真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2015年02月08日
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その際に、筥崎鳥居と呼ばれる型式の存在感あふれる鳥居を撮影した冒頭の画像である。境内の本殿裏には立派な磐座や様々な珍しい樹木が植樹されており、古式ゆかしき祭祀の佇まいだった。

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五島の福江島とくれば、延暦23年(804年)に弘法大師「空海」が遣唐使船に乗って船出した、列島最西端の島として有名である。

次に訪れたのは、五島家代々の祈願寺「明星院」という空海ゆかりの寺院で、その「明星院」という名は、空海が同寺で明けの明星(金星)を見て吉兆と思い名付けたと伝わる。そこで上の画像は、同寺の正門を撮影したものだ。

境内は本堂の格子天井に描かれた花鳥の絵は、目を見張るほどに美しく心を打たれたことを覚えている。

また、気品あふれる御婦人の解説を聴く機会を得て、自身の知見も交えて会話を楽しんでいると、いつの間にか約90分の時間が経過していたのは、やはり空海のお導きではなかったかと反芻する今日この頃である。

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この画像は、福江島の北部に鎮座する「巌立(いわたて)神社」の本殿を撮影したものだ。

この厳立神社も、空海の勧めにより創設されたという伝えがあり、その祭神に「宗像三女神」が含まれると知ったとき、大同元年(806年)に中国より帰朝した空海が、日本で最初に創建した真言宗最古のお寺と伝わる「鎮国寺(ちんこくじ)」(福岡県宗像市)との関わりに思いを馳せることに・・・。

その鎮国寺の寺伝によれば・・・空海(弘法大師)が第16次遣唐使船で唐に渡航中に大暴風雨に遭遇した際に、海の守護神・宗像三神などに祈誓を込めたところ、波間に不動明王が現れ、右手に持っていた利剣で波を左右に振り払い、暴風雨を静め、空海は無事に入唐することが出来た。・・・とのことである。

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ここで船の修理や食料を補給し、風を待って一気に大陸を目指した遣唐使たちの偉業を讃えて、地元では小さな祠を建てて漁業、海上安全の神としてこの石を祀っているとのことである。

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次に訪ねたのは、空海の偉徳を顕彰するために建立された記念碑「辞本涯(じほんがい)」のある海辺の公園だった。

この画像は、姫島を背にして建てられているその記念碑を撮影したものだ。その碑に刻まれた「辞本涯」の文字は、高野山清涼院住職の書によるもので、「日本の最果ての地を去る」という意味。これは空海が書物に残した言葉である。※関連記事⇒ リンク

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そして福江島の社寺巡りで最後に訪れたのは、福江島の南西にあって[西の高野山]とも呼ばれる「大宝寺」であった。この最後の画像は、この寺の重厚な山門を映したものである。

大同元年(806年)に空海が唐より帰国した際は、既に存在していたこの寺の近くに漂着したと伝えられ、この寺を真言宗最初の道場として布教活動をしたとされている。

以上のように、この五島の福江島には空海の足跡が多く残されており、ちなみに上記の「明星院」は「五島八十八ヶ所巡り」の第一番、そしてこの「大宝寺」が第八十八番となっている。

※関連記事⇒ リンク





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最終更新日  2015年02月09日 01時33分49秒


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