容を掻い摘んで記してみよう。

☆どうやら日本列島には、木曾の「御嶽山」を〔中央〕として、「艮(東北)」と「坤(西南)」を結ぶ「艮坤線」なるものがあるらしい。

☆その「御嶽山」の〔艮〕の方位に、「御嶽山」とは兄弟の山とされてきた新潟の「八海山」がある。

☆その「御嶽山」と「八海山」を結んだ直線距離と同じ距離をを、「御嶽山」を〔中央〕として〔坤〕の方位に反転させた場所が、大和の「三輪山」ではないかと私は考えている。

などと話していると、その感性の豊かな知人は・・・それ(坤の場所)は奈良の「若草山」と感じられる・・・との明解な返答があり、まさか私も「御嶽山」の麓で登拝の直前に、かような会話になろうとは思いも寄らなかったこともあり、その時点でこの「秋の旅」の帰り道に、「奈良」に途中下車することにしたのだった。



◎関連記事・2013年04月02日 「春」の旅日記(7)⇒ リンク

P9251025.JPG

さて、この若草山山頂には、5世紀頃(古墳時代前期)に築造されたとする史跡で、枕草子にも登場する「鶯塚古墳」(うぐいすづか)がある。

この「鶯塚古墳」は、若草山の頂上に築かれた全長103mの前方後円墳で、後円部に「鶯陵」の石碑が立っていた。

この前方後円墳を、南方にある前方部の上から、後円部に向けて映したものが「下の画像」である。

標高300m以上の山頂にある古墳としては、全国でも最大級とのことで、通説では第16代 仁徳天皇の皇后の墓といわれている。


この山上の後円部にある三角点の置かれた場所にしばらく座って、そこから東北にして[中央]の「御嶽山」、さらに東北方面の「八海山」と、三点一直線で結ぶ線分を自身の心の中で展望した。



そして当初は「春の旅」と同様に、東大寺と春日大社など麓の社寺を巡拝できればと考えていたが、ここ奈良の「若草山」の山上において、この「秋の旅」の終盤では、できるだけ重複は避けたいという気持ちになった。

そこで次に向かったのは、今春の「春の旅」では中途半端となり名残惜しい参拝(参詣)となっていた、「吉野の金峯山」方面へ・・・。思えばこの金峯山は、「御嶽信仰」の故郷でもあった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年10月30日 21時02分57秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

サイド自由欄

《 立体工作のご案内 》「綿棒」で立体を作ってみよう!
http://plaza.rakuten.co.jp/opektal/diary/201209180000/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆【YouTube】『スケルトン立体』を作って楽しもう!
No.1…《綿棒工作》の「準備編」(以下のURL)
https://www.youtube.com/watch?v=uAtddr1KZWU&t=216s
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎【Facebook】(以下のURL)
https://www.facebook.com/yuichi.yamamoto.10485
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*livedoorブログ(造形作品の紹介など)
http://blog.livedoor.jp/tyctm237/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎連絡先
tyctm237★yahoo.co.jp
(ご連絡の際は★を@に)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: