真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2019年11月09日
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そこで冒頭を含む上から三枚の画像は、西暦724年(神亀元年)に 第45代「聖武天皇」の即位式が行われた「大極殿」(2010年に復原)を含む「第一次大極殿院」を撮影したものである。

平城宮跡の北方に位置する「第一次大極殿院」は、この「大極殿」を含む南北約320m・東西約180mの区間に建造された古代の宮都における中心施設であり、天皇の即位や外国使節との謁見など国家の重要な儀式が行われた場所とされている。

◎関連サイト・・・​ 国営「平城宮跡歴史公園」





そういえば、かつて「平城遷都1300年祭」ということで、復元されたばかりの「大極殿」を見学しようと、この「平城宮跡」を訪れたことがあった。その際に書いた日記が以下のリンクである。

※関連記事・・・​ 平城遷都1300年祭へ・・・











さて上に並ぶ五枚の画像は、復元された「大極殿」の中央に置かれた「高御座(たかみくら)」(実物大の模型)を、様々な角度から撮影したものである。



場内の解説員の話によると、古式に則り復元された(画像に映る)「高御座」は、この度の「令和」の即位式で使用された「高御座」と比べると、「つくり」に多少の違いがあるということであった。

その「多少の違い」を私なりに解説すると、そもそも「高御座」の構造は上から見て八角形状なので周囲に八つの側面があるわけだが、画像の「高御座」については前方と後方の二つの側面が帳(とばり…室内と室外を区切るために垂れ下げる布)で開閉でき、残りの六つの側面は面材で塞がれているのだが、この度の即位式で使用された「高御座」については八つの側面が全て帳(とばり)で開閉できるようになっているということである。



加えて解説員の話で印象に残ったのは、前回の日記で取り上げた「東大寺」という名称の由来であった。

その歴史に造詣の深い年配の解説員は、「大極殿」前方の回廊より実際に「東大寺」が見える東方を指さして・・・「東大寺」の寺院名は本来「金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)」と申しますが、この「大極殿」(中央)の〔東にある大きな寺〕なので、後に「東大寺」と言われるようになったのです・・・と話したのであった。

まさに歴史の現場で聞いた解説だけに、単純明快にして実に説得力のある話であった。



すると、夕方になるにつれ青空が広がってきたので、奈良盆地を一望できる「若草山」の山上で夕暮れを見ようと車を走らせた。

そこで上の画像は、夕日が沈んだ直後に展望した「奈良」の、清々しい景観を撮影したものである。



この「若草山(標高 342m)」は、面積33ヘクタールの芝生に覆われた山で、山頂には5世紀頃に築造されたといわれる史跡 鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)がある。標高300m以上の山頂にある古墳としては、日本で最大級の「前方後円墳(全長103m)」ということだ。

『枕草子』に登場する鶯陵はここともいわれ、「鶯陵」の石碑が立つ後円部を撮影した画像が上である。


そして、下の画像に映る「若草山から望む奈良市街の夜景」は、「新日本三大夜景」に選定されているとのことである。






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最終更新日  2019年11月09日 20時00分48秒


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