真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2013年12月02日
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当神社への参拝は二度目だと思うが、もう十数年ぶりに参拝したということもあり、これほど立派な社殿も含めて殆ど記憶に無いのも、自分でも不思議であった。

初めて参拝した当時は、ただただ知人の案内で、境内のかなり後方にある古墳を、被葬者が誰とも知らずにお参りしたのを覚えていた。

御神前にて参拝の後、その「宮地嶽古墳」を目指して歩くうちに、山名に「嶽」が入っていたせいか、神体山の頂上が気になり始め、足がスイスイと山上に向かうに任せていると、いつの間にか宮地嶽(標高約180m)の山頂に到着した。

そこで上の画像は、その山頂より展望の開けた玄界灘を望む西北西の方位を撮影したものである。

そして下の画像は、その山頂にある御神木と、その向こうに僅かに見える祠を撮影したものだ。

その山頂の祠の近くには、由緒が書かれた立て看板があり、その内容を以下に記しておこう。


◎宮地嶽神社 古宮の由緒

今を去る千六百年余り前 息長足比売命(神功皇后)は 此の地 宮地嶽山頂において 八百万の神々に 



皇后の余りにも有名不可思議なご偉業を称え ここに御祭神として祀り 宮地嶽神社が創建されました

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その山頂では轟々と、強い風に杉林が大きく揺らぎ、その恐れ多い歓迎ぶりに、自らの腹帯を締め直して下山、その麓にある「宮地嶽古墳」を訪れた。現在この古墳の横穴式石室は、当神社奥の宮「不動神社」の神殿となっており、参拝の際に石室の奥が拝めるようになっていた。

その長さが約22mという石室の規模は、奈良の石舞台古墳の約20mをしのぎ、発掘された金の鐙(あぶみ)・冠(かんむり)・馬具類・大太刀等数多くの埋蔵物の20点が、国宝の指定を受けている。


この「宮地嶽古墳」の被葬者は現在、「天武天皇」の第一皇子である高市皇子(たけちのみこ)を産んだ尼子娘(あまこいらつめ)の父である「胸形君 徳善(むなかたのきみ とくぜん)」とする説が有力とされている。

ところが、当古墳の被葬者について神社側は、「決して宗像徳善ではない。現在でもここでは磐井の末裔を祭祀している」と弁明されているとのことで、意外にも「磐井」の末裔を当神社で祭祀してきたことを知ったのは、実に本日の12月2日であった。

この「磐井」とは、歴史探訪(4)でも記したが、AD527年に起きたとされる「磐井の乱」の首謀者にして、「筑紫君 磐井(つくしのきみ いわい)」の呼び名が通説である。


実は翌26日は、その「筑紫君 磐井」が築造した「岩戸山古墳」に訪れることになるのだが、この「宮地嶽神社」の参拝を終えた時点では、当日中に帰る予定だったこともあり、まさか鞍手の「熱田神社」から続く「磐井」に関連する展開になろうとは思いも寄らなかった。

そうこうするうちに午後三時となったので、近辺の新しい温泉施設に寄ってから帰宅しようと思って、フト近くのホテルにもう一泊しようかと考えたその時・・・突然、雲間から太陽の閃光がピカー!・・・これは《そうすべし!》との合図と判断して、素直に宿泊することにした次第である。

つづく





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最終更新日  2013年12月02日 21時49分45秒


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