私訳・源氏物語

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July 9, 2008
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カテゴリ: 旅行


 札幌から快速電車で30分ほど、小樽のひとつ手前の南小樽で下車し、左手の坂を下りていきますと、メルヘン交差点に出ます。

 交差点の角には「小樽オルゴール堂」があって、1階には小さなかわいらしいオルゴールがたくさん陳列・販売されています。二階の奥にはアンティークのオルゴールが陳列されていて、こちらは販売どころか触ることもできません。しかし白い手袋をはめた係りの女性がついていて、お願いすると音を聞かせてもらうことができます。

 私たちは横に長い箱型で、ドラム型のオルゴールを聞かせてもらいました。すると中国人らしきたくさんの旅行者が集まってきて大声で話し出し、繊細な音楽が聞こえなくなってしまいました。

 そこでツアー客がいなくなったころを見計らって、今度は高さ2メートルを越える立派な木製の箱に入った、円盤型のオルゴールを聞かせてもらうことにしました。

 係りの女性の説明では、この大型のオルゴールは19世紀の「ジューク・ボックス」のようなものだったそうで、コインを入れると自動的に動き出して音楽を奏でる装置だったとか。メロディーも当時流行だったものだそうで、今ではなじみのない音楽のようでした。その後「蓄音機」の発明によって、オルゴールは衰退し、今ではもう製作した会社も消失してしまったといいます。

 しかし、アップライト・オルゴールといったでしょうか、この大型のはさすがに華やかで音も大きく響き、まるで当時はこのオルゴールの回りで踊ったのではないかと思われるほど、明るくリズミカルな音楽でした。

 そしてなにより驚いたのは、響鳴装置など全く用いずとも、箱を形成する木の厚みと箱内部の空間によって、大きな響きをうみだしているということでした。





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最終更新日  March 9, 2017 12:57:53 AM
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